大阪芸術大学附属大阪美術専門学校の学部・学科紹介

「アットホームな雰囲気で楽しく学べる環境」づくりに力を入れている大阪芸術大学附属大阪美術専門学校。総合デザイン学科［３年制］には、5つのコースが用意されています。

【グラフィックデザインコース】プロのグラフィックデザイナーを育てるために「技術」と「ココロ」を育みます。「あのポスターかっこいい！」「このパッケージ可愛い！」…そう感じる心があれば、グラフィックデザイナーの道は開きます。なぜなら、人の心をくすぐるのがグラフィックデザインだから。広告デザインやパッケージデザイン、編集デザインなどを学びます。

【デジタルデザインコース】企画や表現のスキルを磨き、人と世界をつなぐデザインを創ります。コンピュータをコミュニケーションのツールとして捉えながら、CG・ゲーム·Webのデザインやプランニングをゼロから学びます。CG制作の基礎からプロの技術までを修得。ゲームやWeb関連に強いクリエイターを育成します。

【イラストレーションコース】デッサンや色彩構成など多彩なイラストレーション表現を学び、独創性を磨きます。まずはモノを正確に捉えて描くデッサンや色彩構成を学習。徐々に技法を学び、人を惹きつける表現力を養います。魅力的なイラストや絵本、ビジュアルデザインを創作する技術の他、「就職すること」を念頭に置き企画力・プレゼン力も養成します。そして柔軟な発想力や豊かな感性を磨き、オリジナリティを確立し自分の世界を追求できる絵本作家などアーティストを目指すことも視野に入れた授業があります。

【プロダクトデザインコース】「プロダクト」とは、雑貨、家具、生活用品、文具、グッズ など、身の周りにあるモノのこと。そして、「プロダクトデザイン」とは、それらに形や色を与えることです。雑貨や家具、生活用品など身のまわりにあるプロダクトを人と暮らしを豊かにする視点からデザインする技術を学びます。製品デザインから雑貨デザイン、おもちゃのデザインまで多種多様です。授業では、スケッチやコンピュータを使ったCG技法、使いやすさを追究するための「人間工学」や、商品をつくる際に欠かせない「材料学」などの知識も学習します。

【インテリアデザインコース】使用する人の視点から、快適で魅力的な空間の演出家を育てます。ショップや住宅などの施設から建築物、インテリアデザイン、さらにイベントや都市のプランニングまでを対象とし、講義や演習を幅広く展開してゆきます。建築・環境デザインからインテリアデザイン、照明・家具デザインまで、それらの制作からコーディネートを学びます。

創作活動に取り組む学⽣が安⼼して学校⽣活を過ごせる環境を整えています。ここではコミック・アート学科［2年制］の5つコース（8分野）を紹介します。

【マンガコース】アナログからデジタルまでマンガ制作の思考やノウハウを第一線で活躍中のマンガ家から学びます。発想力、構成力、描画力、表現力などマンガに必要なあらゆるスキルを身につけ、ストーリーをつくり上げるための考え方や技法を習得できます。そして、デッサンなどの基礎をしっかり学んで描画力を養い、より完成度の高いキャラクターづくりをめざすことができます。

【コミックイラストコース】言葉やイメージを、たった一枚の絵で表現するコミックイラスト。アナログからデジタルまで幅広く描き方を学びながら、豊かな表現力を身につけることができます。デッサンなどの授業で基本的な描写力を身につけ、コンピュータの活用方法なども学びます。手書きでのキャラクターの描き方からデジタルでの着彩、背景描写の技術も修得します。そして、オリジナルの世界をイラストとして表現することにチャレンジしてゆきます。

【アニメコース】国境や時代をこえて愛されるアニメーションは、無限の可能性をもつ表現方法です。このコースでは、デッサンやキャラクターデザイン、音響技術、編集などアニメ制作に必要な知識と技術をトータルに学びます。商業アニメを中心に最新のデジタル技術からアートアニメまで、幅広い手法にふれながら、即戦力となるクリエイターをめざします。

【フィギュアコース】立体は、目にする人を引き付けるインパクトがあります。平面で表現されたものを立体化し見せることができれば見た人に強い印象を与えることでしょう。キャラクターフィギュア制作の技術はもちろん発想や着眼点を鍛えオリジナル作品づくりの力を修得します。デジタル造形の知識や操作を学び立体化できる技術を身につければ、様々な分野での活躍の場が広がることでしょう。

【美術・工芸コース】「絵画」、「版画」、「アクセサリー」、「陶芸」の4つの分野を幅広く学習し造形の基礎を学びます。様々な創作に取り組みながら想像力や感性を養います。1年次後半からは1分野を選択し、作品制作を通して表現力を磨き、アーティストとして活躍できる力を身につけます。

（絵画）
キャンパス（麻布）に油絵の具で描く油彩画、画溶液に卵黄を用いた古典技法のテンペラ画、画用紙、水彩紙などの紙に水彩絵の具で描く水彩画を主に学ぶことができます。⽊炭や⾊鉛筆などの画材に触れ、描画⼒・構成⼒・観察⼒を培い、その後、表現方法や色材・画材を自由に選択して⾃分ならではの世界を確⽴していきます。

（版画）
銅版画、木版画、シルクスクリーン、リトグラフなどの版画技法と、それらを応用した様々な表現方法を学ぶ。⽊版画や銅版画だけでなく、写真・グラフィックソフトを⽤いたデザインワーク、製本なども学びます。版画の枠を超えた柔軟な発想のできるクリエイターを育みます。

（アクセサリー）
アクセサリーからオブジェまで、金属をさまざまな作品に変える力を身につけます。彫金・鍛金・鋳金の技術を学ぶほか、金属以外の素材を扱う技法もマスターします。ジュエリーとアクセサリーを広くとらえ、金や銀、宝石にとどまらず、木、樹脂、ガラスなど多彩な素材を使いこなしてゆきます。

（陶芸）
専門学校ではめずらしい「やきもの」を本格的に学べる分野です。陶芸を基本から段階的に学習し、さまざまな成形方法を習得。陶芸作家としての実力を伸ばしていきます。うつわ、雑貨の制作の他に、土という素材から立体造形としての「ものづくり」にも取り組みます。各自のテーマに基づき、オブジェやフィギュア、ジオラマなどを制作します。