専門学校 富士リハビリテーション大学校 専修学校(専門学校) / 静岡県 認可
作業療法学科 4年次
田邉 和加奈 さん さん
KEYWORD
- #リハビリ
- #医療
- #心理
- #スポーツ
- #医学
- #理学療法士
- #看護
- #オープンキャンパス
- #総合型選抜
私は高校時代、人の笑顔を見ることが好きで、周囲の人と協力し、どんなことでも明るく前向きに取り組んできました。学業面では日々の授業や課題に一生懸命取り組み、苦手な科目は先生に積極的に質問をしていました。総合的な学習時間では、「栄養素を考慮した料理方法の検討」をテーマに課題研究を行い、レポート作成やグループ発表に取り組みました。中学校から始めた吹奏楽が大好きで、高校でも吹奏楽部に。静岡県のコンクール、アンサンブルコンテスト、市のお祭りなどのイベントに参加し、充実した高校時代だったと思います。
そんな私は、「将来は人と関わる仕事に就きたい」と考えており、困っている人の役に立てる仕事や、人を笑顔にできる仕事を色々と調べていくうち、「将来は医療に携わりたい」と考えるようになりました。祖父が病気で体を思うように動かすことができなくなり入院した際、担当してくださった作業療法士の方が親身に寄り添い、熱心にリハビリテーションをしてくださったおかげで、祖父も明るく前向きに治療に取り組むことができました。おかげで元の生活に戻れ、「作業療法士さんってすごい!」と感動し、将来自分も作業療法士として働きたいと思うようになりました。
具体的に目標が決まってからは、リハビリテーションや作業療法士のことをよく知るために、積極的にオープンキャンパスへ参加しました。専門学校富士リハビリテーション大学校のオープンキャンパスに参加した際には、先生から「リハビリテーションの仕事をする上で大切なことは、自分本位ではなく相手の立場に立って考え、行動すること」だと教わりました。そのため私は入学前から、常に相手の立場に立って、何をしたら相手は嬉しいのかを考えながら日々生活することを心掛けていました。
また、本を読むことが好きなため、自分が関心を持っている学問分野の新書や、さまざまな本を読みました。本を読むことで文章読解能力や表現力を高めることができ、現在取り組んでいる医療の勉強にもつながったと感じています。高校生の時にオープンキャンパスに参加し、先生方が優しく熱心なことはわかっていましたが、入学してからあらためて先生方が、理学療法士や作業療法士としてだけではなく、人格まで素晴らしいことに驚かされました。知識や技術が高いのはもちろんのこと、困っている学生に親身に寄り添い、常に相手を尊重して対応してくださる先生ばかりで、人として尊敬できる方に囲まれている環境に感謝しています。
また、クラスの雰囲気がとても明るく、仲が良いのも想像以上でした。全員が同じ目標に向かって協力する仲間なので、悩みや楽しいことを心から共有し合え、一緒に前に進んでいくことができています。また、想像していたより実習の授業が多いのも私にとってはうれしいポイントです。座学で覚えた知識を、実際の患者さんや治療現場を想定した実習で実践することで、自分の理解が足りなかった部分などを、あらためて確認することができるからです。
将来は、多くの人を笑顔にできるような作業療法士になりたいです。身体や心の健康を損ない、辛い思いをしている患者さんやそのご家族に信頼され、しっかりと支えるためには、私自身も人間的にも大きく成長しなければならないと思います。また、自分が生まれ育った地域に恩返しできるよう、日々の勉強や努力を怠らずに必要な知識や教養を身に付け、実際の医療現場で求められる高度な臨床力を培うことで地域医療に貢献していきたいと考えています。
志望理由
私は将来、多くの人を笑顔に出来るような作業療法士になりたいと考えています。そのため、貴校で必要な知識と教養を学びたいと思い志望しました。私はかねてから、将来人と関わる職業に就き、多くの人の役に立ち、辛い思いをしている人や暗い気持ちになっている人を笑顔に変えられるようになりたいと考えていました。その時、祖父が病気で体が思うように動かなくなってしまい入院することになりました。担当して下さった作業療法士の方は、親身になって寄り添い、身体の状態に合ったリハビリテーションを熱心に行っていく中で、祖父が明るく前向きになっていく姿を目にしました。私は作業療法士という職業にとても感動し、自分も作業療法士を目指すようになりました。
また私は相手の立場になって考え、何をしたら相手のためになれるのかを考えるよう努めています。そのため、患者さんと向き合い、自分らしい生活ができるようにサポートする作業療法士という職業は、自分の長所を発揮できる仕事であると考えました。貴校は、実習中心のカリキュラムで、学科や学年の枠を超えてチーム医療を意識した学びができ、臨床現場で実践的な経験を多くできる点や、クラス担任制を採用し、普段の学習から国家試験対策まで、きめ細かな指導が受けられる点に魅力を感じました。また、オープンキャンパスに参加した際に、在校生や卒業生が熱心に学業に取り組んでいる姿や、いきいきと現場での体験などを話している姿に感激し、先生方との距離が近い貴校で学びたいと強く思いました。
資格取得後は、貴校で学んだ知識や教養、臨床力を現場に役立て、現場でしか培うことができない知識や技術なども学び、日々の努力を怠らずに学び続けていきたいと思います。
作業療法士は、子どもから高齢者まで幅広く患者さんに関わり、心と身体のサポートをする重要でかけがえのない職業です。作業療法士という仕事に生きがいややりがいを持ち続け、礼儀や思いやりを忘れず、多くの患者さんを笑顔にできる作業療法士になりたいと強く思っています。また、自分が生まれ育った地域や、地域の人々に恩返しできるように地域医療に貢献したいと思っています。
そのため、貴校で学業に積極的に取り組み、同じ夢に向かっている仲間と切磋琢磨し、充実した4年間を送りたいと考えています。
志望理由の GOOD POINT!
田邉さんは、作業療法士の仕事内容や、求められる能力、求められる人物像などをよく理解していて素晴らしいです。一般的に、リハビリテーション職を志す高校生に話を伺うと、理学療法士は「怪我の治療」をする職業、作業療法士は「主に手や作業の治療」をする職業だと考えている方が多いようです。間違いではありませんが、リハビリテーションの本来の目的は、不自由な身体の機能を取り戻すことに留まらず、対象となる方が求めるその方らしい生活が送れるよう、身体と心の健康を取り戻していくことです。田邉さんはそのことをよく理解し、対象となる方の立場に立つことや一人ひとりと真剣に向き合うことの大切さを高校生の頃から意識して過ごしてきたようです。病気や怪我を見るのではなく、その方自身を見て治療にあたるという、リハビリテーション職の本質を早くから理解しているからこそ、これから学ばなければならないことがわかり、さらには自分に足りていないことも理解でき、日々成長し続けられるのだと思います。素晴らしい学生に出会えて本校の教職員も大変幸せです。これから私たちも田邉さんや他の学生と一緒に成長していけるよう、共に努力を重ねてまいります。
- 学校No.3163