ゼミ・研究室検索結果
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山田ゼミ(幼児教育学)
本ゼミでは、領域「表現」の造形や図画工作に関する研究を行っています。表現活動(描いたり作ったり)は子どもたちの「自分なりの表現」が大切です。テクニックではなく、自分が感じたことをそのまま表現できる環境づくりの方法や指導法について体験を通して学んでいます。「絵が苦手」というゼミ生もいます。「下手って具体的にどういうこと?」「なぜ嫌い?」という視点から表現について考えてみます。そして学生自身が表現を楽しみ、自分なりの表現とは何か?について考えます。他者に評価される「上手な表現」ではなく、自分のための表現を体験しながら掴むことができるはずです。学外学習では、子育て支援の場で造形ワークショップを行うなど、体験を通して学び研究を深める機会を設けて、遊びの理解、環境について学びを深めていきます。遊び、表現、鑑賞、アート、保育・教育のデザイン、玩具などをキーワードにゼミを進めていきます。
久保ゼミ(仏教美術史・アジア文化史)
教員は東南アジアの美術史を研究していますが、このゼミには東南アジアのみならず、南アジアや東アジアといった各地に発展した文化や美術、建築に関心のある学生が集まり、それぞれの関心に基づくテーマで卒業論文の執筆に取り組んでいます。 卒業論文のテーマは多岐に渡ります。これまでの例では、海外の遺跡や文化に焦点を当てたものとして、叙事詩『ラーマーヤナ』の猿の戦士ハヌマーンの図像表現について論じたものや、インドのアジャンター石窟寺院の壁画について詳細にまとめた論文がありました。日本国内の神社仏閣をテーマにしたものとして、出雲大社の信仰について建築や神話を軸に論じたものや、日光東照宮の色彩や装飾に込められた意味について論じたものがありました。一方で、仏教をモチーフにした創作物から日本人の宗教観について考察した論文や、日本で近年増加しているベトナム人向けの仏教寺院について調査した論文など、現代日本社会に焦点を当てた意欲的な卒業論文もありました。
山田ゼミ(交通地理学)
受験生の皆さんにとって、「地理」には暗記科目イメージがあるかもしれませんが、本来の「地理学」は、地域の構成要素とそのつながり、「地域性」を考える学問です。地域には自然、歴史、文化・人の意識、政策・制度、産業、景観など、さまざまな構成要素があり、さらに他の地域の諸要素とのつながりもあります。それらが複雑に関係しあって「地域性」となります。地理学では地域を考える際の範囲(スケール)も、全世界を対象とするような巨視的(マクロ)視点から、集落や個人を対象とするような微視的(ミクロ)視点まで、適宜使い分けます。 その中でも交通地理学は、地域を構成する一要素として「交通」をとらえ、地域のその他の要素とのつながりを考えます。大きくは、地域から交通への作用、交通から地域への作用に分けた視点があり、近年では、地域における交通の実態を明らかにし、課題や解決方法を考えることが主流です。地域資源の発掘や地域活性化への活用、それを支える人材育成が求められる中で、地理学の役割は高まっていると感じていますが、交通地理学からも、地域からの視点を活かした公共交通活性化など、貢献できる課題は多いと考えています。
藤井ゼミ(経営学部)
藤井ゼミでは、自主性と協調性を大切にし、経営学や管理会計の理論を学び、複数の企業と連携して活動を行っています。2年生と3年生がチームになり、3つのプロジェクトを行っています。一つ目は、「ベジフク」チームです。ベジフクの活動は3年目になり、ビジネスを通してフードロス解決に取り組んでいます。想いに賛同くださる全国の農家様と連携し、農家で発生する規格外の野菜を活用して収益化できないかという試みです。「でこぼこ野菜に光を」というスローガンを掲げ、ECサイトででこぼこ野菜ガチャの定期便を販売したり、大学周辺のフードロスの解決に共感してくれるカフェや飲食店様とでこぼこ野菜を使った商品開発を目指すなどの活動を行っています。2つ目は「はちみつプロジェクト」チームです。このプロジェクトも3年目を迎えています。山梨県のはちみつ生産企業とコラボレーションをして、高級はちみつ「照梨(学生がネーミング)」を商品化し、吉祥寺にあるフローズンヨーグルトのお店と照梨を使った商品開発を行い、季節限定商品を発売しました。3つ目は「RISキャリマッチ」チームです。このプロジェクトは1年目で、地域活性化を地方企業と都心学生のマッチングを通じて行おうという取り組みです。大学生の視点で魅力ある地方企業を開拓して、大学生対象のセミナーを実施し、企業様、参加学生の双方に満足度の高いセミナーを実施しています。このようにゼミ生たちが毎年チームで課題を設定し、ビジネスを通して解決しようと取り組んでいます。
