福岡リハビリテーション専門学校の学部・学科紹介

急速な高齢化が進む中、健康寿命の延伸が課題となっています。こうした時代を背景に、ますます重要となるのがリハビリのプロ。なかでも身体障がいや精神障がい、発達障がい、老年期障がいなどを持つ方に、日常生活能力の向上・維持や低下予防を目的に治療を行うスペシャリストが作業療法士（OT：Occupational Therapist）です。
機能を回復・維持・開発するための作業活動としては、手工芸（木工細工、編み物、貼り絵、陶芸、刺繍など）や芸術活動（絵画、茶道、生け花、写真など）、さらには遊びやレクリエーション活動、身体運動などがあります。作業療法士は、こうした多彩なプログラムを通して、患者様の身体と心に寄り添い、支え、回復へと導きます。

入学後はまず、心理学や解剖学、生理学、運動学、人間の身体の仕組みや機能に関する医学の基礎を学び、基礎を学び、日常生活の支障となる病気や障害等への評価や治療などの専門科目へと移っていきます。食べる、着るといった日常生活活動の訓練から、前述したさまざまな作業療法を実践。身体機能の回復を図る訓練から維持的作業療法、精神的作業療法まで身に付けます。3、4年次は臨床実習として、数多くの実際の現場を経験することが可能です。入学して卒業するまで、学生一人ひとりをケアしていくクラス担任制を敷いていることも大きな魅力。就職や国試対策も万全で、卒業後は国家試験受験資格が得られます。