ゼミ・研究室検索結果
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臨床栄養学研究室
年齢が若い時期にはあまり考えないことが多いと思いますが、誰しもが、病気にはなりたくない、いつまでも健康で元気でいたいと思っているのは間違いないでしょう。健康を支える重要な要素のひとつに「食事」があります。例えば、高血圧は減塩、糖尿病は甘いものを控える・・・食事のとり方が大切であり、良くも悪くも食事は私たちの健康に影響を与えます。 基礎となる栄養学において、摂取した栄養素の代謝について学び、さらに、病気を患っている人の病態、代謝とその食事療法を応用・実践する学問として、臨床栄養学があります。 ※「臨床」とはベッドサイドの意味で、医療の現場で患者さんに接し、診察や治療を行うことで、「代謝」とは食べたものを消化・吸収して活動に必要な物質やエネルギーを生み出すとともに、体内の活動で不要になった老廃物を外に排泄するまでのことです。 健康な人の代謝から、病気の人の代謝、薬物の作用の違いまでを学び、臨床で適切な食事管理を行うことが求められます。
山田ゼミ(交通地理学)
受験生の皆さんにとって、「地理」には暗記科目イメージがあるかもしれませんが、本来の「地理学」は、地域の構成要素とそのつながり、「地域性」を考える学問です。地域には自然、歴史、文化・人の意識、政策・制度、産業、景観など、さまざまな構成要素があり、さらに他の地域の諸要素とのつながりもあります。それらが複雑に関係しあって「地域性」となります。地理学では地域を考える際の範囲(スケール)も、全世界を対象とするような巨視的(マクロ)視点から、集落や個人を対象とするような微視的(ミクロ)視点まで、適宜使い分けます。 その中でも交通地理学は、地域を構成する一要素として「交通」をとらえ、地域のその他の要素とのつながりを考えます。大きくは、地域から交通への作用、交通から地域への作用に分けた視点があり、近年では、地域における交通の実態を明らかにし、課題や解決方法を考えることが主流です。地域資源の発掘や地域活性化への活用、それを支える人材育成が求められる中で、地理学の役割は高まっていると感じていますが、交通地理学からも、地域からの視点を活かした公共交通活性化など、貢献できる課題は多いと考えています。
高比良ゼミ(ポジティブ心理学)
対人・社会心理学科は、「社会心理学」について詳しく学ぶことができる、全国でも珍しい学科です。社会心理学は、私たちが社会の中でどのように感じ、どのように考え、どのように行動するかを研究する学問です。そのため、扱われている研究テーマも、日常生活に密着した興味深い内容が多くなっています。例えば、「顔や服装のような外見的な特徴によって、相手の印象はどのように変わるのか」「SNSの利用は、人間関係にどのような影響を与えるのか」「商品を買ってもらうためには、どのような広告が有効か」など、研究内容は多岐にわたります。 もちろん、対人・社会心理学科に入らなくても、このような研究内容は、本やインターネットなどを通して知ることができます。しかし、自分の力で新たに研究を行おうとすると、独学ではなかなか大変です。そこで、自分自身で研究を企画・実行する力を確実に身に着けるために、心理学部の3~4年次は必ず「ゼミ」に所属します。また、高比良ゼミでは、週1回のゼミとは別に、学年を超えた交流会やゼミ合宿なども行っています。
伊澤ゼミ(イギリス文学・文化)
