ゼミ・研究室検索結果
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久保ゼミ(仏教美術史・アジア文化史)
教員は東南アジアの美術史を研究していますが、このゼミには東南アジアのみならず、南アジアや東アジアといった各地に発展した文化や美術、建築に関心のある学生が集まり、それぞれの関心に基づくテーマで卒業論文の執筆に取り組んでいます。 卒業論文のテーマは多岐に渡ります。これまでの例では、海外の遺跡や文化に焦点を当てたものとして、叙事詩『ラーマーヤナ』の猿の戦士ハヌマーンの図像表現について論じたものや、インドのアジャンター石窟寺院の壁画について詳細にまとめた論文がありました。日本国内の神社仏閣をテーマにしたものとして、出雲大社の信仰について建築や神話を軸に論じたものや、日光東照宮の色彩や装飾に込められた意味について論じたものがありました。一方で、仏教をモチーフにした創作物から日本人の宗教観について考察した論文や、日本で近年増加しているベトナム人向けの仏教寺院について調査した論文など、現代日本社会に焦点を当てた意欲的な卒業論文もありました。
山田ゼミ(交通地理学)
受験生の皆さんにとって、「地理」には暗記科目イメージがあるかもしれませんが、本来の「地理学」は、地域の構成要素とそのつながり、「地域性」を考える学問です。地域には自然、歴史、文化・人の意識、政策・制度、産業、景観など、さまざまな構成要素があり、さらに他の地域の諸要素とのつながりもあります。それらが複雑に関係しあって「地域性」となります。地理学では地域を考える際の範囲(スケール)も、全世界を対象とするような巨視的(マクロ)視点から、集落や個人を対象とするような微視的(ミクロ)視点まで、適宜使い分けます。 その中でも交通地理学は、地域を構成する一要素として「交通」をとらえ、地域のその他の要素とのつながりを考えます。大きくは、地域から交通への作用、交通から地域への作用に分けた視点があり、近年では、地域における交通の実態を明らかにし、課題や解決方法を考えることが主流です。地域資源の発掘や地域活性化への活用、それを支える人材育成が求められる中で、地理学の役割は高まっていると感じていますが、交通地理学からも、地域からの視点を活かした公共交通活性化など、貢献できる課題は多いと考えています。
大西 磨希子ゼミ
◆この学科での学びのポイント 仏教の開祖釈尊や、浄土宗の開祖法然上人の教えを中心に、共生(ともいき)の精神や和合の精神を体系的に習得。少人数のゼミで、「研究」「講読」「演習」と段階的に専門性を高めます。それにより、本当の自分を見つめる「還愚」の視点から、これまでの価値観を再構築し、学んだ仏教の叡智を、現代社会の課題解決(SDGsの達成等)にいかせる、人間力と応用力を育てます。 ◆ゼミの内容 1年生を対象に、仏教にまつわるテーマを取り上げながら、大学での学びに必要な文章表現について実践的に学びます。学術的な文章では、正確な表現と明確な構成が求められます。引用の仕方や出典の表記といった基本ルールを含め、レポートの作成や卒業論文の執筆に向け、段階的に力を養っていきます。 ◆在学生の声 『意見交換を通して考えが広がる』 毎回、仏教に関するテキストを読み、興味のある事柄について自分の言葉でまとめます。先生や受講生との話し合いを通じて、新たな知識や考えに出会える楽しい授業です。 <仏教学科1年生(当時)>
大谷 栄一 ゼミ
◆この学科の学びのポイント 毎日のニュースで流れるさまざまな社会問題や、家族、学校、職場、地域にあふれる身近な社会現象などを多角的に観察・分析できる幅広い視野と能力を育成。 少人数制のクラスで、多彩な科目をバランスよく学ぶことにより、共生社会に貢献する力、情報社会において必要とされる情報リテラシーや論理的思考力を養います。 ◆ゼミの内容 社会調査を行い、京都の伝統文化を研究します。調査対象は京都のお祭りや和菓子、着物、伝統工芸など。現地調査やインタビュー調査を通じて現代京都の伝統文化が抱える課題を理解し、解決策を他大学との政策研究交流大会で発表。授業を通じて、社会人として重要な「調べる力」が身につきます。 ◆在校生の声 『研究活動を通じてやりがいを実感』 社会調査・研究で得られた結果を論文としてまとめ、研究大会で発表します。日々の研究や添削は大変ですが、 それ以上にやりがいを感じられるのがゼミの特徴です。 <現代社会学科3年生(当時)>
文学部 歴史学科(法から見た日本の中世社会) ※2026年4月、史学科より名称変更
