関東・甲信越エリアのゼミ・研究室検索結果
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青﨑智行ゼミナール
私たちに身近なインターネット・SNS 等のメディアや、映画・テレビ番組・アニメ・音楽・ゲーム等のコンテンツなどを、コミュニケーションビジネス分野として、経営学の視点から探究、分析するのが青﨑ゼミです。 「学生たちが慣れ親しんでいるメディアやコンテンツを、生活や市場の環境変化や地域活性化などの論点と掛け合わせて、社会課題を考察するのがこのゼミの研究テーマです。メディア環境が変化していく中で、日々さまざまなツールを使いこなす学生たちにはアドバンテージがあり、その強みを大いに発揮することで、社会の新しい可能性が見えてくるのです」と青﨑教授。
山田ゼミ(幼児教育学)
本ゼミでは、領域「表現」の造形や図画工作に関する研究を行っています。表現活動(描いたり作ったり)は子どもたちの「自分なりの表現」が大切です。テクニックではなく、自分が感じたままに表現できる保障するための環境や指導法について体験を通して学んでいます。「絵が苦手」というゼミ生もいます。「下手って具体的にどういうこと?」「なぜ嫌い?」という視点から表現について考えてみます。そして学生自身が表現を楽しみ、自分なりの表現とは何か?について考えます。他者に評価される「上手な表現」ではなく、自分のための表現を体験しながら掴むことができるはずです。学外学習では、子育て支援の場で造形ワークショップを行うなど、体験を通して学び研究を深める機会を設けて、遊びの理解、環境について学びを深めていきます。遊び、表現、鑑賞、アート、保育・教育のデザイン、玩具などをキーワードにゼミを進めていきます。
宮川ゼミ(計量経済学)
本ゼミは、経済データ分析について学ぶゼミです。 データ分析といっても、理系である必要はありません。 近年の情報通信機器やコンピューター、ソフトウェアなどの性能向上によって、大量のデータを扱って高度な分析を行うことのハードルが下がり、今や誰でも簡単にデータ分析を行うことができるようになりました。ただ分析手法を知っているだけの人材が重宝される時代は終わりを告げたといえます。現在の社会が求めているのは、データ分析を駆使して具体的な問題を解決できる実践的能力を持った人材です。そのためには、単に分析や情報処理の手法を学ぶだけでなく、問題の本質を深く理解するための知識や思考力、発想力を身につける必要があります。 本ゼミでは、このような問題意識のもと、分析手法やパソコンの使い方はもちろん、経済・社会の諸問題について学ぶとともに論理的思考力やプレゼンテーション能力を修得するためのプログラムを用意しています。
山田ゼミ(交通地理学)
受験生の皆さんにとって、「地理」には暗記科目イメージがあるかもしれませんが、本来の「地理学」は、地域の構成要素とそのつながり、「地域性」を考える学問です。地域には自然、歴史、文化・人の意識、政策・制度、産業、景観など、さまざまな構成要素があり、さらに他の地域の諸要素とのつながりもあります。それらが複雑に関係しあって「地域性」となります。地理学では地域を考える際の範囲(スケール)も、全世界を対象とするような巨視的(マクロ)視点から、集落や個人を対象とするような微視的(ミクロ)視点まで、適宜使い分けます。 その中でも交通地理学は、地域を構成する一要素として「交通」をとらえ、地域のその他の要素とのつながりを考えます。大きくは、地域から交通への作用、交通から地域への作用に分けた視点があり、近年では、地域における交通の実態を明らかにし、課題や解決方法を考えることが主流です。地域資源の発掘や地域活性化への活用、それを支える人材育成が求められる中で、地理学の役割は高まっていると感じていますが、交通地理学からも、地域からの視点を活かした公共交通活性化など、貢献できる課題は多いと考えています。
藤井ゼミ(経営学部)
