関東・甲信越エリアのゼミ・研究室検索結果
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クレイゼミ
大学で英語のスキルを伸ばす機会はとても多くありますが、特にお勧めできるのは翻訳、通訳の授業を受講することです。言葉を上手に訳するのは簡単なことではありません。しかし、そのプロセスを通して文法力、単語力、そして創造的に英語を使う力を身につけることができます。 クレイゼミでは文学作品の翻訳について学びます。若者向けのさまざまな作品(小説、戯曲)を実際に翻訳し、その内容について議論し、お互いの翻訳スキルの向上を目指していきます。また、翻訳を通して、語学の習得に必要な文化的背景も学んでいきます。
高橋ゼミ
今日、英語は世界のさまざまな場面で、英語を母語とする人々(ネイティブ・スピーカー)のみならず、英語を母語としない人々(ノンネイティブ・スピーカー)の間でも使われています。高橋ゼミでは、ノンネイティブ・スピーカーの数がネイティブ・スピーカーの数を上回る現状と英語が世界に広まった背景に注目します。なぜ他の言語ではなく英語なのか、英語の広がりによって生じうる「不平等」等、影の側面にも注目します。 また、英語の多様性についても理解を深めます。イギリス英語やアメリカ英語をはじめとする英語圏の英語にも、広がった先で新たに生まれた英語(インドの英語、シンガポールの英語、ナイジェリアの英語や中国の英語)にも、発音、語彙、表現、文法に特徴が見られます。例えば、皆さんはHow are you going?やHave you eaten?という表現や、journoやteacheressという言葉を耳にしたことはありますか。 このように、高橋ゼミでは世界における英語使用の現状や英語の多様性について理解を深め、母語が異なる人々をつなぐ『国際共通語』としての英語の役割と特徴について学びを深めていきます。
栄養指導研究室
2006年より東京都荒川区と学園が協定を結んでいる「あらかわ満点メニュー」開発支援事業として、健康メニューの開発支援に取り組んでいます。メニュー開発にあたっては、まずは担当する学生が店舗に出向き、店主さんの想いや大切にしているお店の特徴をお聞きし、メニュー分析を行います。それをもとに、おいしくヘルシーであることはもちろん、見た目や価格等、すべてが「満点」であるメニューを目指します。栄養価の詳細な分析や試作、店主さんとの話し合いを何度も繰り返して作り上げていくことで、栄養士としてのメニュー開発力のほか、社会性、コミュニケーション力、プレゼンテーション力を身につけていきます。2020年度はテイクアウトメニュー「おうちde満点」の開発にも携わりました。また学園祭での展示、教材作成や食育講座の開催などにも取り組んでいます。
調理学研究室
独居世帯が増え、中食利用が多くなっています。特に1回の食事の形態になっているお弁当の需要は拡大しています。その一方で食生活が原因で生活習慣病患者も増大し歯止めが聞かない状況にあります。そこで、お弁当利用者への食育も兼ねた美味しくて健康的なお弁当を開発し、日常の購買行動先であるスーパーマーケットで販売することには大きな意味があると考え、イオングループと産学連携事業としてお弁当の商品開発を行っています。開発に必要な知識と技術の習得のために、スーパー・コンビニのお弁当や総菜をリサーチし、分析して、消費者のニーズがどこにあるのかを検討します。そこに栄養的な視点を入れていきます。「高齢者は便秘がちになるので食物繊維の多いお弁当にしよう」「野菜不足のサラリーマンに野菜を100gとってもらおう」などとアイディアを出して試作していきます。試作に当たっては高度な調理技術で美しく美味しく作れるよう、実技のトレーニングも行います。これからの総菜づくりにはAIが活躍する、とはいえ、対象者の属性に合わせた微妙なさじ加減を商品化するには、まだまだ人間が関与する必要があります。完成したお弁当の売り上げが良かったときの嬉しさはひとしお。お弁当の傷みを防ぐため塩分を下げるのに限界があることや、パッケージの制約上エネルギーが低くなるお弁当もあり、課題はまだまだたくさん。それを1つ1つ解決していくことで、栄養士としての総合力が上がります。
海洋無脊椎動物学研究室
地球上は無脊椎動物に満ちあふれています。普段見ている景色の中にも、名前の付いていない未記載種がひそんでいます。これら生物の名前が分からなければ、その先のどのような研究も成り立ちません。普通に知られている生物においても、まだまだ分からないことだらけで、新たな発見が沢山あります。 当研究室では、陸水から深海まで、研究対象とする生物がいるところにはどこでも行きます、地球すべてがフィールドです。あらゆる水圏に生息する無脊椎動物たちの分類、生活史、行動、生態などを飼育観察はもちろん、形態観察、遺伝子解析、環境DNA解析、生理学的手法など様々な手法を用いて明らかにしていきます。また、国内外の博物館に保管されている標本調査 や水族館との共同研究も行います。これらの研究を通して、無脊椎動物の生物学や海洋環境との関連を明らかにし、それらの多様性の解明や保全を目指します。 ・クラゲ類の分類と生活史 ・深海生物の保全や幼生分散 ・コケムシ類の分類と生活史 ・固着性動物の出現動態と摂餌生態
小動物外科学研究室