社会言語学ゼミナール
様々な言語現象を、母語とその他の言語と比較対照させて研究します。それぞれの言語使用のパターンに目を向けることで、異文化理解を深めながら学術的な学びと実社会のつながりを見出します。 研究対象は、会話をはじめとする人々の日常の中にある言語現象です。これを録音したり録画したりして、言語・コミュニケーション研究のための表記法を用いて文字化して様々な観点から分析します。主観的な判断に偏ることを避けるため、複数人でデータセッションを重ねながら、データから読み取れることを検討していきます。ここで得る知見は、多様な分野に貢献可能です。比較対照研究により、普段無意識で行っている言語行動が、別の言語文化と何がどのように違うのか、その違いに対し、どのような配慮が必要かを明らかにすることは、異なる文化背景を持つ他者理解と、彼らとの円滑なコミュニケーションに役立ちます。グローバル化が進み増加する外国人労働者・移民・難民との関係について考えたり、また研究対象とした言語の教授法等に応用する方法について考えたりすることができるようになるのです。
看護課題の探究
看護は、対象にとって最善のケアを提供することを目標に実践がされています。しかし、立ち止まって考えると、研究等で示されたケアの根拠が必ずしも適用されてないことがあります。もちろん、根拠を適用すれば、対象にとって最善のケアとなるといった単純なものではありませんが、なぜなのでしょうか。 「看護課題の探究」では、学生が今までの学修から感じている疑問や課題について、文献を活用して、何が明らかなのか、明らかでないのかを確認します。その上で、統合実習を活用して、実践の場で自分が探究したいテーマ(看護課題)に関する状況を確認していきます。 そして、再び、学内に戻り、現状を分析し、どのようにすることが必要なのか、課題解決に向けて考えていきます。学生は、自分のテーマに応じて、各看護学領域で課題を探究します。看護学領域は、基礎、成人・高齢者、精神、小児、母性地域・在宅のほか、看護管理、国際看護、学校保健などを設けており、各領域の担当教員、グループメンバーと共に課題を探究・解決し看護の質を高める方法を理解する場になります。
スポーツ政策・文化コース 石井智研究室
スポーツによるビジネスを考える場合、社会からの強いニーズに応答可能なコンテンツを創造し、販売していくことが成功につながります。そう考えると、少子高齢化や人口減少という社会課題は「社会からの強いニーズ」を表していると言え、これを解決するコンテンツやスキームを考えることが、ビジネスを成功に導くとともに、スポーツの普遍的な価値をも向上させるエンジンとなります。 そこで、本研究室では、少子高齢化や人口減少など課題の本質をつきとめ、それを解決できる商品やスキームを他のセクター(NPOや行政、私企業)との連携によって創造するなど、実現可能・持続可能な商品・ビジネスモデルや政策(行政が行う場合)を研究しています。
城ゼミ
皆さんは、大学を卒業してからのやるべき目標やありたい姿を明確に持っていますか。また、どこまで腹落ちできているでしょうか。業種や職種の違いこそあれ、多くの方はビジネスの世界に入っていくことでしょう。このゼミでは、大学で学ぶアカデミックな知識を整理し、それらをビジネスの世界でどのように活用していくかを考え行動することで、学問とビジネスの橋渡しを目指していきます。研究テーマに挙げている「スタートアップ」は 3 つの意味があります。具体的には、①アントレプレナー(独立起業家)、②イントレプレナー(社内起業家)、③事業承継です。いずれの場合もビジネスの本質を理解しながら「実学」として多くを学び、経験し、身に付けていく必要があります。 例えば、あなたが素晴らしい商品やサービスのアイデアを持っているとします。そのアイデアを実現させるにはどうすれば良いのでしょうか。まずは、その商品やサービスを受ける側の人びと(ターゲット顧客)が誰なのかを考え、どうすれば彼ら・彼女らの評価を得られるのか、思考を巡らせながら、戦略や戦術をプランニングしていく必要があります。そして、どうすれば儲かるビジネスに展開していけるか、考えることです。 一人で短期間に上達しようとしても無理があります。ゼミの仲間と相談し、気づき、お互い切磋琢磨しながら、「経営力」として身に付けていきましょう。
