北海道医療大学 私立大学
薬学部 薬学科
薬学科では、多様な分野で活躍する薬剤師を育成するための、幅広いカリキュラムを用意しています。
1年次の「早期体験学習」では病院・薬局はもちろん、製薬会社や検査センターなどを見学し、薬剤師をめざす意欲を高めます。また、授業内容やグループディスカッションの結果をAIが解析し、フィードバックする仕組みを導入。
2年次の「薬学基礎研究」では教員とマンツーマンで研究活動を行い、体験を通して科学的なものの見方や教養を身につけます。
2年次以降履修可能な「医療データサイエンス入門」では、実際にAIを使った装置を開発。ロボットを使ったSTEAM教育も導入しています。
3年次の本学のオリジナル科目「医療福祉活動演習」では、手話や地域医療・災害時医療支援などのコースを展開。
薬剤師の幅広い活躍の場を学ぶことで、将来をより具体的に想像します。
4・5年次には研究室での少人数制教育や学外での実務実習がスタートします。4年次には学びの総合評価として、全国6年制薬科大学・薬学部共通の薬学共用試験を受けます。
6年次はこれまでの知識を統合する科目や卒業研究が中心になりますが、国家試験対策や就職活動支援にも万全のサポート体制を敷いています。また卒業後は、研究者としての歩みを進める学生もいます。
病院・保険薬局をはじめ、製薬・食品メーカーやバイオ企業の研究・開発職、治験コーディネーター、そして麻薬取締官や保健所などの行政にまで、薬剤師の活躍の場は多彩です。
こんな学問が学べます。
- 薬学
歯学部 歯学科
歯学科では、教員が一人ひとりの適性に合わせたきめ細かな学修指導で、保険・医療・福祉・介護などの専門職との連携に対応できる歯科医師を養成しています。
1年次から「医療人間学演習」で医療機関や福祉施設を訪問。2年次の「歯科理工学II」では実際の治療で使用される材料の性質と加工法を学びます。3年次からは歯科医師への歩みを実感できる専門的な実習がスタート。全身医学への理解を深めるため「外科・整形外科学」などの隣接医学も学びます。
4年次後期には、知識、技能、態度などを評価する共用試験が行われ、5・6年次の「臨床実習」に備えます。5年次からは独自システムを活用した治療技術のトレーニングや、学生が交互に患者役となる実習を経て「臨床実習」へ。6年次には国家試験合格に向けて模擬試験を行います。
歯学科では、学生1人につき主任・副主任・担任の3名が6年間を見守る担任制を採用しています。ノートの取り方から専門分野までの学修支援、生活相談、メンタルケアにも対応。国家試験対策講義では事前にアンケートを実施し、学生が希望する教員の講義を受講するシステムを採用。学生が安心して勉強に集中できる環境を用意しています。
こんな学問が学べます。
- 歯学
看護福祉学部 看護学科
看護学科では、「なぜ、そうするか」「自分ならどうするか」といった思考力や応用力を重視して、多様で複雑なニーズに対応できる看護師を養成しています。
1年次から、学科を超えたグループワークでチーム医療の基礎となる考え方を学べるのは医療系総合大学である本学ならではです。2年次後期には「看護実践基盤実習」がスタート。臨床現場の実習指導者からの指導を受けながら、実際に患者さんを受け持ちます。
3年次後期からは学外の医療機関や福祉施設などでの実習が本格化。実習では手術や治療を受ける人、入院中の人、高齢者や母子など、さまざまな場所でさまざまな人に出会います。実践を通して多様なニーズを知り、一人ひとりに合う支援の方法を身につけていきます。3年次後期から4年次にかけて実施する卒業研究では、看護学実習等で見出した関心領域を学術的な視点でとらえ、自分の研究テーマに発展させる力を養成。また、「看護総合講義」では、国家試験対策としてこれまでの学修成果の確認を行います。
札幌と首都圏を中心に、全国の総合病院で卒業生が活躍中。1993年の学科開設から約30年が経過し、主任や師長として勤務している卒業生も多数います。
こんな学問が学べます。
- 看護学
看護福祉学部 福祉マネジメント学科
