私立大学のゼミ・研究室検索結果
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荒川裕志 研究室
バイオは直訳すると「生体」、メカニクスは「力学」のこと。 要するに「スポーツバイオメカニクス」とは、スポーツにおける動きの様子や仕組みを解明しようとするスポーツ科学の一分野です。 例えば、足が速い人はどのような地面の蹴り方をしているのか、遠くへボールを投げられる人はどのような腕の使い方をしているのか、などを調べるイメージです。 荒川研究室では、光学式三次元モーションキャプチャや床反力計などの機器を用いて、各学生の興味が赴くまま、次のような卒業研究を行っています。 【卒業研究テーマ例】 ・サッカー選手の鋭い方向転換に必要な身体の使い方 ・ハンドボールのジャンプシュートにおけるひねり動作の役割 ・スクワットでバーを担ぐ位置が股関節と膝関節の動きに与える影響
住吉ゼミナール(基礎栄養学研究室)
栄養学は、さまざまな学問が関係している「複合科学的要素」を持った学問です。例えば、近年社会問題にもなっているメタボリックシンドロームは、内臓脂肪型肥満に糖尿病、高血圧、脂質異常症のいずれか2つが加わった状態にて診断されます。肥満を解消をする事、つまり生活習慣の改善を目指していきます。中でも効果的なのが「栄養学」に基づいた食事療法です。 メタボリックシンドロームの患者への食事療法では、内臓脂肪に結びつきやすい糖質や脂質などのカロリーの制限ならびに減塩の管理が大切です。しかし、単純にそれらを減らしただけの食生活を送ればよいというものでもありません。ビタミンやカルシウム、食物繊維などの栄養素がそれぞれ体内でどのように働き、それに合わせて体にどのような変化が起きるかという「食品成分物質と生体の関連性」や、食べる時間や順番がもたらす血糖値の変化といった「食事の仕方」など、生化学や時間生物学を含めた観点から患者一人ひとりの状態に合わせて提案することが必要です。 常磐大学人間科学部健康栄養学科の住吉ゼミでは、基礎医学分野の生理学、生化学のみならず、臨床医学、薬学、スポーツ医科学など幅広い観点から栄養学を研究し、学生への多角的な知識の定着を目指しています。 乳幼児から高齢期まであらゆる人たちは、食事により栄養を補給しています。まさに栄養学は全ての人たちに関係のある学問だと言えるでしょう。そんな栄養学について深く学び、専門知識を有するスペシャリストが「管理栄養士」です。管理栄養士は、幅広い知識と技術を駆使して個人や集団の食事指導や、集団給食における献立作成を行います。近年では、アスリートのパフォーマンスを栄養の観点から支える「公認スポーツ栄養士」が注目を集めるなど、管理栄養士の活躍の場は多様化しており、まさに「食と栄養の専門職」として幅広く活動することのできる仕事だといえます。 住吉ゼミでは栄養学に関する研究だけでなく、管理栄養士を目指す学生の国家試験を見据えた対策サポートも行っています。また、栄養学に多角的なアプローチを行う住吉ゼミで学ぶことで、予防医学やスポーツ栄養など自分の思い描く将来の姿に必要な知識をしっかりと身につけることができます。活躍するジャンルに合わせた知識を有した管理栄養士となることで、卒業後の道はきっと広がるはずです。 住吉ゼミでは、研究活動を通して興味・関心を持った物質や疾病について、学生自らが研究テーマを決定します。過去には「動脈硬化と脂肪酸」、「高血圧とカテキン」「食塩及び塩蔵品の過剰摂取における胃がんとの関連性」、「緑茶の血糖降下作用と脂質代謝改善作用について」、「スポーツ種目別における必要な栄養の違い」といった多種多様なテーマが研究対象とされてきました。 住吉ゼミの学生は、自身が設定したテーマに対して学内でレポートや卒業論文として発表することはもちろんですが、学外での学会においても研究者として発表できるレベルまで深く探究することが求められています。また、外部との交流から学びのヒントを得ることを期待し、他大学や外部の研究所との共同研究の機会を積極的に設けていることも大きな特徴です。