吉原ゼミ
「家族」は私たちにとって最も身近な人間関係です。そして、私たちが生まれ落ちてから死後に至るまで、家族との関係は時に形を変えながら私たちに影響を及ぼし続けます。では、「身近である=よく知っている」と言えるのでしょうか。自分の思い描く家族は本当に「ふつう」なのでしょうか。このゼミでは、家族を相対化する視点を養いつつ、家族関係にかかわる各自の問題関心の発掘、発見およびそこに潜む現代社会がかかえる問題の追究・解明を目標としています。ゼミでの学習は、まず「自ら問題を発見し、調べ、まとめて、発表する」という主体的な参加プロセスが重視します。そのうえで、ゼミ生同士がお互いに自らの考えを述べ、相手の意見や考えを理解しつつ、深め合える場にしたいと考えています。ゼミ活動を通して社会生活にとって最も重要である対人関係能力、コミュニケーション能力を養って欲しいと思っています。ゼミは学生主体の場であり、教員はそのサポート役と位置づけです。積極的なゼミ活動への参加、企画提案、貢献を強く求めています。 *ゼミ受講生の問題関心やその理解を深めるため、テーマ等に応じて外部講師の招聘も予定しています。
徳田ゼミ
本ゼミでは、生涯にわたる人間の成長や変化の可能性、またそれを支える環境や支援のあり方について学びます。また個別テーマの探求、ならびにゼミ生間の協同的な学びを通して、私たちがより良く生きるうえで心理学が果たすことのできる社会的役割や責務について考察。インタビュー法を中心に、心理学の研究方法の習得を通して、実証科学としての心理学研究のあり方についても学びます。 春学期は、ゼミ受講生の問題関心に寄り添いつつ、関連領域(発達心理学、ポジティヴ心理学、質的調査法)に関する文献を共同で講読。続く秋学期は、各自の学習度と進捗に応じて、個人テーマ研究についての概要報告を加えていきます。文献検索の仕方、論文や統計データの読み方、インタビュー法や質問紙法観察法を中心とした心理学研究法についても指導します。 学期末には、人生のモデルや憧れとする人を対象に、ライフストーリーインタビューを実施。期末レポートとして提出してもらいます。ゼミ活動においては、グループディスカッションなど協同で学習する機会を多く取り入れ、研究テーマに応じて関係機関との連携や見学も行っていきます。活発な議論を通して互いの考えを伝え合い、学び育ち合う関係をつくっていくことを目指しています。
鈴木ゼミ
このゼミでは、子どもの実態から教育について学ぶことをめざします。 日本社会や世界がかかえる課題が教育においてどのようにあらわれるかについても検討します。 たとえば、①社会の課題について。②学校の課題について。③社会・学校の変化について。以上3点をふまえ、現代の社会を生きる市民として、あるいは教員として求められるスキルを身につけることをめざします。 ○教育の変化。 GIGA スクール構想など、IT 技術の発展に応じて学校と社会はどうあるべきか。 ○社会問題と教育の役割。 貧困問題・環境問題・人権の課題など、また「持続可能な開発目標」(SDGs)とそれを踏まえた教育の在り方についての研究。 ○子供の現在。 子供の変化について。情報化の進展は子供に変化を与えたのでしょうか。 ○小学校の生活科、中学校社会科、高等学校公民科、また特別活動・総合的な学習の時間を中心にした授業づくりの方法。特に、環境教育・開発教育・人権教育・法教育・ESD(SDGs)など新しい教育分野に関する研究をします。 ○授業研究、授業方法研究。 ○授業分析。 ○授業実践。
大西 磨希子ゼミ
◆この学科での学びのポイント 仏教の開祖釈尊や、浄土宗の開祖法然上人の教えを中心に、共生(ともいき)の精神や和合の精神を体系的に習得。少人数のゼミで、「研究」「講読」「演習」と段階的に専門性を高めます。それにより、本当の自分を見つめる「還愚」の視点から、これまでの価値観を再構築し、学んだ仏教の叡智を、現代社会の課題解決(SDGsの達成等)にいかせる、人間力と応用力を育てます。 ◆ゼミの内容 1年生を対象に、仏教にまつわるテーマを取り上げながら、大学での学びに必要な文章表現について実践的に学びます。学術的な文章では、正確な表現と明確な構成が求められます。引用の仕方や出典の表記といった基本ルールを含め、レポートの作成や卒業論文の執筆に向け、段階的に力を養っていきます。 ◆在学生の声 『意見交換を通して考えが広がる』 毎回、仏教に関するテキストを読み、興味のある事柄について自分の言葉でまとめます。先生や受講生との話し合いを通じて、新たな知識や考えに出会える楽しい授業です。 <仏教学科1年生(当時)>
