SOLUTIONS WEB 2025
SOLUTIONS WEB
2025

札幌国際大学

Contents01
現場で学ぶ観光 地域と学ぶ観光

現場で学ぶ観光 地域と学ぶ観光 【観光学部 観光ビジネス学科】

■課題解決に挑む学問
社会学・マスコミ・観光>>観光学
■該当するテーマ
豊かな暮らし

日常の一部としての観光

日常の一部としての観光 観光と聞いて、皆さんはどのようなことを思い浮かべるでしょうか?あるいは観光の仕事と聞いて、どんな仕事を思い浮かべるでしょうか?おそらく皆さんが頭でイメージしているものより観光は幅の広いものを含んでいます。観光業と言ったとき、その中には旅行業、交通産業、航空業、宿泊業、飲食業、土産品や名産品などの製造業、観光地のレジャー産業、施設の経営・運営、国際交流など関連する幅広い分野を含んでいるという特徴があります。なのでどこか遠くに飛行機で泊まりがけの旅行をするときだけでなく、週末に友達とちょっとご飯を食べに行ったりどこかに遊びに行くだけでも、私たちは観光業に触れています。つまり、観光は私たちの日常生活の一部なのです。こうした日常生活の観光という視点から社会の課題やその解決方法について学んだりすること、そしてもちろん観光業のさらなる振興について学んだりするのが、観光学部という場所です。

現場で学ぶ観光の知識

現場で学ぶ観光の知識 観光学部のキーワードに「フィールドワーク」というものがあります。フィールドワークとは、「教室ではなく、実際の観光の現場に出向いて行って学ぶ」ことを言います。例えば、入学直後に全員が参加する添乗演習という授業では、全員で観光現場での学習と実践を通して、ツアーコンダクター(添乗員)になることができる「旅程管理主任者」という資格の取得を目指します。また、航空演習という授業では、新千歳空港に出向き、実際にそこで働いている人たちによる講義を聞いたり、普段であれば入ることのできない場所を見学させてもらうことなどによって、リアルで実践的な知識の獲得を目指します。またフィールドワークはただ受け身で学ぶだけでなく、その現場の課題や改善点を見出す探究型の実践でもあります。こうしたフィールドワークを通して、観光の現場を知り、実践的なスキル、そして観光の考え方を身につけます。

地域企業と連携して新たなサービスの開発

地域企業と連携して新たなサービスの開発 観光は地域振興という点においても、日本各地を経済的・文化的に支えていく大切な産業です。コロナ禍には、近場を観光して地元産業を支える「マイクロツーリズム」という観光形態も登場しました。これまでに例えば、札幌国際大学がある清田区の「北海道コカ・コーラボトリング株式会社」と協力をし、地域活性化を目指して「モクテル」を開発しました。モクテルとはソフトドリンクだけをミックスして作るノンアルコールカクテルのことです。清田区の名所である白旗山をモチーフにした「白旗山の雪」というモクテルが、区内のイベントなどで販売されました。視野を北海道まで広げると、道東にある層雲峡の観光PR動画を、地元の会社「大雪山ツアーズ」と協力して作成することで、北海道観光の活性化を図るという取り組みもしてきました。このように清田、札幌、そして北海道という地元と協力することで、地域活性化と課題解決スキルの獲得を目指します。