スポーツデータサイエンス研究室
研究室では、アスリートのパフォーマンス向上を科学的な方法で支援しています。プロ野球独立リーグチームの盗塁向上プロジェクトや、トップランナーへのトレーニング支援などを通じて、データを基にしたコーチングやトレーニングの手法を構築しています。データのリアルタイムフィードバックによる感覚の可視化や、選手の意思決定を改善するためのコミュニケーションの促進を行い、効果的なトレーニングプログラムを開発しています。また、データ分析を通じて選手とコーチの間の意思決定の質を高め、個別の新たな戦略を策定し、選手のパフォーマンスを最大化することを目指しています。
宮川ゼミ(計量経済学)
本ゼミは、経済データ分析について学ぶゼミです。 データ分析といっても、理系である必要はありません。 近年の情報通信機器やコンピューター、ソフトウェアなどの性能向上によって、大量のデータを扱って高度な分析を行うことのハードルが下がり、今や誰でも簡単にデータ分析を行うことができるようになりました。ただ分析手法を知っているだけの人材が重宝される時代は終わりを告げたといえます。現在の社会が求めているのは、データ分析を駆使して具体的な問題を解決できる実践的能力を持った人材です。そのためには、単に分析や情報処理の手法を学ぶだけでなく、問題の本質を深く理解するための知識や思考力、発想力を身につける必要があります。 本ゼミでは、このような問題意識のもと、分析手法やパソコンの使い方はもちろん、経済・社会の諸問題について学ぶとともに論理的思考力やプレゼンテーション能力を修得するためのプログラムを用意しています。
高比良ゼミ(ポジティブ心理学)
対人・社会心理学科は、「社会心理学」について詳しく学ぶことができる、全国でも珍しい学科です。社会心理学は、私たちが社会の中でどのように感じ、どのように考え、どのように行動するかを研究する学問です。そのため、扱われている研究テーマも、日常生活に密着した興味深い内容が多くなっています。例えば、「顔や服装のような外見的な特徴によって、相手の印象はどのように変わるのか」「SNSの利用は、人間関係にどのような影響を与えるのか」「商品を買ってもらうためには、どのような広告が有効か」など、研究内容は多岐にわたります。 もちろん、対人・社会心理学科に入らなくても、このような研究内容は、本やインターネットなどを通して知ることができます。しかし、自分の力で新たに研究を行おうとすると、独学ではなかなか大変です。そこで、自分自身で研究を企画・実行する力を確実に身に着けるために、心理学部の3~4年生は必ず「ゼミ」に所属します。また、高比良ゼミでは、週1回のゼミとは別に、学年を超えた交流会やゼミ合宿なども行っています。
藤井ゼミ(経営学部)
藤井ゼミでは、自主性と協調性を大切にし、経営学や管理会計の理論を学び、複数の企業と連携して活動を行っています。2年生と3年生がチームになり、3つのプロジェクトを行っています。一つ目は、「ベジフク」チームです。ベジフクの活動は3年目になり、ビジネスを通してフードロス解決に取り組んでいます。想いに賛同くださる全国の農家様と連携し、農家で発生する規格外の野菜を活用して収益化できないかという試みです。「でこぼこ野菜に光を」というスローガンを掲げ、ECサイトででこぼこ野菜ガチャの定期便を販売したり、大学周辺のフードロスの解決に共感してくれるカフェや飲食店様とでこぼこ野菜を使った商品開発を目指すなどの活動を行っています。2つ目は「 はちみつプロジェクト」チームです。このプロジェクトも3年目を迎えています。山梨県のはちみつ生産企業とコラボレーションをして、高級はちみつ「照梨(学生がネーミング)」を商品化し、吉祥寺にあるフローズンヨーグルトのお店と照梨を使った商品開発を行い、季節限定商品を発売しました。3つ目は「RISキャリマッチ」チームです。このプロジェクトは1年目で、地域活性化を地方企業と都心学生のマッチングを通じて行おうという取り組みです。大学生の視点で魅力ある地方企業を開拓して、大学生対象のセミナーを実施し、企業様、参加学生の双方に満足度の高いセミナーを実施しています。このようにゼミ生たちが毎年チームで課題を設定し、ビジネスを通して解決しようと取り組んでいます。