藤井ゼミでは、自主性と協調性を大切にし、経営学や管理会計の理論を学び、複数の企業と連携して活動を行っています。2年生と3年生がチームになり、3つのプロジェクトを行っています。一つ目は、「ベジフク」チームです。ベジフクの活動は3年目になり、ビジネスを通してフードロス解決に取り組んでいます。想いに賛同くださる全国の農家様と連携し、農家で発生する規格外の野菜を活用して収益化できないかという試みです。「でこぼこ野菜に光を」というスローガンを掲げ、ECサイトででこぼこ野菜ガチャの定期便を販売したり、大学周辺のフードロスの解決に共感してくれるカフェや飲食店様とでこぼこ野菜を使った商品開発を目指すなどの活動を行っています。2つ目は「 はちみつプロジェクト」チームです。このプロジェクトも3年目を迎えています。山梨県のはちみつ生産企業とコラボレーションをして、高級はちみつ「照梨(学生がネーミング)」を商品化し、吉祥寺にあるフローズンヨーグルトのお店と照梨を使った商品開発を行い、季節限定商品を発売しました。3つ目は「RISキャリマッチ」チームです。このプロジェクトは1年目で、地域活性化を地方企業と都心学生のマッチングを通じて行おうという取り組みです。大学生の視点で魅力ある地方企業を開拓して、大学生対象のセミナーを実施し、企業様、参加学生の双方に満足度の高いセミナーを実施しています。このようにゼミ生たちが毎年チームで課題を設定し、ビジネスを通して解決しようと取り組んでいます。
井上研究室
大学でCGやゲーム制作について学ぶため、本学に入学、長澤可也先生の指導のもとで学んできました。 鎌倉市が永福寺を3DCGで復元したいという呼びかけに、当時、長澤研究室の大学院生だった私たちが手を挙げたのは2005年のこと。これが大きな始まりになったと思います。 永福寺は源頼朝が創建し、鎌倉幕府の権威の象徴ともいうべき大寺院でしたが、1405年に焼失しました。現在は国史跡「永福寺跡」として基壇のみが復元されており、在りし日の壮大な姿を見ることはできません。そうした歴史的に重要な建築物を復元する取り組みであるため、発掘調査報告や寺院建築の様式など、さまざまな資料から、どのような姿であったのか、可能な限り推定を行った上で3DCGに復元を行っています。 この制作方式では、文化財の3DCGは一度作れば終わりではありません。3DCG化することで姿形をイメージしやすくなるため、資料のみではわかりにくい、矛盾した部分なども発見されます。そうすると、せっかく制作した3DCGを作り直すこともあり、実際に永福寺は10年以上、何度もアップデートを重ねていて、NHKなどのテレビ番組でも使用されるほど、妥当性の高いものができました。
加藤研究室
私の研究の出発点は機械工学です。大学院では工作機械の研究に取り組んでいました。旋盤とかフライス盤と呼ばれる、金属を加工する機械のことですね。メーカー時代は工作機械を導入して、モノづくりを量産化する取り組みに従事していました。 工作機械について、大学院では開発する側、メーカー時代は使う側と両方の立場を経験して感じたのは、「機械の動きを計測・監視する“仕組み”が世の中には少ない」ということでした。工作機械に用いられる刃物を「切削工具」といいますが、それが壊れたり、刃の部分が欠けると製品の精度が落ち、不良品を出してしまいます。そうならないように人の目で監視したり、製品チェックをするのですが、効率的ではありません。そこで、どうにかして自動化する仕組みができないかと考えるようになりました。 ソフトウェアで機械を動かすことが好きだったこともあり、機械工学と電気・電子技術との融合分野へと研究が広がったのです。
加保研究室
