
文部科学省以外の省庁所管の学校 防衛大学校
陸上、海上、航空の各自衛隊の幹部自衛官を育成
防衛大学校は、将来、陸上・海上・航空の各自衛隊の幹部自衛官となるべき者を、4年間の修業期間において教育訓練する防衛省の施設等機関として設立されました。防衛大学校の教育目標は「広い視野を開き、科学的な思考力を養い、豊かな人間性をつちかうとともに、幹部自衛官としてのその職責を尽くしえる性格を育成すること」にあります。
自衛隊の大規模災害における活動や国際平和協力業務への関わり合い、また、不安定要因を抱えた世界情勢などを考えますと、柔軟かつ迅速に対応しうる、よりすぐれた幹部自衛官が待望され、防衛大学校の教育訓練が一層期待されています。






募集内容・学費(2018年4月実績)
防衛大学校の募集内容や学費をチェックしておこう!
人文社会科学専攻
人文社会科学群 人間文化学科
概要 | 歴史や民族、言語、文化、思想などの分野における人間の諸活動への理解を深め、「異文化コミュニケーション能力」を身につけます。人文科学を基礎科目から少人数授業で学び、将来社会生活で必要な常識が身につくよう、充実した学習環境を提供しています。学科名「Department of Humanities」が示すよう、人間に対する深くて温かい洞察力に加え、日本および世界各地域の文化や歴史に関する幅広い知識・理解を持ち、実践的な語学力をもとに自らの立場を文化的背景の異なる相手に理解させることのできる、異文化コミュニケーション能力を持った学生を育成します。 |
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定員 |
約105名(人文・社会科学専攻総定員) (うち女子約25名) |
対象 | 男女 |
年限 | 4年 |
学費 |
初年度納入金:0円(2018年4月実績) ※毎月114,300円のほか、年2回(6月・12月)期末手当を支給。(2018年1月現在) |
人文社会科学群 公共政策学科
概要 | 自衛隊幹部にとって不可欠な社会全般に対する理解を深めるため、政策的関心という統一的視点から多様な学問領域の総合理解をめざします。政治学や経済学、法学などの基礎的学問を背景に、組織論や社会学、安全保障などの理解を踏まえて政策形成過程を分析するための科目を設置。科学的手法と方法論を体得するのはもちろん、現実社会での具体的事例を分析し、そこに学んだ理論を応用させていきます。 |
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定員 |
約105名(人文・社会科学専攻総定員) (うち女子約25名) |
対象 | 男女 |
年限 | 4年 |
学費 |
初年度納入金:0円(2018年4月実績) ※毎月114,300円のほか、年2回(6月・12月)期末手当を支給。(2018年1月現在) |
人文社会科学群 国際関係学科
概要 | 国際社会は政治や外交、安全保障、経済、文化、人の移動など、さまざまな側面から成り立っています。国際関係学科では、そのような国際社会の動きを多角的に捉え、学びます。そのため、国際政治、国際法、外交史、国際関係の理論、米国やヨーロッパ、アジア、オセアニア、中東など、それぞれの地域固有の国際関係、さらに、軍備管理論や軍事史など安全保障に関わる問題、危機管理政策などの幅広い授業を展開しています。 |
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定員 |
約105名(人文・社会科学専攻総定員) (内女子約25名) |
対象 | 男女 |
年限 | 4年 |
学費 |
初年度納入金:0円(2018年4月実績) ※毎月114,300円のほか、年2回(6月・12月)期末手当を支給。(2018年1月現在) |
理工学専攻
応用科学群 応用物理学科
概要 | 応用物理学科では、素粒子物理や物性物理、弾道学、人間情報といった幅広い分野の教員を配置し、工学と理学を越えた分野の融合と創造をめざしています。 また、多岐にわたる科学・技術の粋を集めた自衛隊の装備・運用に長けたジェネラリストとして、幹部自衛官に必要とされる知識と能力も身につけます。 |
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定員 |
約375名(理工学専攻総定員) (うち女子約35名) |
対象 | 男女 |
年限 | 4年 |
学費 |
初年度納入金:0円(2018年4月実績) ※毎月114,300円のほか、年2回(6月・12月)期末手当を支給。(2018年1月現在) |
応用科学群 応用化学科
概要 | 化学は物質の結合、構造、反応、物性などを探求し、理解するとともに、それに基づいて、目的にあった特性、機能を持つ物質を創造する学問です。応用化学科では、無機化学、有機化学、物理化学、分析化学のような基礎的な教育から始まり、先端科学・研究領域の拡充と重点化を常に見据えながら、幅広い教育・研究を行っています。特に、資源、環境、生命、更にテロ対策を含めた防災・減災について、基礎から応用までの一貫した知識体系としてつながる教育体制の確立に取り組んでいます。 |
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定員 |
約375名(理工学専攻総定員) (うち女子約35名) |
対象 | 男女 |
年限 | 4年 |
学費 |
初年度納入金:0円(2018年4月実績) ※毎月114,300円のほか、年2回(6月・12月)期末手当を支給。(2018年1月現在) |
応用科学群 地球海洋学科
概要 | 幹部自衛官として総合的な視野に立ち、地球環境や自然災害に対処できる人材を育成するため、自然現象を理解するための基礎と専門教育を学ぶための学科。大気の運動と天気予報を中心とした大気科学や航空管制のための航空気象、地球内部と地震を理解するための固体地球科学、衛星や航空機から、宇宙・太陽・惑星や海洋、地球上の水、熱、運動量、炭素系物質の循環を調査する宇宙・惑星リモートセンシングなどを中心に学びます。また、海中音波伝搬により海洋構造を調べる海洋音響学、海中の音波や光の反射情報を分析するための海洋探知情報、海中音波の探知方式に関する海洋探知システムのほか、宇宙科学、環境科学分野についても教育・研究しています。 |
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定員 |
約375名(理工学専攻総定員) (うち女子約35名) |
対象 | 男女 |
年限 | 4年 |
学費 |
初年度納入金:0円(2018年4月実績) ※毎月114,300円のほか、年2回(6月・12月)期末手当を支給。(2018年1月現在) |
電気情報学群 電気電子工学科
概要 |
電子を自由に操り、応用する技術であるエレクトロニクスは、私たちの生活をますます豊かにしています。近い将来到来するユビキタスネットワーク社会においても、その根幹を支える重要な技術となっています。 電気電子工学科では、エレクトロニクスの基礎から最先端の応用まで一貫して教育を行い、エレクトロニクスの知識を応用して21世紀の防衛システムの構築に貢献できる幹部自衛官の育成に力を注いでいます。 |
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定員 |
約375名(理工学専攻総定員) (うち女子約35名) |
対象 | 男女 |
年限 | 4年 |
学費 |
初年度納入金:0円(2018年4月実績) ※毎月114,300円のほか、年2回(6月・12月)期末手当を支給。(2018年1月現在) |
電気情報学群 通信工学科
概要 |
