東北エリアのゼミ・研究室検索結果
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遊佐ゼミ
早期英語教育の導入にともない、教員、保育者に確かな英語力が求められています。このゼミでは3年次に言語獲得のメカニズムを学びながら、日本の英語教育を歴史的、社会的側面から検証し、併せて海外の外国語教育の現状にも触れます。 4年次には様々な英語教授法の中から早期英語教育に生かせるものを探し、最終的には自分自身の外国語教授法をレポートにまとめて発表します。高度な英語力を身につけた各界の著名人の学習法も参考にします。そして机上の学問だけでなく、姉妹校の幼稚園や児童館において見学や実習の機会を与えられます。学生たちはジェスチャーや音楽、遊びなどを使った教授法を実践し、子どもたちの反応を通じて多くのことを吸収していきます。現場の先生方のアドバイスも受けながら、学生は少しずつ自信を持ち、幼児・児童の教育に携わる者のやりがいを実感していくのです。
岡ゼミ
ある先生との出会いをきっかけとして教師を志す、学校生活に対する疑問から教育についてもっと知りたいと考える、このような実体験に基づく思いは、自らを支え、道標になってくれるでしょう。しかし、経験は時に思い込みとなって眼を曇らせます。誰もが身近に感じられる分野だからこそ、教育を語るためには客観性を意識する必要があります。 本ゼミでは、学校改革、教師の資質、子どもの才能、子育て、外国の教育などの多様なテーマから、受講する学生の興味・関心に応じて文献を選び、その内容に関する発表・討論を通じて理解を深めています。学校や教育資料館などを見学して、教育の実践や歴史について見聞を広めることもあります。物事の背景を知り、多様な考え方に触れることで、新しい発見や疑問が生まれ、学びが楽しくなるはずです。
松好ゼミ
本学の地域貢献研究センター事業の一つに子育て支援事業があります。本ゼミではその子育て支援事業である「ゆりっこ広場」の運営を担っております。毎月地域の親子を招き、様々な遊びと、本学教員による専門性を生かした多種多様な保護者向け講座を開設し、地域の子育て支援に取り組んでいます。本ゼミは、当日の運営のほかに、準備段階では保育ソーシャルワークとしての子育て支援や子どもの発達を理解するためのケースカンファレンスなどのほか、参加する子どもの年齢に合った保育実践について考え、保育教材や壁面装飾などの製作などから学びを深めています。 いま、日本は子育てがしにくい状況といわれ、少子化も進んでいます。また、外国籍の方、ひとり親、発達障害や精神障害を抱えている保護者など、様々な形で支援を必要としている家庭があります。 多様化する社会に保育者としてどのように向き合うのか、保育者として子どもの発達を促すにはどうしたらよいのか、子育て支援にどのように取り組んでいけるかを考え、実践と研究を繰り返すことで学びを深めているのです。 保育所や幼稚園、施設などの現場経験のあるゼミ担当者であることから、実際に保育現場で起こったリアルな事例検討や、発達段階ごとの子どもの特徴や遊びの提供の仕方など、より実践的な学びが得られる内容となっています。一緒に学びを深めていきましょう。
志水ゼミ
本ゼミでは、今年度「大学生×社会貢献=ぞうきん!?」というテーマで活動を行っています。思い出してみてください、長期休み明けにぞうきんを学校に持っていきませんでしたか?きっと保護者の方が、持参するぞうきんは作ってくれたか、購入してくれたと思います。でも、貧困世帯であったり、自分自身がヤングケアラーのため、ぞうきんを購入したり、購入するための時間を割くことが難しい子どももいます。誰もが当たり前に準備できるぞうきんが、心の負担になっている子ども達のために、自分たちにできることは何かを考え「大学生×社会貢献=ぞうきん!?」企画を立ち上げました。ぞうきんを作ることだけでなく、課題を抱える子どもの存在について、普及啓発活動を行い、協力者も募ります。現在は、活動に賛同した高齢者のサロン運営者から、ぞうきんづくりへの協力の申し出があり、一緒に活動しています。大学生だけの支援には限界がありますが、地域に支援の輪を広げていくことで、「誰一人取り残されない社会」が実現できると考えています。子ども達の抱える課題を解決するために、新しい資源(本ゼミの企画)を生み出しマッチングさせる、それがソーシャルワークです。ぜひあなたも一緒に、大学生にできる支援活動に取り組んでみませんか。