体育学部 スポーツ科学科・ダンス学科・健康スポーツ学科
高校生であれば、誰もが持っているであろう教科書。しかし教科書を読んだだけでは、なかなか内容を覚えられないものです。授業も同じで、先生が教科書の内容をそのまま話しただけでは生徒に全部を理解してもらうことはできません。 そのため先生は、教えるべき内容を自分の中でまとめたうえで、"どうしたら生徒たちにわかりやすく教えることができるか"を考えて授業を行っているのです。初見でも理解しやすい順序で、内容をかみ砕いで説明したり、何らかのエピソードを挟んで生徒たちの印象に残りやすくしたり、語呂合わせや替え歌に乗せて耳に残るような暗記方法を伝えたり。先生一人ひとりが"こうだ!"と思った教え方で生徒たちの理解を促しているのです。有名なところでは、日本史の「鳴くよウグイス平安京」や元素記号の「水兵リーベ僕の船」といった語呂合わせも、誰もが覚えやすい暗記方法として広く世の中に知られています。
ヘルスプロモーション(健康社会学)ゼミナール
WHOは「Health for All」をスローガンとし、あらゆる人々(病気や障害の有無、年代、人種、ジェンダー等を越えた)に健康かつ幸福を感じることができる公正な社会の創造を目指しています。そのためには、医学や科学の発展はもちろん、“人々のつながり”や“社会環境づくり”へ目を向けていくことも大切です。 本ゼミナールでは生活習慣病の予防のみならず、“健康をつくる(ヘルスプロモーション)”という、よりポジティブな発想と創造力を育むことをねらいとしています。特徴的な学生活動としては、ICHPS(Inter College Health Promotion Seminar)というセミナーの企画運営や、地域等での実践活動があります。ヘルスプロモーションの知識技術の習得のみならず、学部や大学を越えた繋がりを通じて学ぶことで、広い視野から日常生活の中に存在する”健康”との繋がりやヘルスサービスの新しい可能性について検討します。 近年、社会における”健康”のニーズは高くなっています。ゼミナールでの活動や研究を通じて、地域・学校・企業・病院等でのヘルスプロモーションの実践や幅広いヘルスサービスを提供することができる人材を育み、社会で活躍することができるヘルスプロモーターの育成を目指しています。
Health Care Lab
糖尿病などの生活習慣病に対するヘルスケアを中心に現在の問題点を考え、議論し、解決方法を探索するゼミです。おもに運動や食事といった生活習慣にフォーカスし、健康的な生活を実現するためのヘルスケアのあり方を研究していきます。 1年目は、2年目に行う調査・研究に向けた基盤を形成する期間。各自興味のある研究論文を抄読し、ヘルスケアにおける現在の問題点や研究の手法について深く学びます。本格的な研究が始まるまでにプロトコールを確立することを目指します。2年目は、1年目に確立したプロトコールに沿って、研究と卒業論文を完成させます。下級生は先輩のプロトコール推進を手伝いつつ、上級生から多くのことを学んでいきます。将来の大学院進学や海外の学会発表を目指すこともできます。
鈴木研究室
研究者としての出発点は、学部4年の時に配属された研究室にあります。そこを起点に先生や先輩、同期生、後輩といった「人」そして「研究テーマ」、これらの“出会い”に恵まれたキャリアを歩んできました。 「AI」「推論」を専門とする研究者としてスタートを切ったのですが、当時AIが下火になった時期がありました。一方で盛んになってきたのが大量のデータから役立つ知識を発見する研究分野「データマイニング」でした。 データマイニングという研究テーマとの出会いも偶然でした。たまたま指導教員が長期の海外出張をされることになり、修士の学生の指導を依頼され、文書の自動分類の研究を始めました。これをきっかけに、後に英語・日本語・中国語の3カ国語の新聞記事を同じプログラムで分類する方法を提案した論文を2008年の国際学会(IEEE SMCia)で発表したところ、驚いたことに最優秀論文賞を受賞することができました。人との出会い、継続することの大切さを身に染みて感じた思い出です。