近年、軌道上にある⼈⼯衛星を活⽤して、インターネット通信網の整備されていないアフリカなどの途上国にインターネットを届けようというプロジェクトが進められています。そこで活⽤が期待されているのが、衛星同⼠をつなぐ「衛星間通信」という技術です。 衛星間通信の研究としてはJAXA(宇宙航空研究開発機構)では静⽌軌道上に打ち上げた「きらり」「こだま」といった⼈⼯衛星 が、国際宇宙ステーションとの衛星間通信(データ中継衛星)に活⽤されています。 近年は宇宙ベンチャーの活動も活発で、アメリカのSpaceX社の衛星間通信ではレーザー光を使った高速通信も使っています。また日本のインターステラテクノロジズ社では超小型衛星を1万機程度打ち上げて編隊飛行させる研究も始めています。 本研究室では、このような低軌道衛星の衛星間通信をターゲットとして、超小型衛星にも搭載できる小型の無線通信モジュールやアンテナ、データ速度の高速化のためのマルチビームを同時形成するフェーズドアレイアンテナ装置やビーム制御技術などの無線通信方式の研究開発に取り組んでいます。
堀川研究室
前職の電気メーカーでは、プロダクトやソフトウェアならびにシステムの操作方法や操作画面などを中心にデザインの実務を行ってきました。当時から考えてきたのは、「どういった価値をユーザーに提供するのが善いのか」ということです。今これから求められるのは「心を豊かにするデザイン」です。「モノ」が豊富な時代であって、心まで満たされなければ幸せとはいえません。最近「心身と社会的な健康」を意味する「Well-being(ウェルビーイング)」という言葉に注目が集まってきており、「心の豊かさ」がより重要になってきています。この「心の豊かさ」を実現するモノやサービスのデザインに取り組みます。
ヘルスプロモーション(健康社会学)ゼミナール
WHOは「Health for All」をスローガンとし、あらゆる人々(病気や障害の有無、年代、人種、ジェンダー等を越えた)に健康かつ幸福を感じることができる公正な社会の創造を目指しています。そのためには、医学や科学の発展はもちろん、“人々のつながり”や“社会環境づくり”へ目を向けていくことも大切です。 本ゼミナールでは生活習慣病の予防のみならず、“健康をつくる(ヘルスプロモーション)”という、よりポジティブな発想と創造力を育むことをねらいとしています。特徴的な学生活動としては、ICHPS(Inter College Health Promotion Seminar)というセミナーの企画運営や、地域等での実践活動があります。ヘルスプロモーションの知識技術の習得のみならず、学部や大学を越えた繋がりを通じて学ぶことで、広い視野から日常生活の中に存在する”健康”との繋がりやヘルスサービスの新しい可能性について検討します。 近年、社会における”健康”のニーズは高くなっています。ゼミナールでの活動や研究を通じて、地域・学校・企業・病院等でのヘルスプロモーションの実践や幅広いヘルスサービスを提供することができる人材を育み、社会で活躍することができるヘルスプロモーターの育成を目指しています。
異文化ALT
日本語を母語にしない人に日本語について教えようとする時にぶつかる壁があります。本ゼミでは、「国語」という概念を捨てて「日本語」という概念で研究を行い、日本語を母語として理解する言語と、日本語を母語としない人が理解する言語とを統一的に理解することを目指します。授業では、教材・授業法・学習者という三つの観点から、外国語としての日本語教育を考察するほか、第二外国語フランス語能力を深めながら、言語や文化の学び方や教え方を分析します。フランス式のPrésentation&Facilitationなどを通し、思考力の多様性や異文化理解を深めます。 また、フランスの高等学校において日本語ALTプログラムに参加。COIL構成員によって、グループ研究・教材開発や研究結果を取り入れます。第三外国語として日本語を履修しているフランス人高校生にALTとして指導する貴重な経験ができ、学生のうちからグローバル市民への一歩を踏み出すことができます。
「ヘルス × 文化 × コミュニケーション」ゼミナール