結城ゼミ(社会心理学)
「なぜ人は、周囲に人がいない時にはゴミをポイ捨てするのに人がいる時にはしないのか?」「どうすれば人の心を動かし説得することができるのか?」等、本ゼミナールでは、5W1H(Why(なぜ)、Who(誰が)、When(いつ)、Where(どこで)、What(何を)、How(どのように))の疑問の種を大切にしています。インターネットが普及した現在、疑問があれば手元にあるPCやスマートフォンですぐ調べることができます。疑問点を調べればまだ良い方で、疑問を持たない、あるいは疑問を持ってもそのまま放置してしまう人もいるかも知れません。インターネットのような便利なツールがなかった時代には、図書館に足繁く通い文献を調べたり先生や先輩、同級生と議論を戦わせていました。そのような努力をして疑問が解決したときの充実感はひとしおでした。学問の楽しさはそこにあると思います。 本ゼミでは、議論が白熱し授業時間内では終わらないこともしばしばあります。自分自身で言うのも憚られますが、比較的質問しやすいタイプの教員だと思います。本学の少人数制のゼミの特徴を生かし、一緒に研究を創り上げながら学問の楽しさを感じませんか?仙台白百合女子大学でお待ちしています。
神田ゼミ(栄養教育)
わが国では、過食や拒食、肥満や痩せ、低栄養、運動不足など様々な問題を抱えている人も多く、健康で長生きしていくためには栄養や健康について教育する機会が必要となります。しかし、習慣となっている生活の変化には抵抗をする人も多いです。また、そもそも「変える必要がない」と自分の問題に気づいていない人、認めたくない人もいます。そこで現状や問題を把握し、どのようにアプローチしたら効果的であるか等をゼミ生たちと考えながら、様々な対象者のへの栄養教育について検討します。 <過去の問題把握と検討の一例> 1) 若年女性の健康状態および栄養状態の検討 2) 学童期における効果的な教育教材の開発(特に栄養教諭免許取得を希望している学生にとって良いテーマであると思われます。また過去の栄養教諭免許取得希望学生の多くが選択しております。) 3) 思春期における痩せ願望とその対策 4) うつと食品摂取頻度とナッジ理論を用いた栄養教育 5)心理的状況と嗜好品(菓子、酒等)摂取との関連性とその対応 上記のように神田ゼミでは健康、食生活等、ゼミ生一人ひとりが関心のある分野を調査研究しています。 その他として次のようなこともあります。 1) ゼミOGとの懇談会:年に1度、卒業生と在校生が交流を深めるOGとの懇談会を開催しています。卒業論文の進め方や就職活動、国家試験合格への秘訣、社会人生活についてなど、時間外の土曜日に行われ希望者のみの参加ですが在校生が卒業生からいろいろなアドバイスをもらえる良い機会となっています。 2)国家試験対策 3)歓迎会、送別会 以上、学生たちとともに私自身も成長できたらと思っております。
公衆衛生学 鈴木研究室
公衆衛生学は、これまで医学の一つとして研究が行われてきました。医学といえば、疾病の治療が思いつきますが、それだけではなく、健康の維持・増進も目的としています。私たちの健康を考えたとき、現在の新型コロナウイルス感染症は、社会経済に大きな影響を与えました。このように、私たちの健康は社会環境に密接に関連し、その両方の視点から考える必要があります。 私たちの食習慣は生活習慣病と関係しています。近年では、所得などの社会経済的地位も食習慣と関連していることも分かってきました。これらの健康課題に対して、データ分析に基づく科学的根拠を通じて、私たちの「健康」を皆さんと一緒に考える研究を行っています。