3回生ゼミでは、前期は中世史料に慣れてもらうために、教科書を参照しながら戦国大名が出した法令の原文を読み、語句の意味を確認したり、逐語訳をしたりして、史料から歴史的情報を読み取る訓練を行います。あわせて、関連する史料や先行研究も調査してもらい、学問的な議論を行うための作法を学びます。後期には公家法・武家法・寺院法など多様な中世法の中から各自テーマを設定して、調査・考察を行い、その成果を発表してもらっています。歴史学を学ぶことを通して得られる思考法は、情報過多な現代においても必要な能力です。日々、流されてくる客観性を欠いたネットニュースや悪意のこもった情報、根拠のない噂・流言であたふたしないために役立つといえるでしょう。
安斎 徹ゼミ
企画力・行動力・協働力を身につけながら、これからの社会やビジネスを如何にデザインするかを探求しています。「日本一ワクワクドキドキするゼミ」を目指して、企業や地域など広く社会と連携しています。 安斎ゼミの運営にあたっては、「企画1000本ノック」(企画力の向上を目指し、何か新しいアイデアを毎日3つ以上考え、1年間で1000個のアイデアで「企画ノート」を書き尽くすのが目標)や「リーダー輪番制」(案件ごとにリーダーを輪番で務め、全員が必ずリーダーを体験する仕組み。複数案件を同時多発的に進めることで、組織運営や業務遂行の醍醐味や難しさを体得)などユニークな仕掛けが施されています。 これまでに、博報堂キャリジョ研プラスと連携した女子大生の価値観調査(2020)・女子大生のSNS実態調査(2021)・メディア企画の提案(2023~継続中)、ホテル日航つくばと連携した「つくば魅力発信プロジェクト」(2022~継続中)、鹿児島市東京事務所と連携したふるさと納税返礼品のPR(2023~継続中)、日本製紙パピリアと連携したハンドクリームの商品開発(2022)、目黒川夢まつりでのプロジェクションマッピングの制作(2024)など様々な案件に関わっています。「挑戦無くして成長なし」が合言葉です。
インテリア建築分野 千里研究室
インテリアデザインと建築の両方を幅広く学べるゼミです。その中心にはユニバーサルデザインを取り入れ、赤ちゃんからお年寄りまで幅広く使える居住環境を探求しています。ゼミでは社会貢献や防災活動にも力を入れ、地域住民・役所・企業と連携しダンボール間仕切りや空き箱を再利用したダンボールベッドを開発し避難所運営に携わり、社会に貢献できるリーダー養成に力を入れています。授業では、手書きでの設計製図やインテリアパース、模型製作、コンピュータを使って設計する複数のCADや3次元モデルで建物を設計し様々な情報を活用するBIM、VR、ドローン操作などについて学びます。私自身の建設会社経営の経験を活かし、社会で役立つ実践的な教育を行い高い就職内定率を誇っています。さらに建築士試験やインテリアプランナー、コーディネーターなどの受験対策にも力を入れ、卒業生達は一級・二級建築士・デザイナーなど幅広く活躍しています。ゼミの自慢は「仲のよいゼミ生たち」です。色々な学生がいますが、どの学生も分け隔てなく学び、とても居心地の良いゼミです。
矢島研究室
食の分野を学ぶ「管理栄養士」は、日本の食文化を次世代へ継承していく一旦を担う役割があると考えています。「食育に関する意識調査報告書(令和3年)」(厚生労働省)によると、食文化を受け継ぐことは大切だと思うと回答した人は87.5%と高い割合でした。生まれ育った地域の郷土料理や伝統料理について知っている人の割合は57.0%、家庭料理や地域で受け継がれ伝えられている料理について知っている人は約20%と低い割合でした。この結果から、近年の食の多様化のなかで失われてしまった料理や食材があることが懸念されます。 そこで、ゼミ活動では先人たちの知恵の結晶である地域の郷土料理・食材をどうすれば伝承・継承していくことができるのかを一つのテーマとして、まずゼミ生の生まれ育った地域の郷土料理や行事食や特産品、気候や風土などの文献調査を行い、郷土料理や家庭料理のレシピを再現調理することを行っています。また、食の継承の一助として、地域の食材を用いた料理の考案にも取り組んでいます。
関上ゼミ