神原 勇介ゼミ
◆この学科での学びのポイント 本物の文献に触れる原典体験など、1年生から実技や演習を行い、日本文学・日本語学・日本語教育・書道文化に関する質の高い専門的知識を身につけます。さらに、古典から近・現代まで幅広い時代の文学作品を読み解くことで、多角的な視野を育成。卒業後、一般企業や教育、出版など幅広い分野で活躍できる人材へ成長します。 ◆ゼミの内容 京都の街を舞台とした文学作品について学ぶ授業です。デジタル地図を活用して文学作品と関係の深い土地を確認。さらに、実際に現地にでかけるフィールドワークも行い、アクティブに古典を楽しみます。学期末には、フィールドワークの成果を盛り込んだ文学地図を作成し、優秀作品は大学の内外に向けて発信していきます。 ◆在学生の声 『質問のしやすい環境で集中して学べる』 先生が質問の機会を設けてくださるので、分からないことがあれば気軽に質問ができます。授業の雰囲気も良く、先生の丁寧な指導のもと集中して取り組めます。 <日本文学科1年生(当時)>
大谷 栄一 ゼミ
◆この学科の学びのポイント 毎日のニュースで流れるさまざまな社会問題や、家族、学校、職場、地域にあふれる身近な社会現象などを多角的に観察・分析できる幅広い視野と能力を育成。 少人数制のクラスで、多彩な科目をバランスよく学ぶことにより、共生社会に貢献する力、情報社会において必要とされる情報リテラシーや論理的思考力を養います。 ◆ゼミの内容 社会調査を行い、京都の伝統文化を研究します。調査対象は京都のお祭りや和菓子、着物、伝統工芸など。現地調査やインタビュー調査を通じて現代京都の伝統文化が抱える課題を理解し、解決策を他大学との政策研究交流大会で発表。授業を通じて、社会人として重要な「調べる力」が身につきます。 ◆在校生の声 『研究活動を通じてやりがいを実感』 社会調査・研究で得られた結果を論文としてまとめ、研究大会で発表します。日々の研究や添削は大変ですが、 それ以上にやりがいを感じられるのがゼミの特徴です。 <現代社会学科3年生(当時)>
文学部 歴史学科(法から見た日本の中世社会) ※2026年4月、史学科より名称変更
3回生ゼミでは、前期は中世史料に慣れてもらうために、教科書を参照しながら戦国大名が出した法令の原文を読み、語句の意味を確認したり、逐語訳をしたりして、史料から歴史的情報を読み取る訓練を行います。あわせて、関連する史料や先行研究も調査してもらい、学問的な議論を行うための作法を学びます。後期には公家法・武家法・寺院法など多様な中世法の中から各自テーマを設定して、調査・考察を行い、その成果を発表してもらっています。歴史学を学ぶことを通して得られる思考法は、情報過多な現代においても必要な能力です。日々、流されてくる客観性を欠いたネットニュースや悪意のこもった情報、根拠のない噂・流言であたふたしないために役立つといえるでしょう。
安斎 徹ゼミ
企画力・行動力・協働力を身につけながら、これからの社会やビジネスを如何にデザインするかを探求しています。「日本一ワクワクドキドキするゼミ」を目指して、企業や地域など広く社会と連携しています。 安斎ゼミの運営にあたっては、「企画1000本ノック」(企画力の向上を目指し、何か新しいアイデアを毎日3つ以上考え、1年間で1000個のアイデアで「企画ノート」を書き尽くすのが目標)や「リーダー輪番制」(案件ごとにリーダーを輪番で務め、全員が必ずリーダーを体験する仕組み。複数案件を同時多発的に進めることで、組織運営や業務遂行の醍醐味や難しさを体得)などユニークな仕掛けが施されています。 これまでに、博報堂キャリジョ研プラスと連携した女子大生の価値観調査(2020)・女子大生のSNS実態調査(2021)・メディア企画の提案(2023~継続中)、ホテル日航つくばと連携した「つくば魅力発信プロジェクト」(2022~継続中)、鹿児島市東京事務所と連携したふるさと納税返礼品のPR(2023~継続中)、日本製紙パピリアと連携したハンドクリームの商品開発(2022)、目黒川夢まつりでのプロジェクションマッピングの制作(2024)など様々な案件に関わっています。「挑戦無くして成長なし」が合言葉です。