Contents02
河本洋一プロダクション!? 専属タレントはいませんが専属ブレーンがいます

河本洋一プロダクション!? 専属タレントはいませんが専属ブレーンがいます 【観光学部 観光ビジネス学科 河本洋一研究室】

■課題解決に挑む学問
社会学・マスコミ・観光>>社会学
■該当するテーマ
経済

コンテンツを作るプロダクション、コンテンツを売るプロモーション

コンテンツを作るプロダクション、コンテンツを売るプロモーション 北海道には食・景観に関する様々な観光コンテンツが存在します。河本洋一研究室は指導教員がヒューマンビートボックスや音楽教育の研究者そして地域振興の仕掛け人であるということもあり、様々なお立場や年齢の人が出入りします。端から見ているといつも楽しそうなことばかりしていると見られがちですが、実はどのようなコンテンツ(内容)が世の中にはあり、どのようにプロモーション(宣伝)していくことが効果的かということをいつもゼミナール活動で検討しています。いくら美味しい料理も、素晴らしい景観も観光商品としてのプロダクション(企画商品化)がなければ誰も知る機会がありませんし、それをプロモーションしなければビジネスになりません。音楽も同じです。形には残らない音楽は、それをかけがえのない体験をする時間というコンテンツにすることによって、商品価値が生み出されます。ライブに足を運ぶ人は、かけがえのない時間を買っているのです。プロモーションには、動画・SNS広告、フライヤー制作、キャッチコピー制作等が欠かせません。でもそれだけではありません。

やりっ放しで終わらせない、PDCAで分析結果は改善提案へ

やりっ放しで終わらせない、PDCAで分析結果は改善提案へ 大手のプロモーション会社(TV・新聞社も含む)でも、成果報酬制を取っているところはほとんどないでしょう。プロモーションをした結果ではなく、プロモーションの内容だけに経費が発生しているのです。例えば、綺麗なパンフレットを制作してそれを配付したり、キャッチコピーを作成してフライヤーに印刷しそれを郵送したりといったことの経費がプロモーションの経費として支払われます。ただ、その結果(効果)についてはプロモーション会社は責任を負いません。これでは、P(Plan:計画)、D(Do:実行)、C(Check:点検・評価)、A(Action:改善)という古典的なマネジメントの「D」でプロモーションが終わっています。特に官民問わず公共性の高いイベントではプロモーションとその成果についての検証が疎かになる場合が散見されます。私たちの研究室・ゼミナールでは自分たちがプロモーションに関わったイベントについてエビデンス(根拠)に基づく検証を行い、次年度へ向けての改善提案を冊子にまとめ、研究報告として関係する団体へ提言をしています。

ゼミだからできること このゼミだからできること

ゼミだからできること このゼミだからできること このキャッチコピーは、河本ゼミに所属する坂井麗央さんが作成しました。この1行に私たちのゼミナールと研究室のポリシーの全てが込められています。ゼミナールは学生が主体となって問いを立て、指導教員のアドバイスの下で学生が研究を進めていく活動です。学生と教員の見解が一致しないこともあります。一方、研究室は教員の専門性に基づいて教員自身が研究を進めていく場であり、ゼミナールのバックボーンにもなっています。物理的な研究室は1室ですが、河本洋一研究室は、ゼミナールと教員の研究の場という2つの顔をもっています。そして、このゼミは観光に関するコンテンツ・プロモーションをテーマに掲げています。その具体的な取組内容を決めるのは学生です。時には学生自らが研究資金の調達のために、ライブのプロモーションで物品販売をしたり、その売り上げを元手に大学祭でもっと増やしたりすることもあります。観光とは何かを追究する観光学と、それをビジネスにつなげていくプロモーションやマーケティングの掛け算を通し、これからもこのゼミだからできることに挑戦します。

Contents03
ゲーム依存のメカニズムの解明と依存からの脱却に向けて:脳科学から検証する

ゲーム依存のメカニズムの解明と依存からの脱却に向けて:脳科学から検証する 【人文学部 心理学科 臨床心理専攻】

■課題解決に挑む学問
人間・心理>>心理学
■該当するテーマ
健康・安全

ゲームにはプラス面もあればマイナス面もある

ゲームにはプラス面もあればマイナス面もある あなたは、ゲームが好きですか?デジタルゲームは世界中にファンが広がる新たなカルチャーになりました。しかし同時に「心理的依存」を招きやすいともいわれています。特に、コロナ禍以降、青少年がゲームで遊ぶ時間が増えているために、ゲーム依存症が社会問題化しています。
一方、ゲームのプラス面も無視できません。勉強や仕事の疲れを癒し、緊張やストレスを緩和してくれるという点では、ゲームは生活を豊かにする道具であるといえます。また、高齢者の認知症予防や認知機能の改善にも役立っています。それは、「高次機能」といって、人が持っている知識を使って問題を解決する時に、脳の機能をパワーアップさせる効果があるといわれているのです。果たして、ゲームは人を依存症にさせるものなのか、それとも生活を豊かにしてくれるものなのか?そんな興味深いテーマについて研究しているのが、札幌国際大学 人文学部 橋本教授の研究室です。

ゲーム依存が進むとストレスに弱くなる!?

