名古屋大学の学部・学科紹介

名古屋大学理学部は、現代自然科学分野のすべての分野を網羅する規模を持ち、日本でも有数の施設、設備を備えています。数理学科、物理学科、化学科、生命理学科、地球惑星科学科の５つの学科からなり、関連の研究センターや研究所とともに、理学部の教育・研究をしています。
理学部の学生は１年次には学科に属さず、全学教育を受けます。数学や理科の基礎科目はもちろん、物事に対する考え方や議論の方法そのものを学ぶ専門リテラシー、人文社会系の教養科目、外国語など、高度知識人にふさわしい教養を身につけます。１年終了時に、各学科への配属が決まります。これは名古屋大学理学部の大きな特長で、狭い専門に凝り固まった人材ではなく、総合的な視座から研究や社会をリードできる人材を育成しようというLate specialization の考え方に基づいています。
また、研究レベルの高さも大きな特長です。自由な校風のもと、時代の先端を切り拓き、ノーベル賞受賞者をはじめ、学問の新しい流れをいくつも生み出してきました。すぐれた研究は、人（研究者）と土壌（研究環境）の相乗効果によって生み出されます。この地で、このキャンパスで、ものの本質を解明しようと最先端の研究に挑んだ研究者たち。先人によって豊かに耕された研究風土は着実に受け継がれ、今も、研究の最前線で挑戦が続いています。