宮城学院女子大学のスペシャルコンテンツ

進学の、その先へ。
なりたい「わたし」を一緒に見つける
進路情報ポータルサイト

被災地の産業復興を視野に、産学・異業種連携体制による地域発商品を開発!

■学問大分類:経済・経営・商学
■学問小分類:経営学
■提供:宮城学院女子大学現代ビジネス学部×石巻フードツーリズム研究会

補助金だけの再生は困難。企業の生命線を絶やさないために

東日本大震災によって被災企業が失ったもの。それは目に見えるものに限らない。例えば“生産設備”は政府の補助金で復旧でき、生産活動も再開できる。しかし取引先には工場再開を待ちきれない企業も多く、被災した製造会社は長年の積み重ねで開拓した“販売経路”を失うのだ。新たな販路の開拓には、競合他社と異なる商品を開発する必要がある。とは言え中小企業は潤沢な経営資源を有しておらず……。
この危機を救うべく立ち上がったのが、宮城学院女子大学現代ビジネス学部の石原慎士教授と学生達だ。石原ゼミでは石巻市において大学と中小企業、また企業が相互に連携する事業体制を構築。地域性を生かした商品開発をサポートしてきた。民間主体による新たな産業復興ソリューションを開発するために、2016年に「石巻フードツーリズム研究会」を設立。産学・異業種連携体制で、「石巻おでん」や「石巻発どぶ漬け唐揚げプロジェクト」などの事業を推進している。

市場調査から統計的な分析、製品の試作、プロモーションまで

被災企業と連携しながら商品開発を進めている石原ゼミ。所属する学生達は、経営者や開発担当との協議、生産現場での試作なども実施している。現代マーケティングの観点から試験販売も実施。消費者調査では味の評価に加え、他産品との違いや地域性を感じるかなどの評価項目を設定し、統計的な分析作業を行いながら商品の完成度を測定している。
「商品のパッケージやプロモーション、POPやリーフレットの制作なども学生たちが主体的に行っています。こうした活動は、理論の学習ではできない貴重なビジネススキルの獲得につながっています」と石原教授はいう。同ゼミでは水産加工時に排出される残滓などを未利用資源として位置づけ、高付加価値製品を開発する取り組みも推進している。このような取り組みを通して、被災企業や地方都市の小零細メーカーが持続的な発展をはかるための実践的なビジネスモデルを開発していきたいとも話された。

地域の創造と課題解決にみちびく女性リーダーを育成

石原ゼミが地元企業や団体と共同開発した「石巻・飯野川発サバだしラーメン」は、今や有名なご当地商品。地域資源などを活用した商品開発として「フードアクションニッポンアワード」(農林水産省)や「『食材王国みやぎ』推進優良活動表彰 ブランド化部門大賞」(宮城県)などを受賞している。サバの中骨を加熱・加圧して配合した練り物も、コンセプトや開発手法が高評価を獲得。震災復興だけでなく地域再生のお手本とも言える製品開発である。
そんな石原ゼミの強みに少人数制があげられる。同ゼミが取り組む「マーケティング論やブランド論などの理論学習」と「地域の状況を分析する活動や地域の現場で実践活動」において学生一人ひとりに役割と責任がありリーダーシップを養える。また企業関係者との連携プロジェクトは学生のコミュニケーション能力を高め、「新しい東北復興ビジネスコンテスト」(復興庁主催)や開発商品の試験販売会などで発揮されている。

  • 学校No.337
  •  

近隣エリアから専門学校をさがす

近隣エリアから専門学校のオープンキャンパスをさがす

資料・願書請求できる学校をさがす