マーケティングとは、ひと言でいうと「売れる仕組みを作ること」です。この考え方は、時代とともに変化してきました。マーケティングの概念が確立した1950年代は、安価に作ったものを大量に売ることを目的とした「製品中心」でしたが、やがて顧客が求めるものを提供する「消費者志向」にシフトし、現在は社会活動に軸足を置いた「価値主導」に推移しています。ゼミでは環境保全や地域振興を目的としたマーケティングを研究対象とし、SDGs(持続可能な開発目標)の取り組みを意識したマーケティングも取り上げていきます。 東北の主要産業である「農業」、岩手県北地域の基幹産業の一つである「アパレル」、地方特有の資源を生かし誘客を考える「観光」の3グループに分かれ、企業調査やボランティア活動を交えながら、それぞれの分野で地域を元気にするマーケティング手法を考えていきます。この活動を進めながら自分の研究テーマを決め、データを収集し、プレゼンテーションを行い、論文を作成します。これは、社会に出て仕事をしていく上で、基本となるやり方です。論文で研究成果をまとめ上げるとともに、今後に生かせるスキルを身につけていきましょう。
菊地研究室(社会科教育・環境教育・図書館情報学)
幼稚園・保育所・認定こども園では、散歩・外遊び(園外保育)、小学校では、街探検(生活科)、地域調査(社会科)といったように身近な地域を対象とした保育・学習活動を展開しております。本研究室では、幼児教育(領域環境)、生活科・社会科教育という視点から、どのように身近な地域資源を発掘(こども環境管理士関連)し、有効活用すべきか、授業開発(保育活動開発)を行い、検証を積み重ねています。また、これらの保育・学習活動をどのように接続強化すべきか、その系統化の確立も目指しています。さらに、身近な地域資源の活用前後において、どのような情報の提示、情報の収集等(認定絵本士・学校図書館司書教諭関連)をすることで興味関心を高められるか、考えていきます。皆さんも、本学に入学して、幼少保の免許資格の取得をめざしながら、身近な地域資源を発掘し、有効な教育(保育)活動を考えてみませんか。
北村喜宣 環境法ゼミ
本ゼミでは、環境法の最新テキストを講読し、具体的な事例をもとに環境法総論と各論(個別法)の理解を深めること、グループに分かれ国、自治体、企業、住民、NPOなどへの調査を実施しゼミ論文を作成することを主な活動としています。テキストについては、グループで報告を行い、それをもとに全員でディスカッションを行います。こうした活発な意見交換を通して、多様な意見を吸収しながら、ゼミ論文作成に向けて各自の考えを膨らませていきます。 また、年に3回程度、ゲストスピーカーをお招きし、あるいは、現場を訪問して、実務の状況を伺う機会を設けています。実施例としては、水産庁、有斐閣編集部、環境省、東京オリパラ組織委員会、東京都庁、クラブツーリズム、川崎汽船のスタッフをお招きしたほか、新日鉄住金環境部、要興業(上智大学のごみ処理を担当する処理業者)を訪問し、貴重な現場の声に耳を傾けました。警察庁担当者から「環境犯罪と警察の活動」の講演をしていただいたこともあります。 ゼミの目標は、「自分の頭で考える」「自分なりのオリジナルな視点を持つ」ことの大切さを知り、それが実践できるようになること。実地調査や現場訪問、ゼミ生同士のディスカッションをふまえ論文を作成する過程で、社会で活躍するうえで欠かすことのできない「考える力」と「他人を思いやる力」を育みます。
神澤研究室
本研究室では、オジギソウの運動に代表されるマメ科植物の傾性運動や就眠運動について、タンパク質や遺伝子といった分子レベルでの解析を行っています。植物の目に見える運動はオーキシンの作用で有名な「屈性」と、オジギソウの運動の様な「傾性」に大別されます。大きな違いは前者が刺激に対して方向性を持った運動を行うのに対して、後者は刺激とは無関係、つまりあらかじめ決められた運動を行うところにあります。 オジギソウの素早い運動の動力源は膨圧の変化です。運動の起点となる葉枕には、運動細胞という特殊な細胞が存在し、一日周期の変化や一過的に加えられた刺激に応じて、細胞の体積を変化させます。私たちは葉枕に特異的に存在し、この膨圧の調節に関与するタンパク質や遺伝子に着目しています。私たちが見つけた因子の一つは、興味深いことに葉枕と孔辺細胞特異的に存在していました。孔辺細胞も膨圧を調節することで気孔を開閉しているため、私たちの見出した因子は植物の膨圧調節に深く関与すると思われます。このように運動の原理を知ることが私たちの重要な研究テーマになっています。植物の研究とは別に骨の代替材料の開発もしています。明治大学の相澤教授と共同で始めた研究です。世界がこれから直面する超高齢社会を楽しく過ごすには、骨の健康は大きな問題の一つです。年齢や疾病などにより代替骨材料のニーズも様々です。他方、骨は運動など様々な外部刺激を受けて形成・維持されています。テーラーメイドの代替骨材料の開発には様々な知識の集積が必要です。ここでも私たちが大切にしているのは原理です。骨再生や代替材料の開発は老齢人口の増加が問題となる近未来において健康な生活を実現するための鍵になると考えています。