人と地域を、次代につなぐ。

立教大学 コミュニティ政策学科

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市民社会の力を引き出す
コミュニティ政策をデザインする

都市や農山村、さらにグローバル社会全体でコミュニティは危機的状況にあります。格差、貧困、過疎化や少子化、排除や差別、雇用問題。つながりの希薄化、シャッター商店街、買い物難民、空き家・廃校問題、災害、子どもや若者、多文化共生。これらの問題を当事者の目線、生活者の視点から考えて分析し、市民社会が持つ潜在力を引き出しながらコミュニティで解決する方法を構想・提案・実践する――そのような次代の人材を育成します。

Community

コミュニティ学専修

地域や社会の「声」を聴き、「つながり」をつくって応える

地域や社会の「声」を聴き、
「つながり」をつくって応える

政府や行政、企業に任せきりにせず、自分たちが主役となってできることがあるのでは!? 地域の現場から課題をみつけて解決の構想を描き、皆の居場所があるコミュニティを形成する。これが専修の目標です。社会学、社会開発学、社会福祉学、人文地理学といった分析や実践に関わるものから、いのちの倫理学や公共哲学といった思想系の学問まで幅広く学び、論理的に考え、行動する力を身につけます。

目指せる将来

民間企業で、SDGsやコミュニティに貢献できる人材を育成します。ディベロッパー・ゼネコン・鉄道・不動産・観光はもちろん、それを支えるメーカー・金融・マスコミなど幅広い分野での活躍が望めます。公務員、NPOやNGO、各種協同組合などの専門家養成もなされます。

2つの専修

2年次からの専修選択システム

コミュニティ学専修

次代のコミュニティ・デザインに挑む

政策学専修

次代のポリシー・デザインに挑む

人々が抱える問題は、あらかじめ政治/経済/社会問題などに区切られていません。その本質を見極めるには学問横断的な思考が必要なので、コミュニティ政策学科には、多様な学問分野の教育・研究プログラムが設定されています。さらに学びの2つの柱として、コミュニティ学と政策学という異なるアプローチがあり、入学後に選択できます。

Policy

政策学専修

地域や社会の「声」を聴き、「政策」という形で届ける

地域や社会の「声」を聴き、
「政策」という形で届ける

社会の多様な声を聴き、問題の背景や構造を分析し、解決につながる政策を考えることができるのでは!? 地域の現場から課題をみつけて政策を立案したり、市民の立場から政府や自治体に自発的な働きかけができるようになる。これが専修の目標です。政治学や経済学、社会学、行政学、地方自治教育学といった社会科学の領域を幅広く学び、論理的に考え、行動する力を身につけます。

目指せる将来

安心して暮らせる社会の実現に向けて必要な合意形成能力、情報発信力、企画立案力、分析能力を培っていきます。国家公務員・地方公務員を中心に、NPOや協同組合、教員、マスコミ、民間シンクタンク、金融、サービス業といった幅広い分野での活躍が望めます。

2つの専修のチャレンジ例を見る

Challenge01

「社会に提言」するために
コンテスト/フォーラムに挑む

Community

東京都区内の地域活性化 東京のリアルを知るための「まち環(めぐ)り」を提言

東京都区内の地域活性化 東京のリアルを知るための「まち環(めぐ)り」を提言

ゼミが企業とコラボして温故知新をテーマにした街歩き冊子を作成。ネットに依存しがちな大学生が東京という街を環り、見て、聞いて、味わって…感じたことを“世界一オシャレな教科書”としてまとめました。他社主催のフォーラムでも“大人”に配布。自治体や企業関係者100人に向けてプレゼンをして、【まちづくり】に貢献しました。

Challenge01

「社会に提言」するために
コンテスト/フォーラムに挑む

コミュニティの視点から

政策の視点から

ミッションは、大学の知を地域や社会に還元すること。その手段に、企業や自治体が主催するコンテストやフォーラムに参加することがあります。地域の問題を発見し、解決に向けた構想をまとめ、ゼミの友人とプレゼンテーションを工夫して社会に発信します。ここでは2つの実績=Achievementを紹介します。

あなたのアプローチは?