福祉マネジメント学科では、社会福祉士の資格取得を第一目標に、新時代の地域のリーダーを養成する最新のカリキュラムを展開しています。
社会福祉士の資格取得をベースに専門資格を組み合わせた以下の4つのコースを用意。ソーシャル・マネジメントコース(社会福祉士)、メンタルヘルス・マネジメントコース(社会福祉士・精神保健福祉士)、ケア・マネジメントコース(社会福祉士・介護福祉士)、スポーツ・マネジメントコース(社会福祉士・初級パラスポーツ指導員)から、めざす資格を選択して学べます。
1・2年次では、特別講師を招いて講話やディスカッションを実施。3年次の「地域共生社会演習」では、地域に暮らす人々のニーズをヒアリングし、調査結果をもとに事業構想を考えます。さらに、地域・福祉の学びの集大成となる「プロジェクト演習」では、地域のリアルな課題を見つけ、解決の方法を探っていきます。こうした経験を重ねることで、地域づくりのリーダーに必要な力を身につけます。
将来、地域のマネジメントに役立つプログラムや公務員ガイダンスなどの行政機関への進路を見据えたキャリア支援も充実しています。
また、教職課程やスクールソーシャルワーク教育課程では、教育現場において必要な知識・技術を修得し、子どもと家族、学校、地域社会を巻き込んだチームアプローチに取り組める人財を育成します。
こんな学問が学べます。
- 福祉学
- スポーツ学
心理科学部 臨床心理学科
臨床心理学科では、心の問題、メンタルヘルスに2つのスタイルでアプローチ。
心の専門家として日本初の心理職である公認心理師をめざすために、精神障害・発達障害の診療を行う病院をはじめ多彩な施設で実習を実施。公認心理師受験資格取得に対応した大学院までの一貫した教育を行っています。
医療系総合大学の強みを活かし、認知科学や行動科学など、心と身体を対応させて学ぶ独自のカリキュラムを設定。1年次から「医学総論」「人体の構造と機能及び疾病」など、心の基本を身体科学と対応させながら学ぶ科目もあります。検査や実験のデータから、心の問題、メンタルヘルスに科学的に迫ります。
心理学と経済学を結ぶ「行動経済学」など、一般企業への就職を念頭に置いた学びも用意。本学科では、専門性を個性や適性に応じた就職に結びつけられるよう、キャリア教育に力を入れています。保健医療・教育・福祉・一般企業・公務員など、心理学を修学することで広がるキャリアは多彩。2023年3月卒業生は、40%の学生が公認心理師の資格取得をめざして大学院へ進学し、6%が公務員として専門性を応用する道を選びました。各界で活躍する卒業生やキャリアカウンセリングを行う外部講師を招き、グループワークを開催。自己分析、目標設定から進学や就職活動までを継続的にフォローします。
こんな学問が学べます。
- 心理学
リハビリテーション科学部 理学療法学科
理学療法士は座る、立つ、歩くなど、生活上の基本動作の回復、維持をサポートするリハビリテーション専門職。本学科は、スポーツ障害や義肢を使用した理学療法にも対応。他学部と連携した医学科目も設け、医療系総合大学ならではの学びを充実させています。
人体の機能や構造など、理学療法の基盤となる知識は、基礎医学に精通した各学部の教授陣から学びます。また、医療人としての教養や倫理観を身につける「全学教育科目」も開講。チーム医療、多職種連携を実践できる高度な医療人をめざし、学部学科の枠を超えて保健・医療・福祉を幅広く学びます。
◆地域住民との触れ合いや充実した学内設備で、コミュニケーション能力と実践力を高める。
地域住民が患者さん役として協力する医療面接演習をはじめ、高齢者や障がいのある方々など、地域住民と触れ合う機会を数多く設けています。さらに、多職種連携で、退院後の地域での生活支援や健康支援活動などへ積極的に参加。さまざまな職種の人と接することで、医療人としてチームで取り組む大切さを学びます。
また、三次元動作分析システム、超音波検査装置など、スポーツ理学療法の最新機器やバリアフリーラボなどの学内施設が充実。臨床実習では、医療機関から社会福祉施設まで幅広い領域で実際の仕事を体感。学内外を通して高い実践力とコミュニケーション能力を養います。