伊澤ゼミではウィリアム・シェイクスピアの演劇を中心に、イギリス文学・文化を学びます。毎年、シェイクスピア作品をひとつ取り上げ、舞台上演の映像や映画版を比較しながら、400年以上も前に書かれた作品がどのようにして現代に蘇っているのかを考えます。シェイクスピア作品が古典として受け継がれてきたことにはさまざまな理由がありますが、一番の理由は「おもしろい」ということです。その魅力が、遠く離れた現代の日本の私たちにどのように届けられているのか、観客とクリエイターのそれぞれの視点に立って考えてみます。また、実際に劇場に足を運んで観劇することもあります。さらに、シェイクスピア作品を入口に、イギリスの文化や歴史などについても広く学ぶことを目指しています。
塚原研究室
養護教諭課程では、実習や学習支援ボランティアなどの学校現場での学びも大切にしています。学生は、大学で学んだ理論をもとに、実際に子どもを支援する中で、悩んだり考えたりします。そして、それを友人と話し合ったり、解決策を探したり、実習校の先生や大学の教員に指導を受けたりしながら、広く知識を習得し、実践力を身につけていきます。 「大学で学んだ理論と学校現場での実践とを結びつけながら、学びを深める」ということを積み重ね、社会で活躍することができる養護教諭の育成を目指しています。 |主な学校実習| 発達支援実習Ⅰ(特別支援学校)Ⅱ(高等学校)Ⅲ(学生が希望する学校) 保健管理時実習(小学校と高等学校での健康診断、救急処置など保健管理) 養護実習(小学校と中学校) その他、学習支援ボランティアなど
感染防御免疫ゼミナール
新型コロナウイルスが猛威を振るい、これまでの生活様式や習慣などに大きな変革を求められる昨今。皆さんもグローバル化により加速する感染症拡大の脅威を身をもって実感していることと思います。本ゼミでは、そんな世界中が注目する「グローバル感染症」、HIVなどをはじめとする「免疫疾患」、国民の約2人に1人*が疾患を持つといわれる「アレルギー」を研究対象としています。 ゼミでの学習は、免疫の基本的なメカニズムを学ぶことからはじまります。しっかりと基礎を理解したうえで、「グローバル感染症」「免疫疾患」「アレルギー」に関する文献をピックアップし、学生たちで読み合い理解を深める抄読会を繰り返し実施。文献から得た知識や自身の考察などをまとめ、プレゼンテーションやディベート、ディスカッションを行いながら、最新の研究内容に触れていきます。 また、ゼミでの活動は教室だけに留まりません。ヘルスケア企業や化粧品製造販売企業、研究所などを訪問し、業界をリードする大手企業が取り組む最前線の研究を直接学ぶ機会を用意しています。さらに、希望者は担当教員が所属する学会活動にも参加することもできます。 「健康」は、世界共通の課題の一つです。健康的な生活を実現するためには、コミュニティーの1人1人が健康や医療に関する正しい知識を身につけ参加すること、地球規模で協力・連携することが欠かせません。本ゼミでの研究は、人々の「健康・医療」に関するリテラシーの向上と健康な生活の実現に寄与するはずです。 *参照:厚生省「リウマチ・アレルギー対策委員会報告書」
IT/統計リテラシーゼミナール
健康を決める力、ヘルスリテラシーの要素の一つに、健康にかかわる統計情報を読み解く力『統計リテラシー』がある。溢れるメディア情報を正しく理解し、判断に有効に活用できているだろうか? ・毎日リアルタイムで発表される感染症の拡散状況、数値の増減が意味するところ ・陽性者報告数のうち、症状(無症状者・重症者)や、感染経路(特定・不明)の内訳が判断に影響するところ ・このままでは、ある病気の発症リスクが150% (1.5倍)になると言われ、どう行動を調整するのが望ましいのか 大ヒットとなった『統計学が最強の学問である』の著者、西内啓氏は“統計リテラシーのない者がカモられる時代”がやってきたとまで言う。ビッグデータなどの言葉に踊らされ、金融商品への投資などで判断を誤っては取り返しのつかないことになりかねない。ヘルス領域だけでなく、ビジネスの領域においても、ニューノーマルを生き抜く必須のスキル「統計リテラシー」を一緒に身につけよう!