加藤研究室
私の研究の出発点は機械工学です。大学院では工作機械の研究に取り組んでいました。旋盤とかフライス盤と呼ばれる、金属を加工する機械のことですね。メーカー時代は工作機械を導入して、モノづくりを量産化する取り組みに従事していました。 工作機械について、大学院では開発する側、メーカー時代は使う側と両方の立場を経験して感じたのは、「機械の動きを計測・監視する“仕組み”が世の中には少ない」ということでした。工作機械に用いられる刃物を「切削工具」といいますが、それが壊れたり、刃の部分が欠けると製品の精度が落ち、不良品を出してしまいます。そうならないように人の目で監視したり、製品チェックをするのですが、効率的ではありません。そこで、どうにかして自動化する仕組みができないかと考えるようになりました。 ソフトウェアで機械を動かすことが好きだったこともあり、機械工学と電気・電子技術との融合分野へと研究が広がったのです。
発達教育学部 教育学科(ダンス教育、体育科教育、身体論、女性の身体、キャリア形成)
ゼミ生のほとんどが小学校・幼稚園の教員をめざしており、ゼミでは体育の授業づくりや子どもたちの身体、 女性の身体、教員としてのキャリア形成などについて学ぶ機会を提供しています。 卒業論文は、 自分で問いを立てるところからはじめ、 研究方法を設定して答えを見つけていく貴重な学びの機会です。 ゼミ生それぞれが、 ずっと考えていられるくらい自分が興味をもてるテーマを選んで取り組んでいます。 小学校の体育の教材づくりや苦手な子どもへの対応、 ダンスやスポーツのこと、 女性の痩せ願望やダイエット、 女性の働き方など、テーマはさまざまです。 自分の卒業論文についてゼミで発表したり、 仲間と対話したりすることを通して、自身の考えも広がり、深まっていきます。
家政学部 生活造形学科(アパレル人間工学、被服体型学、被服構成学)
ゼミでは、アパレル(衣服) や繊維製品の設計に関する課題を取り扱います。 設計の基礎として、①人体の形態(骨格・筋・脂肪)と動作を理解し、 ②その測定方法や③人体の寸法や3Dデータの分析・統計処理、④衣服や製品設計技術などについて学びます。それらを基にして、ゼミ生の興味に合わせて研究テーマを設定し、データや情報の収集から分析し、わかりやすく説明できるスキルを学びます。テーマは、企業の委託を受けて既製服では合わないスポーツ選手の体型を3D計測して、体に適合した型紙を作ったり、バレエダンサーの踊りにくさを改善した衣裳を制作したり、障がい者のための服を設計したりと、ゼミが保有する充実した研究設備・機器とその解析技術を活用して、研究をしています。
データサイエンス学部 データサイエンス学科(スポーツデータ・マーケティングデータの分析)
私のゼミでは、スポーツ・マーケティングデータの分析に取り組み、実践的な知識や技術を学んでいきます。本ゼミの学びのキーワードは、データ分析による問題の具体化と抽象化を繰り返しです。この具体化と抽象化のループは、具体的な問題を抽象化して問題解決の糸口を探すなど、社会でもあらゆる場面に応用できる技能です。データ分析はチームで行い、個々の得意を生かしつつ、多様性を享受する姿勢も養います。一つのデータからでもさまざまな解釈があることを理解し、その違いを認められる多角的な視点と思考力を身につけてほしいと考えています。
病態解析学研究室
