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海外の書籍を日本で出版する際には、著者や編集者と著作権契約を行う必要がある。両者の仲介を行うのが主な業務だ。出版社から仲介を依頼されることもあるが、エージェントが海外の書籍の版権を売り込むことも。日本でヒットしそうなテーマの書籍の情報を、海外で開催されるブックフェアなどで集めて、日本語にまとめたものを出版社に提案していく。出版が決まると、海外の権利者との契約を結び、印税などの支払処理、献本などを行う。流行を見抜く目や契約をまとめる能力を磨けば、ヒット作を生み出すことも可能だ。
国内や海外の出版事情や著作権法などに関連する法律の知識が必要とされる。また、知識を踏まえて、双方にメリットを説明できる交渉術に優れていると契約をスムーズにまとめやすい。自ら海外の著者や出版物を発掘して、日本の出版社に持ち込むこともあり、編集者としての視点も持っていると役立てることができる。海外の出版社と取引を行う場合など、英語での交渉が多いため、ビジネス英語能力を持った人が望ましい。