私立大学のゼミ・研究室検索結果
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荒川裕志 研究室
バイオは直訳すると「生体」、メカニクスは「力学」のこと。 要するに「スポーツバイオメカニクス」とは、スポーツにおける動きの様子や仕組みを解明しようとするスポーツ科学の一分野です。 例えば、足が速い人はどのような地面の蹴り方をしているのか、遠くへボールを投げられる人はどのような腕の使い方をしているのか、などを調べるイメージです。 荒川研究室では、光学式三次元モーションキャプチャや床反力計などの機器を用いて、各学生の興味が赴くまま、次のような卒業研究を行っています。 【卒業研究テーマ例】 ・サッカー選手の鋭い方向転換に必要な身体の使い方 ・ハンドボールのジャンプシュートにおけるひねり動作の役割 ・スクワットでバーを担ぐ位置が股関節と膝関節の動きに与える影響
臨床栄養学研究室
年齢が若い時期にはあまり考えないことが多いと思いますが、誰しもが、病気にはなりたくない、いつまでも健康で元気でいたいと思っているのは間違いないでしょう。健康を支える重要な要素のひとつに「食事」があります。例えば、高血圧は減塩、糖尿病は甘いものを控える・・・食事のとり方が大切であり、良くも悪くも食事は私たちの健康に影響を与えます。 基礎となる栄養学において、摂取した栄養素の代謝について学び、さらに、病気を患っている人の病態、代謝とその食事療法を応用・実践する学問として、臨床栄養学があります。 ※「臨床」とはベッドサイドの意味で、医療の現場で患者さんに接し、診察や治療を行うことで、「代謝」とは食べたものを消化・吸収して活動に必要な物質やエネルギーを生み出すとともに、体内の活動で不要になった老廃物を外に排泄するまでのことです 健康な人の代謝から、病気の人の代謝、薬物の作用の違いまでを学び、臨床で適切な食事管理を行うことが求められます。
越智 亮研究室
本研究の目的は、スリッパや靴下の着用が転倒回避ステップ動作に与える影響について、動作解析装置と表面筋電図を用いて明らかにする事です。健常若年者18名を対象としスリッパ着用有無、靴下・裸足の4通りの組み合わせで、身体前傾姿勢から牽引解放による転倒回避ステップの運動学的データと足関節底背屈筋の筋活動量を記録しました。その結果、靴下の着用は一歩長を減少させて体幹前傾角度と下肢開脚角度の比率からなる着地姿勢の安定性の指標を減少させました。また、スリッパの着用はステップの踏み出し時に前脛骨筋の活動を増加させ、遊脚中や足接地時にヒラメ筋の筋活動量を増加させました。特に、靴下とスリッパの同時着用は転倒回避ステップにおける一歩長を短くしたり、着地姿勢の安定性を低下させたり、足関節底背屈筋の負担を増やすなど、転倒回避動作に負の影響を与える可能性が示唆されました。
山田ゼミ(交通地理学)
受験生の皆さんにとって、「地理」には暗記科目イメージがあるかもしれませんが、本来の「地理学」は、地域の構成要素とそのつながり、「地域性」を考える学問です。地域には自然、歴史、文化・人の意識、政策・制度、産業、景観など、さまざまな構成要素があり、さらに他の地域の諸要素とのつながりもあります。それらが複雑に関係しあって「地域性」となります。地理学では地域を考える際の範囲(スケール)も、全世界を対象とするような巨視的(マクロ)視点から、集落や個人を対象とするような微視的(ミクロ)視点まで、適宜使い分けます。 その中でも交通地理学は、地域を構成する一要素として「交通」をとらえ、地域のその他の要素とのつながりを考えます。大きくは、地域から交通への作用、交通から地域への作用に分けた視点があり、近年では、地域における交通の実態を明らかにし、課題や解決方法を考えることが主流です。地域資源の発掘や地域活性化への活用、それを支える人材育成が求められる中で、地理学の役割は高まっていると感じていますが、交通地理学からも、地域からの視点を活かした公共交通活性化など、貢献できる課題は多いと考えています。