医療栄養学科では、からだと病気の仕組みを理解した食事療法や栄養療法、おいしい食事の調理や食品の開発・研究など食品の機能性、そして医薬品について詳しく学び、医療に限らず幅広いライフステージに対応することができる管理栄養士を目指すことができます。 近年、管理栄養士によるスポーツ選手の栄養サポートが注目されています。スポーツ選手の栄養サポートにかかわる管理栄養士には、食事状況を把握する能力、身体計測・血液検査・生理学的検査の結果を読み取る能力に加え、選手個々に合わせた栄養管理、栄養指導の実践力や選手が気兼ねなく話せる環境・関係を築く能力が求められます。とりわけトップアスリートでは、教科書通りでは不十分なこともあり、より対象選手に合わせたパーソナルな栄養マネジメントを実践するための研究が必要です。 そこで、病態解析学研究室では、スポーツ栄養学・スポーツ医科学の観点から「高強度運動によって消化管に生じる病態のメカニズムの解明を目指す基礎研究」と「競技パフォーマンスの向上を目指すスポーツ選手に対する栄養サポート」の二刀流で取り組んでいます。
実践養護学研究室
保健室には毎日様々な理由で子供たちが来室します。それらの来室記録は統一した様式はなく各学校が独自に作成しています。手書きのものも多く、養護教諭はそれらの記録を一人ひとりデータに打ち込んで来室者統計を算出しています。現在、学校保健情報のデータ化が求められています。そのような中、来室者がタブレット端末で入力しそれが即座にデータ化されれば、仕事の効率化が図られるばかりでなく、本アプリを使用した学校相互で来室状況を比較したり、年間を通じた実態を把握したり、個人カルテを作成できたるすると考えます。本アプリの仕様は、現職養護教諭への保健室来室時のアセスメント項目の実態調査及びインタビュー調査をふまえ作成しています。
栄養生理学研究室
高校、大学の部活動を中心に、選手個人個人の栄養状態の調査を行い、その状況に応じた栄養・食事指導を行います。いわゆる「スポーツ栄養」を経験値ではなく、科学的なアプローチによって行うことを目標としています。具体的には大学生男子陸上長距離選手、大学生・高校生ラグビー選手、高校野球選手などを対象に食事調査、各種身体計測などの栄養アセスメントを行い、その結果に基づいて栄養指導プランを立てて、実施していきます。調査は継続的に行い、その栄養指導プランを検証します。最終目的は選手のコンディショニングを良好にすることです。高校生を対象とする場合には、保護者との連携も重要となり、保護者会などを通して情報を共有、協力を依頼していきます。
スポーツパフォーマンス分析コース 高橋佳三研究室
スポーツをしている人なら、誰もが「上手くなりたい」と考えていると思います。では、「うまい」とはなんでしょうか。スポーツバイオメカニクスでは、スポーツの動き・技術を、数学や物理学の力を借りて分析しようとする学問です。簡単に言えば、「うまい人の動きは、どうなっているか」を解き明かすのが目的の学問分野です。 一方、古武術とは、明治維新以前に行われていた武術の総称で、現代よりも身体を動かすことが当たり前の時代に行われていた武術です。このことから、効率のよい身体の動かし方のヒントがたくさん隠されています。私はこの武術の動きや感覚を学ぶことで、「うまい人は、どう動いているのか」を分析するための一助になるのではと考えています。 このように、スポーツを見るときにバイオメカニクスと古武術の二つの眼を持つことで、どうなっているか、どうしているかが分かるようになり、よりよく運動を理解して、より高いパフォーマンスを発揮することができるように、日々研究しています。
スポーツ政策・文化コース 石井智研究室
スポーツによるビジネスを考える場合、社会からの強いニーズに応答可能なコンテンツを創造し、販売していくことが成功につながります。そう考えると、少子高齢化や人口減少という社会課題は「社会からの強いニーズ」を表していると言え、これを解決するコンテンツやスキームを考えることが、ビジネスを成功に導くとともに、スポーツの普遍的な価値をも向上させるエンジンとなります。 そこで、本研究室では、少子高齢化や人口減少など課題の本質をつきとめ、それを解決できる商品やスキームを他のセクター(NPOや行政、私企業)との連携によって創造するなど、実現可能・持続可能な商品・ビジネスモデルや政策(行政が行う場合)を研究しています。