社会言語学ゼミナール
様々な言語現象を、母語とその他の言語と比較対照させて研究します。それぞれの言語使用のパターンに目を向けることで、異文化理解を深めながら学術的な学びと実社会のつながりを見出します。 研究対象は、会話をはじめとする人々の日常の中にある言語現象です。これを録音したり録画したりして、言語・コミュニケーション研究のための表記法を用いて文字化して様々な観点から分析します。主観的な判断に偏ることを避けるため、複数人でデータセッションを重ねながら、データから読み取れることを検討していきます。ここで得る知見は、多様な分野に貢献可能です。比較対照研究により、普段無意識で行っている言語行動が、別の言語文化と何がどのように違うのか、その違いに対し、どのような配慮が必要かを明らかにすることは、異なる文化背景を持つ他者理解と、彼らとの円滑なコミュニケーションに役立ちます。グローバル化が進み増加する外国人労働者・移民・難民との関係について考えたり、また研究対象とした言語の教授法等に応用する方法について考えたりすることができるようになるのです。
ヘルスプロモーション(健康社会学)ゼミナール
WHOは「Health for All」をスローガンとし、あらゆる人々(病気や障害の有無、年代、人種、ジェンダー等を越えた)に健康かつ幸福を感じることができる公正な社会の創造を目指しています。そのためには、医学や科学の発展はもちろん、“人々のつながり”や“社会環境づくり”へ目を向けていくことも大切です。 本ゼミナールでは生活習慣病の予防のみならず、“健康をつくる(ヘルスプロモーション)”という、よりポジティブな発想と創造力を育むことをねらいとしています。特徴的な学生活動としては、ICHPS(Inter College Health Promotion Seminar)というセミナーの企画運営や、地域等での実践活動があります。ヘルスプロモーションの知識技術の習得のみならず、学部や大学を越えた繋がりを通じて学ぶことで、広い視野から日常生活の中に存在する”健康”との繋がりやヘルスサービスの新しい可能性について検討します。 近年、社会における”健康”のニーズは高くなっています。ゼミナールでの活動や研究を通じて、地域・学校・企業・病院等でのヘルスプロモーションの実践や幅広いヘルスサービスを提供することができる人材を育み、社会で活躍することができるヘルスプロモーターの育成を目指しています。
翻訳学ゼミナール
私たちの暮らしのなかには、翻訳によって成り立っているものが数多くあります。書籍や映像作品はもちろん、報道やマニュアル、さらには日本語、すなわち言語そのものにまで翻訳が関わり、さまざまな種類の異文化コミュニケーション(同言語使用者間のコミュニケーションも含みます)を可能にしています。そういった色々な「翻訳」にまつわる問題を見つけ、そして問題解決に貢献する研究を行うために、翻訳学の基本文献を読み、個人・グループで課題をこなしていきます。 上述の通り翻訳は遍在するため、異文化コミュニケーションにまつわる多様な問題(人・物の移動に伴うもの、国・地域の関わりによるものなど)には、翻訳という観点からアプローチできます。プロジェクト課題などを通じ、問題を発見・設定する(0を1にする)力を培い、独自の、そして学術・社会的意義のある研究課題を見つけます。そして、翻訳学の理論および研究方法をグループ活動などを通じて学び、問題を解決する(1を2にする)力を養います。翻訳をテーマとした卒業論文研究に取り組むことから、卒業後の社会での活動においても必要とされる、問題を発見・設定し、解決する力を身につけることを目指します。
「ヘルス × 文化 × コミュニケーション」ゼミナール
本ゼミナールでは、「面倒くさい思考」を推奨します。それはゼミの研究対象が「コミュニケーション」であるためです。私たちはコミュニケーションをあまりにも当たり前に行っており、コミュニケーションの機微を理解するためには、「わざわざ」立ち止まって考えることが必要なのです。 本ゼミナールでの学びの焦点は主に3 つあります。第一に、「問題を発見する力」と「問題を解決する力」という汎用性の高い力の育成を図ります。とくに問いは答えの範囲を限定する力があるため、3年次に「問題発見力」、4年次に「問題解決力」に重点をおき指導を行います。第二に、コミュニケーション論の基礎概念を学び、それらを活用した研究の実践を通じて、コミュニケーションという事象そのものへの理解を深めていきます。このプロセスでは自らのコミュニケーションをデザインする諸活動にも従事することになります。第三に、わからないことを性急にわかろうとするのではなく、またわからないものとして拒絶するのでもなく、「わからなさ」に付き合う力(ネガティヴ・ケイパビリティ)の向上を目指します。SDGsをはじめとする現代の課題に向き合う際に不可欠な不安・不確実性に向き合う姿勢を身につけます。 本ゼミナールの具体的な活動例は以下の通りです。 (1)文献講読に基づく討論とアウトプット(専門知識のインプットとアイディアの発展力) (2)質的研究演習(データ収集・分析方法、研究倫理他) (3)学外イベントの企画と実施(コミュニケーション・デザイン力の向上) (4)卒業論文プロジェクト(問題発見力、プロジェクト・マネジメント力、データ収集・分析力、プレゼンテーション力の向上) 「丁寧に観察し、丁寧に考える」を積み重ね、互いに育て合うゼミナールを目指します。