堀川研究室
前職の電気メーカーでは、プロダクトやソフトウェアならびにシステムの操作方法や操作画面などを中心にデザインの実務を行ってきました。当時から考えてきたのは、「どういった価値をユーザーに提供するのが善いのか」ということです。今これから求められるのは「心を豊かにするデザイン」です。「モノ」が豊富な時代であって、心まで満たされなければ幸せとはいえません。最近「心身と社会的な健康」を意味する「Well-being(ウェルビーイング)」という言葉に注目が集まってきており、「心の豊かさ」がより重要になってきています。この「心の豊かさ」を実現するモノやサービスのデザインに取り組みます。
感染防御免疫ゼミナール
新型コロナウイルスが猛威を振るい、これまでの生活様式や習慣などに大きな変革を求められる昨今。皆さんもグローバル化により加速する感染症拡大の脅威を身をもって実感していることと思います。本ゼミでは、そんな世界中が注目する「グローバル感染症」、HIVなどをはじめとする「免疫疾患」、国民の約2人に1人*が疾患を持つといわれる「アレルギー」を研究対象としています。 ゼミでの学習は、免疫の基本的なメカニズムを学ぶことからはじまります。しっかりと基礎を理解したうえで、「グローバル感染症」「免疫疾患」「アレルギー」に関する文献をピックアップし、学生たちで読み合い理解を深める抄読会を繰り返し実施。文献から得た知識や自身の考察などをまとめ、プレゼンテーションやディベート、ディスカッションを行いながら、最新の研究内容に触れていきます。 また、ゼミでの活動は教室だけに留まりません。ヘルスケア企業や化粧品製造販売企業、研究所などを訪問し、業界をリードする大手企業が取り組む最前線の研究を直接学ぶ機会を用意しています。さらに、希望者は担当教員が所属する学会活動にも参加することもできます。 「健康」は、世界共通の課題の一つです。健康的な生活を実現するためには、コミュニティーの1人1人が健康や医療に関する正しい知識を身につけ参加すること、地球規模で協力・連携することが欠かせません。本ゼミでの研究は、人々の「健康・医療」に関するリテラシーの向上と健康な生活の実現に寄与するはずです。 *参照:厚生省「リウマチ・アレルギー対策委員会報告書」
IT/統計リテラシーゼミナール
健康を決める力、ヘルスリテラシーの要素の一つに、健康にかかわる統計情報を読み解く力『統計リテラシー』がある。溢れるメディア情報を正しく理解し、判断に有効に活用できているだろうか? ・毎日リアルタイムで発表される感染症の拡散状況、数値の増減が意味するところ ・陽性者報告数のうち、症状(無症状者・重症者)や、感染経路(特定・不明)の内訳が判断に影響するところ ・このままでは、ある病気の発症リスクが150% (1.5倍)になると言われ、どう行動を調整するのが望ましいのか 大ヒットとなった『統計学が最強の学問である』の著者、西内啓氏は“統計リテラシーのない者がカモられる時代”がやってきたとまで言う。ビッグデータなどの言葉に踊らされ、金融商品への投資などで判断を誤っては取り返しのつかないことになりかねない。ヘルス領域だけでなく、ビジネスの領域においても、ニューノーマルを生き抜く必須のスキル「統計リテラシー」を一緒に身につけよう!