トレーニング科学コース 武田哲子研究室
「食べること」は人が生きていく中で欠かせないものです。私たちの身体は食べたものでできていて、どんな風に食べるかで、姿形だけでなく身体機能も変わってきます。また、運動することによっても身体やその機能は変わります。本研究室では、運動の効果を高めるための栄養摂取方法や、子どもの成長促進、加齢による身体機能低下の抑制などに効果的な食生活について研究しています。ゼミには自身が競技スポーツを行っているという学生も多く、自分自身の競技力向上につなげられるような研究課題を設定することもあります。実際にスポーツしているからこそ気づく、スポーツの現場での「なぜ?」を解決すべく活動しています。このような研究の成果は競技スポーツの場面だけでなく、日常生活においても活用でき、より健康な身体を獲得すること、それによる生活の質の向上に貢献できると考えています。
スポーツパフォーマンス分析コース 玉城耕二研究室
現代の情報革新は、これまで感覚的にしか理解し得なかったアスリートの身体能力や身体技能をより客観的に理解出来るきっかけとなりました。そして、こうした情報革新は選手を支えるコーチやアナリストにも大きな変化をもたらしています。 本研究室では、主にボールゲームを中心としたスポーツパフォーマンス分析(映像・スタッツ)を行ない、勝敗を左右するプレーや指標を評価し、チームが勝利する確率を1%でも高めることや、選手の成長に寄与する人材の育成を目指しています。例えば、バスケットボールの戦術効果や効率を数量化することでチームパフォーマンスが最大化する方略を探求する試みがその一つです。 今後も感覚的なプレーやコーチングから脱却し、論理的確信に基づく自信みなぎるプレーヤーやコーチの未来に向けて研究を行なっていきます。
スポーツパフォーマンス分析コース 山田庸研究室
近年の情報化によって、スポーツの世界も大きく変化しています。たとえば、野球では映像内で観戦の際にデータやボールの軌跡をグラフなどで「見える化」することで視聴者がより深いところまでプレーを知ることができます.スポーツの深い部分をわかりやすく説明することは、スポーツをする・みる・ささえる際にとても有用なことです。 本研究室では、サッカーや野球、バスケットボールなどのスポーツを中心にスポーツのスキルやスタッツ(ゲームのデータ集計結果)などから有益な情報を見える化することを研究しています。例えば、サッカー日本代表やバルセロナなどが用いているパスをつなぐボールポゼッション戦術の内容を明らかにしてスキルの難易度を点数化したり、サッカーの守備戦術を選手の位置情報から数値化したりしています。また、本研究室の学生はドリブルやディフェンスなどのスポーツ選手としての自分のプレーを数値化して評価する研究を行い、研究活動をスポーツ実践に直接活用しています。 これからも、スポーツ選手の持つ「勘やコツ」のような意味深く分かりにくいものをデータというわかりやすい形にする研究を行っていきます。
アウトドアスポーツコース 林綾子研究室
野外活動/スポーツは、自己・他者・自然との関係向上が期待できるとして、教育現場や社員研修、チーム作り、環境学習に活用されてきましたが、近年では、日常的に自然環境を活用した活動を実践することが、心身の健康や望ましい社会関係の構築に役立つことが証明され、野外活動/スポーツへの期待が高まっています。また、2017年にスポーツ庁によって発信された「アウトドアスポーツ推進宣言」によると、アウトドアスポーツを推進することは、①人々に豊かな時間をもたらす、②地域社会を元気にする、③地域と世界がつながる、という観点で、スポーツの枠を超えて人々や社会を豊かにするものとして注目されています。 本研究室では、多様な自然環境を活用した野外スポーツ実践を国内外にて展開し、学生・関わる人々が共に学び、成長し、また地域貢献事業、実践的研究を通し、多様な対象者に安全で楽しく、学び多い野外スポーツ実践を提供し、人と自然の望ましい関係を築くことのできる人材の育成から、よりよい社会づくりに貢献することを目指しています。