無線通信や衛星通信、光通信、インターネット、携帯電話、携帯端末などにより、地球上の出来事を多くの人々が瞬時に知り、また送れるという双方向の通信が行われている21世紀。放っておけば、情報の海におぼれてしまいます。人間はどんな状況下にいようとも現状を分析し、データを統合して的確な判断を下せなくてはなりません。現状を分析するには、周囲から、あるいは通信機器を駆使して離れた場所から情報を集めなければなりません。 通信工学科では、電波・光・通信・材料の学習を通じてこれらの能力を養成することができると同時に、無線・通信関係の国家資格でさまざまな特典が得られるように教育します。 |
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定員 |
約375名(理工学専攻総定員) (うち女子約35名) |
対象 | 男女 |
年限 | 4年 |
学費 |
初年度納入金:0円(2018年4月実績) ※毎月114,300円のほか、年2回(6月・12月)期末手当を支給。(2018年1月現在) |
電気情報学群 情報工学科
概要 | 現代社会は、情報技術(IT:Information Technology)の目覚しい発展に伴い、世界全体が急速な情報化の途をたどっています。情報技術は、私達の日常生活においてさらに身近なものとなり、その遍在性の重要性がますます高まります(いたるところコンピュータが存在するという意味で、ユビキタス情報社会ともいいます)。情報工学科はこのような社会の趨勢に鑑み、情報分野の基礎から応用までの広範な領域を系統的、そして総合的に教育します。そして今後ますます要求される自衛隊における高度な情報処理技術者の育成の要求に対応しながら、情報技術に精通した人材を養成しております。 |
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定員 |
約375名(理工学専攻総定員) (うち女子約35名) |
対象 | 男女 |
年限 | 4年 |
学費 |
初年度納入金:0円(2018年4月実績) ※毎月114,300円のほか、年2回(6月・12月)期末手当を支給。(2018年1月現在) |
電気情報学群 機能材料工学科
概要 | さまざまな材料に共通した開発から評価、応用について広い視野を身につけるのはもちろん、金属・半導体・セラミック・高分子など、材料個々の持つ特性についても学ぶことで、その可能性を体得します。また、利用目的に応じた機能や特性を与えることのできる材料設計の考え方についても学びます。 |
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定員 |
約375名(理工学専攻総定員) (うち女子約35名) |
対象 | 男女 |
年限 | 4年 |
学費 |
初年度納入金:0円(2018年4月実績) ※毎月114,300円のほか、年2回(6月・12月)期末手当を支給。(2018年1月現在) |
システム工学群 機械工学科
概要 | 機械工学は、私たちの身の回りにある家電製品をはじめ、コンピュータを組み込んだインテリジェント機器、エンジンや自動車などの工業製品からロケットなどの宇宙システムまで、あらゆる機械構造システムを生み出す「ものづくり」の学問です。熱、流体、強度など機械工学の基礎科目から、急速に発展してきたエレクトロニクス、メカトロニクス、新素材などの先端科目まで、基礎理論と応用を組み込んで体系的に学び、かつ合理的で柔軟な思考力を持つ人材の育成を目的としています。 |
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定員 |
約375名(理工学専攻総定員) (うち女子約35名) |
対象 | 男女 |
年限 | 4年 |
学費 |
初年度納入金:0円(2018年4月実績) ※毎月114,300円のほか、年2回(6月・12月)期末手当を支給。(2018年1月現在) |
システム工学群 機械システム工学科
概要 | 熱や流体、強度、振動に関する力学系科目から材料や工作、制御、メカトロニクス、エネルギーなどの科目を体系的に理解することで、工業製品のデザイン、新素材開発、生産に関する創造工学へのアプローチ方法を学びます。2・3年次では、材料に関する基礎から応用までを修得し、材料に対する見識を深めます。3年次では、機能材料工学実験で各種材料の作製や特性評価を行います。そして4年次では、それまでの勉強の集大成として、卒業研究において最先端の研究に携わることによって、科学的・論理的思考力の育成を行います。 |
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定員 |
約375名(理工学専攻総定員) (うち女子約35名) |
対象 | 男女 |
年限 | 4年 |
学費 |
初年度納入金:0円(2018年4月実績) ※毎月114,300円のほか、年2回(6月・12月)期末手当を支給。(2018年1月現在) |
システム工学群 航空宇宙工学科
概要 | 航空機・宇宙機のしくみを理解し、応用できる力を養うために、空気力学、航空原動機学、航空機力学、ヘリコプタ工学、飛行制御、航空機構造力学、宇宙航行、推進工学、航空宇宙工学設計の9分野を展開。各分野での系統的な講義や実験、演習プログラム、研究を通して学生個人の資質を向上させ、幅広い分野で活躍できる人材を担うことを目標としています。 |
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定員 |
約375名(理工学専攻総定員) (うち女子約35名) |
対象 | 男女 |
年限 | 4年 |
学費 |
初年度納入金:0円(2018年4月実績) ※毎月114,300円のほか、年2回(6月・12月)期末手当を支給。(2018年1月現在) |
システム工学群 建設環境工学科
概要 |
近年は地球規模で環境問題が問われる時代であり、土木工学教育においても環境関係科目の授業が重要となってきました。そこで、土木工学科を建設環境工学科に名称変更し、公共施設の計画・設計・建設・管理や環境対策に関係する工学を対象として教育を行う学科へと改組しました。 将来、つねに求められることになる高度かつ先端的な技術を理解できるよう、基礎教育を重視したカリキュラム編成に加え、工場見学や現場見学の機会を多く取り入れることで、建設や環境に関する基礎的学力を身につけます。 |
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定員 |
約375名(理工学専攻総定員) (うち女子約35名) |
対象 | 男女 |
年限 | 4年 |
学費 |
初年度納入金:0円(2018年4月実績) ※毎月114,300円のほか、年2回(6月・12月)期末手当を支給。(2018年1月現在) |
主な就職先・ 就職支援
先輩たちの就職先・学校の就職支援をご紹介!
主な就職先
2017年3月卒業生実績
- 防衛省
- 自衛隊
- …など
就職支援
卒業後は、陸・海・空曹長に任命され、幹部候補生として自衛隊幹部候補生学校に入校。その後、部隊勤務を経て、幹部自衛官に任命されます。また、希望者は防衛大学校の研究科(大学院相当)に入校し、卒業後(審査により)修士号、および博士号を取得することもできます。
【各自衛隊幹部候補生学校所在地】
陸上:福岡県久留米市
海上:広島県江田島市
航空:奈良県奈良市
各種制度
防衛大学校での学びを支援する各種制度のご紹介!
教育課程
大学設置基準に準拠して、一般教育や人文社会科学、理工学、防衛学に関する学理、およびその応用を授けることで、幹部自衛官として必要な基礎となる学力と技能を育成します。