ヘルスプロモーション(健康社会学)ゼミナール
WHOは「Health for All」をスローガンとし、あらゆる人々(病気や障害の有無、年代、人種、ジェンダー等を越えた)に健康かつ幸福を感じることができる公正な社会の創造を目指しています。そのためには、医学や科学の発展はもちろん、“人々のつながり”や“社会環境づくり”へ目を向けていくことも大切です。 本ゼミナールでは生活習慣病の予防のみならず、“健康をつくる(ヘルスプロモーション)”という、よりポジティブな発想と創造力を育むことをねらいとしています。特徴的な学生活動としては、ICHPS(Inter College Health Promotion Seminar)というセミナーの企画運営や、地域等での実践活動があります。ヘルスプロモーションの知識技術の習得のみならず、学部や大学を越えた繋がりを通じて学ぶことで、広い視野から日常生活の中に存在する”健康”との繋がりやヘルスサービスの新しい可能性について検討します。 近年、社会における”健康”のニーズは高くなっています。ゼミナールでの活動や研究を通じて、地域・学校・企業・病院等でのヘルスプロモーションの実践や幅広いヘルスサービスを提供することができる人材を育み、社会で活躍することができるヘルスプロモーターの育成を目指しています。
「ヘルス × 文化 × コミュニケーション」ゼミナール
本ゼミナールでは、「面倒くさい思考」を推奨します。それはゼミの研究対象が「コミュニケーション」であるためです。私たちはコミュニケーションをあまりにも当たり前に行っており、コミュニケーションの機微を理解するためには、「わざわざ」立ち止まって考えることが必要なのです。 本ゼミナールでの学びの焦点は主に3 つあります。第一に、「問題を発見する力」と「問題を解決する力」という汎用性の高い力の育成を図ります。とくに問いは答えの範囲を限定する力があるため、3年次に「問題発見力」、4年次に「問題解決力」に重点をおき指導を行います。第二に、コミュニケーション論の基礎概念を学び、それらを活用した研究の実践を通じて、コミュニケーションという事象そのものへの理解を深めていきます。このプロセスでは自らのコミュニケーションをデザインする諸活動にも従事することになります。第三に、わからないことを性急にわかろうとするのではなく、またわからないものとして拒絶するのでもなく、「わからなさ」に付き合う力(ネガティヴ・ケイパビリティ)の向上を目指します。SDGsをはじめとする現代の課題に向き合う際に不可欠な不安・不確実性に向き合う姿勢を身につけます。 本ゼミナールの具体的な活動例は以下の通りです。 (1)文献講読に基づく討論とアウトプット(専門知識のインプットとアイディアの発展力) (2)質的研究演習(データ収集・分析方法、研究倫理他) (3)学外イベントの企画と実施(コミュニケーション・デザイン力の向上) (4)卒業論文プロジェクト(問題発見力、プロジェクト・マネジメント力、データ収集・分析力、プレゼンテーション力の向上) 「丁寧に観察し、丁寧に考える」を積み重ね、互いに育て合うゼミナールを目指します。
Global NCDゼミナール
世界保健機関(WHO)では、不健康な食事や運動不足、喫煙などの原因が共通しており、生活習慣の改善により予防可能な疾患をまとめて「非感染性疾患(NCD)」と位置付けています。心血管疾患、がん、糖尿病、慢性呼吸器疾患などがこれに含まれます。NCDによる死亡で割合が高いのは、「心血管疾患」(48%)で、次いで「がん」(21%)、「慢性呼吸病」(12%)と続き、心血管疾患による年間死亡数は1,700万人(2008年)から2,500万人(2030年)に増加すると予測されています*。 Global NCDゼミナールでは、心血管疾患の原因である動脈硬化の疫学とメカニズムに焦点を当て、その予防法の確立と啓蒙を目指して下記に取り組みます。 ① 抄読会「今日から使える医療統計」(医学書院)、「病気がみえる」循環器 (Medic Media) を抄読する。 ② 学外施設 (関連病院, simulation center, Johnson & Johnsonなど) の見学 ③ 卒論研究 非感染性疾患に関連するテーマについての調査研究を行い、卒業論文を完成させる。 *出展:2012年世界保健統計(世界保健機関)