こんな学問が学べます。
- リハビリテーション・作業療法・理学療法
リハビリテーション科学部 作業療法学科
作業療法士は、日常生活で行うさまざまな作業活動を通して、障がいのある方の心身の回復と自立生活への支援を行う専門職。本学科では、1年次の早い段階から、医療機関や社会福祉施設などの現場を体験する「臨床見学」を実施。さまざまな専門職が連携しながら地域社会に貢献している様子を見学することで、仕事に対するイメージや学びの意欲を高めます。
また、他学部の学生とのディスカッション、地域の高齢者クラブでの体操実施や日常生活のヒアリング、障がいのある方やそのご家族との対話など、実践の場が豊富。さらに、発達支援や地域医療など、多彩な実習施設を通して幅広い専門領域に対応できる作業療法士をめざします。
◆「音楽療法士」養成コースを設置
「音楽療法士」とは、音楽の力を活用し、子どもの発達促進や高齢者の認知症予防などのリハビリテーションを行う専門職。音楽のもつ生理的、心理的、社会的な働きを用いて、心身の障がいの回復や生活の質の向上を図ります。
本学科では、リハビリテーション関連学科としては珍しく、音楽療法士の養成コースを設置(選択制)。音楽療法を実践してきた豊富な経験を持つ教員による多彩な学びによって、高度な知識と実践力を備えた音楽療法士を育成します。
作業療法士と音楽療法士のダブルライセンスは、卒業後の活躍の場を大きく広げます。
こんな学問が学べます。
- リハビリテーション・作業療法・理学療法
リハビリテーション科学部 言語聴覚療法学科
言語聴覚士は、「聞く」「話す」「食べる」「飲みこむ」に関わる障がいの評価や訓練を行う専門職。超高齢社会を迎え、需要が高まっています。
人体の構造・機能を理解したうえで「ことば」「聞こえ」のしくみを理解できるよう、解剖学をはじめとする医科・歯科学領域の科目が充実。さらに、心理的要因からことばを失った人たちへの支援を視野に入れ、心理系科目も配置。全身から言語聴覚分野を学びます。
◆多彩な分野での活躍を想定した臨床実習
臨床実習はキャンパス内の大学病院をはじめ、地域に密着した病院、救急医療を担う病院、小児病院や心身障がい児施設など多種多様な実習先を確保しています。また、さまざまな事例を取り入れ、学生同士で支援方法を議論するPBL(問題解決型学習)の導入や、学外実習前には検査技能や態度などを評価するOSCE(オスキー:客観的臨床能力試験)も実施。
医療人としての高い思考力・応用力はもちろん、社会のニーズに応え幅広い視野でケアを実践できる力を兼ね備えた言語聴覚士をめざします。
こんな学問が学べます。
- リハビリテーション・作業療法・理学療法
医療技術学部 臨床検査学科
病気の予防・診断・治療に欠かせない臨床検査データを、正確に測定・提供する臨床検査技師。近年は、外来や病棟での採血、検体採取、検査説明など業務範囲が拡大しています。臨床検査学科では、臨床検査の現場で使用される高精度の超音波画像診断装置や自動分析機器などハイスペックな設備を用意し、高度な学修環境を整えています。
臨床検査学科では、大学での専門的な学びにスムーズに対応できるよう「リメディアル教育」を用意。高校の学習内容を確認するテストを行い、生物・物理・化学やPCスキルなど、高校時代に履修しなかった科目や苦手科目をフォローする科目を多数開講しています。
1年次には、グループワークで多職種連携を学び、2年次には臨床検査の専門科目と、検査の技術を学ぶ学内実習を実施。「遺伝子検査学」では、PCR検査などの遺伝子・染色体検査の基礎を学びます。3年次には医療機関などでの長期の臨床実習が本格化。4年次には卒業研究を通して専門分野を究めつつ、国家試験対策に注力します。模擬試験や解説講義を複数回実施して知識の確実な定着を図り、本学独自の国家試験対策アプリも提供。自宅や通学中など、どこにいても勉強が可能です。
また、「食品衛生管理者」「食品衛生監視員」「健康食品管理士」等、食品に関連する任用資格や受験資格の取得がめざせます。
こんな学問が学べます。
- 医療技術学
- 学校No.3934