森ノ宮医療大学 私立大学
看護学科【看護学部】
看護師は、医師の診察にもとづき、診療や治療の補助を行い、病気やケガなどで不自由な生活を送る患者さんに対して、看護を提供します。また、医師の補助だけでなく、高度化・専門化する医療体制のなかで、患者さんと医療スタッフ間のコミュニケーションを円滑にし、患者さんの相談や指導などといった心のケアも看護師の大切な仕事です。このため、看護の知識や技術だけでなく、患者さんの立場に寄りそった看護が期待されています。
▼「看護教育」がさらに充実!関西屈指の教育・研究体制へ!
2022年より、看護教育の専門性をより高めるために看護学科を看護学部に、大学院においては「看護学専攻」に博士後期課程を設置し、看護現場で教育研究能力を発揮できる人材を育成。これにより、学部から大学院・助産学専攻科まで専門性の高い看護教育を実現しています。
▼医療機関との強固な繋がりでハイレベルな実習を実現
実習先として、相互連携協定を締結している大阪急性期・総合医療センターや大阪国際がんセンター、日本生命病院など、関西を代表する基幹病院を確保しています。病床数400床以上の大病院や手厚い看護が実践できる病院が主な実習先であるため、ハイレベルな医療機関で臨地実習ができます。
また、実習先は大学から通える1時間圏内に配置。実習期間中でも大学で予習や復習ができます。各実習先に本学教員が1名同行し、きめ細かな指導を実施。実習先と本学教員との強い繋がりで、救命救急センターや夜勤など高度な実習にも取り組むことができます。
▼看護師・保健師国家試験合格に向けて、徹底的にサポート!
看護師・保健師になるための国家試験合格に向けて、各学年に応じた対策を行い、徹底的にサポートしています。具体的には、他の大学より一足早く1年次から専門の教員やチューターによる特別講義を行います。2年次からは模擬試験を実施し、一人ひとりの学力の把握と弱点を洗い出し、強化するための学びを行います。4年次は、これまでの学びを充実させた学修サポートを行い、学生全員が合格できる対策を整えています。
その結果、看護師の国家試験合格率は、西日本の私立大学で唯一7年連続100%※を達成しました。(2018~2024年3月卒業生実績/受験者数580名全員合格)また、2024年3月卒業生の保健師国家試験合格率も100%(合格者10名/受験者10名/全国平均:95.7%)を達成しています。
※2018~2024年 看護師国家試験結果/旺文社教育情報センターより
こんな学問が学べます。
- 看護学
- 保健衛生学
こんな職種が目指せます。
- 看護師
- 助産師
- 保健師
- 養護教諭
理学療法学科【総合リハビリテーション学部】
ケガ・病気などで身体に障がいのある方や障がいの発生が予測される方に対して、動作能力の回復・維持や、悪化予防のためのリハビリテーションを行う「理学療法士」を育成します。患者の障がいの度合いと目標に応じて適切なプログラムを考え、自身で日常生活を送れるように支援する”動作のエキスパート”をめざします。
現在、理学療法士の活躍の場は、病院やリハビリテーションセンターだけでなく、スポーツ医学、予防医学、福祉や地域医療、教育・行政関連の領域まで多岐にわたっています。さらに高齢化社会の進行に伴い、介護保険の領域や認知症の予防など、健康増進分野でのニーズがますます高まることが予想できます。どんな領域でもマルチに柔軟に活躍できる力を養成できるよう、様々な現場で活躍している教員陣がその経験を伝えて丁寧に指導にあたります。
▼複数領域のスキルを育成
理学療法士はあらゆる疾患やステージの人に関わるため、科学的なデータや分析を行うだけでなく、数値化できない患者が抱える気持ちや不安にも応えられる”臨床マインド”が重要です。そのため「科学的根拠に基づく治療(EBM=Evidence-based Medicine)」と、「患者さんとの対話に基づく治療(NBM= Narrative-based Medicine)」を、バランスよく学べるカリキュラムが用意されています。「EBM」はゼミや卒業研究などから、「NBM」は実技系科目全体を通して学びます。
▼多岐にわたる学修分野
運動器系理学療法学(骨折・捻挫等)、神経系理学療法学(脳卒中・パーキンソン病等)、内部障害系理学療法学(肺炎・心筋梗塞等)、地域理学療法学(在宅高齢者介護予防等)、小児発達学、スポーツ医学など多岐にわたって学べるのは本学ならではです。また新たに、本学では最新の超小型エコーであるVscan Airを20台完備し、リアルタイム画像で身体の中の筋肉や関節の動きを確認することで、自分の手技を可視化し、その場で理学療法の効果を学ぶことが可能になります。
