専門職大学と専門学校の違いとは?

専門職大学と専門学校の違いとは?

門職大学と
門学校の違いとは?

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専門職大学は、専門学校と似て非なるものがあります。わかりやすい違いは卒業後に取得できる学位で、専門学校は「専門士」の称号ですが、専門職大学は「学士(専門職)」の学位になります。卒業後は大学院への進学や留学もでき、学問を追究する道も拓けています。また専門職大学は、産業界と直結しているので、現場で働くことで、単位を取ることができる新しいタイプの大学です。もちろん通常の大学のように関連教科も学べるので、幅広い知識も習得できます。将来、なりたい職業がある方は、専門職大学も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?

専門職大学と
専門学校との
5つの違い

  • ❶ 基礎から展開まで、1つの専門にとどまらず学べる
  • ❷ 授業の1/3は実習・実技で、理論と実践の両方を習得
  • ❸ 通算600時間以上(短大300時間)の学外実習
  • ❹ 研究者教員から関連教科を学べ、幅広い知識も身に付く
  • ❺ 学士(専門職)の学位がもらえる
  NEW専門職大学 / 専門職短期大学 専門学校
修業年限 4年 / 2または3年 1から4年
卒業者の学位・称号 [学位] 学士(専門職) ※学士相当
[学位] 短期大学士(専門職)※短期大学士相当
[称号] 専門士または高度専門士
教育内容 理論と実践を重視 実践を重視
授業内容 産業界の研究(2/3)から実習(1/3) 実習がメイン
教員 研究者教員・実務家教員 実務家教員
同時に授業を受ける人数 原則40人以下 原則40人以下
卒業単位 124単位 / 62または93単位 年間800時間以上

専門職大学と専門学校はどう違うのか、徹底比較!

1 専門学校は職業で選ぶ
専門職大学は業界で選ぶ

専門学校は職業で選ぶ 専門職大学は業界で選ぶ
いまさらながら専門学校って、なんだ!?

専門学校では、職業に特化した内容(専修学校専門課程)を学べます。美容師になりたいのなら美容の専門学校、デザイナーになりたいならデザインの専門学校といった具合です。学習期間は2年から3年で、必要なスキルを習得していきます。卒業後に与えられる称号は、学校教育法に基づき都道府県知事の認可を受けている学校に限られますが、文部科学省が指定した2年の課程を修了すれば「専門士」、4年の課程を修了すれば「高度専門士」です。それでは、専門職大学はどんな学校なのでしょうか?

専門職大学は、大学卒業者として社会人になれます!

専門職大学は、職業に特化している学校という点では、専門学校ととてもよく似ています。専門学校と違うのは、学ぶ期間が4年間となり、卒業単位数を取得すると「学士(専門職)」の学位が与えられる点です。この学位は、大学卒業後に与えられる「学士」に相当する資格になります。ちなみに専門職短期大学は、学習期間が2年から3年と専門学校と同様ですが、与えられる学位は「短期大学士(専門職)」になります。職業に直結する専門的な知識を総合的に学べて学位が取得できるのは、画期的なことかもしれません。

理論と実践を学べ、プロの職業人を育てます!

専門職大学は、理論と実践の両方を学べ、プロフェッショナルな職業人を育てる大学です。専門学校の腕に職をつける要素と、大学の専門知識を向上させる要素が合体したハイブリッドな学校と言ってもいいでしょう。たとえばマーケティングや経営学など専攻する職業に関連する他分野も学ぶことができ、一つの専門にとどまらず応用力を身につける学習を目指しています。また専門職大学は産業界と直結していて、学外実習で実践を積み重ねることもできます。卒業後は即戦力の人材として、社会人デビューすることも可能です。

2 専門学校×大学=専門職大学
つまり理論と実践の大学です!

専門学校×大学=専門職大学 つまり理論と実践の大学です!
業界で働きながら学べるから、即戦力の人材に!