Global NCDゼミナール
世界保健機関(WHO)では、不健康な食事や運動不足、喫煙などの原因が共通しており、生活習慣の改善により予防可能な疾患をまとめて「非感染性疾患(NCD)」と位置付けています。心血管疾患、がん、糖尿病、慢性呼吸器疾患などがこれに含まれます。NCDによる死亡で割合が高いのは、「心血管疾患」(48%)で、次いで「がん」(21%)、「慢性呼吸病」(12%)と続き、心血管疾患による年間死亡数は1,700万人(2008年)から2,500万人(2030年)に増加すると予測されています*。 Global NCDゼミナールでは、心血管疾患の原因である動脈硬化の疫学とメカニズムに焦点を当て、その予防法の確立と啓蒙を目指して下記に取り組みます。 ① 抄読会「今日から使える医療統計」(医学書院)、「病気がみえる」循環器 (Medic Media) を抄読する。 ② 学外施設 (関連病院, simulation center, Johnson & Johnsonなど) の見学 ③ 卒論研究 非感染性疾患に関連するテーマについての調査研究を行い、卒業論文を完成させる。 *出展:2012年世界保健統計(世界保健機関)
「文化と心理のコミュニケーション」ゼミナール
異なった文化背景を持つ人達とのコミュニケーションにおいて起こる問題は、文化的価値観の相違から生じるケースが多く、我々が日常生活において無意識に行っているコミュニケーションも、このような社会・文化的状況で形成された価値観の影響を受けているといえます。本ゼミナールでは、文化、心理、コミュニケーションの相関関係を考えながら、人間のコミュニケーション活動を、主に精神文化と行動文化との関連で明らかにし、体系化を試みることを目指します。こうした研究により異文化間で起こるコミュニケーションの問題解決に寄与します。 授業は、担当教員による導入講義、ゼミ生による発表、全体でのディスカッションを中心に学生が主体となって展開します。ゼミ生には、文化とコミュニケーションに関する問題意識を持ち、図書館やデータベースを活用し必要な文献を探し出し、研究成果を整理しまとめ、発表をする能力と責任感を求めています。
Exploring Culture Through Young Adult Novels
In this comparative culture literature seminar, students will read several authentic young adult novels with a connecting theme cultural theme in order to explore the and compare the values and behaviors between the novels and against those of their own culture. For third year, the theme will be illness. Students will read three novels: Tuesdays with Morrie, The Fault in Our Stars, and A Monster Calls. Students will be responsible for reading, analyzing, discussing, and writing regular chapter/book reports about the books. Regular sessions will focus on comprehension of language, plot, and characters, as well as exchanging and exploring opinions regarding the books. In fourth year, students will select an individual theme (prejudice, racism, sexism, LGBTQ issues, identity, conflict, etc.) and a set of novels to explore it. Regular reports and a final graduation thesis will be expected.
