九州医療スポーツ専門学校の学部・学科紹介

柔道整復学科では、医療系国家資格である「柔道整復師」の資格取得を目指します。「柔道整復師」は、薬を使わず、人間本来がもっている自然治癒力を最大限に引き出して、骨折・脱臼の応急処置や打撲・捻挫・挫傷の手当を行う施術の専門家です。接骨院や整骨院開業による独立開業だけでなく、病院、クリニック、整形外科領域における医療機関での活躍も期待されています。古くから地域に根ざした「接骨」「骨接ぎ」の名で伝わってきましたが、現代ではスポーツ業界や福祉・介護業界にも進出しています。人生100年時代を迎え、関節疾患などを予防し、健康寿命の延伸に寄与する柔道整復師の技術はますます求められています。
　本校はリアルな現場から学び取ることを重要視しており、グループ整骨院での研修や、「ギラヴァンツ北九州」「ドルソーレ行橋」「ボルクバレット北九州」のスポーツトレーナー研修、「北九州マラソン」トレーナー研修など、現場に出て学校の中では得られない体験をし、患者さまと接するうえで必要な技術が学べます。さらに柔道整復学科には、スポーツ現場でのトレーナー経験も豊富な教師が多く在籍しているため、“現場で役立つ知識と技術”などのノウハウを教える、肌で感じる生きた授業が受けられます。また、柔道整復師国家試験合格のためのカリキュラムだけでなく、人々のために社会貢献できる人財の育成に力を注いでおり、知識と人間性を兼ね備えた柔道整復師をめざします。
　卒業後は、主に接骨院・整骨院での活躍が期待できますが、フィギュアスケートやプロスポーツチームなどのアスリートのトレーナーとして活躍している卒業生も多くいます。また、グループ企業のMNS(メディカルネットサービス)は北九州近郊と中国地方に、直営とFC合わせて約50院の整骨院・鍼灸院を展開し、卒業生が多く活躍しながら互いに地域医療に貢献しています。柔道整復学科は、Wライセンスの取得も可能ですので、鍼灸学科やアスレティックトレーナー学科、整体セラピスト学科との併学により、将来の夢の幅や活躍できるフィールドが広がります。