専門職大学は、なりたい職業に直結する理論と実践の両方を学べる新しいタイプの大学です。実践的な学校という意味では、専門学校と近い点がありますが、専門職大学は長期の企業内実習で現場を体験することがカリキュラムに含まれています。4年制の場合は、1日8時間を15週間以上、通算600時間(2年制は300時間)もの学外実習があり、実際の現場でも学ぶことが可能です。プロフェッショナルな現場の雰囲気を肌で感じながら、適切に問題解決できる思考力を養っていき、即戦力になれる人材を育てていきます。

研究者教員もいるから、理論も徹底的に学べる!

専門職大学は、言うまでもなく大学のカテゴリーに入ります。なりたい職業に関連する専門的知識を、学術的に深めることができるのも、専門学校との違いと言えるでしょう。専門職大学では、各業界の現場経験が豊富な実務家教員だけでなく、理論に精通した研究者教員からも授業を受けることができます。幅広い教養や学術研究の成果に基づく、知識・理論の習得は一つの専門分野にとどまりません。そうした幅広い学びを経験することで、応用力を身につけ、新しいアイデアを生み出せる人材育成を目指します。

もちろん資格は大学卒! 大学院へ進学もOK!

専門職大学には、専門学校ではできない卒業後の進路選択も可能です。専門職大学は、既存の大学制度の中に位置付けられていますので、卒業後は大学卒の人材として就職はもちろん、大学院進学も留学もできます。大学卒業後の留学でいちばんの難関は大学院留学で、高い英語力とそれを証明する能力測定のスコアが必要です。しかしアメリカの大学院を卒業すれば、日本のみならずアメリカでの就職という選択肢も出てきますので、留学を視野にいれている人は、チャレンジしてみる価値はあります。

3 現場の最前線に立っての
活躍が期待されている!

現場の最前線に立っての活躍が期待されている!
海外インターンシップを取り入れている専門職大学も!

専門職大学は日本の産業界と直結していますが、職種によっては世界とも手を組んでいる大学もあります。ファッションの専門職大学では、ヨーロッパ・アメリカなどで海外インターンシップをしながら、国際的な経験を深められる大学があります。また、ICTの専門職大学でも、国内トップ企業との教育連携に加えて海外実習も実施しています。これからの産業界には、世界を標的としたアイデアを練れる国際的感覚に富んだ人材が必要です。専門職大学では、産業界の声に応えられる大学として新しい取り組みを実施しています。

産業界が専門職大学の学生に期待していることは?

専門職大学は、産業界のバックアップによりつくられた大学なので、学生は産業界と密接な関係をつくれます。日本の多くのトップ企業が、学外実習の現場として、学生の受け入れに手を貸している点でも、即戦力としての人材確保に期待が高まっていると考えられます。専攻する職業の理論と実践をバランスよく学んだ人材として、前例にとらわれないイノベーションを起こす人材として、就職した業界や職業の変化をリードする人材として、専門職大学の学生は業界の発展に寄与することが期待されています。

ますます増える開校予定! なりたい職業があるかも!

多くの専門職大学が、2020年の4月に向けて開校準備をしています。将来目指したい職業が決まっている高校生のみなさんは、選択肢が広がることでしょう。医療・福祉・保健・栄養・調理・農業・ICT・観光・ファッション・美容などなど、さまざまな分野の専門職大学が開校を予定しています。初年度に認可がおり、2019年4月に開学されたのはわずか3校でしたが、厳しい審査に対応して続々申請中です。あなたの行きたい業界の大学が今はなくても、近い将来、設立されるかもしれません。

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結論:専門職大学と専門学校は大違いだった!

専門職大学は、理論と実践を学べます。専門学校が実務を主に学びますが、専門職大学は職業専門科目だけでなく、関連分野の理論も学びます。どちらもなりたい職業があるときに選ぶ進路ですが、専門職大学では、理論を学び、実践に結びつけていきます。豊かな創造力を養い、即戦力の人材として成長できます。