問題解決力
身につく力
現状を分析して「何が問題なのか」を冷静に見極められる
問題を解決するために必要な手段を考え、実行に移すことができる
世の中にあふれる課題の解決に挑む
学問の面白さを知れば将来学びたい「学問・研究」が見えてくる!
ABOUT
探究学習について
探究学習とは、自分で課題を設定し、自分なりの答えを導き出す学習方法です。
自ら考え、行動する力が求められる現代において、重要性が高まっています。
本特集では、探究学習が必要とされる理由を解説するとともに、
「社会の課題編」と「産業・企業の課題編」に分けて、大学・短大・専門学校での
具体的な取り組みを紹介します。
探究学習の重要性
なぜ探究学習が必要なの?
経済やテクノロジーの変化がめまぐるしい現代社会では、予測できない出来事に直面したときに「自ら考え、主体的に行動する力」が
求められます。
この力を育てるには、探究学習を通じて
「自分で課題を設定し、必要な情報を集めて整理・分析する」力を
養うことが大切です。
まずは、自分の好きなことや関心のあるテーマから課題を見つけ、
自分なりの視点や答えを探してみましょう。
そのプロセスを楽しむことが、
将来の進路選択や職業選びにもつながるヒントとなります。
探究学習でどんな力が身につき、
どのように生かせる?
探究学習を通して4つの力が身につきます。
これらの力は、今後の大学・短大・専門学校で困難に直面したときや、
将来の職場で活躍したいとき、協働するときにとても重要です。
問題解決力
身につく力
現状を分析して「何が問題なのか」を冷静に見極められる
問題を解決するために必要な手段を考え、実行に移すことができる
主体的に学ぶ力
身につく力
与えられた課題や仕事をこなすのではなく、自ら取り組むことができる
興味・関心のある物事を理解するために、どんな知識が必要で、
どう調べれば良いか考えられる
情報収集力
身につく力
世の中にあふれるさまざまな情報から、必要なものを選び取ることができる
反対に、信頼性に欠ける情報を見抜き、活用するべきではないという判断ができる
コミュニケーション力
身につく力
自分の意見を分かりやすく伝えられるとともに、他者の意見にも耳を傾けられる
グループで物事に取り組む際、同じゴールに向かって協力・役割分担ができる
探究学習の進め方
具体的な探究学習の進め方をご紹介します。
これらは大学・短大・専門学校はもちろん、将来の職場でも
応用して使える方法です。
課題設定
課題を見つけるための3つのポイント
興味・関心を
出発点にする
自分が好きなことや気になることから課題を探す。例えば「スポーツが好き」なら「地域のスポーツイベントと地域活性化のつながり」など。
「なぜ?」を
深掘りする
一見、何の問題もないような事柄でも「なぜ?」と繰り返し問い続けると、意外な課題が浮き彫りになることがある。
身近な問題に
目を向ける
家庭・学校・地域社会など身近なことから課題を探す。見つからなければ、本誌で紹介する「社会の課題」「産業・企業の課題」をヒントにする。
情報収集
情報収集の方法
アンケート調査・・・特定のテーマに関する情報を収集するために、質問項目を設けて多くの人々に回答してもらう方法
実地調査・・・現地に赴いて直接観察やインタビューを行い、情報を収集する方法
個人ブログやフェイクニュースなど、信頼性の低い情報を
使っていないか?
結論ありきで偏った情報を集めていないか?
ウェブサイトや書籍に書かれている情報を丸写ししていないか?
整理と分析
情報を分類・整理する力
集めた情報を「共通点」や「違い」「視点の違い」などで
分類することで、全体像が見えてきます。
たとえば、「賛成意見と反対意見」「過去と現在」「原因と結果」などに分けると、見えなかった関係性に気づけます。
事実と意見を区別する力
「〇〇というデータがある」という事実と、「だから〇〇すべきだ」という 意見は別物です。混同せずに整理することで、論理的に考える力がつきます。
まとめと発表
上手にまとめるコツ
自分が設定した課題と、その解決策を伝えるのに適した形式を選ぶ
「課題・解決策・理由」の3つに一貫性があるか確認する
解決策にたどり着くための理由が不足していれば、情報収集を再度行う
文章だけに頼らず、図・表・グラフなど視覚的な要素を使って見やすく工夫する
学校の記事を活用し
探究ワークをしてみよう!
記事を読むだけでなく、自分の進路について考えを深めるために
「社会の課題編」「産業・企業の課題編」
それぞれに対応した「探究ワーク」を用意しました。
ワークに挑戦して、興味の湧いた学問や、
今まで気づかなかったさまざまな課題について深掘りしてみましょう。
大学・短大・専門学校の取り組み
なぜ社会の課題なの?
私たちの社会には、環境汚染や少子高齢化など、解決すべきさまざまな課題が存在しています。
こうした問題は、一人の力だけでは解決できず、社会全体で協力して取り組むことが求められます。
探究学習を通じて、こうした社会課題や、それに向き合うさまざまな学問分野について知ることができます。
その学びは、「自分にできることは何か」「より良い未来のためにどう関わるか」を考えるきっかけになるでしょう。
社会の課題を6つのテーマに分けてご紹介します。
それぞれのテーマに関連した、大学・短大・専門学校での具体的な取り組みを紹介しています。
気になるテーマを選んで、あなたが興味を持った学校の記事をぜひ読んでみてください!
なぜ産業・企業の課題なの?
「産業」とは、商品やサービスを生み出す経済活動のことを指し、
「企業」はそれらを実際に提供する組織です。
産業や企業が直面する課題には、「効率よく生産したい」「人手不足を解消したい」など、さまざまなものがあります。
探究学習を通じて、産業や企業が抱える課題、そしてそれに向き合う人々の姿を知ることで、
将来の仕事や働き方について考えるヒントを得ることができるでしょう。
産業・企業の課題を4つのカテゴリーに分けてご紹介します。
それぞれのカテゴリーに関連した、大学・短大・専門学校での具体的な取り組みを紹介しています。
気になるカテゴリーを選んで、あなたが興味を持った学校の記事をぜひ読んでみてください!