心理学ゼミナール
現代の若者が抱える課題は複雑で多岐にわたっています。自分探し、親からの自立、友だちへの同調、意欲の低下と先延ばし、SNS疲れ…。 心理学ゼミではこのような若者の行動や心理における課題を具体化し、ゼミ生が自分の意見を持ち、その確からしさ(確率)をデータで示す、という科学的営みを通して、自分だけの経験を他者の経験へと一般化させています。 近年、社会の成長の指標は、モノの豊かさから心の豊かさ(ウェルビーイング)へシフトしています。心理学はウェルビーイングを評価する指標(心身の健康、QOL、幸福感)を提供するとともに、成長が阻害されている人(災害被害者、マイノリティ、ストレス関連障害)のケアを行い、健康で幸福な生活の実現に貢献しています。本ゼミは未来を担う若者のウェルビーイングを向上させる方法を提案し、幸福で持続可能な社会の実現を目指しています。
Health Care Lab
糖尿病などの生活習慣病に対するヘルスケアを中心に現在の問題点を考え、議論し、解決方法を探索するゼミです。おもに運動や食事といった生活習慣にフォーカスし、健康的な生活を実現するためのヘルスケアのあり方を研究していきます。 1年目は、2年目に行う調査・研究に向けた基盤を形成する期間。各自興味のある研究論文を抄読し、ヘルスケアにおける現在の問題点や研究の手法について深く学びます。本格的な研究が始まるまでにプロトコールを確立することを目指します。2年目は、1年目に確立したプロトコールに沿って、研究と卒業論文を完成させます。下級生は先輩のプロトコール推進を手伝いつつ、上級生から多くのことを学んでいきます。将来の大学院進学や海外の学会発表を目指すこともできます。
中道 泰子 ゼミ
◆この学科の学びのポイント 不登校や児童虐待、職場のストレス問題から高齢者への支援など、ますます増加する心の問題に対処できる「心の専門家」としての能力を育成。少人数クラスを編成し、一人ひとりが主体的に学べる環境を整備。社会事象と個人を取り巻く環境を理解しながら、人の「心」に寄り添い、社会に貢献できるスキルを養います。 ◆ゼミの内容 このゼミでは、学生が日頃感じている「こころ」に関するさまざまな疑問を研究・考察。疑問を明らかにしていく中で、学生は「自分はいかに生きていくのか」という人生の大いなる問いに向き合います。また、自分の「こころ」 の在りように気づくだけでなく、相手の「こころ」への理解にもつなげてもらえるように指導しています。 ◆在校生の声 『意見を交わす中で興味関心が広がる』 授業では先生と受講生全員の話し合いが中心です。自分の研究にフィードバックをもらったり意見を発信したりすることで、専門分野以外の領域に対しても興味関心が広がります。 <臨床心理学科4年生(当時)>
長瀬 正子ゼミ
◆この学科の学びのポイント 社会福祉学科では、平和で安定した共生社会を追求する社会福祉専門教育を展開。実践経験豊かなスタッフによる基礎理論、政策・制度、保健医療、実習指導で「福祉マインド」を育て、多様性を理解し、社会に貢献できる人材を養成します。 ◆ゼミの内容 本ゼミでは、自らの問題関心を丁寧に見つめ、それに取り組んでいます。自分が困っていることや生きづらさをもとに問いを設定し、研究としてその問いに取り組みます。自分自身の内面に向き合い、新たな自分自身を発見します。時に大変な作業ですが、毎年、ゼミの仲間と教員が伴走し、学生本人しか書けないゼミ論文を完成させています。 ◆在学生の声 『研究テーマを通し対話するゼミ』 自分の好きなこと、大切にしたいことなど自らの関心をゼミ内で共有して研究します。ゼミ旅行やゲスト講師の特別授業で多様な体験や積極的な対話ができます。 <社会福祉学科4年生(当時)>
谷田 惣亮ゼミ
◆この学科の学びのポイント 理学療法学科では、学びの基礎となる医療・医学の知識修得も大切にしながら、時代と地域社会の要請に基づく最新の理学療法に関する教育を展開。専門知識と技術を身につけた理学療法士を養成します。 ◆ゼミの内容 このゼミでは学生一人ひとりが研究テーマを立てて、各種の機器を用いて人間の動きに関するデータを取り、客観的に分析して考察しています。リハビリテーション分野に関する知見を深めて自身の抱いた疑問を解明。さらに、研究テーマの立案から成果の発表までの研究手法を習得することができます。 ◆在校生の声 『丁寧な指導のもと研究に取り組める』 グループで意見を出し合いながら、興味のあるテーマについて研究・考察を行います。先生も親身に相談に乗ってくださり、楽しく研究を進められることが魅力です。 <理学療法学科4年生(当時)>
