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建物の壁や床などに、こてを使って平らに滑らかに塗料を塗り、仕上げていく左官。平たんな壁だけでなく、デザインに趣向を凝らした建物が増えているが、左官はそのニーズに合わせて塗料にさまざまな混ぜ物を入れ、仕上げ方に工夫を凝らすことで多種多様な美しい壁や床をつくり上げる。一人前と呼ばれるようになるまでには数年の修業が必要で、経験を積み重ねて腕を磨いていく。左官の資格には1級から3級までの国家資格「左官技能士」があり、現場の面積によっては1級所持者の常駐が義務付けられている。
「こて」を自在に操る技術と手先の器用さが求められ、壁や床などの素材や塗料に関する知識も必要だ。ムラなく仕上げるためにきちょうめんさや丁寧さも求められる。ただ塗料を塗るだけでなく、より美しく仕上げるために工夫を凝らす創造性やデザイン力も重要だ。技術職であるため、修業を積んだ後は、職人として将来的に独立することも可能だ。