長野医療衛生専門学校の学部・学科紹介

歯やお⼝の健康は、「おいしく食べる」「会話をする」生活の質を守るだけでなく、「体全身の健康を守る」という事がわかってきました。この事から、歯科衛生士の役割は「命と生活を守る」として関心が高まっています。⻭科衛⽣⼠は⻭周疾患などの予防処置、保健衛⽣⾯の指導を⾏う国家資格の専門職です。本校では、1年次に「⼝腔衛⽣学」「⻭科臨床概論」など⻭科衛⽣⼠になるための基礎的な知識を学び、2、3年次に歯科診療所および病院の口腔外科での「臨床実習」を通し、知識と技術の必要性と、専門職としての役割を理解し、総合力を身に付けます。校内演習の他、上⽥市内を中⼼に、障がい者⽀援施設、⾼齢者施設および保育所、⼩学校などで衛生教育実習も行います。即戦力として活躍できるよう、幅広い分野での実習経験を積む場が⽤意されています。

言語聴覚士は、ことばや聞こえの障がい、飲み込みの障がいを持つ人などに対して、機能の回復や維持・向上を図るアドバイスや訓練を行う専門家です。病院内だけなく、退院後の患者さんの自宅を訪問しリハビリを行うなど、自分らしい生活を構築できるよう本人とご家族を全力でサポートします。授業では、聞こえや、コミュニケーション、飲み込みの障がいに関する様々な症状を理解し、評価や訓練の⽅法を学びます。本校は、⻑野県で唯⼀の⾔語聴覚⼠を養成する学校です。⾔語聴覚療法に関する幅広い知識と技術を⾝につけるため、校内演習や実習など実践的な教育を多く組み込んでいます。⼩児から成⼈まで、地域住⺠の保健医療の向上に広く寄与することのできるスペシャリストを養成することを目標に、4年間の専門課程を編成しています。

音楽の持つ力と人との関りを用いて心身のサポートを行うのが音楽療法士です。対象となる方に合わせて音楽を意図的、計画的に使用し、こころや身体に働きかけていきます。授業では⾳楽史やソルフェージュ、⾳楽理論などの基礎科目のほかに、⾳楽療法分野、医学・⼼理学分野、福祉・教育分野など⾳楽療法⼠に必要な専門分野を学びます。実技面は、ピアノ、ギターの個別指導と、管弦楽器、声楽・合唱など全体で合わせる授業でスキルアップ。近隣の施設や特別⽀援学校での実習体験を通して、より実践的な音楽療法の学習に取り組みます。本校は⽇本⾳楽療法学会認定「⾳楽療法⼠補」資格の受験が認められています。音楽療法士のほか、全員が介護職員初任者研修の取得します。さらに、希望者は保育⼠（国家資格）取得を目指せます。複数の資格を取得することで、活躍の場が広がります。