駒澤大学 私立大学
グローバル・メディア・スタディーズ学部 グローバル・メディア学科 1年(取材当時)
武政 皇輝 さん
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駒澤大学への入学を決めたのは、大きく2つの理由がありました。
1つ目は「大学の立地」です。私は高校時代、「東京の大学に進学し、キャンパスライフを謳歌したい」という憧れがありました。そのため東京都世田谷区にキャンパスがあり、渋谷駅に3駅で出られるという都心にキャンパスのある大学の立地は非常に魅力的でした。
2つ目の理由は「学部の先進性」。グローバル化が進む現代では誰もがパソコンやスマートフォンを使ってインターネット上で簡単に情報を受信・発信できる環境にあり、あふれかえった多数の情報の中には「フェイクニュース」と呼ばれる偽の情報も存在しています。そのため「これからの時代は情報の真偽を見極める能力が必要になってくる」と考え、既存の学問の枠を超えた多様な視点から現代メディアを分析し、選択・活用できる力を身につけられるグローバル・メディア・スタディーズ学部グローバル・メディア学科を選択しました。
入学試験に向けて重点的に取り組んだのは過去問題です。私が受験した「S方式」の過去問題を繰り返し解いていくうちに、自分の弱点が問題文・設問の量が多い国語にあると気づき、問題形式や特徴を把握することを意識しながら時間内に解答しきることを練習しました。
1年次の学びを終えたところですが、1年次では英語を中心とした語学をはじめ、メディア学・情報学・社会学・経済学・経営学・法学・国際文化論・国際関係論といった、これから学部で学んでいく内容の基礎を1年間かけてしっかりと固めることができました。そして2年次以降は、1年次に学修した分野の中から私が興味を持った専門領域をさらに深掘りしながら学んでいくことになります。そのように「最初に幅広く学び、その後学生一人ひとりが興味・関心を持った分野を専門的に学べる」こともこの学部の特徴だと思います。
私のように「憧れている業界はあるけど、具体的にどんな職業に就きたいか明確に決まっていない」という人にとっては、いろいろな可能性を目指せるこのカリキュラムが合っているのではないかと思います。
勉強以外の面で驚いたのは、想像していたよりも学生同士のコミュニケーションが取りやすいことです。入学前は、駒澤大学は多数の学部があり大学の規模も大きく、高校までのようなクラス分けもないため、「友達を作るのがたいへんかもしれない」と考えていました。しかし、必修科目やサークルなどで接する機会も多く、学部・学科に関係なく友達・知り合いができたこともとても良かったと思っています。
また、私は子どもの頃からなりたいと思っていた職業があり、その職業に就くためTOEIC®L&R TESTの受験や関連資格の取得を目指しています。2年次以降、3年間かけて目標に向けて必要な知識や能力を着実に身につけながら、現代に欠かせない情報メディアとの正しい向き合い方も学修していきたいと思っています。
志望理由
私が駒澤大学を志望した理由は大きく分けて2つあります。
1つは東京の中心の一つである渋谷がキャンパスから近いという点です。私は小・中・高と、東京以外の地で学校生活を送っていました。そのため、私は東京に通学し、学校帰りに友達と東京で遊んだり、買い物に行ったりすることにとても憧れを抱いていました。そこで一般受験で大学を選ぶ際の大きな基準として、東京の立地の良い場所にキャンパスがある大学を選択し、その中の1校として渋谷近くにキャンパスを構えている駒澤大学を志願しました。
2つ目は学部の魅力です。私が所属するグローバル・メディア・スタディーズ学部は、グローバル化が進む現代社会において、さまざまな問題を多角的に捉えるメディアを経由して大量のコンテンツが流れる仕組みを理解し使いこなす知識とスキル、および学問領域に囚われない自由な発想と果敢な実行力を持つ人材を育成することを教育の理念として掲げています。そのため、この学部では英語を中心とした語学、情報学・社会学・経済学・経営学・国際文化論・国際関係論・法学そしてメディア学と数多くの専門領域をしっかりと学ぶことができます。私は高校生の頃、将来の就職を考えた時にどの専門分野を学ぶのが良いか明確に自覚できていませんでした。しかし、このグローバル・メディア・スタディーズ学部は学べる専門分野がひとつではなく、1年次にさまざまな専門的な勉強を経験したうえで、2年次からゼミで自分が気になった分野をより深く学ぶことができるという、他大学にはなかなかないカリキュラムにとても魅力を感じました。また、近年はSNSの普及により、多くの情報の真偽が錯綜する複雑な社会になっています。大学で今や情報の入手に欠かせないメディアについて学ぶことで、今後必要となってくるであろうメディアを利用するだけでなく扱うことのできる能力を身につけることは、将来、仕事に限らず、日常生活でも大きな効果を発揮することができるのではないかと考えたことも、この学部を志した理由のひとつです。
志望理由の GOOD POINT!