本ゼミナールでは、「面倒くさい思考」を推奨します。それはゼミの研究対象が「コミュニケーション」であるためです。私たちはコミュニケーションをあまりにも当たり前に行っており、コミュニケーションの機微を理解するためには、「わざわざ」立ち止まって考えることが必要なのです。 本ゼミナールでの学びの焦点は主に3 つあります。第一に、「問題を発見する力」と「問題を解決する力」という汎用性の高い力の育成を図ります。とくに問いは答えの範囲を限定する力があるため、3年次に「問題発見力」、4年次に「問題解決力」に重点をおき指導を行います。第二に、コミュニケーション論の基礎概念を学び、それらを活用した研究の実践を通じて、コミュニケーションという事象そのものへの理解を深めていきます。このプロセスでは自らのコミュニケーションをデザインする諸活動にも従事することになります。第三に、わからないことを性急にわかろうとするのではなく、またわからないものとして拒絶するのでもなく、「わからなさ」に付き合う力(ネガティヴ・ケイパビリティ)の向上を目指します。SDGsをはじめとする現代の課題に向き合う際に不可欠な不安・不確実性に向き合う姿勢を身につけます。 本ゼミナールの具体的な活動例は以下の通りです。 (1)文献講読に基づく討論とアウトプット(専門知識のインプットとアイディアの発展力) (2)質的研究演習(データ収集・分析方法、研究倫理他) (3)学外イベントの企画と実施(コミュニケーション・デザイン力の向上) (4)卒業論文プロジェクト(問題発見力、プロジェクト・マネジメント力、データ収集・分析力、プレゼンテーション力の向上) 「丁寧に観察し、丁寧に考える」を積み重ね、互いに育て合うゼミナールを目指します。
村中ゼミ
現代の経済活動において欠かすことのできない「マーケティング」。顧客のニーズを正確に把握することで、顧客価値を生み出していく手段という意味です。高度な情報化により、オンラインショッピングの発達や、広告手段の多様化がもたらされた現代社会。複雑化する経済活動において、マーケティングはその必要性を高めています。 常磐大学総合政策学部経営学科の村中ゼミでは、「地域」や「国際」をキーワードにして、マーケティングについて研究をしています。大きな切り口は地域・国際ですが、研究活動を通して、マーケティングの持つさまざまな可能性について研究しています。そのため、卒業論文のテーマも実に多彩です。これまで、「SNS マーケティング」「観光」「人工知能と働き方」「J リーグ」「サブスクリプション」などのテーマが挙げられてきたように、マーケティングという幅広い学問に対して興味に合わせて多角的に研究することができるゼミです。 村中ゼミでは、マーケティングの基本的なテキストや事例をもとにして研究を進めます。研究結果について、演習やディスカッションを行い、ビジネスシーンで役立つ基本的なマーケティングスキルの習得を目指します。後期のゼミでは、学んだマーケティングスキルを生かしてグループワークを行い、地域の企業の取組みを調査・プレゼンテーションしていきます。ゼミでの研究を通して、マーケティングスキルと実践的なプレゼンテーション能力、この2つの力を高いレベルで身につけることができます。 また、同時に村中ゼミではマーケティングに関する資格の取得も推奨しています。特に「販売士」検定の3 級は、商業・マーケティング分野の基礎知識の定着に最適です。村中ゼミでは、対策講座を実施するなど資格取得をサポート。毎年多くの合格者を輩出しています。 村中ゼミの最大の特長は、企業や行政と連携して地域の活性化を目指す「調査プロジェクト」の実施です。特に常磐大学の建つ茨城県水戸市とは深く連携し、「水戸ブランド構築事業」プロジェクト、「地場農産物利用促進事業」プロジェクト、「水戸市森林公園活性化」プロジェクトを実施。行政におけるマーケティングの活用法を提案してきました。その他にも、明利酒類(株)との「POP 広告作成」プロジェクト、「水戸美味お店紹介」プロジェクト(『ぷらざ』と水戸市と連携)、「米粉消費拡大に向けた若者の食生活調査」プロジェクト(水戸市穀物改良協会と連携)、「茨城ロボッツ」プロジェクト(茨城ロボッツと連携)など、行政、民間企業に及んで多彩なプロジェクトを成功させてきました。 コロナ禍の2020年度には、時代に合わせたオンラインプロジェクトを提案。地元プロサッカーチームである水戸ホーリーホックと連携した「水戸ホーリーホック・オンラインイベント」プロジェクトを実施しました。地域活性化や、まちおこしという課題に対して学生が主体となり取り組んでいくことで、実践的な課題解決能力を身につけていきます。
