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すべての子どもたちが安心して暮らせる社会づくり

■学問大分類:福祉・介護
■学問小分類:社会福祉
■提供:立正大学

なぜ子どもの虐待は起きるのか?

子どもの虐待は、特別な家庭だけに起きる特別なことと捉えられがちですが、子育て不安の延長線上にあり、どの家庭にも起こりうるものです。事実、児童虐待の通告によって長期的に家族と離れて暮らす子どもたちは全体の3%。課題を持つ家族のほとんどが地域の中で暮らしています。子ども虐待の背景には家族の孤立が大きく影響しています。周りの関心がない、サポートがないことから、多くの親や家族が社会から孤立しています。地域の人たちに見守られながら子どもたちが育っていく社会づくりが欠かせません。

子ども虐待の通告で最も多いのが警察からであり、その8割以上が夫婦間暴力です。DVは子どもの心身の成長を損なう深刻な問題です。虐待通告は、家族支援の第一歩。子ども虐待を社会問題として捉え、早期に発見することが重要です。児童相談所による子ども虐待対応は、子どもたちの安全確保だけではなく、家族を支援していくアプローチです。

サインズ・オブ・セーフティアプローチ〜家族が子どもを守る主体者に

忘れてはいけないのは、子どもたちの一番の願いは、虐待のない温かな家庭に戻ること。子ども虐待に至った家族に対してのアプローチとともに、虐待を受けた子どもが癒され、育ちを保障していく支援のあり方について研究しています。
当事者である「家族」と児童相談所等の「支援者」が協働することで子どもの安全を構築していく支援のためにサインズ・オブ・セーフティアプローチというソーシャルワークに取り組んでいます。支援者が、家族を子どもの安全づくりの主体者と捉え、家族と丁寧な対話を重ね、家族自身が持っている強みを引き出していくことが大切です。

重要なプロセスのひとつに、子どもの安全づくりに参加してくれるセーフティーパーソン探しがあります。児童相談所や市区町村等のフォーマルな支援者に対して、セーフティーパーソンは、親族、友人、知人などインフォーマルなネットワークです。支援者によるカウンセリングや介入を通して行動が変わる場合もありますが、最終的には、身近な人たちとのつながりを回復し、見守ることが子どもたちの安全につながります。

小さな力を引き出し、より良く生きるためのソーシャルワーク

ソーシャルワークは、その人が持つ小さな力を引き出し、その人がより良く生きていくために社会につなぐ役割を担います。たとえ対立関係から始まったとしても、支援者が虐待に至った背景に耳を傾け、否定ではなく、できていることを肯定し、家族がめざす未来の話をしながら、一緒に新しい家族のストーリーをつくっていきます。
子ども虐待は、とても困難の多い実践の現場です。しかし、子どもの育ちや家族の変化にふれたとき、自分たちの仕事に誇りを感じることができる尊い仕事です。これでいいのかな?自分に合っているのかな?常に迷いながらどうあるべきかを考え続けることが支援につながります。そして、支援者自身も一人で抱え込まず、助けを求めたり人の意見を聞いたり、仲間を作っていくことも大切です。

本学は、児童養護施設や児童相談所など子ども虐待対応の最前線で働きたいという現場志向の学生が多いことが特徴です。また子ども虐待対応は子どもに関わる全ての人々のテーマでもあり、幼稚園教諭、保育士、小学校教員を目指す子ども教育福祉学科においても同様の学びをすることができます。子どもの幸せにかかわりたい方は、ぜひ一緒に学びましょう。

  • 学校No.254
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