心理学ゼミナール
現代の若者が抱える課題は複雑で多岐にわたっています。自分探し、親からの自立、友だちへの同調、意欲の低下と先延ばし、SNS疲れ…。 心理学ゼミではこのような若者の行動や心理における課題を具体化し、ゼミ生が自分の意見を持ち、その確からしさ(確率)をデータで示す、という科学的営みを通して、自分だけの経験を他者の経験へと一般化させています。 近年、社会の成長の指標は、モノの豊かさから心の豊かさ(ウェルビーイング)へシフトしています。心理学はウェルビーイングを評価する指標(心身の健康、QOL、幸福感)を提供するとともに、成長が阻害されている人(災害被害者、マイノリティ、ストレス関連障害)のケアを行い、健康で幸福な生活の実現に貢献しています。本ゼミは未来を担う若者のウェルビーイングを向上させる方法を提案し、幸福で持続可能な社会の実現を目指しています。
国際関係論ゼミナール
戦争、外交問題、格差、貧困、地球環境、ジェンダー平等…。世界には、じつに多様でグローバルな社会的・政治的課題があふれています。ゼミではこれらの問題を、文献を読みながら学び、討議し、考えていきます。 グローバルな課題の多くは容易に解決できるものではなく、相対するアプローチが同時に採られることも少なくありません。解決を阻む要因は何か、どのようなアプローチが考えられるか、実際にどのような取り組みがなされてきたのか。問題の本質や連関性、それらを取り巻く国内的・国際的環境、異なるアプローチの有効性と限界などをまず理解することが、問題を理解するための第一歩となります。本ゼミでは、そのための基礎知識を身につけることを目指します。 普段のゼミではディスカッションを中心に行い、論理的思考力と自分の考えを発信する能力やスキルを養います。そのために各ゼミ生が毎回時間を取って準備をし、ゼミにおけるディスカッションに力を注ぐのもこのゼミの特徴です。 また、海外の学生とオンラインでディスカッションを行うことで文化や考え方の異なる人たちとの交流を図ったり、企業をはじめとする諸団体を訪問したりゼミに招聘したりして知見を広めます。 将来、国際機関やNGOなどの国際的な仕事に就いたり、行政機関でSDGsをはじめとするグローバルな課題に取り組んだりするための、あるいはニュースや新聞、専門書などを理解するための知識を獲得することを目指します。
Health Care Lab
糖尿病などの生活習慣病に対するヘルスケアを中心に現在の問題点を考え、議論し、解決方法を探索するゼミです。おもに運動や食事といった生活習慣にフォーカスし、健康的な生活を実現するためのヘルスケアのあり方を研究していきます。 1年目は、2年目に行う調査・研究に向けた基盤を形成する期間。各自興味のある研究論文を抄読し、ヘルスケアにおける現在の問題点や研究の手法について深く学びます。本格的な研究が始まるまでにプロトコールを確立することを目指します。2年目は、1年目に確立したプロトコールに沿って、研究と卒業論文を完成させます。下級生は先輩のプロトコール推進を手伝いつつ、上級生から多くのことを学んでいきます。将来の大学院進学や海外の学会発表を目指すこともできます。
越智 亮研究室
本研究室では、自力で歩くことが難しくなった方や要介護状態にある高齢者を対象に、筋肉に振動刺激や温熱刺激を加えながら行う筋力トレーニング(ハイブリッドトレーニング)や、自転車をできるだけ速くこぐ運動(高速ペダリング)など、さまざまな運動方法が筋肉にどのような影響を与えるのかを研究しています。 研究では、筋力とともにリハビリテーションの現場でも広く使われている超音波診断装置(エコー)を用いて、筋肉の厚さや量だけでなく、筋質(筋肉の中がどれだけ良い状態か)を測定します。筋質とは、筋線維がしっかり詰まった理想的な状態か、脂肪など筋線維以外の成分が多く含まれている状態かを示す指標です。 これらの測定を通して、短期間のトレーニングでも筋肉の質が変化するのかを科学的に検証しています。本研究は、将来、高齢者や運動が苦手な人でも安全で、無理なく続けられる効果的な筋力トレーニングや運動方法の開発につながることを目指しています。
看護課題の探究