▼総合リハビリテーション学部3学科で連携したカリキュラム
理学療法学科・作業療法学科・言語聴覚学科の3学科合同で実施する「総合リハビリテーションIPW演習」は、3学科混成でグループを作り、リハビリテーションにおける各医療職の役割や専門性を理解し、症例(病気やケガの例)を通じて患者さんに適切なリハビリテーションの提供方法を検討・討論します。
▼本格的な臨床実習
1年次から4年次まで全学年で実習を行います。特に4年次には「臨床総合実習」として約2ヶ月の長期実習を2回実施。実習先は自宅か大学の近郊に確保されます。臨床実習前には合格必須の「OSCE(オスキー)」=「客観的臨床能力試験」が実施されるため、学生にも高いレベルの技能・知識・対話力(=臨床力)が必要になります。
▼2024年、新たな実習室が誕生!
2024年春、新校舎「Aoi Port(葵棟)」誕生に伴い、理学療法学科の新しい実習室ができました。平行棒・歩行器などを使った機能訓練、浴室などを使った日常動作訓練など、多様な実習を行える施設が充実。また、最新の三次元動作解析装置での動作測定も可能です。
▼理学療法士国家試験に向けて、徹底的にサポート!
理学療法士になるための国家試験合格に向けて、模擬試験は2年次から、また本格的な対策は3年次からと、より早期から開始することにより、基礎力の構築と応用力を高めていきます。また、理学療法士国家試験対策アプリを学生は費用を負担することなく利用でき、効率よく勉強できる環境を整えています。
その結果、2024年3月卒業生の理学療法士国家試験合格率は100%(受験者58名、合格者58名:全国平均89.3%)を達成しました。
こんな学問が学べます。
- リハビリテーション・作業療法・理学療法
こんな職種が目指せます。
- 理学療法士
作業療法学科【総合リハビリテーション学部】
身体や心に障がいがある方の機能回復や維持、悪化予防を目的に、日常生活活動や趣味を通じてリハビリテーションを行う「作業療法士」を育成します。病院やリハビリテーションセンター、精神科病院などの医療機関のほか、高齢者・保健福祉施設や障がい者・障がい児福祉施設など、福祉分野からのニーズも高まっており、小児や、統合失調症・摂食障害などの精神障害の方も対象となります。”その人らしい生き方”を支えていくためには、医療スキルとともに、コミュニケーション力や人間性も求められるため、多様な実習を通して、体験的に身につける学修を取り入れています。
▼「体験型授業」の充実
例えば、人工呼吸器をつけた方や、身体に麻痺のある方などを実際にゲストスピーカーとして招き、直接話を聞き、関わることによって、教科書を読むだけでは気づけない学びを得ます。また、教員が実務を行っている福祉施設や患者会に学生を帯同させる取り組みも行っており、大学の外に出て現場経験を積みます。
▼総合リハビリテーション学部3学科で連携したカリキュラム
作業療法学科・理学療法学科・言語聴覚学科の3学科合同で実施する「総合リハビリテーションIPW演習」は、3学科混成でグループを作り、リハビリテーションにおける各医療職の役割や専門性を理解し、症例(病気やケガの例)を通じて患者さんに適切なリハビリテーションの提供方法を検討・討論します。
▼「ATCエイジレスセンター」
本学隣接の「ATCエイジレスセンター」は、日本最大規模の介護・福祉・健康関連の常設展示場で、スタッフからリハビリ訓練用具や住宅設備、セラピーロボットなどの説明を受けることで、自助具や福祉用具の進歩やニーズなどを学びます。
▼臨床力を鍛える試験「OSCE(オスキー)」の導入
OSCE=Objective Structured Clinical Examinationとは「客観的臨床能力試験」。主に医学部などの学生が臨床実習前に合格必須となる学内試験で、確かな技能・知識・対話力(=臨床力)をそなえることが必要になり、学修途中の大きな目標となります。
▼ユニークな活動をリハビリに
本格的施設で行う「陶芸」や、本学科の橋本教授による「ニューロダンス」、認知症の方とマラソンで地域をつなぐ日本縦断イベント「RUN伴」などを、リハビリとして活用するための取り組みも実施。実際に体験しながら患者への指導方法を考え、効果検証も行います。
▼最新設備が備わった充実の実習施設
ハンディをもつ人が日常生活行動を学ぶための「ADL室」や、手工芸・絵画・木工・金工などを活用した作業療法を学ぶ「重作業実習室・軽作業実習室」など、様々な施設・設備が充実しています。
▼作業療法士国家試験合格に向けて、徹底的にサポート!