清水 奈穂美ゼミ
◆この学科の学びのポイント 看護学科では、少人数体制で手厚い指導を展開。充実した設備や総合大学の利点をいかした教育で全人的なケアができる確かな臨床実践力をもった看護師・保健師を養成します。保健師国家試験受験資格課程の定員は最大15名で、保健師国家試験に合格し保健師の登録をした者は所定科目を修得すれば、養護教諭二種と第一種衛生管理者の免許状の授与申請も可能です。 ◆ゼミの内容 地域住民を対象に、幅広い年代が「その人らしく生きること」を支える看護を学びます。さまざまな健康レベルの人たちが各々の意思で生活する地域で、看護師は情報を収集し、状況に応じて「判断」することが求められます。VRを用いた「気づきトレーニング」では自宅訪問の臨場感を感じながら、グループで地域・在宅看護を主体的に学び合います。 ◆在校生の声 『磨かれたのは看護現場を主体的に観察する力』 VRを使用することで実際と近い形で訪問看護を体験できます。VRを通して得られた情報から療養者にとって暮らしやすい環境を検討します。実際に必要な看護を学生自ら考える貴重な機会になりました。 <看護学科2年生(当時)>
吹田研究室
現在、モノづくりの現場では製造ラインの自動化が進み、たくさんの産業用ロボットが活躍しています。また、家の中を勝手に掃除してくれる自動掃除ロボットや飲食店で料理を配膳してくれるロボットなど、ロボットは私たちの身近なところでも広く活用されるようになってきました。そのような中で、人とロボットが助け合いながら生きていける未来をめざして、人とふれあったり、人と協力していっしょに作業できるロボットについて研究しているのが、大同大学工学部機械システム工学科の吹田 和嗣先生。吹田先生は、これまで大手自動車メーカーでさまざまな産業用ロボットの開発・導入に携わってきたほか、サービスロボットの研究開発などにも取り組んできたロボティクス応用研究のエキスパートです。 「人と協調したり、コミュニケーションを取ることができるロボットの研究が進めば、モノづくりの現場だけでなく、サービス業や医療・介護分野など、幅広い領域でこれまで以上にロボットが活躍できるようになるはずです。この研究は少子高齢化や労働力不足などの社会の課題解決、人々が健康で幸せに暮らせる社会づくりなどにも幅広く貢献できる可能性を秘めており、とてもやりがいの大きい研究テーマです」 と吹田先生は目を輝かせます。
看護課題の探究
看護は、対象にとって最善のケアを提供することを目標に実践がされています。しかし、立ち止まって考えると、研究等で示されたケアの根拠が必ずしも適用されてないことがあります。もちろん、根拠を適用すれば、対象にとって最善のケアとなるといった単純なものではありませんが、なぜなのでしょうか。 「看護課題の探究」では、学生が今までの学修から感じている疑問や課題について、文献を活用して、何が明らかなのか、明らかでないかを確認します。その上で、統合実習を活用して、実践の場で自分が探究したいテーマ(看護課題)に関する状況を確認していきます。 そして、再び、学内に戻り、現状を分析し、どのようにすることが必要なのか、課題解決に向けて考えていきます。学生は、自分のテーマに応じて、各看護学領域で課題を探究します。看護学領域は、基礎、成人・高齢者、精神、小児、母性地域・在宅のほか、看護管理、国際看護、学校保健などを設けており、各領域の担当教員、グループメンバーと共に課題を探究・解決し看護の質を高める方法を理解する場になります。
家政学部 食物栄養学科(微生物学、公衆栄養学)
私は指導者、研究者でもありますが、京女の食物学科(現 食物栄養学科)で学んだOGの一人でもあります。「微生物学」の授業を受けたことがきっかけで「目に見えないのに一生懸命生きている」微生物についてもっと知りたい、細菌について研究したいという興味・関心につき動かされて現在に至っています。これまで特に食中毒や感染症を起こす、ヒトに有害な細菌を中心に研究してきました。ゼミでは、食品や環境に分布している細菌の性質や微生物制御などの食品衛生学的な研究と、高校生を対象にした食事や生活習慣に関する調査研究を行っています。実験・実習の機会が多く、時には大変な思いをすることもあると思いますが、管理栄養士免許証を手にした時には大きな達成感が得られるでしょう。