看護は、対象にとって最善のケアを提供することを目標に実践がされています。しかし、立ち止まって考えると、研究等で示されたケアの根拠が必ずしも適用されてないことがあります。もちろん、根拠を適用すれば、対象にとって最善のケアとなるといった単純なものではありませんが、なぜなのでしょうか。 「看護課題の探究」では、学生が今までの学修から感じている疑問や課題について、文献を活用して、何が明らかなのか、明らかでないのかを確認します。その上で、統合実習を活用して、実践の場で自分が探究したいテーマ(看護課題)に関する状況を確認していきます。 そして、再び、学内に戻り、現状を分析し、どのようにすることが必要なのか、課題解決に向けて考えていきます。学生は、自分のテーマに応じて、各看護学領域で課題を探究します。看護学領域は、基礎、成人・高齢者、精神、小児、母性地域・在宅のほか、看護管理、国際看護、学校保健などを設けており、各領域の担当教員、グループメンバーと共に課題を探究・解決し看護の質を高める方法を理解する場になります。
保健養護学研究室
肥満・痩身、生活習慣の乱れ、メンタルヘルス、アレルギー疾患の増加、性に関する問題など、子供たちのかかえる健康課題は多様化・複雑化しています。このように多岐にわたる健康課題の解決に向けて、養護教諭は専門性を発揮しつつ、中核的な役割を果たしながら学校保健活動を推進していきます。より専門性の高い養護教諭を育成するために、本研究室では以下のテーマに取り組んでいます。 ・養護教諭養成課程在学生を対象としたフィジカルアセスメントに関するweb配信教材の検討 ・性別違和を感じている子どもへの対応意欲に関わる教員の個人内要因に関する研究 ・感覚処理感受性の高い子供(HSC)に関する研究 ・1次トリアージ教育についての研究 など
スポーツ政策・文化コース 石井智研究室
スポーツによるビジネスを考える場合、社会からの強いニーズに応答可能なコンテンツを創造し、販売していくことが成功につながります。そう考えると、少子高齢化や人口減少という社会課題は「社会からの強いニーズ」を表していると言え、これを解決するコンテンツやスキームを考えることが、ビジネスを成功に導くとともに、スポーツの普遍的な価値をも向上させるエンジンとなります。 そこで、本研究室では、少子高齢化や人口減少など課題の本質をつきとめ、それを解決できる商品やスキームを他のセクター(NPOや行政、私企業)との連携によって創造するなど、実現可能・持続可能な商品・ビジネスモデルや政策(行政が行う場合)を研究しています。
アウトドアスポーツコース 林綾子研究室
野外活動/スポーツは、自己・他者・自然との関係向上が期待できるとして、教育現場や社員研修、チーム作り、環境学習に活用されてきましたが、近年では、日常的に自然環境を活用した活動を実践することが、心身の健康や望ましい社会関係の構築に役立つことが証明され、野外活動/スポーツへの期待が高まっています。また、2017年にスポーツ庁によって発信された「アウトドアスポーツ推進宣言」によると、アウトドアスポーツを推進することは、①人々に豊かな時間をもたらす、②地域社会を元気にする、③地域と世界がつながる、という観点で、スポーツの枠を超えて人々や社会を豊かにするものとして注目されています。 本研究室では、多様な自然環境を活用した野外スポーツ実践を国内外にて展開し、学生・関わる人々が共に学び、成長し、また地域貢献事業、実践的研究を通し、多様な対象者に安全で楽しく、学び多い野外スポーツ実践を提供し、人と自然の望ましい関係を築くことのできる人材の育成から、よりよい社会づくりに貢献することを目指しています。
スポーツ政策・文化コース 佐藤馨研究室
