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ストレスの謎を解く!一人ひとりが輝いて生きる「健康長寿社会」の実現へ!

■学問大分類:工学・建築
■学問小分類:応用化学
■提供:東北工業大学

老化の促進、がんや生活習慣病を引き起こす酸化ストレスを探る

人間関係、仕事、満員電車、健康、金銭問題など、さまざまな場面でストレスを感じる現代社会。そのなかでも「体が感じるストレス」を研究しているのが、東北工業大学工学部環境応用化学科の多田美香准教授だ。
「体内に取り込んだ酸素が一部、通常よりも活性化されたものを活性酸素と呼びます。その活性酸素が体の防御機能を崩壊させた状態が『酸化ストレス』です。他にも還元ストレス、糖化ストレスがあり、『カルボニルストレス』とよぶこともあります」と話す多田先生。
酸化ストレス、糖化ストレスは、老化の促進(シワ、シミの増加)、がんや生活習慣病を引き起こすといい、これらのストレスのメカニズムを理解し、健康長寿社会に貢献するのが多田先生の担当する学問である。超高齢化社会、少子化およびウィズコロナ時代に突入した今、新しい生活様式を取り入れた上での働き方において、健康長寿社会の実現に関連する重要なテーマと言える。

身体に負担のない健康管理方法に向けて、新技術の必要性を検証

健康長寿社会のためにするべきこと、その一つに体内環境の正常化がある。一人ひとりの体質を知り、過剰労働による体調不良を起こさない働き方、健康マネジメントの確立が重要だという。
「例えばサプリメントは、酸化ストレスを抗酸化作用によって沈静化させます。抗酸化成分の適正量を一人ひとり探っていくことが、健康長寿社会に繋がります」。
今後の目標としては、オンリーワンの健康管理方法の提案がある。例えば、体内で蛍光性がある箇所をマーカとして活用し、皮膚に溜まった老化促進の元凶を探すものがある。これにより身体に負担を与えない計測が実現。しかし、光計測のためにズレが発生してしまうのだ。これを防ぐには、誰もが見逃してしまうような生体情報をコツコツ測定してデータを蓄積することが重要である。このように身体に負担を与えない健康管理方法を模索するために、新しい技術の必要性を裏付ける検証に取り組んでいきたいと話された。

入学前に専門知識は不要! 考察を通して自然と知識が定着する

この研究に向いている人物として「持久力や情報収集力、解析力、協調性、多様性、行動力(瞬発力)、判断力がある人。何よりもこの分野に興味を持った人が向いています。専門性は問いません!」と話す。生体や化学反応に向学心が少なくても問題ない。計測データの解析結果を考察する中で生命化学の反応機構を学ぶので、難解な専門書を読み、考えるだけの座学よりも知識が定着するという。
計測機器に具備されている電磁波の性質、発光素子や受光素子の材料特性、光電効果の原理、生体インピーダンス計測(電気化学)、生命化学反応を理解する上で最も重要な分子間の電子移動や電子配置、分子の励起状態など応用化学の基礎学力と共に工学全般の知識も習得。酸化ストレスや糖化ストレスを予防する健康管理を考える上で、生活習慣の見直し方や食品の栄養成分とその作用に関する知識まで身に付くというから、幅広く奥深い研究に取り組みたい方にも最適だ。

  • 学校No.2719
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