ゲーム依存が進むとストレスに弱くなる!? 研究目的は、ゲーム依存を予防する方法と軽度のゲーム依存者の脱却プログラムの開発です。ゲーム依存は治療で克服後も再発可能性が高く、治療が長引くことを考えると、まず予防が重要。研究では、ゲーム依存の心理的メカニズムを解明します。実際にゲーム使用者にアンケートを行い、膨大なデータを収集し、唾液中の生化学物質や脳波による身体的反応を調べ、その答えを追求してきました。ゲーム優勢時は脳波で快感反応が、劣勢時はストレス反応が現れることがわかっており、ゲームを続けるのは、脳内で十分な快感を得るためだと推測されます。また、ストレス刺激に依存者が弱いかどうかを調べるために実験を行った結果、依存者はそうでない人に比べ強く気分低下の感情反応が見られ、脳波ではストレス課題後にα(アルファ)2波が低下していました。α2は集中力とリラックス状態のバランスを示します。つまり、ストレスがかかると依存者はそうでない人に比べて、集中力が早く低下するという結果となりました。

心理的なアプローチから社会の問題を解決する

心理的なアプローチから社会の問題を解決する 研究からは、人の心理を脳波が反映することが分かってきました。それは単純に快・不快や好き嫌いの感情だけではなく、その人の価値観を通した脳波が現れるということです。写真は、脳波の解説動画を作っている様子です。脳波の変化は、たとえば、脳波音叉に反応したり、好きなタレントの名前を呼ぶだけでα(アルファ)波が上昇し、逆にストレスになるような「嫌なこと」の発言にはβ(ベータ)波が上昇する、という反応が生じます。また、一生懸命集中している時の脳波と不安や緊張が強くて集中できないときの脳波は異なります。それらの変化についての説明をするために、キャラクターを使っての動画解説という初の試みにチャレンジしています。このように、橋本研究室では、ゲーム依存の心理を解明するために実証研究を重ねています。

Contents04
学ぶ目的から考えて、韓国語を学んでいく

学ぶ目的から考えて、韓国語を学んでいく 【人文学部 国際教養学科】

■課題解決に挑む学問
国際・国際関係>>国際文化学
■該当するテーマ
豊かな暮らし

韓国語を、もっと社会のために役立ててみませんか?

韓国語を、もっと社会のために役立ててみませんか? 「K-pop」や「韓流ドラマ」など、みなさんの身近なところにも、きっと韓国語があると思います。また近年では、アプリで韓国人と知り合ってコミュニケーションを取るなど、韓国語を使う場面も随分と増えました。今や韓国語は人気の語学となり、たくさんの大学で専門的に学べるようになっていますが、その一方で課題もあります。せっかく身につけた韓国語を、どのように役立てるのかまでを本格的に考えている人はごく一部です。これからは、単に韓国語を学ぶだけでなく、どのような形で社会で役立てていくのかまでを考えることが大切。特に、アフターコロナ時代となった時、今までにない形で、韓国語を役立てる機会がきっと来るでしょう。韓国と日本という2つの異なる国の言葉・文化を知れば、韓国語を学ぶ目的や目指すべき未来が見えてきます。