「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる。(略)女性っていうのは競争意識が強い。誰か一人が手を挙げて言われると、自分も言わないといけないと思うんでしょうね。それで、みんな発言される。」これは、先日、女性差別として大きく取り上げられた発言です。この発言、何が問題かというと、会議が長くなったり、競争意識が強いのは、本当に女性だけなのか、ということです。よく考えると、男性だけの会議でも長時間になるだろうし、競争意識で言えば、むしろ男性の方がそうした意識が高いのでは、と思います。つまり性別は関係ないのです。 ここで注意すべきは、女性に対する論拠のないイメージや印象、すなわちジェンダー(gender:社会的・文化的につくられた性差)観が、女性の活躍を阻んでいるということです。実は、このジェンダー問題、スポーツのあらゆる場面で女性の活躍の前に立ちはだかることが多く、さらにやっかいなのは、当事者の能力とは無関係に性別で判断されてしまう、ということです。本研究室では、そうしたスポーツのあらゆる場面に横たわるジェンダー問題を明らかにし、社会に発信していくことを目指しています。
小林ゼミ
経営には経済的側面のほかに重要な側面があります。ひとつは社会学的側面、もうひとつは心理学的側面です。前者の社会学の基本的アプローチとは、社会現象が起こる原因をメカニズム(因果関係)として解明するアプローチ。後者の心理学のアプローチとは、主に企業で働く人のココロに焦点を当てたアプローチです。人が企業で働くということには、賃金を得ること以上の意味を持ちます。こうした経済的側面、社会的側面、心理的側面といった様々な視点から、総合的に経営を考えていくことが、本ゼミの研究テーマです。 また、本ゼミでは研究と同時に社会において必要となる最低限のスキル(ディスカッション・グループワーク・プレゼンテーションなど)の獲得を、副次的な目標として掲げています。こうしたスキルのトレーニングを複数回行うほか、研究成果の発表とプレゼンテーションのスキルアップのために、学内のゼミ発表会には参加が求められます。それらの準備にむけては一年を通してハードな課題が課せられますが、その分、具体的な知識を深く身につけることが可能です。 同期や先輩、後輩などとの協力作業や、社会人の方による講演や経営の現場に足を運んでの調査などを通して、多くの学びを得られる、「企業経営コース」ならではのゼミです。
村上ゼミ
このゼミでは、会社法・金融商品取引法を中心とした、企業を取り巻く法制度に関する研究を行います。 金融商品取引法は「上場会社に対する規制」「投資に関する規制」「金融商品取引業者に対する規制」などを主な柱とする法律です。大学生にとっては縁遠い法律のように思われるかもしれませんが、上場会社、証券会社、銀行などに就職した場合や、株式投資をしてみようと考えた場合などに、金融商品取引法の知識が役に立ちます。 また、会社法については、株式会社制度の基本を確認しつつ、上場会社の企業統治(コーポレート・ガバナンス)について、研究していきたいと考えています。目標は、会社法・金融商品取引法を中心に、企業を取り巻く法制度に関する知識を身に付けること。会社法・金融商品取引法も大学生にとってはイメージがつかみにくく、難しいと感じる場合も少なくないと思いますが、この2つの法律を中心に、企業を取り巻く法制度について学び 、就職後にその知識を活かしていけるよう、ゼミ全体で議論していきます。
吉原ゼミ
「家族」は私たちにとって最も身近な人間関係です。そして、私たちが生まれ落ちてから死後に至るまで、家族との関係は時に形を変えながら私たちに影響を及ぼし続けます。では、「身近である=よく知っている」と言えるのでしょうか。自分の思い描く家族は本当に「ふつう」なのでしょうか。このゼミでは、家族を相対化する視点を養いつつ、家族関係にかかわる各自の問題関心の発掘、発見およびそこに潜む現代社会がかかえる問題の追究・解明を目標としています。ゼミでの学習は、まず「自ら問題を発見し、調べ、まとめて、発表する」という主体的な参加プロセスが重視します。そのうえで、ゼミ生同士がお互いに自らの考えを述べ、相手の意見や考えを理解しつつ、深め合える場にしたいと考えています。ゼミ活動を通して社会生活にとって最も重要である対人関係能力、コミュニケーション能力を養って欲しいと思っています。ゼミは学生主体の場であり、教員はそのサポート役と位置づけです。積極的なゼミ活動への参加、企画提案、貢献を強く求めています。 *ゼミ受講生の問題関心やその理解を深めるため、テーマ等に応じて外部講師の招聘も予定しています。