生涯スポーツ学科 久野研究室
人生100年の長寿社会。これは、とても嬉しいことです。 そんな私たちのライフステージは、自分でバリバリ勉強したり、遊んだり、働ける時期もあれば、病気や障害、あるいは年齢を重ねて、誰かのケアが必要になる時期もあります。もちろん赤ちゃんの頃は、誰もが、全面的にケアを受けていたはずです。私たちがどんな状態にあっても、社会の中で、何らかのケアの中で、尊重されて生きていくことはとても重要です。そして今、私たちの社会が直面している少子化、高齢化という課題は、「ケアは家族(特に女性)が担うべきだ」という考えでは乗り越えられません。 本ゼミでは、「ケア」「支援」「家族」といったキーワードを手掛かりに、社会の中にある「こうあるべき」という価値観にも目を向けながらディスカッションを重ねています。特に、常に何らかの「ケア」を必要とする障害のある人の経験を通して、「ケア」は人と人をつなぐ力や可能性を秘めていることに気づかされます。社会福祉の専門職を目指す一人として、社会の一員として、多様な人と出会う機会を大切にし、その経験を通して、社会をとらえる目、考える力を一緒に鍛えあいましょう。きっと、社会福祉の意義や魅力もみえてくるはずです!
音楽表現・音楽療育 伏見研究室
幼児期の教育は、幼児一人ひとりの特性や発達段階に応じた多様な体験を通して、幼児の主体的な活動を促し、幼児期にふさわしい生活が展開される必要があります。表現(音楽)に関する領域では、元気よく歌おうとして叫ぶような大きな声で歌ったり楽譜どおり正確に演奏したりすることではなく、音楽に親しみ、その楽しさを十分に味わうことから音・音楽の美しさや面白さを感じ取り、豊かな感性を育てることが重要です。音楽表現というと、音を出すことに意識が向けられがちですが、幼児の音楽活動は、聴く、動く、歌う、奏する、つくるなどが挙げられます。大学の講義や保育者への研修会では、音・音楽と身体の動きを融合したエミール・ジャック=ダルクローズの音楽教育法を中心に、体験を重視した内容にしています。日本の伝統文化である「わらべうた」をはじめ、さまざまな音や音楽を使った遊びを体験しながら、音楽の魅力を感じ取ったり、「音楽を通して何を育てるのか」を考えたりすることを大切にしています。 ■地域との連携・実践 幼児や障がいのある子どもとの音楽活動をライフワークにしてきました。本学の学生も、幼稚園教育要領をはじめ、保育や音楽教育、療育に関する文献から学ぶとともに、実際に保育現場に赴いて保育者の指導を観察したり、体験学習を通して子ども理解を深めたりしています。より質の高い保育者養成を目指す具体的実践例として、江別市の大学連携学生地域活動支援事業に採択された「障がいのある子どもたちの音楽あそび」のほか、2025年度は、東本願寺札幌別院子ども会「北翔大学のおにいさん・おねえさんとあそぼう!」、子育てサロンでの「わらべうた遊びとミニコンサート」などの企画・運営や、赤ちゃんとのふれあいイベントのサポートなど、地域との連携を深めるとともに、ゼミ生の実践力を高めています。 ■保育者養成 担当科目である「保育内容(表現)」「保育内容(言葉)」「教育実習事前指導(幼・小)」などでは、演習や実技、グループワーク、プレゼンテーションによる実践的な授業を心がけています。学生の多くは、幼稚園教諭一種免許状や特別支援学校教諭一種免許状、保育士資格などの取得を目指し、幼稚園や特別支援学校での教育実習や、児童福祉施設での保育実習を控えています。子どもたちの前で話をしたり、絵本や紙芝居、パネルシアターやペープサートなどの児童文化財を用いて演じたり、保育環境を整えたりします。そのため、作成した教材を持参して、近隣の幼稚園・保育所・認定こども園などを訪問し、実践する機会をより多く得られるように配慮しています。授業やゼミナールで訪問する保育施設には卒業生が活躍していることも多く、それが学生の安心感や学習意欲を高めています。学生時代の見学や体験学習がきっかけとなり、ボランティアや保育補助のアルバイト、就職に繋がるケースも多く見られます。北海道幼児教育連絡協議会理事として、幼児教育現場と教育実習や就職、研修などの課題解決に向けて協議したり、札幌市私立幼稚園連合会と連携したりすることによって質の高い保育者の養成に努めています。