山田ゼミ
「日本経済」というと国全体の生産活動を指します。しかし日本の中でも関東地方や関西地方、東北地方といったエリアに分けて見てみると、「関東地方は都市部の影響力が強い」「東北地方は雪の影響を考慮した産業が栄えている」等、それぞれ経済の特徴は異なります。さらに関東地方の中に常磐大学のある茨城県を含む1都6県があり、茨城県の中でもいくつかの市区町村に分かれており、エリアを細分化していくごとに「こちらのエリアではこの産業が活発だが、あちらのエリアではまた別の産業が発展している」というように、それぞれの地域ごとに経済の特色を見出すことができるのです。 総合政策学部総合政策学科の山田ゼミでは、こうした地域を取り巻く経済環境について、どのようにしてさまざまな産業が地域と関わり、影響を与えているのかを深く考えていきます。 地域経済の分野では近年、これまでその地域を支えてきた既存の産業を「地域の持つ独自性」として捉えるとともに、「いかにして持続的な成長を促していくのか」といった次世代につながるサステナブルな取り組みの部分が大きく注目を集めるようになってきています。山田ゼミでは、「地域経済動向」や「産業連関表」などの政府機関が公表する統計情報を基に分析を行い、地域経済・産業の特徴をつかみ、地域に与える経済的影響(経済波及効果)について計測を行います。また、収集した情報はそれ単体では1つのデータに過ぎず、データベース化してはじめて活用することができます。そのために必要なデータベースソフトの活用方法も習得。さらにデータベースの結果を分析し、実際にどのような経済波及効果が生まれているかを他者にわかりやすく伝えるためのまとめ方についても学習していきます。 山田ゼミでは、2年次秋から「ゼミナールI」でデータベースソフトや表計算ソフトの使い方を学んだのち、実際の経済データを見ながらデータの示す意味と社会への影響の理解を深めます。さらに計測された経済波及効果から有効な政策の立案・提案まで行えることを目指し、ひとつの事象から型にはまった対策を出すだけに留まらない多角的な発想力を持つ人材育成に取り組んでいます。3年次春セメスターの「ゼミナールII」では、他者との議論を通して立案内容のブラッシュアップにも注力。より効果的で現実的な政策を生み出す取り組みを繰り返しながら、経済理論や経済学的思考を体得していきます。一人ひとりが専門的スキルをしっかりと身につけたうえで、3年次秋から各自の設定した研究テーマに沿って卒業論文の執筆を進めていきます。
看護課題の探究
看護は、対象にとって最善のケアを提供することを目標に実践がされています。しかし、立ち止まって考えると、研究等で示されたケアの根拠が必ずしも適用されてないことがあります。もちろん、根拠を適用すれば、対象にとって最善のケアとなるといった単純なものではありませんが、なぜなのでしょうか。 「看護課題の探究」では、学生が今までの学修から感じている疑問や課題について、文献を活用して、何が明らかなのか、明らかでないかを確認します。その上で、統合実習を活用して、実践の場で自分が探究したいテーマ(看護課題)に関する状況を確認していきます。 そして、再び、学内に戻り、現状を分析し、どのようにすることが必要なのか、課題解決に向けて考えていきます。学生は、自分のテーマに応じて、各看護学領域で課題を探究します。看護学領域は、基礎、成人・高齢者、精神、小児、母性地域・在宅のほか、看護管理、国際看護、学校保健などを設けており、各領域の担当教員、グループメンバーと共に課題を探究・解決し看護の質を高める方法を理解する場になります。
上原ゼミ