徳田ゼミ
本ゼミでは、生涯にわたる人間の成長や変化の可能性、またそれを支える環境や支援のあり方について学びます。また個別テーマの探求、ならびにゼミ生間の協同的な学びを通して、私たちがより良く生きるうえで心理学が果たすことのできる社会的役割や責務について考察。インタビュー法を中心に、心理学の研究方法の習得を通して、実証科学としての心理学研究のあり方についても学びます。 春学期は、ゼミ受講生の問題関心に寄り添いつつ、関連領域(発達心理学、ポジティヴ心理学、質的調査法)に関する文献を共同で講読。続く秋学期は、各自の学習度と進捗に応じて、個人テーマ研究についての概要報告を加えていきます。文献検索の仕方、論文や統計データの読み方、インタビュー法や質問紙法観察法を中心とした心理学研究法についても指導します。 学期末には、人生のモデルや憧れとする人を対象に、ライフストーリーインタビューを実施。期末レポートとして提出してもらいます。ゼミ活動においては、グループディスカッションなど協同で学習する機会を多く取り入れ、研究テーマに応じて関係機関との連携や見学も行っていきます。活発な議論を通して互いの考えを伝え合い、学び育ち合う関係をつくっていくことを目指しています。
鈴木ゼミ
このゼミでは、子どもの実態から教育について学ぶことをめざします。 日本社会や世界がかかえる課題が教育においてどのようにあらわれるかについても検討します。 たとえば、①社会の課題について。②学校の課題について。③社会・学校の変化について。以上3点をふまえ、現代の社会を生きる市民として、あるいは教員として求められるスキルを身につけることをめざします。 ○教育の変化。 GIGA スクール構想など、IT 技術の発展に応じて学校と社会はどうあるべきか。 ○社会問題と教育の役割。 貧困問題・環境問題・人権の課題など、また「持続可能な開発目標」(SDGs)とそれを踏まえた教育の在り方についての研究。 ○子供の現在。 子供の変化について。情報化の進展は子供に変化を与えたのでしょうか。 ○小学校の生活科、中学校社会科、高等学校公民科、また特別活動・総合的な学習の時間を中心にした授業づくりの方法。特に、環境教育・開発教育・人権教育・法教育・ESD(SDGs)など新しい教育分野に関する研究をします。 ○授業研究、授業方法研究。 ○授業分析。 ○授業実践。
福祉開発フィールドワーク(2年次)
フィールドワークを通して「身近な地域にある貧困」に接近し、社会課題としての貧困を理解します。また当事者へのインタビューを行い、貧困や孤立に至るライフヒストリーをつかみます。さらに生活に困窮する子どもたちやシングルマザーの現状を学び、公的支援の役割について理解を深めます。そしてゼミでは地域のNPOや実践家とともに、「居場所づくり」や食料支援の活動を企画・運営し、孤立のないコミュニティを開発する力を身につけます。
森本ゼミ(フィールド/現場から考える平和と人権)
試験問題には答えがありますが、生きていくうえでは、答えのない多くの問いと向き合う必要があります。世界には、簡単に解決できない問題が数多くあり、だからこそ、考えがい、議論のしがいがあるともいえます。2022年4月に開設された青山学院大学法学部ヒューマンライツ学科では、「見方を変えれば、あなたは変わる。世界も変わる」を合言葉に、“ヒューマンライツ=人権”の観点から私たちの社会を法的に分析し、考察する学びの経験を提供しています。一人ひとりが人間として尊重とされる世界をつくるため、学生と教員が一体となって学び続けている学科です。 「平和」や「人権の保障」といった抽象的な言葉で表される理想の社会の状態は、具体的な人間の営みを通じて実現されます。その意味で人間は、誰でも自分の周りに大小さまざまなスケールの平和を創っていく主体となり得るのです。一方で、私たちはみな自分の身体を使って時間的にも空間的にも限られた経験を生きています。そのため、自分自身の知性や感性をもとに、他者の具体的な経験をいかに開くかといった傾聴力が、各人が平和創出の主体となろうとする際、大事な課題となってくるのです。