矢島研究室
食の分野を学ぶ「管理栄養士」は、日本の食文化を次世代へ継承していく一旦を担う役割があると考えています。「食育に関する意識調査報告書(令和3年)」(厚生労働省)によると、食文化を受け継ぐことは大切だと思うと回答した人は87.5%と高い割合でした。生まれ育った地域の郷土料理や伝統料理について知っている人の割合は57.0%、家庭料理や地域で受け継がれ伝えられている料理について知っている人は約20%と低い割合でした。この結果から、近年の食の多様化のなかで失われてしまった料理や食材があることが懸念されます。 そこで、ゼミ活動では先人たちの知恵の結晶である地域の郷土料理・食材をどうすれば伝承・継承していくことができるのかを一つのテーマとして、まずゼミ生の生まれ育った地域の郷土料理や行事食や特産品、気候や風土などの文献調査を行い、郷土料理や家庭料理のレシピを再現調理することを行っています。また、食の継承の一助として、地域の食材を用いた料理の考案にも取り組んでいます。
山田恵ゼミ
グローバル・スタディーズ学科には、イングリッシュインテンシブ・スタディコース、共生社会スタディコース、グローバル文化スタディコースの3つのスタディコースがあります。このゼミはどのコースに所属する学生でも受講できますが、主にイングリッシュインテンシブ・スタディコースで、アメリカ合衆国の歴史や文化の知識を深めたいという学生が受講しています。英語の読解力を高める目的で、英語教員を目指す学生も受講していますし、留学から帰国してさらに学びを続けたいという学生も受講しています。 扱うテーマは多様で、受講する学生の興味や関心に合わせて読む英語の文献を選び、その内容について発表や討論をすることで、理解を深めています。例えば、映画研究についての英語の文献を読み、人種やエスニシティ、ジェンダーがどのようにディズニー映画やハリウッド映画に表現されているかについて発表や討論を行ったりしています
熊谷健二ゼミ(ベアーズラボ)
2020年に始まったコロナ禍は、私たちの生活や働き方に大きな変革をもたらしました。その結果、教育、医療、 ビジネスなど社会のあらゆる分野でデジタル技術を駆使したイノベーションが急速に進展しています。私たちは今、Society 5.0と呼ばれる新たな社会の始まりを迎えており、これからの時代にはデジタル技術の深い理解と応用が欠かせません。 私のゼミでは、こうした時代の流れに対応し、AI(人工知能)やロボット、電子工作、最新のXR(クロスリアリティ)技術を活用した教育手法の研究と実践に取り組んできました。学生たちは、これらの先進技術を用いて、新しい学習方法や教育コンテンツの開発に挑戦しています。さらに今後は、教育分野だけでなく、ICT技術を活用して社会のさまざまな課題を解決する取り組みも行っていきたいと考えています。 ゼミでは、理論だけでなく実践を通じて学ぶことを重視しています。プロジェクトベースの学習(PBL)を通して、チームワーク、 問題解決能力、プロジェクトマネジメントのスキルも養います。これらの経験は、将来社会で活躍するための重要な土台となります。 私たちと一緒に、先進のデジタル技術を学びながら、新たな知識と価値を創出し、未来の社会をデザインするスキルと知識を身につけていきましょう。
吉田哲朗研究室