マーケティングに関して理論的および実践的に学びながら、調査や研究に必要なスキル、プレゼンテーション能力、社会人になった時に求められる能力などの体得を目指します。 ゼミナールの良いところは、学生参加型であり、学生が自主的に活動を行えることです。したがって、仲間との議論やフィールドワークなどを通じた学生主導型、参加型の授業になります。とはいえ、これはあくまで基本方針であり、適宜、その年のメンバーの様子に合わせて、最も効果的なスタイルを取り入れていきます。 当面の大きな目標は、秋に実施されるプレゼン大会に向けて、講義で習ったマーケティングの知識や先輩からのアドバイスをもとに発表の準備をしていくことです。具体的には、各自で関心のあるマーケティング事例などを持ち寄り、それに関して発表やディスカッションを行いながら、大会準備を進めていきます。このプロセスを経ることで、マーケティングの基本的な知識をより一層強固なものとして身につけられると考えています。
城ゼミ
皆さんは、大学を卒業してからのやるべき目標やありたい姿を明確に持っていますか。また、どこまで腹落ちできているでしょうか。業種や職種の違いこそあれ、多くの方はビジネスの世界に入っていくことでしょう。このゼミでは、大学で学ぶアカデミックな知識を整理し、それらをビジネスの世界でどのように活用していくかを考え行動することで、学問とビジネスの橋渡しを目指していきます。研究テーマに挙げている「スタートアップ」は 3 つの意味があります。具体的には、①アントレプレナー(独立起業家)、②イントレプレナー(社内起業家)、③事業承継です。いずれの場合もビジネスの本質を理解しながら「実学」として多くを学び、経験し、身に付けていく必要があります。 例えば、あなたが素晴らしい商品やサービスのアイデアを持っているとします。そのアイデアを実現させるにはどうすれば良いのでしょうか。まずは、その商品やサービスを受ける側の人びと(ターゲット顧客)が誰なのかを考え、どうすれば彼ら・彼女らの評価を得られるのか、思考を巡らせながら、戦略や戦術をプランニングしていく必要があります。そして、どうすれば儲かるビジネスに展開していけるか、考えることです。 一人で短期間に上達しようとしても無理があります。ゼミの仲間と相談し、気づき、お互い切磋琢磨しながら、「経営力」として身に付けていきましょう。
福祉開発フィールドワーク(2年次)
フィールドワークを通して「身近な地域にある貧困」に接近し、社会課題としての貧困を理解します。また当事者へのインタビューを行い、貧困や孤立に至るライフヒストリーをつかみます。さらに生活に困窮する子どもたちやシングルマザーの現状を学び、公的支援の役割について理解を深めます。そしてゼミでは地域のNPOや実践家とともに、「居場所づくり」や食料支援の活動を企画・運営し、孤立のないコミュニティを開発する力を身につけます。
皮膚生理学研究室
みなさんの今のお肌の状態はいかがですか?特に気にならないかもしれませんし、ニキビがある、毛穴が目立つ、日焼け、アトピー性皮膚炎などで乾燥しがち、かゆい、手がカサカサしてささくれができるなど、ちょっと気になる、もしくはすごく気になるなど、いろいろな人がいると思います。 最近では、健康な肌を保つことは、健康な体を維持するために重要であることが分かってきています。それでは、健康な肌を保つにはどのようにすれば良いのでしょうか。肌の中では常にいろいろな代謝が起こっています、そして、健康な肌を保つためには、この様々な代謝が正しく進むことが大事です。私たちは、どのようなときにどのような代謝が起こっているのか、そして、どのようにすれば代謝をコントロールできるのかを研究しています。どうしたら健康でキレイな肌になれるのか?なぜ、そのスキンケア化粧品は効果があるのか?一緒に考えてみませんか。
生物分析検査学研究室
