保育・こども分野の職業
保育士
小学館アカデミーさぎぬま保育園
保育士
手塚 沙織さん
Profile![]()
入社年
2022年
出身
山梨県
大学時代専攻していた学部学科
人間福祉学部 人間形成学科
今の職業を目指したきっかけ
小さい頃から子どもが好きで保育園の先生が将来の夢。それでも、高校の進路選択では大学・学部選びに悩みましたが、自分の得意を活かせる分野に絞り、保育士と幼稚園教諭の両方の資格が取得できる大学に進学しました。1年次の授業で週に1度、大学近隣の保育所や幼稚園を見学、体験できる機会があり、それぞれの仕事内容を知っていくなかで、より子どもたちの成長を間近で感じられる保育士の道を選びました。
Q.仕事内容を教えてください。
よく遊び、よく食べて、よく眠って。
子どもたちの成長をサポート
子どもたちと一緒に遊んだり、食事や睡眠、排せつなど身の回りのお世話をしながら、主体性や人と関わる力など生きる力を育みます。現在は5歳児を担当していますが、年齢や発達状況に応じて、園児への関わり方やサポートの仕方が異なります。入社時に受け持ったのは1歳児のクラス。初めての集団生活のなかで食事やトイレなど、基本的な生活習慣を学びます。トイレの時間に「トイレに行ってみようか」、「オムツを替えてスッキリしたね」など、タイミングを見ながら気づきを与える声かけを心がけています。保育士の仕事は、子どもたちと接する以外にも、園内の清掃から、保育日誌や連絡帳の作成、年間行事の計画や準備、保護者面談まで多岐にわたります。保護者や先生たちと積極的にコミュニケーションをとり、連携を図りながら子どもたちの健やかな成長を支えています。
Voice!
主活動の内容は週案や日案を計画し日々変化します。散歩をしたり、公園で自然あそびやごっこあそびをしたり、ゲームや絵、おり紙などさまざま。最近はハロウィン準備のためにマントやカゴを作りました。
Note1
いろいろな行事が盛りだくさん主体的に取り組める企画を考えます
お誕生日会、避難訓練、夏祭り、運動会、クリスマス会など、数ある行事のなかでも、園生活の集大成となる発表会は大イベント。3か月前から先生方と打ち合わせを行い、歌や劇で身につける衣装や道具の製作準備に取りかかります。子どもたちが興味を持って取り組めるよう、普段の遊びや体験から作品テーマを考案。水族館への遠足や水族館ごっこ、運動会での魚釣りゲームを通して、海や魚に興味を持った園児が多かったので、5歳児のおゆうぎは『浦島太郎』に決まりました。
Note2
毎日の連絡帳やアプリ配信は保護者との大切な
コミュニケーションツール
アプリを使って1・2歳の乳児は個別の連絡帳で配信、3歳以上の幼児はその日の園内での様子をクラス毎で配信しています。幼児がお家の人に今日の出来事を伝えられるよう、その日のうちに全体活動やクラス別活動を保護者向けに配信。製作風景や外あそびの様子を写真付きでお知らせすることもあります。保護者面談では、園生活での具体的なエピソードをお話ししたり、ご家庭での様子をお伺いしたりしながら、その園児にとって必要なサポートを考えていきます。
Q.1日のスケジュールは?
保育園の1日!
\スタート!/
8:30
出勤/順次登園
当日の予定や連絡帳の確認を行い、主活動(戸外・室内活動)の準備を始めます。園児が登園すると、出欠確認と体調チェックを行います。
9:30
朝の会、主活動
担当クラスの朝の会で最終の出欠確認。歌や体操の後に主活動がスタートします。散歩や自然あそび、ゲーム、お絵描きなど、主活動の内容は一週間ごとに計画を立てています。
11:45
昼食
子どもたちと一緒に給食。食事のマナーに注意しながらバランスよく食べられるよう見守ります。
13:00
午睡・休憩
おひるねは体を休める大切な時間です。おひるね中の子どもに異変がないか、呼吸しているかを確認。日誌や連絡帳の記入、保護者宛の配信アプリへの投稿、行事の準備も行います。職員も交代で休憩をとります。
15:00
起床、おやつ
子どもたちが起きたら、おやつの時間。おやつの後は片付け、室内の清掃をします。
16:00
帰りの会、自由あそび
帰りの歌であいさつをし、降園まで自由あそび。いろんな歌を歌いますが、季節ごとの童謡が人気です。
16:30
順次降園
保護者に1日の様子や体調の変化などないか簡単にお伝えし、受け渡しします。また明日♪
17:30
退勤
遅番の先生に子どもたちの様子などをお伝え。引き継ぎ後に退勤します。
Q.お仕事に必要なスキルは?
子どもたちの笑顔を守るために
一人ひとりの個性や気持ちに
寄り添う
一番は子どもが大好きで、子どものことをよく知ろうとする姿勢です。明るく元気な先生には、子どもたちが自然と集まり笑顔が広がっていきます。一人ひとりの気持ちや個性を受け止め、寄り添うことを大切にしています。また子どもの命を預かる仕事のため、安全と健康を第一に考え、責任感と適切な判断力を備えることも大切。体調の変化に敏感に気づき、遊びの裏に潜むリスクも把握して管理する能力も必要です。子どもと関わるなかで体力や忍耐力も欠かせません。普段から心身ともに健康を保つことを意識しています。保育士の仕事は多岐にわたりますが、すべてを1人で担う必要はありません。園長先生をはじめ、先輩の先生方と協力し合いながら、よりよい保育を実践しています。
Q.お仕事の魅力を教えてください。
子どもたちとともに成長できる仕事
働きやすい職場環境も魅力です
園の保育理念は子どもたちの“あったかい心”を育てること。少人数制で園児それぞれとじっくり向き合い、日々成長する姿を見守ることができます。大変なこともありますが、それを乗り越えた先に、子どもたちの笑顔や感動があります。職員同士でその成長を分かち合えることもやりがいにつながっています。また研修制度が充実しており、働きながら保育士としての実践スキルを磨くこともできます。幼児教育の先進国、ニュージーランドへの海外研修も楽しみです。園の運営母体が企業のため、借り上げ社宅制度や保養施設など多様な福利厚生がありプライベートで活用しています。これからも子どもたちとともに多くのことを学び、私自身も成長し続けていきたいと考えています。
高校生へメッセージ
たくさんの経験をして自分の可能性を広げてください
学生のうちに、勉強や遊び、アルバイトなどいろんなことを経験してください。さまざまな経験をするなかで自分の得意なこと、苦手なことがわかり、やりたいことが見つかります。選択肢がたくさんあると将来の可能性も広がります。保育士の仕事内容は多岐にわたりますが、先生たちはそれぞれが“自分の得意”を活かして保育を実践しています。
保育士を目指すみなさんのあったかい心で、子どもたちのあったかい心を一緒に育てていきましょう。
※記事内容は、2024年10月取材時点のものです。