SDGsは社会・環境問題を目標として列挙しますが、それらに最も大きく関わる存在が企業です。しかし、企業は自分でSDGsの目標の何を選択し、どのような方法で行うのかを決めなくてはいけません。その活動で「経済的利益」のみを追求すると範囲が狭すぎて失敗し、「社会全体の利益」を追求すると範囲が広すぎて企業自体が存続できなくなります。企業の社会・環境問題への取組みを「企業の立場」と「社会全体の利益」の整合の視点で検討しましょう。言い換えると企業の運営の優劣はSDGsにどう取り組んでいるかを観察すればわかるし、この視点は就職活動でも生きてくると思います。ヒントは 企業価値は金銭的に明確な経済的利益だけではなく、金銭的に明確ではない非財務価値の双方で見なければならないということです。
髙坂ゼミ
会計学や簿記を学ぼうとすると、難しい用語がたくさん出てきて、苦手意識を持ってしまう人は少なくありません。ゼミでは、学生の興味をかきたてながら主体的な姿勢で臨むことができるよう、全員参加型の進行に重点を置いています。積極的な意見発表や活発な議論を促すことで、苦手意識を改善できると思います。中心となるのは財務会計論のテキストの輪読です。メンバーで分担しながら内容を読んで要約したり論点を見出したりしながら、会計にまつわるたくさんのルールに触れることが一つの目的となります。さらに、会計には会社法、金融商品取引法、税法といった法律が関係しているので、テキストだけでなく、法規集も読みこなせるよう練習していきます。3年次は会計の基礎知識と文章読解力、理論構築法を磨きながら興味関心のある研究テーマを見つけ、4年次は卒業論文の作成に取り組みます。会計の応用範囲は広く、農業に興味のある学生には農業会計という領域がありますし、自治体職員を目指すのなら公会計を知ることは大きな意味があります。将来の進路に結びつけて、自分が深めていくべき分野を意識しながら会計のプロを目指すことが、最終的な目標となります。
内城ゼミ
スポーツ文化は人間の「する」・「見る」・「支える」行動によって成り立っています。スポーツ行動を研究対象とする際は、目的を明確にし、方法や規模を適正化することが必要になります。具体的研究テーマは、「各国サッカーリーグの経営戦略分析」や「常勝チームのチームビルディング」、「自治体、企業による健康経営」、「所得格差と健康格差の相関」、「家族のスポーツ志向性が与える影響」等が考えられますが、学生自身が興味関心を持って調べたいことを設定します。 スポーツ行動を学び、社会に役立つ調査研究をするには文献から多様な事象を読み解くことが必要となるため、保健体育の他に社会や理科(特に生物)、国語、数学等の基礎知識が欠かせません。また、3年次は調査研究に必要な方法論や専門知識を学ぶ時間となりますが、4年次では実験やアンケートなどで見えた研究成果を社会に還元できるようにしたいと考えています。スポーツ文化を支えるスポーツマネジメントに通ずる人材として、保健体育教員、公務員や体育協会、関連民間企業等に羽ばたくことを期待しています。スポーツ指導者、健康運動の地域のリーダーを目指すことは身近な目標になると思います。
関上ゼミ
マーケティングとは、ひと言でいうと「売れる仕組みを作ること」です。この考え方は、時代とともに変化してきました。マーケティングの概念が確立した1950年代は、安価に作ったものを大量に売ることを目的とした「製品中心」でしたが、やがて顧客が求めるものを提供する「消費者志向」にシフトし、現在は社会活動に軸足を置いた「価値主導」に推移しています。ゼミでは環境保全や地域振興を目的としたマーケティングを研究対象とし、SDGs(持続可能な開発目標)の取り組みを意識したマーケティングも取り上げていきます。 東北の主要産業である「農業」、岩手県北地域の基幹産業の一つである「アパレル」、地方特有の資源を生かし誘客を考える「観光」の3グループに分かれ、企業調査やボランティア活動を交えながら、それぞれの分野で地域を元気にするマーケティング手法を考えていきます。この活動を進めながら自分の研究テーマを決め、データを収集し、プレゼンテーションを行い、論文を作成します。これは、社会に出て仕事をしていく上で、基本となるやり方です。論文で研究成果をまとめ上げるとともに、今後に生かせるスキルを身につけていきましょう。