作業療法士になるための国家試験合格に向けて、1年次から国家試験を意識づけるため模擬試験を実施し、早期の段階から国家試験に触れることで基礎力の強化に繋げます。4年次に上がる直前には、外部から講師を招き、国家試験の最新情報や対策に特化した「国試塾」を受けることができます。そして、4年次になると、2週間にわたって不明な点をその場ですぐに教員に質問できる集中講義を実施するなど、万全の体制を整えています。
その結果、作業療法士の国家試験合格率は全国の私立大学で唯一※、4年連続100%を達成しました。(2021~2024年3月卒業生実績/受験者数169名全員合格)
※2021~2024年 理学療法士・作業療法士国家試験結果/旺文社教育情報センターより
こんな学問が学べます。
- リハビリテーション・作業療法・理学療法
こんな職種が目指せます。
- 作業療法士
- 福祉住環境コーディネーター
言語聴覚学科【総合リハビリテーション学部】※2024年4月開設
一人ひとりに異なる症状だけでなく、その人が抱えるこころの痛みに寄り添う言語聴覚士。専門的な知識・技術をもとに、こころを通わせ二人三脚で歩む「言語聴覚士」を育成します。
リハビリテーションの仕事は、単に症状に対する改善策を提供するだけでは成り立たず、豊かな人間性とコミュニケーション力を発揮して患者さんの気持ちに寄り添った対応が求められます。コミュニケーションには、言葉だけではなく、思考、聴こえ、声の調子、表情、身振りなどさまざまな要素が含まれます。複雑な障がい像を理解し、観察力や洞察力もフル活用しながら臨機応変に対応する言語聴覚士の業務は、AIには代替できない仕事だと考えられています。
▼総合リハビリテーション学部3学科で連携したカリキュラム
言語聴覚学科・理学療法学科・作業療法学科の3学科合同で実施する「総合リハビリテーションIPW演習」は、3学科混成でグループを作り、リハビリテーションにおける各医療職の役割や専門性を理解し、症例(病気やケガの例)を通じて患者さんに適切なリハビリテーションの提供方法を検討・討論します。
▼さまざまな機器が揃う充実の実習室
オージオメータ(聴力検査機器)、電気式人工喉頭、音響分析機器などのコミュニケーションを支えるさまざまな機器を用意。聴力検査室や成人訓練室・小児プレイルームなどを設け、幅広い年齢層や障がいに合わせた支援を学べる環境を整えています。
▼経験豊富・バラエティ豊かな教員
大学・医療機関・地域医療とバラエティに富んだ経歴をもちながら、実務および教育経験豊富な教員が就任。多彩な経験をもとに、患者さんが安心してリハビリテーションを受けることができるコミュニケーション力と専門的知識・技能を備えた言語聴覚士を育成します。
こんな学問が学べます。
- 言語聴覚学
こんな職種が目指せます。
- 言語聴覚士
臨床検査学科【医療技術学部】
臨床検査技師は、血液検査・尿検査・微生物検査などの検体検査、心電図・脳波測定などの生理機能検査により、診断の根拠や治療方針の指針となる患者さんの生体データを分析する検査のスペシャリストです。
本学科では「画像検査」と「遺伝子検査」に特化したカリキュラムを展開しています。疾患がもたらす身体への影響を目で見て確認する「画像診断」は、現代の医療には欠かせない要素です。そのため超音波(エコー)検査を中心として、臨床で使える検査の技術と、画像データを的確に読み取るスキルを磨くための科目を配置しています。心電図検査、MRIなどでも欠かせない画像診断方法を学び、複数の画像から疾患を判断することのできる臨床検査技師を養成します。
