川内職業能力開発短期大学校の学部・学科紹介

機械設計や機械加工の技術を基礎から学び、製造業界の技術革新に対応できる技術者を育成しています。
実習室には、NC旋盤やマシニングセンタ、３次元測定器など、最先端の工作機械や測定器などを完備。これらの装置を使った実習カリキュラムを通して、企業で即戦力として活かせる機械加工技術を身に付けます。機械設計についても、力学や機構学、機械製図をじっくりマスターした後、コンピュータ支援設計（CAD/CAM/CAE）を使って最先端のモノづくりを学ぶことができます。さらに、モノづくりの要素を複数組み合わせる製作課題を企画・立案し、設計から製作・組立まで一連のモノづくり技術を習得します。
在学中に、技能検定 普通旋盤2・3級をはじめとした国家資格の受験を目指すことができます。
開校以来、30年以上の歴史を持つ当科は毎年高い進路決定率（卒業時点での進学率・就職率）を維持。卒業生は、鹿児島県内はもちろん、全国の製造現場でエンジニアとして活躍しています。

現代社会に不可欠な電気エネルギーについて、電気の理解からスタートし、発電・送電・配電・受変電などの技術を学びます。また、限られたエネルギーを有効に利用するための技術や省エネルギー機器の制御技術などを習得。電気・エネルギー・制御の3つの技術を融合的に身に付けた電気技術者を育成しています。
実習室には、各種モータ実験・実習装置、耐圧試験装置、風力発電・太陽光発電実験装置などを完備。これらの装置を使った実習・実験では、工場の自動化に必要な機械装置の制御技術や自律型ロボットのプログラム技術、自然エネルギーを利用した発電・蓄電技術、受変電設備の点検・試験技術など、幅広い技術を身に付けます。
学びの総仕上げである「総合制作実習」では、電気・エネルギー・制御の３つを融合した総合課題に仲間と一緒に取り組み、現場の即戦力として活かせるスキルを養います。
在学中に、国家資格である電気工事士や電気工事設備管理士などの受験・取得を目指すことができます。卒業生は、電気やエネルギーが使われる幅広い分野でエンジニアとして活躍しています。

家電製品や自動車の電子制御などに必要なプログラミング技術から、製品の小型化・高機能化を実現するための電子回路設計技術、データの送受信を行う通信ネットワーク技術を基礎から習得。問題解決能力を持った電子情報技術者を育成しています。
実習を中心としたカリキュラムは、ハードウエア、ソフトウエア、通信ネットワークの各技術を基礎からマスターできるようになっています。ハードウエア技術に関しては、アナログ回路、ディジタル回路、インターフェース回路などの技術について、計測器の取扱い方から回路の設計・製作までを身に付けます。一方、ソフトウエア技術については、マイコン制御を実現するプログラミング技術と、データ構造・アルゴリズム、テスト手法など、ソフトウエアの開発に必要な技能・技術を身に付けます。さらに、インターネットや移動通信体などの通信ネットワーク活用技術についても、システムの設計・構築・管理方法までを習得します。仕上げとして、ハードとソフト両方の要素を組み合わせた実践的な卒業製作に取り組むことで、幅広い応用力を身に付けます。