薬学部薬学科 薬局管理学研究室
医療の世界も働き方改革により変化しつつあります。医師および看護師が医療をメインで支えてきましたが、今後は、医師や看護師以外の職種も前線で医療を担っていくことになります。薬剤師は病気を治療するうえで欠かせない「薬」を扱う職種ですから、患者さんにより身近な存在でなければなりません。当研究室では地域医療において薬剤師が患者さんを支えるにはどうすればよいかを研究しています。まだ薬剤師の在宅業務が一般的でなかった10年以上前から、教員が医師、看護師、介護支援専門員などと連携し患者宅におもむき在宅医療の一端を担ってきました。また、研究室の学生と一緒に患者宅を訪問し、問題の解決に向けてディスカッションをしてきました。私達の夢は、患者さんの苦痛、家族の苦悩をできるだけ取り除くことにより、患者さん、そしてそれを支える家族全てが「笑顔」で過ごせる在宅医療の実現です。この医療を実現するには患者さんに対する「思いやり」がかかせません。研究室の信念は、「良い教育をするには学生さんを好きになること」、「良い医療をするには患者さんを好きになること」です。
吉原ゼミ
「家族」は私たちにとって最も身近な人間関係です。そして、私たちが生まれ落ちてから死後に至るまで、家族との関係は時に形を変えながら私たちに影響を及ぼし続けます。では、「身近である=よく知っている」と言えるのでしょうか。自分の思い描く家族は本当に「ふつう」なのでしょうか。このゼミでは、家族を相対化する視点を養いつつ、家族関係にかかわる各自の問題関心の発掘、発見およびそこに潜む現代社会がかかえる問題の追究・解明を目標としています。ゼミでの学習は、まず「自ら問題を発見し、調べ、まとめて、発表する」という主体的な参加プロセスが重視します。そのうえで、ゼミ生同士がお互いに自らの考えを述べ、相手の意見や考えを理解しつつ、深め合える場にしたいと考えています。ゼミ活動を通して社会生活にとって最も重要である対人関係能力、コミュニケーション能力を養って欲しいと思っています。ゼミは学生主体の場であり、教員はそのサポート役と位置づけです。積極的なゼミ活動への参加、企画提案、貢献を強く求めています。 *ゼミ受講生の問題関心やその理解を深めるため、テーマ等に応じて外部講師の招聘も予定しています。
スポーツ政策・文化コース 石井智研究室
スポーツによるビジネスを考える場合、社会からの強いニーズに応答可能なコンテンツを創造し、販売していくことが成功につながります。そう考えると、少子高齢化や人口減少という社会課題は「社会からの強いニーズ」を表していると言え、これを解決するコンテンツやスキームを考えることが、ビジネスを成功に導くとともに、スポーツの普遍的な価値をも向上させるエンジンとなります。 そこで、本研究室では、少子高齢化や人口減少など課題の本質をつきとめ、それを解決できる商品やスキームを他のセクター(NPOや行政、私企業)との連携によって創造するなど、実現可能・持続可能な商品・ビジネスモデルや政策(行政が行う場合)を研究しています。
アウトドアスポーツコース 林綾子研究室
野外活動/スポーツは、自己・他者・自然との関係向上が期待できるとして、教育現場や社員研修、チーム作り、環境学習に活用されてきましたが、近年では、日常的に自然環境を活用した活動を実践することが、心身の健康や望ましい社会関係の構築に役立つことが証明され、野外活動/スポーツへの期待が高まっています。また、2017年にスポーツ庁によって発信された「アウトドアスポーツ推進宣言」によると、アウトドアスポーツを推進することは、①人々に豊かな時間をもたらす、②地域社会を元気にする、③地域と世界がつながる、という観点で、スポーツの枠を超えて人々や社会を豊かにするものとして注目されています。 本研究室では、多様な自然環境を活用した野外スポーツ実践を国内外にて展開し、学生・関わる人々が共に学び、成長し、また地域貢献事業、実践的研究を通し、多様な対象者に安全で楽しく、学び多い野外スポーツ実践を提供し、人と自然の望ましい関係を築くことのできる人材の育成から、よりよい社会づくりに貢献することを目指しています。