健康状態を維持するために、私たちは絶えず栄養素を摂取しています。生体内では、摂取した栄養素を、消化・吸収・代謝することで、生体反応を恒常的に制御しています。このような生命活動のなかから、からだの異常をいち早く見つけ出すことが臨床検査の使命であり、予防医学に寄与すると考えます。なかでも生化学検査は、血液中の成分を分析することにより、多くの情報を得ることができます。しかし、採取した血液中であっても生体反応は成分に含まれる酵素などのはたらきにより代謝が繰り返すこともあります。本研究室では、こうした生体内の目的成分を正確に分析する研究をしています。血中グルコースは、糖尿病の指標として正確な分析が必要ですが、血液中では血球内の解糖系酵素などにより低下してしまいます。そこで解糖系酵素の反応を抑え、血糖の低下を最小限にとどめることを目指しています。
食品栄養学研究室
食品のおいしさは様々な要因で決まっています。食品のおいしさを決める要因の中に「コク」がありますが、その定義は決まっておらず、曖昧に使われてきました。研究室では、「食品のコクは、味、香り、食感のすべての刺激によって生じる総合感覚であり、これらの多くの刺激により、3つの要素である複雑さ(深み)、広がり、持続性を感じる味わいである」と定義しています。 現在、それぞれの要素を、客観的な数値で表すために研究を進めています。コクのある食品には、カレー、シチュー、豚骨ラーメンなどがありますが、これらの味わいの複雑さ、広がり、持続性を数値で表すことができれば、AI(人工知能)での評価が可能となるので、これらの研究を通して、「コクの見える化」の実現を目指しています。また、食品のコクについて世界に発信し、「コクの国際化」も目指しています。
安斎 徹ゼミ
企画力・行動力・協働力を身につけながら、これからの社会やビジネスを如何にデザインするかを探求しています。「日本一ワクワクドキドキするゼミ」を目指して、企業や地域など広く社会と連携しています。 安斎ゼミの運営にあたっては、「企画1000本ノック」(企画力の向上を目指し、何か新しいアイデアを毎日3つ以上考え、1年間で1000個のアイデアで「企画ノート」を書き尽くすのが目標)や「リーダー輪番制」(案件ごとにリーダーを輪番で務め、全員が必ずリーダーを体験する仕組み。複数案件を同時多発的に進めることで、組織運営や業務遂行の醍醐味や難しさを体得)などユニークな仕掛けが施されています。 これまでに、博報堂キャリジョ研プラスと連携した女子大生の価値観調査(2020)・女子大生のSNS実態調査(2021)・メディア企画の提案(2023~継続中)、ホテル日航つくばと連携した「つくば魅力発信プロジェクト」(2022~継続中)、鹿児島市東京事務所と連携したふるさと納税返礼品のPR(2023~継続中)、日本製紙パピリアと連携したハンドクリームの商品開発(2022)、目黒川夢まつりでのプロジェクションマッピングの制作(2024)など様々な案件に関わっています。「挑戦無くして成長なし」が合言葉です。
福岡ゼミ
見たり、聞いたり、触ったり、食べたり、嗅いだり… みなさんは日々いろいろな経験を積んでいます。そしてその結果、たとえば好きなものや嫌いなものがあるとするならば、産まれてまだ数年しか経っていない子どもでも、好き嫌いをはっきり表現できることに驚きませんか。自分の意思を誰かに伝えたい、このみなさんも子どもも同じように持っているものが意思表現意欲です。意思を表現しようとする意欲には経験が必要です。経験するという事はすなわち〇〇〇ことです。そして〇〇〇ためには〇〇べる環境が必要ではないでしょうか。 福岡ゼミでは〇〇〇ことに真剣に取り組んでいます。画面の中の文字や映像に頼らない生き生きとした交流を大切にしています。(〇はすべてひらがなです)
海洋無脊椎動物学研究室
地球上は無脊椎動物に満ちあふれています。普段見ている景色の中にも、名前の付いていない未記載種がひそんでいます。これら生物の名前が分からなければ、その先のどのような研究も成り立ちません。普通に知られている生物においても、まだまだ分からないことだらけで、新たな発見が沢山あります。 当研究室では、陸水から深海まで、研究対象とする生物がいるところにはどこでも行きます、地球すべてがフィールドです。あらゆる水圏に生息する無脊椎動物たちの分類、生活史、行動、生態などを飼育観察はもちろん、形態観察、遺伝子解析、環境DNA解析、生理学的手法など様々な手法を用いて明らかにしていきます。また、国内外の博物館に保管されている標本調査 や水族館との共同研究も行います。これらの研究を通して、無脊椎動物の生物学や海洋環境との関連を明らかにし、それらの多様性の解明や保全を目指します。 ・クラゲ類の分類と生活史 ・深海生物の保全や幼生分散 ・コケムシ類の分類と生活史 ・固着性動物の出現動態と摂餌生態