スポーツ政策・文化コース 佐藤馨研究室
「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる。(略)女性っていうのは競争意識が強い。誰か一人が手を挙げて言われると、自分も言わないといけないと思うんでしょうね。それで、みんな発言される。」これは、先日、女性差別として大きく取り上げられた発言です。この発言、何が問題かというと、会議が長くなったり、競争意識が強いのは、本当に女性だけなのか、ということです。よく考えると、男性だけの会議でも長時間になるだろうし、競争意識で言えば、むしろ男性の方がそうした意識が高いのでは、と思います。つまり性別は関係ないのです。 ここで注意すべきは、女性に対する論拠のないイメージや印象、すなわちジェンダー(gender:社会的・文化的につくられた性差)観が、女性の活躍を阻んでいるということです。実は、このジェンダー問題、スポーツのあらゆる場面で女性の活躍の前に立ちはだかることが多く、さらにやっかいなのは、当事者の能力とは無関係に性別で判断されてしまう、ということです。本研究室では、そうしたスポーツのあらゆる場面に横たわるジェンダー問題を明らかにし、社会に発信していくことを目指しています。
学校スポーツコース 山手隆文研究室
現在の学校現場では、長時間労働、教員不足など、さまざまな問題・課題が取り上げられています。また、中学校・高校の部活動の地域移行も進められています。教員採用試験も志願者が減少し、各都道府県でよい教師を確保するために、いろいろな改革が始まりかけています。 「教員採用試験は狭き門で合格できない」「教師になっても児童・生徒に教えることができるのか不安である」など、教師をめざす学生が減少しています。教師の魅力は、「児童・生徒の成長を見守ることができる」ということです。日頃の学校現場の業務は大変ですが、子どもが日々成長し、一年間が終わってたくましくなっている姿を見るたびに、「教師になってよかった!」と実感できるものです。 山手ゼミでは、教師になるためのゼミではありません。「教師をめざすなら山手ゼミ!」でも決してありません。今までの卒業生の中でも、企業でがんばって活躍している学生もいます。教師をめざすための知識を含めて、企業でも活躍できる、つまり社会人として活躍できる人材育成をめざしています。それは、日頃から「あいさつ」「時間を守る」など、当たり前のことですが、基本的なところを大切にしています。
内城ゼミ
スポーツ文化は人間の「する」・「見る」・「支える」行動によって成り立っています。スポーツ行動を研究対象とする際は、目的を明確にし、方法や規模を適正化することが必要になります。具体的研究テーマは、「各国サッカーリーグの経営戦略分析」や「常勝チームのチームビルディング」、「自治体、企業による健康経営」、「所得格差と健康格差の相関」、「家族のスポーツ志向性が与える影響」等が考えられますが、学生自身が興味関心を持って調べたいことを設定します。 スポーツ行動を学び、社会に役立つ調査研究をするには文献から多様な事象を読み解くことが必要となるため、保健体育の他に社会や理科(特に生物)、国語、数学等の基礎知識が欠かせません。また、3年次は調査研究に必要な方法論や専門知識を学ぶ時間となりますが、4年次では実験やアンケートなどで見えた研究成果を社会に還元できるようにしたいと考えています。スポーツ文化を支えるスポーツマネジメントに通ずる人材として、保健体育教員、公務員や体育協会、関連民間企業等に羽ばたくことを期待しています。スポーツ指導者、健康運動の地域のリーダーを目指すことは身近な目標になると思います。
スポーツ心理学研究室
