岐阜女子大学のゼミ・研究室 | マイナビ進学

岐阜女子大学のゼミ・研究室

進学の、その先へ。
なりたい「わたし」を一緒に見つける
進路情報ポータルサイト

ジブリ・芥川賞・芸能スキャンダルの裏側がすべてわかる

岐阜女子大学のゼミ・研究室をチェック

マスメディア論

担当教員 木俣正剛
学部/学科/コース 文化創造学部 /文化創造学科 /木俣ゼミ
所在地 <岐阜女子大学> 岐阜県岐阜市太郎丸80番地

このゼミ・研究室の研究テーマ

質の高い人生の実現
  • 文学・芸術
  • 音楽・映画・芸能
関連キーワード
  • マスメディア
  • ⽂春砲
  • マスコミ就活術
  • 文章力
  • 編集者

数々の女性記者を育て、⼥性作家を世に出してきた編集者によるゼミ

 このゼミでは書籍の作り方を教えます。小説でも、論文でも、写真集でも、なんでもかまいません。自分の好きなテーマで書籍を作り、それをもって就活するのが、木俣ゼミの特徴です。

 私は、40年間出版社に勤務していました。週刊⽂春編集⻑=⽂春砲、芥川賞司会=⽉刊⽂藝春秋編集⻑、⽂春ジブリ⽂庫の創設、『東⼤合格⽣のノートは必ず美しい』など、編集者として、世界のオモテもウラも⾒続けてきました。週刊⽂春の中核は⼥性記者です。この⼥性記者たちを育て上げ、数々の⼥性作家も世に出してきた編集者ですから、学生の長所をどうやって引き出すか、が自分の一番大事な仕事だと思っています。誰にも、素晴らしい長所があります。欠点をみるのではなく、ゼミを通じて長所の部分を探し、それが表現できる書籍を作ってほしいと思っています。

 一昨年、スタートしたばかりのゼミですが、最初の卒業生は、一人はアニメ制作会社、一人は地元の市役所に就職しました。二人とも、アニメ業界にしか行きたくない。地元の市役所にしか行きたくないというこだわりの強い学生でした。徹底的に就活のための練習をしました。エントリーシートの添削は、小説や論文を編集してきた私には、一番面白い作業です。面接練習やグループディスカッションも繰り返し行いました。 そして、二人の共通点は大学まで、そんなに勉強をしてこなかったこと。就活には時事問題が必須なのですが、勉強が苦手な子に、過去問題集を渡しても、なかなか勉強はしません。私のゼミでは、一日一問、学生がわからないと思ったことを、メールかLINEで質問し、私が答えるのを日課にしています。質問には、背景説明も含めて私が答えます。政治だけでなく芸能や小説に対する質問もあります。私は自分の体験も踏まえ、さらに別の裏話も加えて答えますから、自然に学生のアタマには時事問題の知識がつき、自分の知りたい世界もどんどん広がります。ある日「右翼ってなんですか? 左翼ってなんですか?」という根源的な質問がきました。右翼が保守で、左翼がリベラルというのは単純すぎる回答です。元はといえば、フランス革命のとき、王党派が議会の右側にいて、革命派が左側にいたのが語源です。ここから、現在に至る右翼と左翼の変遷を答えるには、私自身が一日準備し、結局、メールの回答だけでは、説明しきれず、ゼミの1コマ全部を使って説明しなければなりませんでした。しかし、そこから、公務員試験を受ける市役所志望の学生の歴史知識がグーンとアップしました。勉強なんてきっかけ次第なのです。

 アニメ制作会社志望の学生には、アニメに不案内な私に、自分の好きなアニメの解説をしてもらいました。興味をもたない人に、アニメの魅力を説明できる能力こそ、アニメ会社に求められるものだと思ったからです。おかげで、私は鬼滅ブームにも乗り遅れずにすみました。アニメ就活の学生が作った本は「データマイニングによる芥川賞選考委員と受賞者の関係」。市役所就活の学生は「岐阜女子大生20人 私から私への手紙」でした。面接時に書籍を持参したこともあったそうです。さて、編集者は、芸能⼈や政治家のスキャンダルを追いかけるだけが仕事ではありません。例えば、スタジオ・ジブリに、⽂春⽂庫をたくさん買った⼈にプレゼントするためのジブリキャラクターの試作をお願いしたことがあります。結局、実現しませんでしたが、世界で唯⼀無二のジブリキャラクターの試作品が、本学の私の研究室に眠っています。研究室の中だけでなら、お⾒せできます。

このゼミ・研究室についてもっと見てみる 閉じる
  • 学校No.2321
  •