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住吉ゼミナール(基礎栄養学研究室)
栄養学は、さまざまな学問が関係している「複合科学的要素」を持った学問です。例えば、近年社会問題にもなっているメタボリックシンドロームは、内臓脂肪型肥満に糖尿病、高血圧、脂質異常症のいずれか2つが加わった状態にて診断されます。肥満を解消をする事、つまり生活習慣の改善を目指していきます。中でも効果的なのが「栄養学」に基づいた食事療法です。 メタボリックシンドロームの患者への食事療法では、内臓脂肪に結びつきやすい糖質や脂質などのカロリーの制限ならびに減塩の管理が大切です。しかし、単純にそれらを減らしただけの食生活を送ればよいというものでもありません。ビタミンやカルシウム、食物繊維などの栄養素がそれぞれ体内でどのように働き、それに合わせて体にどのような変化が起きるかという「食品成分物質と生体の関連性」や、食べる時間や順番がもたらす血糖値の変化といった「食事の仕方」など、生化学や時間生物学を含めた観点から患者一人ひとりの状態に合わせて提案することが必要です。 常磐大学人間科学部健康栄養学科の住吉ゼミでは、基礎医学分野の生理学、生化学のみならず、臨床医学、薬学、スポーツ医科学など幅広い観点から栄養学を研究し、学生への多角的な知識の定着を目指しています。 乳幼児から高齢期まであらゆる人たちは、食事により栄養を補給しています。まさに栄養学は全ての人たちに関係のある学問だと言えるでしょう。そんな栄養学について深く学び、専門知識を有するスペシャリストが「管理栄養士」です。管理栄養士は、幅広い知識と技術を駆使して個人や集団の食事指導や、集団給食における献立作成を行います。近年では、アスリートのパフォーマンスを栄養の観点から支える「公認スポーツ栄養士」が注目を集めるなど、管理栄養士の活躍の場は多様化しており、まさに「食と栄養の専門職」として幅広く活動することのできる仕事だといえます。 住吉ゼミでは栄養学に関する研究だけでなく、管理栄養士を目指す学生の国家試験を見据えた対策サポートも行っています。また、栄養学に多角的なアプローチを行う住吉ゼミで学ぶことで、予防医学やスポーツ栄養など自分の思い描く将来の姿に必要な知識をしっかりと身につけることができます。活躍するジャンルに合わせた知識を有した管理栄養士となることで、卒業後の道はきっと広がるはずです。 住吉ゼミでは、研究活動を通して興味・関心を持った物質や疾病について、学生自らが研究テーマを決定します。過去には「動脈硬化と脂肪酸」、「高血圧とカテキン」「食塩及び塩蔵品の過剰摂取における胃がんとの関連性」、「緑茶の血糖降下作用と脂質代謝改善作用について」、「スポーツ種目別における必要な栄養の違い」といった多種多様なテーマが研究対象とされてきました。 住吉ゼミの学生は、自身が設定したテーマに対して学内でレポートや卒業論文として発表することはもちろんですが、学外での学会においても研究者として発表できるレベルまで深く探究することが求められています。また、外部との交流から学びのヒントを得ることを期待し、他大学や外部の研究所との共同研究の機会を積極的に設けていることも大きな特徴です。