福祉開発フィールドワーク(2年次)
フィールドワークを通して「身近な地域にある貧困」に接近し、社会課題としての貧困を理解します。また当事者へのインタビューを行い、貧困や孤立に至るライフヒストリーをつかみます。さらに生活に困窮する子どもたちやシングルマザーの現状を学び、公的支援の役割について理解を深めます。そしてゼミでは地域のNPOや実践家とともに、「居場所づくり」や食料支援の活動を企画・運営し、孤立のないコミュニティを開発する力を身につけます。
生涯スポーツ学部 健康福祉学科 小坂井ゼミ
年をとったら体力が落ちるのは当たり前…ですませていませんか? どの身体機能が、いつ頃から・どのようなペースで変化するのか?何が変化の違いに関わるのか?誰もが知っているようで、まだわかっていないことがあります。人生100年の時代、これまであまり多くの人は達していなかった90歳代・100歳代という年齢になって、私達はどのように暮らすのでしょうか?新たなチャレンジがいっぱいです。 本ゼミでは、スポーツ・運動を軸に高齢社会の諸課題や心身機能の加齢変化について考えます。運動をすれば健康になると簡単に捉えるのではなく、運動や健康に関わる情報を正しく読み取ろうとする姿勢や、自分で実際に調査する力を身につけます。そして大切にしているのは、様々な年代や異なる分野の方々に、敬意を持って笑顔で接すること。これらを心がけて地域でのスポーツ活動や健康・生活調査の支援に参加しています。 生涯を通じて、一人ひとりが豊かな毎日を過ごせる社会を目指していきましょう。
健康福祉学科 久野研究室
人生100年の長寿社会。これは、とても嬉しいことです。 そんな私たちのライフステージは、自分でバリバリ勉強したり、遊んだり、働ける時期もあれば、病気や障害、あるいは年齢を重ねて、誰かのケアが必要になる時期もあります。もちろん赤ちゃんの頃は、誰もが、全面的にケアを受けていたはずです。私たちがどんな状態にあっても、社会の中で、何らかのケアの中で、尊重されて生きていくことはとても重要です。そして今、私たちの社会が直面している少子化、高齢化という課題は、「ケアは家族(特に女性)が担うべきだ」という考えでは乗り越えられません。 本ゼミでは、「ケア」「支援」「家族」といったキーワードを手掛かりに、社会の中にある「こうあるべき」という価値観にも目を向けながらディスカッションを重ねています。特に、常に何らかの「ケア」を必要とする障害のある人の経験を通して、「ケア」は人と人をつなぐ力や可能性を秘めていることに気づかされます。社会福祉の専門職を目指す一人として、社会の一員として、多様な人と出会う機会を大切にし、その経験を通して、社会をとらえる目、考える力を一緒に鍛えあいましょう。きっと、社会福祉の意義や魅力もみえてくるはずです!
古川 奨研究室
精神保健福祉に関わる対人支援の仕事というと、どのようなイメージを抱くでしょうか? 少し前までは、精神障害の領域の中で、何か特別な状況にある限られた人だけに対応する業務というような印象を持たれていましたが、誰もが自分のメンタルヘルスについて支援を求めることができる時代を迎えたことに伴い、精神保健福祉領域の支援範囲もだんだんと広がりをみせています。 日々の生活を営む中で、私たちはさまざまな課題と向き合っています。それらの課題解決に向けての取り組みは、その人を取り巻く環境に向けて働きかけていくことにつながります。いろいろな状況に置かれている多くの人の支援に関わるには、ひとりひとりの多様な""あり方""についての深い洞察や、ソーシャルワーク支援の価値や倫理の理解が必要となります。差別や偏見を排して、その人らしい生き方を支援していくために、社会的包摂を目指す取り組みが求められます。 ゼミナールでは、文献精読の傍ら、社会福祉協議会や医療機関、就労継続支援事業所など実践の現場を訪問し、当事者や支援職の方々へのインタビューを通して、支援の実際について学びを深めています。現場のリアルに触れることで、どのような支援が必要とされるのかを考察していきます。他者を支援するというそのプロセスは、自分がどのような人間であるのかを理解していく過程でもあります。いろいろな出会いを通して、対人支援職としての基盤を築いていくことを大切にしています。