古川 奨研究室
北翔大学教育文化学部心理カウンセリング学科の古川ゼミでは、精神保健福祉士をめざす専門的な学びとともに、「自分らしさ」を探究することを大切にしています。 心理学や精神保健福祉学の知識を基盤に、人のこころや生活を支える専門職として必要な視点を学びながら、学生自身が「自分はどのような支援者になりたいのか」「本当はどのように生きたいのか」を問い続けます。 ゼミでは精神保健福祉士国家試験に向けた学習を進めるだけでなく、メンタルヘルスやノーマライゼーションなどのテーマを手がかりに、人の幸せや社会のあり方について考えます。 心理学と精神保健福祉学は、人の心と生活の両面から支援を考える学問であり、対人援助の専門家として社会に貢献するための知識と実践力を身につけることが求められます。 専門性の習得と自己理解を同時に深め、専門家になることだけをゴールにするのではなく、自分自身の価値観や生き方を見つめ直しながら学びを進めています。 仲間との対話や研究活動を通して、人を支えるとは何かを考え続けることがこのゼミの大きな魅力です。
志水ゼミ
本ゼミでは、今年度「大学生×社会貢献=ぞうきん!?」というテーマで活動を行っています。思い出してみてください、長期休み明けにぞうきんを学校に持っていきませんでしたか?きっと保護者の方が、持参するぞうきんは作ってくれたか、購入してくれたと思います。でも、貧困世帯であったり、自分自身がヤングケアラーのため、ぞうきんを購入したり、購入するための時間を割くことが難しい子どももいます。誰もが当たり前に準備できるぞうきんが、心の負担になっている子ども達のために、自分たちにできることは何かを考え「大学生×社会貢献=ぞうきん!?」企画を立ち上げました。ぞうきんを作ることだけでなく、課題を抱える子どもの存在について、普及啓発活動を行い、協力者も募ります。現在は、活動に賛同した高齢者のサロン運営者から、ぞうきんづくりへの協力の申し出があり、一緒に活動しています。大学生だけの支援には限界がありますが、地域に支援の輪を広げていくことで、「誰一人取り残されない社会」が実現できると考えています。子ども達の抱える課題を解決するために、新しい資源(本ゼミの企画)を生み出しマッチングさせる、それがソーシャルワークです。ぜひあなたも一緒に、大学生にできる支援活動に取り組んでみませんか。
神田ゼミ(栄養教育)
わが国では、過食や拒食、肥満や痩せ、低栄養、運動不足など様々な問題を抱えている人も多く、健康で長生きしていくためには栄養や健康について教育する機会が必要となります。しかし、習慣となっている生活の変化には抵抗をする人も多いです。また、そもそも「変える必要がない」と自分の問題に気づいていない人、認めたくない人もいます。そこで現状や問題を把握し、どのようにアプローチしたら効果的であるか等をゼミ生たちと考えながら、様々な対象者のへの栄養教育について検討します。 <過去の問題把握と検討の一例> 1) 若年女性の健康状態および栄養状態の検討 2) 学童期における効果的な教育教材の開発(特に栄養教諭免許取得を希望している学生にとって良いテーマであると思われます。また過去の栄養教諭免許取得希望学生の多くが選択しております。) 3) 思春期における痩せ願望とその対策 4) うつと食品摂取頻度とナッジ理論を用いた栄養教育 5)心理的状況と嗜好品(菓子、酒等)摂取との関連性とその対応 上記のように神田ゼミでは健康、食生活等、ゼミ生一人ひとりが関心のある分野を調査研究しています。 その他として次のようなこともあります。 1) ゼミOGとの懇談会:年に1度、卒業生と在校生が交流を深めるOGとの懇談会を開催しています。卒業論文の進め方や就職活動、国家試験合格への秘訣、社会人生活についてなど、時間外の土曜日に行われ希望者のみの参加ですが在校生が卒業生からいろいろなアドバイスをもらえる良い機会となっています。 2)国家試験対策 3)歓迎会、送別会 以上、学生たちとともに私自身も成長できたらと思っております。
矢島研究室