▼「遺伝子検査」「がん診断検査」を深く学べるカリキュラム
最先端の医療技術を学ぶ「遺伝子検査学実習」などの科目を設け、新しい視点を学ぶと同時に、医療の進歩に貢献できるような研究マインドを身につけることのできる環境です。
また、今後急速に重要性が増すであろう、遺伝子に関わる「がん診断検査」を学ぶことができる科目も用意しています。さらに画像データや血液検査データなど、複数の検査データから疾患や症状を推測する「リバースCPC」といった教育法を導入するなど、データを読み解く力を徹底的に鍛えます。一方でデータを適切に説明できる「コミュニケーション力」も養います。
▼学科連携型『アドバンスプログラム』
関西圏で唯一※1、臨床検査学科・臨床工学科・診療放射線学科の3学科を有する大学だからできる、学科連携型『アドバンスプログラム』を取り入れています。1年次のカリキュラムに、医療技術学部の学生が自由に選択し、3学科合同で学ぶアドバンス科目を3科目配置。早い時期から多学科と一緒に学ぶことにおり、「チーム医療」に必要な「多職種理解」を促し、同時に専門スキルも修得します。
▼がん細胞を専門に検査する『細胞検査士』をめざせる!
細胞検査士とは、人間の身体をつくっている細胞を顕微鏡などで調べて、がん細胞を見つけ出す仕事です。がんの早期発見や診療に欠かせない「細胞診」という検査を専門的に行います。患者さんから採取した細胞をガラス板に置いて染色し、これを顕微鏡でのぞいて悪性細胞と良性細胞を区別していきます。その中にがん細胞があった場合は医師と一緒に診断をすることになります。細胞を見て、細かい違いを発見できなければ判定することができないので、高い集中力と鋭い観察力が求められます。また、チーム医療の一員として医師や看護師をはじめ、他の医療職と連携していくためにコミュニケーション力も必要です。
本学科では、「細胞検査士課程」※2の選択が可能です。スキルアップの選択肢の一つとして、臨床検査技師と細胞検査士のダブルライセンスをめざすことができます。
実習室では、細胞診を行うための高度な顕微鏡を、学生一人に対して一台設置するなど、充実した環境で学ぶことができます。
▼臨床検査技師国家試験合格に向けて、徹底的にサポート!
臨床検査技師になるための国家試験合格に向けて、1年次から年3回の国家試験の模試を実施しウイークポイントを把握。また、過去問に取り組むだけでなく、国家試験の合格ラインを意識しながら設問に取り組むことができるプリントや、経験豊富な教員が重要箇所を集約したプリントなど、教員が独自に用意した教材による指導も実施。学生と教員がチームとなって、合格をめざします。
その結果、 2024年3月卒業生の臨床検査技師国家試験合格率は98.2%(合格者54名、受験者55名:全国平均76.8%)と、高い合格率を誇っています。また、本学細胞検査士課程1期生である、2024年3月卒業生の細胞検査士資格認定試験合格率は100%(合格者6名/受験者6名)を達成しました。
※1出典元「河合塾Kei-Net」より
※2定員15名。3年次に選択(選考制)。ただし、2年次までに所定の科目の単位を修得することが必要。
こんな学問が学べます。
- 医療技術学
- 保健衛生学
こんな職種が目指せます。
- 臨床検査技師
- 細胞検査士
