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「誰一人取り残さない」ための「ケア」を基盤とした「まちづくり」構想

■学問大分類:総合・教養
■学問小分類:総合政策学
■提供:東洋学園大学

日本そして世界で、社会的に「弱い」とされる人々を取り残さないために

「まちづくり」というと再開発などのハード面が注目されがちです。しかし街に生きる主役は「人」。その中には貧困層やネグレクトされる子供、精神疾患を持つ人など、社会的に弱者とされる人々が多く存在します。コロナ・パンデミックは、そうした社会的弱者の姿をよりあらわにさせました。アフリカではロックダウンによる食糧危機が発生し、日本では外出自粛により精神障害を抱える人が孤立し、DVに苦しむ人も増えました。
このような人々が取り残されることのない、本質的な「ケア」を考えるのが玉井隆先生の「フィールド文化研究ゼミ」です。玉井先生は在ナイジェリア日本大使館で専門調査員を務めた経験を持ち、現在はアフリカ日本協議会というNGO団体の共同代表です。日本の支援によるアフリカの開発事業は本当に社会の中で弱いとされる人を救えたのだろうか? なぜ貧しさの課題があり続け、その貧しさを誰がどう決めたのか? その「問う力」を基盤に、「ケア」を考えていきます。

「人」に寄り添う研究テーマ。現場は世界にも日本にも

取り残される人を出さない「ケア」を考えるため、「人」の話を聞くことが大前提となります。研究テーマの舞台は国内外を問いません。例えば、日本に暮らす外国人が精神疾患を抱え、福祉行政へつなげたいのですが、それが難しい、という現実があります。この課題を解決するには、もはや国際・国内と問題を切り分けることはできません。学生たちが取り組むテーマもフィリピンのストリートチルドレンといった海外の課題もあれば、自分のよく行くネイルサロンで得た課題を通してケアを考えることも可能だと玉井先生は語ります。
現在は海外での研究が難しいため、Googleストリートビューなどオンラインツールも活用しています。ナイジェリアの街角に裸足で白い装束を着た集団がいる。この人たちはなぜそこにそのような格好でいるのか? そこから分かるその国の宗教感や、それに照らし合わせた「ケア」を考えます。

「問う力」を養い、寄り添える行動力と実践力も得られるゼミ

卒業論文発表会では函館のストリートダンスシーンでフィールド調査を行い、コミュニティにおける独自ルールの成り立ちに焦点を当てた研究も。またアメリカに留学し、人種によって住居エリアが異なる現実を玉井先生のゼミを通して着目し、研究テーマにした学生もいます。わかりやすい「解決策」「答え」をすぐに求めがちですが、一番大事なことは「問う力」だと玉井先生は語ります。その課題がなぜ生まれたのかを問い続けることが、ゼミの大きなテーマにもなっています。
わかりやすい解決策はネットで簡単に見つかる時代です。だからこそ「なぜ、そうなったのか?」という問う力を培うことでケアの在り方を考える玉井先生のゼミは、社会人になったときのモノの考え方としても役立つでしょう。知識自慢をするゼミではなく、解決に向けたアイデアを見つけ、自分自身の先入観を振りほどくことで、寄り添える活動力と実践力を身に付けられるゼミです。

  • 学校No.385
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