食の分野を学ぶ「管理栄養士」は、日本の食文化を次世代へ継承していく一旦を担う役割があると考えています。「食育に関する意識調査報告書(令和3年)」(厚生労働省)によると、食文化を受け継ぐことは大切だと思うと回答した人は87.5%と高い割合でした。生まれ育った地域の郷土料理や伝統料理について知っている人の割合は57.0%、家庭料理や地域で受け継がれ伝えられている料理について知っている人は約20%と低い割合でした。この結果から、近年の食の多様化のなかで失われてしまった料理や食材があることが懸念されます。 そこで、ゼミ活動では先人たちの知恵の結晶である地域の郷土料理・食材をどうすれば伝承・継承していくことができるのかを一つのテーマとして、まずゼミ生の生まれ育った地域の郷土料理や行事食や特産品、気候や風土などの文献調査を行い、郷土料理や家庭料理のレシピを再現調理することを行っています。また、食の継承の一助として、地域の食材を用いた料理の考案にも取り組んでいます。
三浦ゼミ
皆さんはどのような保育者を目指し、またどのような保育現場で働きたいと考えていますか?このゼミでは、保育に関する文献を読み、実際の保育現場の見学や体験を通して、保育者に必要とされる専門性(知識・技術)や質の高い保育とは何かを学びながら、学生自身がどのような保育者を目指し、またどのような保育現場で働きたいかを考えています。 コロナ禍での制約がなくなってからは、毎年、3年生、4年生のゼミの学生と一緒に、仙台市内や近郊の保育現場の見学に出かけています。写真は、ゼミの学生の要望で、保育環境が豊かな園を訪問した時のものです。 また、学内の活動としては、保育場面の写真や障がいのある子どもの事例をもとにケースカンファレンス(事例検討)を行ったり、保護者支援のロールプレイを行ったりと、学生の要望に応えて、将来、保育現場に勤めたときに役に立つような様々な活動を取り入れて行っています。
千ゼミ
3年次ゼミ(前期)では、SDGsの目標について深く学び、学生一人ひとりが特に重要と考えるテーマを選びます。そのテーマをもとに、創造的な造形活動を企画・発表し、最優秀案を決定。選ばれたプランは、実際の保育・教育現場で実践できるよう具体的に準備を進めます。さらに、協力園を訪問し、子どもたちと一緒にSDGsをテーマにした造形活動を実施!その様子は YouTubeチャンネル「造形活動の遊び場(sswc1000semi)」の再生リスト「3年次ゼミ活動(SDGsに関連付けた実践)」 でご覧いただけます。 写真(保育現場でSDGs目標の10「人や国の不平等をなくそう」と16「平和と公正をすべての人に」を目標に行った実践の様子)
松好ゼミ
本学の地域貢献研究センター事業の一つに子育て支援事業があります。本ゼミではその子育て支援事業である「ゆりっこ広場」の運営を担っております。毎月地域の親子を招き、様々な遊びと、本学教員による専門性を生かした多種多様な保護者向け講座を開設し、地域の子育て支援に取り組んでいます。本ゼミは、当日の運営のほかに、準備段階では保育ソーシャルワークとしての子育て支援や子どもの発達を理解するためのケースカンファレンスなどのほか、参加する子どもの年齢に合った保育実践について考え、保育教材や壁面装飾などの製作などから学びを深めています。 いま、日本は子育てがしにくい状況といわれ、少子化も進んでいます。また、外国籍の方、ひとり親、発達障害や精神障害を抱えている保護者など、様々な形で支援を必要としている家庭があります。 多様化する社会に保育者としてどのように向き合うのか、保育者として子どもの発達を促すにはどうしたらよいのか、子育て支援にどのように取り組んでいけるかを考え、実践と研究を繰り返すことで学びを深めているのです。 保育所や幼稚園、施設などの現場経験のあるゼミ担当者であることから、実際に保育現場で起こったリアルな事例検討や、発達段階ごとの子どもの特徴や遊びの提供の仕方など、より実践的な学びが得られる内容となっています。一緒に学びを深めていきましょう。
菊地研究室(社会科教育・環境教育・図書館情報学)
幼稚園・保育所・認定こども園では、散歩・外遊び(園外保育)、小学校では、街探検(生活科)、地域調査(社会科)といったように身近な地域を対象とした保育・学習活動を展開しております。本研究室では、幼児教育(領域環境)、生活科・社会科教育という視点から、どのように身近な地域資源を発掘(こども環境管理士関連)し、有効活用すべきか、授業開発(保育活動開発)を行い、検証を積み重ねています。また、これらの保育・学習活動をどのように接続強化すべきか、その系統化の確立も目指しています。さらに、身近な地域資源の活用前後において、どのような情報の提示、情報の収集等(認定絵本士・学校図書館司書教諭関連)をすることで興味関心を高められるか、考えていきます。皆さんも、本学に入学して、幼少保の免許資格の取得をめざしながら、身近な地域資源を発掘し、有効な教育(保育)活動を考えてみませんか。
