Lesson1そもそも小論文って何?
SECTION 01
小論文とは?
感想文とは
違います!
400〜1200字程度の短い文字数で、
自分の意見を読み手が納得
するような内容で伝える文章
書くうえで必要なこと
誰もが納得できるよう、
自分の意見を筋道立てて説明する力
そのために
- 01書くべき内容を理解しよう!
- 02理論的な構成の立て方を知ろう!
SECTION 02
小論文を構成する要素
小論文には相手が
納得できるような意見が必要。
そのためには、意見の根拠に
感想ではなく事実を使う。
意見 | 事実 | 感想 |
---|---|---|
物事の是非や賛否、 行動の提案など |
記録や数値、 実際にあった出来事 |
物事に対し、 どのように感じたか |
個人のもので、 人によって違う |
すべての人が納得し、 反論できない |
個人のもので、 人によって違う |
より良い意見によって 変わることもある |
過去になるが、 変わることがない |
否定されても 変わることがない |
-
感想人によって違うもの。
反論ができる。 -
事実誰にとっても正しいもの。
反論ができない。
SECTION 03
「よい小論文」の
条件とは?
採点者が見ている「よい小論文」の
ポイントまとめ
すぐにわかるポイント
- 原稿用紙の使い方
- 文字数の超過、不足
- 誤字・脱字
- 文脈など日本語の間違い
内容を読んで確認するポイント
- 出題の内容に沿った回答かどうか
- はっきりとした結論が示されているか
- 結論に至る根拠は論理的か
- 正しい文章構成か
- 内容に具体性はあるか
採点は減点方式!
内容がどれだけ素晴らしくても、
誤字・脱字があったり、
字数がオーバーしただけで
点数が下がるので気をつけよう!
Lesson2小論文を書く前に
SECTION 01
まずは
明日からすぐ直せる
ポイントを確認しよう
いまさら人に
聞けない…
小論文のルールについて
POINT
01
字数は9割以上を目指す
よくある出題例)
- 以内
- 最低8割、目指すは9割
- 程度
- 指定の9〜11割の範囲
※範囲を指定される場合もある
POINT
02
話し言葉を書き言葉に
例)
- でも しかし
- すごく 大変、非常に
- だいたい 約、およそ
POINT
03
同じ言葉は繰り返さない
例)
- 「正しく修正する」
- 「修正する」だけで良い
POINT
04
主語と述語を一致させる
例)
- 経験は、多くのことを知った。
- 経験は、多くのことを知る機会になった。
SECTION 02
内容に関するポイントを
振り返ってみよう!
出題意図を読み解き、結論を伝える
小論文の問題は2つのパターンがある。
CASE
01
01
問いが明確なパターン
(答えやすい)
例)筆者の意見に賛成か反対か?
私は筆者の意見に賛成/反対だ。
なぜなら~
CASE
02
02
問いが曖昧なパターン
(答えにくい)
例)SNSのコミュニケーションに
ついての
意見を述べよ。
「良いもの?悪いもの?」
「長所と短所は?」など
何を伝えるべきか考えてから
書く必要がある。
書くために必要な準備
「よい小論文」を書くためには、
テーマについての知識が不可欠。
日ごろから様々なメディアで
情報を集めよう!
-
インターネット
-
テレビ
-
新聞
ただ探すだけでなく、「問題点は?」
「誰にどんな影響があるのか?」
などを考えることがポイント
SECTION 03
タイプ別
小論文の特徴と出題形式
CHECK!
入試小論文に出やすい
3つのタイプの特徴
テーマ型 | 課題文型 | データ型 | |
---|---|---|---|
特徴 | テーマだけ与えられ、 その中で自由に課題を考え、 論述する形式 |
与えられる文章を読んでから 自分の意見をまとめる形式 |
グラフや図表の情報を基に 意見をまとめる形式 |
問われる力 |
|
|
|
出題例 |
|
次の文章を読んで、 ~についての意見を まとめなさい。 |
|
SECTION 04
小論文に
書いてはいけない
NG4項目
- 結論に対する弁解
- 以上のように私は考えるが、別の意見があることも確かである。
- 曖昧な表現
- こうした事実も認められるかもしれない。
- 単なる感想
- そのような世界になったら素晴らしいと思う。
- 存在の否定
- そのような例は一切無い。
SECTION 05
まとめ
- 「〇〇字以内」は9割以上、
「〇〇字程度」は制限の上下1割が
字数の目安。 - テーマのみ与えられているときは、
自分なりの疑問点を出して
文章の論点を設定する。 - 意見を述べるためには
そのテーマについての知識が
必要となるため、
日常的にネタ探しをする。 - 曖昧な表現を避け、
自分の意見をはっきり述べる。