武政さんは、非常に堅実で大学生らしい清潔さを備えた学生です。志望理由にある「立地の良さ」については、本学がまさにお勧めするポイントのひとつです。渋谷駅から3駅目という都会の中心にありながら、大学の隣には広大な駒沢オリンピック公園が広がり、学習に恵まれた環境が整えられています。学生は授業の空き時間を利用して、図書館やグループ学習室で自習をしたり、天気の良い日には、駒沢オリンピック公園に行って、都会の自然を満喫しています。
また、グローバル・メディア・スタディーズ学部(GMS学部)は、彼が言うように目的意識がはっきりしていない高校生でも興味を持った分野を探し、つきつめて学ぶことができる魅力的な学部です。いまや、身の回りに「当たり前に存在」する「メディア」や「SNS」の存在。高校生の皆さんにとっては、興味深い学習分野のひとつだと思います。当たり前に存在する事象の裏側を学んで、社会に出て即戦力で働ける人間を育成するGMS学部…彼が、1年間で『まなびの方向性』を定め、夢に向かって突き進む姿を教職員一丸となってサポートします。
経営学部 経営学科 2026年3月卒業予定
藤本 真菜 さん
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駒澤大学を目指した大きな理由は、4年後を見据えた「就職」という観点にありました。多くの企業の本社や支社が集まる、日本の中心地・東京にあって交通の便も非常に良い世田谷区に位置し、都内の企業との交流も活発な駒澤大学は、就職活動の際に非常に有利だと考えました。周辺には飲食店や商業施設も充実しているため、うまくリフレッシュしながら授業や就職活動に取り組める環境です。
また、キャリアサポート体制が手厚く、個別のカウンセリングや履歴書の添削、面接指導などを受けられたり、就職説明会や企業との連携イベントなどが定期的に開催されたりと、学生にとって有益な情報や機会が多く得られます。さらに、幅広い学部・学科における実践的な授業や研究活動のほか、学生団体やサークル活動が活発であることは、学生自身が主体的に活動することに繋がり、リーダーシップや協調性など社会人に求められる力を身につけられると思いました。
受験の際は一般入試を選択しました。どの科目も基礎を理解しておかなければ解けないと考え、土台をしっかり固めることを重要視しました。赤本をもとにどのような対策をとるべきか塾の先生と考え、毎日の勉強計画を練りました。入試の1~2ヶ月前に再度赤本を解いて問題の系統に慣れておくようにし、間違えた箇所や不明点についてテキストや参考書を使ってクリアにしておきました。
当時はバレーボール部に所属し、部活漬けの毎日。さらに文化祭や体育祭などのイベントにも積極的に参加し、出し物や演技の練習にも全力。正直、寝不足や疲労との戦いで学業に手が回らないこともありました。それでも時間を有効活用しながら、仲間と一緒にアイデアを出し合って楽しく成長できた高校生活は充実していて、こうした部活での努力や成果、仲間との絆が自信に繋がり、学業面でも諦めず頑張ることができたのだと思います。
現在所属している「小野瀬ゼミ」では、インフォグラフィックの作成方法やデザインの基本原則について学んでいます。インフォグラフィックとは、データを視覚的に表現するデザインのこと。このゼミでは効果的なグラフの選択やカラースキームの適用など、メッセージの伝達性が高い魅力的なインフォグラフィックの作成に必要なスキルを身につけることができます。デザイン力だけでなく、データの収集や整理をする力が重要になるため、その時々のテーマに沿ってデータ収集を行い、必要な情報を適切に整理してグラフや図表として活用する実践を繰り返します。
デザインは商品やサービスの魅力や利便性を向上させるためのツールです。将来はこのデザインの力を活かして、人々の生活や社会にポジティブな影響を与えたいと考えています。ゼミではどのようなデザインが人々の目に留まり、どのような感情にさせるのかを学ぶことができました。社会で活躍する上で、まだ私に足りていないのは情報を取捨選択するスキル。情報が溢れる現代社会では、本当に必要なものや正しいものを見極める力が求められます。これからもゼミの活動を通して知識やスキルを磨いていきたいと思います。