スポーツ・運動を実践することは「心」や「脳」に良い影響を与え、また「心」や「脳」を整えることでスポーツ・運動の実践にプラスの効果を生み出します。しかしながら、スポーツや運動に真剣に取り組むからこそ、もっと向上させたいと感じたり、心の課題に遭遇したりする場面が出てきます。そんなときに役立つ知識をスポーツ心理学から学びます。 私たちの大学では競技スポーツの部活が多く、日々高いレベルを目指して競争心を持って競技に取り組んでいます。そうした中で、競技に対するモチベーションが上がらない、技術の獲得が上手くいかない、状況判断に難がある、集中力が持続できない、どのように教えるのが良いかわからない、チームメイトとの関係が微妙…などなど、競技に真剣に取り組んでいるからこそ出てくる問題や解決すべき課題があります。しかも、それらは競技者・指導者によって千差万別です。このような問題や課題に対し、スポーツ心理学の観点から解決方法を導くことを目標に、ゼミ活動で知識を学んで、実践の場面へと移していきます。 具体的なゼミ活動としては、①教科書の内容などのプレゼン発表、②スポーツ心理学で実施される質問紙および実験を行う演習、③関⼼のあるテーマについての実験/調査、④学会参加や他大学研究室との交流、⑤卒業論⽂/修⼠論⽂の作成などを⾏っています。ゼミ活動内外で話し合いを通じてお互いのことを知っていき、協力して活動できる学習環境を目指しています。
生涯スポーツ学部 健康福祉学科 小坂井ゼミ
年をとったら体力が落ちるのは当たり前…ですませていませんか? どの身体機能が、いつ頃から・どのようなペースで変化するのか?何が変化の違いに関わるのか?誰もが知っているようで、まだわかっていないことがあります。人生100年の時代、これまであまり多くの人は達していなかった90歳代・100歳代という年齢になって、私達はどのように暮らすのでしょうか?新たなチャレンジがいっぱいです。 本ゼミでは、スポーツ・運動を軸に高齢社会の諸課題や心身機能の加齢変化について考えます。運動をすれば健康になると簡単に捉えるのではなく、運動や健康に関わる情報を正しく読み取ろうとする姿勢や、自分で実際に調査する力を身につけます。そして大切にしているのは、様々な年代や異なる分野の方々に、敬意を持って笑顔で接すること。これらを心がけて地域でのスポーツ活動や健康・生活調査の支援に参加しています。 生涯を通じて、一人ひとりが豊かな毎日を過ごせる社会を目指していきましょう。
清水ゼミ
ヒトのカラダは外部からの様々なストレスや環境に対して調節機能が働き、恒常性を保とうと働きます。 清水ゼミでは、ヒトの生体機能について幅広い視点から研究します。自律神経機能測定では、交感神経と副交感神経の活動状態を、何らかの負荷をかける前後に測定し、値やグラフから検討します。酸化ストレス・抗酸化力の測定は、運動選手の大会や試合に向けた自己管理(コンディショニング)に有用であり、運動群と非運動群を比較したところ有用性が明らかとなりました。呼吸機能検査からは、運動誘発性喘息について調査・研究します。精神的疲労度とは何か、また嗅覚や味覚など感覚機能について学びます。体内の糖質、脂質を測定し、生活習慣病予防との関連を探ります。20歳以上の学生に対して、適正飲酒の啓発を目的としたアルコール体質検査の実施と結果の提供を行っています。市民マラソンランナー健康チェックボランティアにより、コミュニケーション力の向上を目指します。学生の卒業研究は、キーワードを提示し、それらを組み合わせて各自が計画した研究内容に沿って実施します。
井口研究室
得手不得手がはっきり出てしまう実技教科の代表は、保健体育。体育実技の基となるスポーツの起源を調べてみると、「あそび」や「冒険」から誕生していることがわかります。日常の生活から離れ、あそびや冒険に没頭する。そこから生きがいや希望を見つけ、今日までのスポーツ文化を繫栄させてこれたのは、ただただ「楽しかった」から。この研究室では、小さな冒険やスポーツの魅力を生徒に伝え、生涯にわたって健康で充実した明るい人生を創造させることのできる指導者の育成を目的にしています。ゼミ生が初めに体験するのは、野外チャレンジ。田んぼでの泥んこあそびや沢登りチャレンジ。身体まるごとぶつかることで日常にない爽快感、達成感を体感できると思います。そこから中学・高等学校の体育授業を創造していきます。