Challenge01

「社会に提言」するために
コンテスト/フォーラムに挑む

Policy

自治体政策の提案アイデアを政策案に具体化するための処方箋を考えて提言

自治体政策の提案
アイデアを政策案に具体化するための
処方箋を考えて提言

「全国大学生政策フォーラム」や「こなん政策アカデミー」に参加。ゼミでは、地域再生に取り組む都市部の自治体や農山村への視察、他大学との交流を通じて、市民・行政・企業の協働とそれを促す【自治体政策】を学んでいます。その集大成として、政策を見据えた具体的な地域活性化案を発表。入賞もしました。

Challenge02

「フィールド=現場」に出て
調査・活動に挑む

Community

「消滅可能性」を吹き飛ばす、「土」からはじめる持続可能なコミュニティの活性化

「消滅可能性」を吹き飛ばす、
「土」からはじめる
持続可能なコミュニティの活性化

埼玉県小川町がフィールド。有機農業や再生可能エネルギー活用などの持続可能な取り組みがなされています。農作業の手伝いをしたり収穫した野菜で料理をしたり国内外の仲間と語り合うことを通して、持続可能な福祉社会の実現(SDGs)にむけて、【地に足をつけたコミュニティ】の形成に参加します。

Challenge02

「フィールド=現場」に出て
調査・活動に挑む

コミュニティの視点から

政策の視点から

ミッションは、現場の声を徹底的に聴き、現場で行動すること。教員が継続的に関わっている様々なフィールドに飛び出していきます。ゼミはもちろん、インターンシップの授業でも、学友、教員、地域の人とのコラボレーションがなされています。ここでは国内外の2つの継続的な活動=Ongoingを紹介します。

あなたのアプローチは?

Challenge02

「フィールド=現場」に出て
調査・活動に挑む

Policy

「官から民へ」で良いのだろうか?参与観察により実態を把握し、新自由主義に挑む

「官から民へ」で良いのだろうか?
参与観察により実態を把握し、
新自由主義に挑む

自治体が提供する行政サービスを民間業者に委託するケースが多くなっています。技能労務職である清掃職員が活躍する練馬区の清掃事務所にて、ごみ収集、独居老人宅への戸別訪問収集、ごみ屋敷の掃除、子どもたちへの啓発活動等の現場体験を重ね、【行政サービスのあるべき提供形態】への思考を巡らせます。

Challenge03

「人」に寄り添った
支援と制度に挑む

Community

災害とその復興過程で浮上する社会問題に、コミュニティの視点から挑む

災害とその復興過程で
浮上する社会問題に、
コミュニティの視点から挑む

2011年の東日本大震災をはじめ、近年、各地で発生している大規模災害。こうした災害とその復興過程で浮上する様々な社会問題に対して、私たちは何ができるのか? 被災地への訪問や被災者の方々との交流を通して、【必要な支援】を考察して実践し、コミュニティの意義と課題について探求します。

Challenge03

「人」に寄り添った
支援と制度に挑む

コミュニティの視点から

政策の視点から

ミッションは、人に焦点を当てて支援すること。様々な困難を当事者が抱え込まず、いつでも誰でも頼る先がある社会を構想します。そのためには、当事者の声を聴きその立場で考えることと、問題の背後にある制度を学ぶことが大切になります。ここでは次代=Futureに向けた2つの取り組みを紹介します。

あなたのアプローチは?

Challenge03

「人」に寄り添った
支援と制度に挑む

Policy

複雑で多様な若者のニーズから、安心して生活できる社会の仕組みづくりに挑む

複雑で多様な若者のニーズから、
安心して生活できる社会の
仕組みづくりに挑む

ひきこもり、ワーキング・プア、ヤングケアラー。かつて普通とされた「仕事」と「家族」の不安定化がなぜ生じるのか、若者が安心して暮らすには、どのような政策が必要か? 若者支援の実践現場から複雑で多様化したニーズを見つけ、生活保障の【仕組みや制度】を立て直す術につなげる学びを深めます。

学びの流れを見る

カリキュラム体系

コミュニティ政策「学科」のメンバーとして
基礎科目を学んだうえで、
どちらの「専修」に進むのかを選択して
学びを深めていく。

1年次 学科科目・必修科目→2年次 専修選択(コミュニティ学専修、政策学専修)→3・4年時 ゼミ選択(コミュニティ学専修、専修共通、政策学専修)→目指す進路へ1年次 学科科目・必修科目→2年次 専修選択(コミュニティ学専修、政策学専修)→3・4年時 ゼミ選択(コミュニティ学専修、専修共通、政策学専修)→目指す進路へ