エリザベト音楽大学の学部・学科紹介

【音楽文化専修】
音楽文化に関わる多彩な学問分野を学び、高い技能のみならず、音楽の専門的な理論や歴史など、幅広い知識を修得します。各々の関心に合わせて、【創作プログラム・研究プログラム・総合プログラム】の３つのプログラムからオーダーメイドの学びが選べます。

●音楽を創る（作曲・DTM・デジタル鍵盤楽器)
○作曲・DTM
作曲理論を学びながら、作品の創作をとおして自分ならではの音楽表現をめざします。ピアノからオーケストラ、ＤＴＭなどさまざまな音楽を、実作品を通じて学び、創作に生かしていきます。

○デジタル鍵盤楽器（電子オルガン）
創作と演奏の両面からデジタル鍵盤楽器の可能性について学びます。自作曲、自編曲、即興演奏にも力を入れ、さらにオーケストラやコンピュータ・ミュージックなどの理解を深めつつ、演奏力を高めることを目的としています。

●音楽を研究する（音楽学・宗教音楽）
世界には、長い歴史や文化の中で生まれてきた、すばらしい音楽があります。宗教音楽も含めたさまざまな音楽の世界に対する理解を深め、それらが生まれ、発展してきた背景にも目を向けながら、音楽の奥深い魅力を一緒に探究します。

●音楽を育む（音楽教育）
音楽教育の場には、伝える、学ぶ、育てる、生かすといったたくさんの豊かな営みがあります。文化の基にあるものを確かめながら、心に響く音楽を届け、学校で、社会で、音楽をとおして広い世代の人々と交流することができる指導者を育てます。

●音楽を生かす（応用音楽学・アートマネジメント）
アートマネジメントと心理学を中心に、応用音楽学、統計・マーケティング、コミュニケーションスキルなどを幅広く学びます。プロと一緒に学ぶ実習をとおして、音楽力を生かして社会で活躍できる音楽文化の担い手を養成します。


【幼児音楽教育専修（幼稚園教諭免許課程）】
輝きのある、確かな実践力をもつ保育者の養成に向けて、“音楽をする・子どもを知る・保育力を身につける”の3つを学修テーマとするカリキュラムを編成。豊かな保育力とともに、プロフェッショナルな音楽指導の力量を養うことで、音楽教育に強みをもつ幼稚園教諭への成長を実現します。

●実践的な学びをとおして、教育・保育力を身につける
幼児教育は、子どもの可能性を伸ばしながら人格の基礎を形成するという重要な役割を担っています。幼児音楽教育専修では、幼稚園教諭免許課程としての理論的な学修はもとより、子どもたちの異なる発達や課題に応えられるモンテッソーリ指導法など、特色ある教育方法も修得。幼児音楽教育演習室を完備し、実践的な学びをとおして教育・保育力を高めていきます。

●音楽を幅広く経験し、音楽の表現力を深める
基礎知識や技術の修得、表現力の強化を目標に、音楽を幅広く経験しながら、鍵盤楽器、声楽、合唱、合奏、日本伝統音楽などを学びます。幼児の音楽教育や表現活動についても学修。演習では、他学年とのグループ授業や創作活動にも取り組みます。専門課程では、子どもの音楽表現を引き出す力を養うため、演奏技能、遊びの研究など、独自の演習授業を行います。

演奏学科には声楽専攻、鍵盤楽器専攻、管弦打楽器専攻があります。

●声楽専攻
宗教声楽を含めた声楽全般にわたる研究を行います。基本的な発声練習と正しい発音のためのディクションなどの基礎訓練を徹底して行い、演奏技法と理論の両面から研究を深めます

●鍵盤楽器専攻
鍵盤楽器専攻では、ピアノ、パイプオルガン、チェンバロの奏法研究が中心となります。徹底した個人レッスンのほか、室内楽、伴奏法、鍵盤楽器構造学、演奏解釈など、演奏理論を修得するための授業も充実しており、現代に至る多様な演奏法を、実践と理論の両面にわたって学びます。

●管弦打楽器専攻
管弦打楽器専攻では、古楽器や民族伝統楽器を学ぶこともできます。各楽器についての史的考察、構造上の研究によって知識を深め、アンサンブルにおける各パートの相互関係、音楽的タイミングやバランスなど、演奏をとおして実際に実技向上につながり、演奏家としての幅が広がります。吹奏楽指導者養成を系統立てて行う「吹奏楽指導法」ではバンドの指導法について多角的に学修し、即戦力なる指導者としてのノウハウを身につけます。

フルート／リコーダー／オーボエ／クラリネット／サクソフォーン／ファゴット／ホルン／トランペット／トロンボーン／ユーフォニアム／テューバ／打楽器／ヴァイオリン／ヴィオラ／チェロ／コントラバス／クラシック・ギター／マンドリン／ハープ／箏／古楽器／民族伝統楽器