韓国と日本の違いを知れば、新しい韓国語の使い道が見えてくる

韓国と日本の違いを知れば、新しい韓国語の使い道が見えてくる 札幌国際大学 人文学部 国際教養学科では、韓国についての専門性を深く学ぶためのさまざまな授業が用意されています。韓国の言語・文化の基礎知識を知ったうえで、日本語・日本文化との違いや類似点を考察することが、目的です。同学科では、学生たち自身が興味を持ったコンテンツをテーマにして、さまざまな研究をしています。料理・小説・映画・音楽・文化など、研究対象となるテーマは、みなさんの近くにたくさんあります。ゼミでは、Zoomを使って韓国人と日韓の文化について意見交換を行うほか、地元札幌のFMラジオ局で、韓国語を使った番組に参加するなど、ユニークな活動にチャレンジしていきます。こうした活動に多く取り組むことで、日本と韓国のさまざまな違いについて、さらに深く考えるきっかけが生まれていきます。また、たくさんの人の前で韓国語を使う中で、活きた語学力が身につくのも大きな利点です。

社会で使える「生きた韓国語」を学んでいく

社会で使える「生きた韓国語」を学んでいく 「韓国の専門者」を育成するのが、本学科の特徴。本学科では、韓国に関連する専門科目の「韓国語学概論」、「韓国語特講」、「韓国文化概論」があり、韓国語・韓国文化についての基礎知識を蓄えていきます。単に趣味の延長で韓国語を学ぶのではなく、観光客向けの「観光韓国語」、仕事で使う「ビジネス韓国語」、「通訳・翻訳韓国語」など、用途に応じた専門的な視点から学修。はっきりとした目的があれば、より高度なレベルで習得できるのが大きな魅力です。また、日本人に韓国語を教える「韓国語教育」への関心も増えており、その養成・育成に力を入れています。さまざまな将来につながる道がある韓国語。韓国と日本の違いや類似点を深く研究し、自分が思い描く形で、身につけた語学力をもとに、さらに新しい韓国語の役立て方を見つけてください。単語や文法を覚えるだけでなく、実際に使いながらレベルアップを図れる環境も用意されています。

Contents05
スポーツの研究を通して、社会に貢献する

スポーツの研究を通して、社会に貢献する 【スポーツ人間学部 スポーツ指導学科】

■課題解決に挑む学問
体育・健康・スポーツ>>スポーツ学
■該当するテーマ
技術

多角的にスポーツをとらえて、謎を解明

多角的にスポーツをとらえて、謎を解明 多くの人にとって、スポーツとは観戦するものであったり、プレイするものであるのではないでしょうか。見る人も参加する人も魅了するのがスポーツの素晴らしいところと言えます。そんなスポーツが持つ素晴らしさに、さらに踏み込んだ研究をするのが、スポーツ人間学部での学びです。例えば、スポーツを色々な角度からとらえてみると、分からないことがたくさん見えてきます。企業が取り組むのは、スポーツを文化として育てていくこと。スポーツの振興を通して、社会づくりに貢献しています。自治体などであれば、地域住民の健康増進やスポーツ環境の整備が目的です。そして、スポーツのゲーム分析やアスリートのパフォーマンス分析など、科学的に分析することもできます。このように、単に観戦やプレイするだけのスポーツではなく、広い視点から研究を行い、得た知見を社会に役立てていくための活動を行っているのが、スポーツ人間学部です。

最先端のテクノロジーで、スポーツをデータ化

最先端のテクノロジーで、スポーツをデータ化 スポーツ人間学部 スポーツ指導学科の小林教授の研究室では、スポーツの現象、身体活動のデータ化と分析について研究しています。プロアスリートの協力を得て、パフォーマンス測定や調査を実施する他、さまざまな機器を利用した研究に取り組んでいます。現在では、慣性センサーや高速度カメラなどを搭載したハイテク機器がスポーツ分野にも利用されていて、あらゆる身体活動をデータ化することが可能です。得たデータを詳しく分析・評価することで、パフォーマンスの向上に効果的なトレーニング方法の開発が進められています。同研究室では、こうした「パフォーマンス分析」、「スポーツアナリシス」、「AI等のコンピュータプログラミング」、「ゲーム分析」なども広く扱い、測定や調査など研究から得られた結果は、トレーニング方法の開発をはじめ、学校体育の教材開発や授業評価にも役立てられています。