関上ゼミ
マーケティングとは、ひと言でいうと「売れる仕組みを作ること」です。この考え方は、時代とともに変化してきました。マーケティングの概念が確立した1950年代は、安価に作ったものを大量に売ることを目的とした「製品中心」でしたが、やがて顧客が求めるものを提供する「消費者志向」にシフトし、現在は社会活動に軸足を置いた「価値主導」に推移しています。ゼミでは環境保全や地域振興を目的としたマーケティングを研究対象とし、SDGs(持続可能な開発目標)の取り組みを意識したマーケティングも取り上げていきます。 東北の主要産業である「農業」、岩手県北地域の基幹産業の一つである「アパレル」、地方特有の資源を生かし誘客を考える「観光」の3グループに分かれ、企業調査やボランティア活動を交えながら、それぞれの分野で地域を元気にするマーケティング手法を考えていきます。この活動を進めながら自分の研究テーマを決め、データを収集し、プレゼンテーションを行い、論文を作成します。これは、社会に出て仕事をしていく上で、基本となるやり方です。論文で研究成果をまとめ上げるとともに、今後に生かせるスキルを身につけていきましょう。
北村喜宣 環境法ゼミ
本ゼミでは、環境法の最新テキストを講読し、具体的な事例をもとに環境法総論と各論(個別法)の理解を深めること、グループに分かれ国、自治体、企業、住民、NPOなどへの調査を実施しゼミ論文を作成することを主な活動としています。テキストについては、グループで報告を行い、それをもとに全員でディスカッションを行います。こうした活発な意見交換を通して、多様な意見を吸収しながら、ゼミ論文作成に向けて各自の考えを膨らませていきます。 また、年に3回程度、ゲストスピーカーをお招きし、あるいは、現場を訪問して、実務の状況を伺う機会を設けています。実施例としては、水産庁、有斐閣編集部、環境省、東京オリパラ組織委員会、東京都庁、クラブツーリズム、川崎汽船のスタッフをお招きしたほか、新日鉄住金環境部、要興業(上智大学のごみ処理を担当する処理業者)を訪問し、貴重な現場の声に耳を傾けました。警察庁担当者から「環境犯罪と警察の活動」の講演をしていただいたこともあります。 ゼミの目標は、「自分の頭で考える」「自分なりのオリジナルな視点を持つ」ことの大切さを知り、それが実践できるようになること。実地調査や現場訪問、ゼミ生同士のディスカッションをふまえ論文を作成する過程で、社会で活躍するうえで欠かすことのできない「考える力」と「他人を思いやる力」を育みます。
神澤研究室
本研究室では、オジギソウの運動に代表されるマメ科植物の傾性運動や就眠運動について、タンパク質や遺伝子といった分子レベルでの解析を行っています。植物の目に見える運動はオーキシンの作用で有名な「屈性」と、オジギソウの運動の様な「傾性」に大別されます。大きな違いは前者が刺激に対して方向性を持った運動を行うのに対して、後者は刺激とは無関係、つまりあらかじめ決められた運動を行うところにあります。 オジギソウの素早い運動の動力源は膨圧の変化です。運動の起点となる葉枕には、運動細胞という特殊な細胞が存在し、一日周期の変化や一過的に加えられた刺激に応じて、細胞の体積を変化させます。私たちは葉枕に特異的に存在し、この膨圧の調節に関与するタンパク質や遺伝子に着目しています。私たちが見つけた因子の一つは、興味深いことに葉枕と孔辺細胞特異的に存在していました。孔辺細胞も膨圧を調節することで気孔を開閉しているため、私たちの見出した因子は植物の膨圧調節に深く関与すると思われます。このように運動の原理を知ることが私たちの重要な研究テーマになっています。植物の研究とは別に骨の代替材料の開発もしています。明治大学の相澤教授と共同で始めた研究です。世界がこれから直面する超高齢社会を楽しく過ごすには、骨の健康は大きな問題の一つです。年齢や疾病などにより代替骨材料のニーズも様々です。他方、骨は運動など様々な外部刺激を受けて形成・維持されています。テーラーメイドの代替骨材料の開発には様々な知識の集積が必要です。ここでも私たちが大切にしているのは原理です。骨再生や代替材料の開発は老齢人口の増加が問題となる近未来において健康な生活を実現するための鍵になると考えています。