介在動物学研究室
イヌは最古の家畜で、3万年~5万年程度の間、ヒトと共に暮らしてきました。その過程において、イヌはヒトと類似した認知能力を獲得し、ヒトとスムーズな生活を営むことが可能となりました。また、イヌはヒトとのコミュニケーションにとどまらず、絆のような情緒的関係も結べるようになりました。このようなヒトとイヌの関係は、どのように成り立っているのでしょうか?私達の研究室では、ヒトとイヌの双方の、認知能力や身体生理反応または遺伝的変化を調べ、ヒトとイヌの共生の成り立ちを明らかにします。また、ヒトとヒトをつなぐ促進作用を持つイヌが、ヒト社会に介在することで地域のコミュニケーションを促進し、子どもから高齢者まで、住民が多様性の中で信頼と安心を感じながらウェルビーイング(心身と、社会的な健康を意味する概念)を高めることができる地域コミュニティの形成についての調査研究も実施しています。
調理学研究室
独居世帯が増え、中食利用が多くなっています。特に1回の食事の形態になっているお弁当の需要は拡大しています。その一方で食生活が原因で生活習慣病患者も増大し歯止めが聞かない状況にあります。そこで、お弁当利用者への食育も兼ねた美味しくて健康的なお弁当を開発し、日常の購買行動先であるスーパーマーケットで販売することには大きな意味があると考え、イオングループと産学連携事業としてお弁当の商品開発を行っています。開発に必要な知識と技術の習得のために、スーパー・コンビニのお弁当や総菜をリサーチし、分析して、消費者のニーズがどこにあるのかを検討します。そこに栄養的な視点を入れていきます。「高齢者は便秘がちになるので食物繊維の多いお弁当にしよう」「野菜不足のサラリーマンに野菜を100gとってもらおう」などとアイディアを出して試作していきます。試作に当たっては高度な調理技術で美しく美味しく作れるよう、実技のトレーニングも行います。これからの総菜づくりにはAIが活躍する、とはいえ、対象者の属性に合わせた微妙なさじ加減を商品化するには、まだまだ人間が関与する必要があります。完成したお弁当の売り上げが良かったときの嬉しさはひとしお。お弁当の傷みを防ぐため塩分を下げるのに限界があることや、パッケージの制約上エネルギーが低くなるお弁当もあり、課題はまだまだたくさん。それを1つ1つ解決していくことで、栄養士としての総合力が上がります。
宮津ゼミ
地域から積極的に学ぼうとするゼミです。地域貢献をしている個人、団体、会社に協力し、一緒に活動する過程で様々な学びをしています。
林田研究室
林田ゼミでは「より多くの子どもたちが運動あそびをできる機会を増やそう」と子どもの体力測定会や、オンデマンド・オンラインでの遠隔運動指導をしたり、幼稚園や小学校のアフタースクールで運動あそび指導を行なったりしています。 皆さんは体力に自信がありますか?活動的な生活を送るためには体力が必要ですが、体力は20歳頃をピークに低下します。そのため、子どものうちに体力を高めておくことが必要です。 中でも、10歳頃のゴールデンエイジの時期に運動を行うことは、子どもたちの将来のために重要です。しかしながら現在、日本の子どもたちの体力は低下し過去最低と言われています。さらには、横浜市の子どもの体力は全国平均よりも低いようです。このことから、地域の子どもたちの運動機会を確保し、運動習慣の確立に向けての取組みが必要です。 桐蔭横浜大学にはスポーツが得意な大学生がたくさんいます。このような大学生と地域の子どものスポーツの場を「うまく」つなげることが私たちのミッションと考えています。