ゼミ生たちが取り組むユニークな研究

ゼミ生たちが取り組むユニークな研究 スポーツを科学の目でとらえ、データ化して分析する研究をはじめ、「文化」「健康」「教育」などの観点からも考察していくのが、研究室での活動です。これまでに多くの学生たちが、スポーツを対象として、さまざまな研究テーマに取り組んできました。「動作速度の違いが筋疲労に及ぼす影響」「小学生の運動能力 と生活習慣」など、卒業論文に取り上げるテーマは、学生自身が自由に設定することが可能です。自分自身がスポーツをする中で得た経験や関心に目を向けたり、研究室で身につけた分析手法が活かせるテーマを見つけたり、楽しみながらスポーツ研究に取り組めるのが、大きな魅力です。スポーツやアスリート、社会環境が抱えるさまざまな課題を解決に導いていくことが期待されています。スポーツの新たな可能性についての考察を行い、人と社会とスポーツの未来を皆で研究していく学問です。

Contents06
「スポーツ情報戦略Ⅰ・Ⅱ」の魅力と可能性を探究!

「スポーツ情報戦略Ⅰ・Ⅱ」の魅力と可能性を探究! 【スポーツ人間学部 スポーツビジネス学科】

■課題解決に挑む学問
体育・健康・スポーツ>>スポーツ学
■該当するテーマ
技術

スポーツとITの融合が未来の競技シーンを変える

スポーツとITの融合が未来の競技シーンを変える 近年のスポーツ界では、IT(情報技術)やICT(情報伝達技術)が重要なキーワードとなっています。スポーツ現場の情報にエビデンス(証拠・根拠)や付加価値を持たせるツールであり、スポーツを「する」「みる」「ささえる」あらゆる場面や立場、サービスに活用され、不可欠なものとなりつつあります。テクノロジーの急速な進化を考えると、サービスの提供者も利用者も、これらを活用できる知識やノウハウを今後ますます身につけていく必要があると言えるでしょう。そんな中、「スポーツ情報戦略Ⅰ・Ⅱ」では、スポーツ情報戦略の基本である情報の収集、分析、加工、編集、活用などの基礎知識の習得を目的としています。また、定量的分析に必要な統計手法を学び、定性的分析につながる映像の見せ方や伝え方、プレゼンテーション方法などを実践的に展開。前者と後者の双方を融合した応用力を身につけることを目指します。

専門性と創造性を兼ね備えたプロを育成

専門性と創造性を兼ね備えたプロを育成 「スポーツ情報戦略Ⅰ・Ⅱ」における研究が進み、社会に広まっていくことで、スポーツ界のサービスを提供する側ではITやICTの知識やノウハウ、実践的なスキルを身につけたプロフェッショナル人材の輩出に貢献できる可能性があります。またサービスを利用する側では、直接的な消費者だけでなく、消費者を支える二次・三次産業への人材輩出にも寄与できるでしょう。だからこそ、スポーツ界で幅広く活躍できる人材はもちろん、スポーツアナリティクス(データに基づく合理的な判断)やeスポーツなどの専門性に特化した人材の育成にも力を注いでいきたいと考えています。さらに、前述した二次・三次産業への進出も視野に入れ、すでに3Dプリンタや昇華転写プリンタ、VR機器を導入しました。今後は、情報戦略を基盤に、専門性や創造性(モノづくり)を兼ね備えた、多様な人材の育成へと発展させていきたいですね。

自分らしい未来へ、スポーツとの関わり方を広げよう!