臨床工学科【医療技術学部】
患者の命に関わる人工呼吸器・人工心肺装置・人工透析装置などの生命維持管理装置を操作して治療を補助し、医療機器の保守・点検も行う「臨床工学技士」を育成します。医療の高度化に伴って、臨床工学技士のニーズはますます高まりを見せています。「医学」と「工学」両方の知識が高いレベルで要求されるため、臨床工学技士の資格をもつ教員が経験を活かして丁寧に指導にあたり、理工学や医用生体工学などの科目は工学専門の専任教員が担当します。
▼「医学」×「工学」の両面をカバーするカリキュラム
医学に加え工学の学びを深めることで、”今”だけでなく”次世代”の高度医療機器に対応できる力になります。人体の構造や機能、病態などの「医学知識」と、医療機器の原理・構造を理解する「工学知識」を基礎から体系的に学び、生体を工学的に捉える「生体工学」の視点を育みます。「医用ロボット工学」や「再生医療」などの先進科学技術を学び、医療機器の操作技術も身につけます。また「第1種・第2種ME技術者」「医療情報技師」の対策講座も受講可能です。
▼「アクティブ・ラーニング」
より臨床に近い環境で専門的な技能を身につけられるよう、高度で複雑な医療機器の操作方法や理論を学べるシミュレータが用意されています。実習室内には、実際の手術室を再現した「手術シミュレーションエリア」も完備。アクティブ・ラーニングを通してスキルを磨くだけではなく、医療人として「主体的に学ぶ姿勢」や「自分の言葉で発信する力」も育みます。
▼アーリーエクスポージャーで早期に臨床を体験
医療人としての意識を高めることなどを目的として、早期から臨床の現場を体験する「アーリーエクスポージャー」を採用。4年次に臨床実習(4週間)を行いますが、それ以前の2年次に病院見学を実施します。早期から現場の雰囲気や、医療機関での臨床工学技士の役割を理解しておくことで臨床力を高める下地をつくります。
▼ゲスト講演や産学連携
臨床工学技士の中には、医療機関で活躍するだけでなく、医療機器メーカーや行政機関と協力して新しい機器の開発・研究に携わる人もいます。自身の将来のビジョンを確立し学びのモチベーションにつなげてもらうため、病院や医療機器メーカーなど様々な業界からゲストスピーカーを迎え、貴重な話を聞ける場を設けます。また、産学連携として、シャープ株式会社が開発した高性能フェイスシールドのユーザビリティ評価(使いやすさの評価)に教員・学生が関わったり、大阪府臨床工学技士会の献血活動に参加したりするなど、知見を広げる機会を設けています。
▼高校までの理系科目を改めて学ぶ「フォローアップ講座」
高校までの理系科目が臨床工学技士の学びの土台になりますが、学生によって習熟度は様々。着実に成長できるよう、授業とは別に高校で学ぶ化学や物理などの科目を改めて学べる「フォローアップ講座」や、学びを深められる「ステップアップ講座」を用意しています。
▼学科連携型『アドバンスプログラム』
関西圏で唯一※、臨床工学科・診療放射線学科・臨床検査学科の3学科を有する大学だからできる、学科連携型『アドバンスプログラム』を取り入れています。1年次のカリキュラムに、医療技術学部の学生が自由に選択し、3学科合同で学ぶアドバンス科目を3科目配置。早い時期から多学科と一緒に学ぶことにおり、「チーム医療」に必要な「多職種理解」を促し、同時に専門スキルも修得します。
▼臨床工学技士国家試験合格に向けて、徹底的にサポート!