訓練課程
自衛官の必要とする基礎的な訓練要領について練成し、幹部自衛官としての職責を理解してこれに適応する資質、および技能を育成します。

学生の身分
本学生の身分は、防衛省職員(特別国家公務員)であり、被服、食事などはすべて貸与または支給されます。入校の際の入学金および授業料などは徴収しません。本人の医療費は、防衛省の病院などで受診した場合はすべて国が負担します。学生は防衛省共済組合の組合員となり、その給付が受けられるほか、各種の福祉制度があります。

留学制度
各国士官学校への留学(研修・国際会議参加を含む)を通じ、国際感覚を養い、伸展性ある資質を育成するため、国費による留学制度を準備しています。
【選考方法】
成績と語学力を考慮した上で選考
【留学期間】
短期:1~3週間程度、長期:約4ヶ月間、最長約1ヶ年間
【留学先】
アメリカ/イギリス/フランス/ドイツ/オーストラリア/韓国/シンガポール/タイ など

学びの分野/学校の特徴・特色
防衛大学校で学べる学問
- 文学・歴史・地理
- 法律・政治
- 経済・経営・商学
- 社会学・マスコミ・観光
- 人間・心理
- 語学・外国語
- 国際・国際関係
- 数学・物理・化学
- 工学・建築
- 情報学・通信
- 地球・環境・エネルギー
- 総合・教養
防衛大学校で目指せる職種
- 公務員・政治・法律
防衛大学校の特徴
- 地方入試
- 大学院
- 学生寮
開く
046-841-3810
- 学校No.2590
- 更新日: 2018.07.02