関上ゼミ
マーケティングとは、ひと言でいうと「売れる仕組みを作ること」です。この考え方は、時代とともに変化してきました。マーケティングの概念が確立した1950年代は、安価に作ったものを大量に売ることを目的とした「製品中心」でしたが、やがて顧客が求めるものを提供する「消費者志向」にシフトし、現在は社会活動に軸足を置いた「価値主導」に推移しています。ゼミでは環境保全や地域振興を目的としたマーケティングを研究対象とし、SDGs(持続可能な開発目標)の取り組みを意識したマーケティングも取り上げていきます。 東北の主要産業である「農業」、岩手県北地域の基幹産業の一つである「アパレル」、地方特有の資源を生かし誘客を考える「観光」の3グループに分かれ、企業調査やボランティア活動を交えながら、それぞれの分野で地域を元気にするマーケティング手法を考えていきます。この活動を進めながら自分の研究テーマを決め、データを収集し、プレゼンテーションを行い、論文を作成します。これは、社会に出て仕事をしていく上で、基本となるやり方です。論文で研究成果をまとめ上げるとともに、今後に生かせるスキルを身につけていきましょう。
宮津ゼミ
地域から積極的に学ぼうとするゼミです。地域貢献をしている個人、団体、会社に協力し、一緒に活動する過程で様々な学びをしています。
並木研究室
現代教養学環では、将来の見通しが明確ではない学生たちが、4年間をかけて様々なことに挑戦をし「なりたい自分」を探していきます。将来の希望が見えてきたら、それに向かって何を学べばいいのかを考え、その道筋を作り、進む。並木ゼミはただ学ぶのではなく、大学を出たその先の将来を研究する場所です。 並木ゼミでは特にビジネスやマスコミ、映像、文化を領域として研究します。ビジネス系の出版社であるダイヤモンド社の出身の並木は、現在でもプロダクト評論(腕時計)の雑誌連載を担当しています。ビジネス界全般に向けた視点で学生を指導しますが、特に旅行・航空、映画・映像、出版、芸能・文化、日本語教育を得意としています。
牛島ゼミ
子育てを取り巻く社会環境の変化に起因して、子どもの育ち、子育てに困難を抱えている方々がいます。ヤングケアラー、子どもの貧困、子どもの虐体等の課題は近年私たちの普段の暮らしでも見聞きするようになっています。これらの課題について子どもの育ちの面からみてみると、子ども自身が自らの存在を大切にすることや自分らしい生活を営むこと、さらには将来の希望を持つこと等が難しい状況がうまれています。そして、このような環境下にある子どもたちは、周囲へ自らの思いや考えを伝える事や困っている事を表出することをためらう傾向があります。そのため、周囲の人々、大人は困難を抱えている子どもの存在に気づきにくいということもあります。 このような状況に対し、ソーシャルワーカーは、子どもらしい生活を保障できるように、権利擁護の視点を持って支援に関わることが求められています。ソーシャルワーカーとして、社会福祉の制度やサービスの活用を検討することは大事なことですが、子どもの意思や希望を汲み取るためにはそれぞれ個々の育ちや発達も理解しておかなければなりません。さらに、子どもを中心として、保護者や地域との関わりも理解することにより安心した地域生活につながります。ソーシャルワーカーがよりよい支援を実践することができれば、子どもや保護者が自ら有する力で希望する生活を営み、生活課題の解決、軽減に意欲的に取り組むことができるようになると期待されます。 これらの内容についてより深く学ぶ場がゼミ活動です。子どもの福祉に関するフィールドワーク等を通じて、ソーシャルワーカーとして必要な知識や技術を得ます。また、ゼミ活動は学生が自らに向き合い、人間性を育む大切な時間となります。これら豊かな時間、経験を周囲の仲間、私たち教員と共に積み重ねることにより、ソーシャルワーカーとして成長をすることができます。ソーシャルワーカーは、支援を必要とする個人に加え、地域や社会に貢献できる職業です。子どもの成長や心身の理解に基づいて支援をする保育士、ソーシャルワークを実践する専門職である社会福祉士のダブルライセンスをぜひ周南公立大学で目指しましょう。私たち教員は皆さん自身の自己実現を応援します。