臨床工学技士になるための国家試験合格に向けて、1~3年次では夏・冬・春の長期休暇前後で国家試験の類似問題をこなし、休暇中の課題学修により履修科目の知識の定着を図ります。4年次では国家試験の模擬試験を実施し、さらに国家試験対策のカリキュラムによって学生の知識レベルを高めていきます。
その結果、2024年3月卒業生の臨床工学技士国家試験合格率は98.2%(合格者54名/受験者55名:全国平均79.5%)と、3年連続関西圏の大学で合格率1位、合格者数も西日本の大学で2位を達成しました※2。
※1出典元「河合塾Kei-Net」より
※2第35~37回臨床工学技士国家試験の学校別合格者状況/厚生労働省より
こんな学問が学べます。
- 電気工学
- 電子工学
- 画像・音響工学
- 医療技術学
こんな職種が目指せます。
- 臨床工学技士
- 医療情報技師(医療情報技術者)
診療放射線学科【医療技術学部】
X線CT、X線TV、PET、SPECT、MRI、USなどの機器で人体を撮影し、診断に必要な画像情報を医師へ提供する「診療放射線技師」を育成します。放射線(X線)を医療に活用するテクノロジーは進歩が著しく、特にがん患者への高精度放射線治療のニーズは高まり、医療以外の産業分野でもその技術が利用される機会が増えました。しかし、診療放射線技師として活躍するためには、画像撮影技術だけではなく、複数の画像を評価(読影)するための膨大な知識と、診療(診断と治療)に関わることができる高い能力が求められます。そのために本学科では、35年以上の臨床経験を持つ教員や、画像解析・画像処理から放射線治療まで幅広い専門性をもつ教員陣が丁寧に指導にあたり、実際に医療機関で使用されている様々な機器を使用して実践的に学びを進めていきます。
▼独自の「リメディアル教育」+「先進科学技術系カリキュラム」
1年次(基礎)と4年次(発展)にそれぞれ本学科独自の選択科目を配置。1年次のリメディアル教育では「数学演習」「物理学演習」「生物学演習」「化学演習」の4科目から必要に応じて選択履修し、スムーズに専門の学びにつなげます。4年次の先進科学技術系カリキュラムでは、研究分野として「先進核医学」「先進放射線治療学」「先進画像解析学」「先進医学」の4つが設置されており、めざす道や興味関心によってカリキュラムを選択し、専門性を深めます。
▼学科連携型『アドバンスプログラム』
関西圏で唯一※1、診療放射線学科・臨床検査学科・臨床工学科の3学科を有する大学だからできる、学科連携型『アドバンスプログラム』を取り入れています。1年次のカリキュラムに、医療技術学部の学生が自由に選択し、3学科合同で学ぶアドバンス科目を3科目配置。早い時期から多学科と一緒に学ぶことにおり、「チーム医療」に必要な「多職種理解」を促し、同時に専門スキルも修得します。
▼放射線治療の最先端施設と連携
「重粒子線」を用いたがん治療を提供する日本有数の重粒子線がん治療施設である「大阪重粒子線センター」と相互連携協定を締結。先進放射線治療を見る機会があり、様々な取り組みも行われます。
▼バーチャル放射線治療教育システム「VERT」
西日本の大学で唯一※2(2024年1月現在)、英国で開発された「VERT(バーチャルリニアック)=バーチャル放射線治療教育システム」を導入。がんの放射線治療の臨床現場を演習室内にVR技術で再現して3Dメガネを通して体験・学修する装置で、CTやMRIを使った高精度放射線治療を学ぶことができます。実物のハンドコントローラで患者の臓器に放射線を照射する位置合わせの実習や、放射線が患者のどの臓器を通過して照射されているかを確認することもできます。
▼臨床実習
実習先は、関西エリアを中心に、原則「診断部門」「核医学部門」「放射線治療部門」が揃った医療機関を確保。本学教員が定期的に実習先を訪問しアドバイスする「巡回指導」も行います。
▼診療放射線技師国家試験合格に向けて、徹底的にサポート!