外科手術を成功に導くためには技術的な鍛錬はもちろんのこと、無菌手技や各臓器・全身に関わる生理学、病態に対する知識など総合的な臨床力が求められます。本研究室では獣医外科学を主軸としながら、動物病院で遭遇するさまざまな臨床例を内科・外科の垣根を超えた視点から診察することで、それぞれの疾患の特徴的な問題点を発見し、これを解決するための治療法やその病態について、各教員がそれぞれの専門分野で研究しています。
介在動物学研究室
イヌは最古の家畜で、3万年~5万年程度の間、ヒトと共に暮らしてきました。その過程において、イヌはヒトと類似した認知能力を獲得し、ヒトとスムーズな生活を営むことが可能となりました。また、イヌはヒトとのコミュニケーションにとどまらず、絆のような情緒的関係も結べるようになりました。このようなヒトとイヌの関係は、どのように成り立っているのでしょうか?私達の研究室では、ヒトとイヌの双方の、認知能力や身体生理反応または遺伝的変化を調べ、ヒトとイヌの共生の成り立ちを明らかにします。また、ヒトとヒトをつなぐ促進作用を持つイヌが、ヒト社会に介在することで地域のコミュニケーションを促進し、子どもから高齢者まで、住民が多様性の中で信頼と安心を感じながらウェルビーイング(心身と、社会的な健康を意味する概念)を高めることができる地域コミュニティの形成についての調査研究も実施しています。
生命・環境科学部 臨床検査技術学科 生理学研究室
臨床検査技師は、病院で行われている多くの検査を担当しています。臨床検査は大きく分別すると、血液検査や新型コロナウイルスのPCR検査のように患者さんから採取した成分を分析する「検体検査」と、心電図検査や超音波検査のように実際に患者さんに触れながら直接情報を得ることで病気を発見する「生理検査」があります。 麻布大学の生理学研究室には、大学病院に導入されている最新鋭の生理検査装置が揃っています。学生は、教員の指導を受け、まず心電図検査、超音波検査、脳波検査、筋電図検査及び呼吸機能検査など生理検査全般の検査手技を修得します。その後は、学生同士でお互いに検査を実施し練習することで技術を向上させていきます。最終的には、その技術をもとに、卒業研究として新しい検査手法や解析方法の開発をめざします。また、PCR法を用いて遺伝子を解析し、遺伝子多型(DNA配列の個体差)と心理検査結果との関連やアルコール依存症、カフェイン感受性との関連についても研究しています。
北村喜宣 環境法ゼミ
本ゼミでは、環境法の最新テキストを講読し、具体的な事例をもとに環境法総論と各論(個別法)の理解を深めること、グループに分かれ国、自治体、企業、住民、NPOなどへの調査を実施しゼミ論文を作成することを主な活動としています。テキストについては、グループで報告を行い、それをもとに全員でディスカッションを行います。こうした活発な意見交換を通して、多様な意見を吸収しながら、ゼミ論文作成に向けて各自の考えを膨らませていきます。 また、年に3回程度、ゲストスピーカーをお招きし、あるいは、現場を訪問して、実務の状況を伺う機会を設けています。実施例としては、水産庁、有斐閣編集部、環境省、東京オリパラ組織委員会、東京都庁、クラブツーリズム、川崎汽船のスタッフをお招きしたほか、新日鉄住金環境部、要興業(上智大学のごみ処理を担当する処理業者)を訪問し、貴重な現場の声に耳を傾けました。警察庁担当者から「環境犯罪と警察の活動」の講演をしていただいたこともあります。 ゼミの目標は、「自分の頭で考える」「自分なりのオリジナルな視点を持つ」ことの大切さを知り、それが実践できるようになること。実地調査や現場訪問、ゼミ生同士のディスカッションをふまえ論文を作成する過程で、社会で活躍するうえで欠かすことのできない「考える力」と「他人を思いやる力」を育みます。
神澤研究室
本研究室では、オジギソウの運動に代表されるマメ科植物の傾性運動や就眠運動について、タンパク質や遺伝子といった分子レベルでの解析を行っています。植物の目に見える運動はオーキシンの作用で有名な「屈性」と、オジギソウの運動の様な「傾性」に大別されます。大きな違いは前者が刺激に対して方向性を持った運動を行うのに対して、後者は刺激とは無関係、つまりあらかじめ決められた運動を行うところにあります。 オジギソウの素早い運動の動力源は膨圧の変化です。運動の起点となる葉枕には、運動細胞という特殊な細胞が存在し、一日周期の変化や一過的に加えられた刺激に応じて、細胞の体積を変化させます。私たちは葉枕に特異的に存在し、この膨圧の調節に関与するタンパク質や遺伝子に着目しています。私たちが見つけた因子の一つは、興味深いことに葉枕と孔辺細胞特異的に存在していました。孔辺細胞も膨圧を調節することで気孔を開閉しているため、私たちの見出した因子は植物の膨圧調節に深く関与すると思われます。このように運動の原理を知ることが私たちの重要な研究テーマになっています。植物の研究とは別に骨の代替材料の開発もしています。明治大学の相澤教授と共同で始めた研究です。世界がこれから直面する超高齢社会を楽しく過ごすには、骨の健康は大きな問題の一つです。年齢や疾病などにより代替骨材料のニーズも様々です。他方、骨は運動など様々な外部刺激を受けて形成・維持されています。テーラーメイドの代替骨材料の開発には様々な知識の集積が必要です。ここでも私たちが大切にしているのは原理です。骨再生や代替材料の開発は老齢人口の増加が問題となる近未来において健康な生活を実現するための鍵になると考えています。