自分らしい未来へ、スポーツとの関わり方を広げよう! 「スポーツ情報戦略Ⅰ・Ⅱ」は、スポーツが好きな方に最適です。「する」ことが好き、「ささえる」ことが好き、「みる」ことが好き。そんなふうにスポーツに関わりたい方にとって、関わり方の選択肢を増やせる学びとなります。また、スポーツに興味がない方でも、パソコンが好き、モノづくりが好きという方にとっては、他にはない環境で学ぶことができます。さらに、スポーツアナリティクスやeスポーツに興味がある方には、より専門性を深く学べる内容です。ちなみに、「コーチング論」「ハンドボール」「応用演習Ⅰ・Ⅱ」「テーマ研究Ⅰ・Ⅱ」「北海道とスポーツⅠ・Ⅱ」「基礎ゼミⅠ・Ⅱ」なども担当。スポーツを軸に据え、幅広い領域を教えています。これまでに若い世代のハンドボール選手たちの育成や、アナリストとして世界と戦った経験を活かし、意欲ある学生の指導に力を注いでいきたいと考えています。

Contents07
やわらかな「子どもの心」に寄り添い、多様性が認められる豊かな社会を目指す

やわらかな「子どもの心」に寄り添い、多様性が認められる豊かな社会を目指す 【人文学部 心理学科 子ども心理専攻】

■課題解決に挑む学問
教育・保育>>保育・幼児教育
■該当するテーマ
共生

目には見えない「こころ」。子どもの行動にはわけがある

目には見えない「こころ」。子どもの行動にはわけがある 「こころ」を保育者はどのように捉えているのでしょう。子どもの笑顔やかわいい動きを見て思わず微笑んだり、泣く姿や思い通りにならず葛藤している姿を見てドキドキすることもあるでしょう。「座って話を聞くことができない」「走り回ってばかりいる」「突然、隣の子どもを叩く」など、大人が困惑するような行動を繰り返す子どもに出会った時には、家族関係や生活の変化などその子の背景にある様々なことに思いを巡らせます。中には発達そのものに不安を抱えるお子さんもいることでしょう。保育および障がい児の療育において、子どもの姿を発達的な視点を持って理解しながら子どもたちの「今」に相応しい遊びをデザインすること、のびのびと外の世界と関わりながら「その子らしさ」を発揮できる環境をつくることが求められています。

一人ひとりが輝く、多様性が認められる社会へ

一人ひとりが輝く、多様性が認められる社会へ 近年、子どもを取り巻く家庭や社会は大きく変化しました。ひとり親や核家族、共働きの家庭が多くなり、子育てについての疑問や悩みを気軽に相談する人が周囲にいないため、子育てそのものを負担に感じるお母さんやお父さんが増えていることも事実です。我が子が他の子どもに比べてどうなのかということは、絶えず気になるものです。一方で、子ども同士が遊ぶ姿を見ていると、ごく自然に話し、笑い、泣き、怒り、躊躇なく自分を表現します。外国生まれで言葉がうまく話せなくても、あっという間に友達になり、身体に不自由なところがあっても発達に問題があっても、初めから互いを分け隔てすることはありません。多様性を尊重するユニバーサルデザインな保育や遊びを幼い頃から体験することで、他者を尊重し、自分を認め、一人ひとりの輝きが認められる社会になることを期待しています。

心理学をベースにフィールドワークで子どものリアルに触れる

心理学をベースにフィールドワークで子どものリアルに触れる 子ども心理専攻は心理学科の中にある保育者養成課程です。発達理論、観察法、実習での経験を積み重ねて子どもの「こころ」を見つめ、考えます。子どもとリアルに関わることができるフィールドもたくさん用意されています。年8回大学で行なっている「安心子育て応援倶楽部」や毎回100名ほどの子どもが参加する学生企画「野外であそぼう」、隣接する付属認定こども園で開かれる運動会や遠足などの行事への参加などを通し、子どもへの関わり方や安全面の配慮などについて実践を通して学ぶことができます。また、本学教員と専門家が連携して行なう音楽療育ワークショップでは、子どもたちをサポートしながら音や音楽を使った楽しい活動を一緒に行ない、発達やコミュニケーションを促す療育の方法を学びます。本専攻は子どもが好き、演じることが好き、歌が好きなど自分の「好き」を生かしたい人や、他者とのコミュニケーションに興味がある人を歓迎します。