診療放射線技師になるための国家試験合格に向けて、国家試験に出題される科目ごとに、その科目専門の教員を担当として配置し、細かな疑問や質問にも対応できる体制を整えています。1年次から国家試験の過去問に触れ、出題形式・範囲を知るとともに、基礎学力を身につけます。また3年次には計4回の「模擬試験」と、長期休暇時の「対策講座」によって知識を広げていき、4年次には模擬試験を計9回実施しています。
その結果、2024年3月に第1期生が卒業し、診療放射線技師国家試験合格率は91.7%(合格者66名/受験者72名/全国平均:79.5%)と、全国平均を大きく上回る高い合格率を誇っています。
※1出典元「河合塾Kei-Net」より
※2参照:Vertual社ウェブサイト
https://www.vertual.co.uk/installations/
こんな学問が学べます。
- 電気工学
- 電子工学
- 医療技術学
こんな職種が目指せます。
- 診療放射線技師
鍼灸学科【医療技術学部】
「はり師」「きゅう師」2つの国家資格を有し、鍼や灸で経穴(ツボ)を刺激して患者の自然治癒力を最大限に高めて、病気やケガを治療・予防する「鍼灸師」を育成します。東洋医学と西洋医学両方の知識を生かして、医療現場やスポーツ・美容・介護などの多種多様なフィールドでの活躍をめざせます。独立開業するケースも多く、他の医療系学科では珍しいキャリアデザインの科目も開講。2年次からは本人の希望と学業成績などをもとに、「鍼灸コース」と「スポーツ特修コース」から選択し、より専門的に学びを深めます。
▼「鍼灸コース」と「スポーツ特修コース」について
<鍼灸コース>
医療系国家資格「はり師・きゅう師」を取得し、鍼灸師として「医療」「スポーツ」「美容」「介護」などの様々な分野での活躍をめざします。東洋医学と西洋医学の両方を学び、多様な患者に対応するコミュニケーション力を磨くほか、独立開業するための経営知識も学びます。また、女性特有の悩みに向き合う「レディース鍼灸」や、自然治癒力を高めて内面から美しさを磨く「美容鍼灸」、より良い生活を送れるように高齢者を支える「高齢者鍼灸」、選手のパートナーとしてケガの予防から治療までトータルにサポートする「スポーツ鍼灸」など、専門性の高い鍼灸を学ぶカリキュラムも充実しています。
<スポーツ特修コース>
スポーツ特修コースでは、医療系国家資格「はり師・きゅう師」取得に加え、教員免許「中学校・高等学校教諭一種免許状(保健体育)」の取得をめざします。定員20名の少人数教育を採用したきめ細やかな指導が特長で、医療大学だからこそ学べる基礎医学と運動生理学の知識をもってリスクマネジメントできるスポーツ指導者・保健体育教員をめざすことができます。最新のトレーニング機器が揃う「MTC(メディカル・トレーニング・センター)」や、ミズノ株式会社施工の複合型屋外スポーツ施設「グリーンスクエア」など様々なスポーツ施設が完備されており、近隣の公共施設「舞洲スポーツアイランド」も学びに生かされます。
▼多方面で活躍してきた教員陣が指導
小児領域・スポーツ領域・緩和ケア領域・美容領域・レディース領域など、多方面で活躍してきた教員が、理論面と実践面のバランスとつながりを重視した教育を実施します。現役の鍼灸師も在籍しており確かな鍼灸技術を惜しむことなく伝えます。
▼科学的知識を身につけるゼミ(研究室)
3年次から全員がゼミ(研究室)に所属し卒業研究を進めます。研究成果を学会(全日本鍼灸学会学術大会など)で発表することも可能。科学的根拠(エビデンス)に基づいた知識を身につけることができ、病院・医療機関や多職種と連携できる鍼灸師の土台が形成されます。
▼はり師・きゅう師国家試験合格に向けて、徹底的にサポート!
はり師、きゅう師になるための国家試験合格に向けて、国家試験を熟知した教員による講義では過去問題からの出題傾向を読み取り、効率の良い学修方法を指導します。また、一人ひとりの実力にあわせて学生個別面談、保護者面談、対策講座などを実施し、徹底的な個別対策によるサポートを行っています。
その結果、2024年3月卒業生のはり師国家試験合格率は94.5%(合格者52名/受験者55名:全国平均69.3%)、きゅう師国家試験合格率は96.4%(合格者53名/受験者55名:全国平均70.2%)と、合格率・合格者数ともに全国第1位(大学)※を達成しました。
▼大学附属鍼灸臨床センターでの実習
外来患者向けの大学附属施設である鍼灸臨床センターで、臨床実習を行います。学んだ知識・技術を現場で生かす方法や、患者やスタッフへのマナー、コミュニケーションの取り方も修得します。実習前にはOSCE(客観的臨床能力試験)が実施され、検査法・医療面接・鍼実技・灸実技などの臨床能力を有しているかどうかを評価します。
※第32回はり師・きゅう師国家試験の学校別合格者状況/厚生労働省より
こんな学問が学べます。
- 鍼灸・柔道整復学
- 健康科学
- 生命科学
- 保健衛生学
- 体育学
こんな職種が目指せます。
- 鍼灸師(しんきゅうし)
- 中学校教師
- 高校教師
- 学校No.3652