ノースアジア大学の学部・学科紹介

令和6年4月、法学部は「総合政策学部」へ名称を変更します。それに伴い、学び方も大きく変わります。総合政策学部には、法律学科（公務員コース、ビジネスコース、法律コース、心理学コース）、国際学科（国際関係・安全保障コース、グローバル英語コース、観光コース）の2学科7コースを設置していますが、学科・コースの選択は2年生から。これにより、入学後1年間は、じっくりと自分のやりたいことを考えることができます。
また、ダブルメジャー制を採用し、7つのコースの中から2つのコースを選択することができます。ひとつの学問分野にしばられず、異なる領域を学ぶことで、広い視野や柔軟な発想を養うことができます。

【法律学科】
法的知識と教養知識を兼ね備えた有為な人材育成を目指しています。基本六法をしっかりと学べる環境があり、現役弁護士や、弁理士、司法書士といった実務家教員による授業も実施。普段学んでいる授業の内容が、実務でどのように運用されているのか理解することができます。

〇公務員コース
公務員の仕事は法律を根拠に行われているため、日々の授業がそのまま公務員採用試験や仕事に直結します。法学の圧倒的優位性を生かし、国家公務員・地方公務員採用試験合格に導きます。このコース独自の公務員試験合格実現プログラムを実施するとともに、国家試験等センターと連携し、授業時間外の指導も充実させています。

〇ビジネスコース
学内に本物の会社「株式会社さくら」を設立し、主にAMAZONの商用サイトで古本の販売を中心に運営しています。会社の運営は学生たちが中心となって行っており、株主総会や取締役会も開催。授業で学んでいる法律が実社会ではどのように係わっているのか、実践を通して理解を深めています。

〇法律コース
法律学を体系的に学び、正義感、衡平の感覚、真実を見抜く力を身に付ける法律コース。現役弁護士や、弁理士、司法書士といった実務家教員から、より実践的な法律学を学ぶこともできます。また、実際の事件をモデルにシナリオを作成して実施する「模擬裁判」では、刑事裁判や裁判員制度への理解を深めます。

〇心理学コース
心理学を体系的に学び、社会で起こる様々な出来事を心理学の視点から考える力を養います。人の心と行動の関係を知ると、その行動の背後にある心の動きを分析し、人々に合理的な選択を提示するなど、社会の発展に貢献することができます。

【国際学科】
グローバルな感覚を磨き、実社会で必要とされる法的素養と教養及び国際感覚を身に付けた人材の育成を目指しています。国際関係・安全保障コース、グローバル英語コース、観光コースでの学びを通し、世界を俯瞰する力、世界中どこでも活躍できる力、そしてグローバルな視点で地域を活性化させる力を養います。また国際学科では、授業料免除・奨励金などの留学奨学生制度を設け、協定校への1年間の留学を支援しています。

〇国際関係・安全保障コース
国際社会で発生している紛争は、日本国内で発生している諸問題のいくつかに少なからず影響を及ぼしています。政治、文化、歴史の違いを学び、国際関係の現状を捉え、国家間の諸問題を平和的解決に導く視点を養います。また、外務省の現役職員による講義も実施。安全保障や経済の最前線で活躍している方の講義は、学生に多くの刺激を与えています。

〇グローバル英語コース
生きた英語の修得に特化し、英語を使いこなす企業人、公務員として世界へ羽ばたく人材輩出を目標としています。TOEICや英検などの試験対策も充実しており、1泊2日の合宿型授業も実施。さらに、少人数で行うSET(Special English Training)プログラムを通して、英語力の向上を目指しています。

〇観光コース
新型コロナウイルス感染症により、地域活性化のためには観光とそれを担う観光産業がどれほど大切なのか、改めて認識させられました。地方創生の鍵を握る観光を体系的に学び、グローバルな視点で日本そして地方の魅力を再発見し、インバウンド観光の推進を担う人材の養成が求められています。観光学の視点から、地域社会の未来を担う人材を育成します。

経済学分野だけではなく、経営学分野の科目選択が可能である点がノースアジア大学経済学部の特長。経営学は私企業をはじめ、国・地方自治体、学校、病院、NPOなどを含む営利・非営利のあらゆる「継続的事業体」の企画・運営に関する科学的知識の体系とされています。そして経済学は、そのような継続的事業体や人の活動を取り巻く、社会における経済活動の在り方を研究する学問です。それぞれの分野の科目が豊富に用意されており、経済学・経営学領域の幅広い学びが可能となっています。
また、教職課程の授業を履修することで、「中学校(社会)」「高等学校（地理歴史、公民、商業）」の教員免許を取得することができます。

〇経済データサイエンスコース
グローバル化が進む社会・ビジネスの現場において、大量かつ多様なデータを分析・解析し活用できる力、与えられた課題を解決する有意義な知見を引き出す力（経済情報を宝に変えるカ）を身に付けることが目標です。
統計学、プログラミング(Pythonなど）の他に、「データサイエンス（入門・基礎・応用）」「デジタルマーケティング（入門・応用）」「ビッグデータとAI」といった科目を用意。2030年には、データサイエンティストが55万人不足すると言われています。本学卒業後は、“経済データサイエンティスト”として、これからのデジタル社会に貢献できる人材を養成します。

〇公務員コース
フィールドワークやゼミナール研究を通じて地域課題への理解を深め、豊かで幸せな社会を実現させるための解決策を考える力を身に付けることが目標です。中央省庁、県庁、市役所などの行政職、警察、消防などの公安職といった様々な種類の公務員や公益的な企業人として社会に貢献できる即戦力人材を育成します。

〇金融コース
アメリカ初の金融のスタンダードから、地域金融まで幅広く学ぶ、東北6県で唯一（※）の金融コースです。金融の基礎理論から金融機関の業務まで幅広く理解し、株価や市場動向を読み解く力も身に付けます。また経済データサイエンスコース等の連携により、ITと金融の融合学習もおこない、会社の資金調達や運用ができる力も目指します。


〇スポーツ経営コース
学校教員、監督、コーチ、スポーツビジネスなど、スポーツやその関連事業での指導・運営に関わる能力を身に付けることを目指します。アスリートが第一線で活躍できる期間は限られていますので、引退後を視野に入れた、セカンドキャリアの観点からも人生の将来設計ができる人材を養成します。

※文部科学省HP「令和4年度全国大学一覧」https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/ichiran/mext_00006.html