東海・北陸エリアのゼミ・研究室検索結果
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吹田研究室
現在、モノづくりの現場では製造ラインの自動化が進み、たくさんの産業用ロボットが活躍しています。また、家の中を勝手に掃除してくれる自動掃除ロボットや飲食店で料理を配膳してくれるロボットなど、ロボットは私たちの身近なところでも広く活用されるようになってきました。そのような中で、人とロボットが助け合いながら生きていける未来をめざして、人とふれあったり、人と協力していっしょに作業できるロボットについて研究しているのが、大同大学工学部機械システム工学科の吹田 和嗣先生。吹田先生は、これまで大手自動車メーカーでさまざまな産業用ロボットの開発・導入に携わってきたほか、サービスロボットの研究開発などにも取り組んできたロボティクス応用研究のエキスパートです。 「人と協調したり、コミュニケーションを取ることができるロボットの研究が進めば、モノづくりの現場だけでなく、サービス業や医療・介護分野など、幅広い領域でこれまで以上にロボットが活躍できるようになるはずです。この研究は少子高齢化や労働力不足などの社会の課題解決、人々が健康で幸せに暮らせる社会づくりなどにも幅広く貢献できる可能性を秘めており、とてもやりがいの大きい研究テーマです」 と吹田先生は目を輝かせます。
ヴィークル工学研究室
「ヴィークル工学研究室」では、次世代国産ロケットに搭載されるボール減速機の研究・開発を行っています。この減速機は、扇風機やロボット掃除機などの家電製品にも幅広く使用されており、モータに接続された複数の歯車を用いて回転速度を減少させ、減速に伴うトルク(回転する力)を出力します。ボール減速機は、摩擦を抑制することでトルクの伝達効率を向上させりため、ロケットのエンジン部品としての搭載も期待されています。ロケットの性能向上や信頼性の確保が図られ、将来的にはより高性能なロケットの実現に寄与することになるでしょう。 本研究室では、JAXAの研究開発部門と連携し、試験サンプルを用いた解析を通じてさらなる性能向上を目指しており、学生たちは最先端の技術に触れながら、実践的な研究を行っています。このような取り組みは、学生たちにとって貴重な経験となり、将来のキャリアにおいても大いに役立つはずです。