志望理由
私が駒澤大学を志望した理由は、以下の2つです。
まず、駒澤大学の立地が非常に魅力的です。東京都世田谷区に位置しているため、日本の経済や文化の中心である東京都心に近いです。多くの企業が本社や支店を構えており、就職活動において大きな利点となります。駒澤大学は学生団体やキャリアセンターを通じて就職活動に役立つ情報やイベントを提供してくれるだけでなく、企業とのコネクションを築く機会も多くあります。また、交通の利便性も高く、アクセスが便利です。これにより、就活において複数の企業を訪れることが容易になります。さらに、周辺には商業施設や飲食店も充実しており、リフレッシュする場所としても活用できます。
2つ目の理由は、駒澤大学が優れたキャリアサポート体制を有しているからです。キャリアセンターでは個別のカウンセリングや履歴書や面接の指導など、就職活動に関するサポートを提供しています。また、企業との連携イベントや就職説明会も定期的に開催されており、学生が多くの企業と出会う機会があります。さらに、駒澤大学は幅広い学部・学科を有し、実践的な授業や研究活動が行われています。これにより、就職活動において専門的な知識や実践的なスキルを身につけることができます。また、学生団体やサークル活動も盛んであり、学生自身が主体的に活動する機会が多くあります。これらの経験は、将来的な自己実現や社会貢献に向けた能力の育成につながると思います。
以上の理由から、私は駒澤大学を志望しました。駒澤大学の立地やキャリアサポート体制は、就職活動や将来の自己実現において大きな利点となると考えています。
志望理由の GOOD POINT!
キャリアサポート体制を挙げていただきありがとうございます。
現在、就職活動の早期化、多様化が進んでおり、各企業等の情報を掴んでおくことが重要になっております。また、多様化という意味においては、大学卒業後そのまま大企業に進むことがすべてではなく、大学で出会った学び、人、場所を活かすことで様々な進路が開かれているということを意識することが大学生活を有意義にすることに繋がります。本学のキャリアサポート体制は、このような時代の潮流を学生に伝えると共に早期キャリア教育に取り組み、学生に寄り添う体制を整えています。
また、藤本さんの所属している「小野瀬ゼミ」のインフォグラフィックの制作経験は、経営学というカテゴリーの中でもユニークな学びの一つです。ご本人の説明にもありましたが、デザインとは、単なる美的感性だけでなく適切な情報収集と整理技術が求められ、経営学の学びをフルに活用することに繋がります。多様化するメディアに合わせたデザインは、時代に求められたスキルと言えるでしょう。このような学びをとおして、「小野瀬ゼミ」の卒業生はデザインの道に進む方もいらっしゃいます。
仏教学部 仏教学科 3年次
齋藤 慎之介 さん
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高校時代はこれまでの人生で最も自分と向き合った時期。必死で「自分探し」をするかのように、暇さえあれば図書館へ行き、さまざまなジャンルを読み漁っては多様な考えを自分の中に落とし込んでいました。そんな日々を送る中、本を通して「仏教」に出会ったのです。特に、よく耳にしていたけれどどこかつかみどころがない「禅」の教えに魅力を感じました。
その一方、世界史の授業で外国の歴史を学ぶ新鮮さを味わいました。その時最も学びとなったのは「面」として物事を見る意識が生まれたこと。起こった事象は「点」に過ぎず、点と点を繋ぐ「線(関係性)」を意識すると、やがて「面(総合的な見方)」を垣間見ることができることに気づきました。
こうして仏教と世界史に興味を持ったことをきっかけに勉強意欲が湧き、「東洋哲学」を学べる大学を志望するように。受験勉強と同時に、私立大学を志望する上で「建学の理念」を理解することを特に意識しました。最終的に駒澤大学を選ぶ決め手となったのは禅研究が盛んなこと。また、僧侶になりたいという気持ちもあったので、曹洞宗(※仏教の宗派のひとつ)を母体とする駒澤大学なら、その道に近づけそうだと考えました。駒澤大学は建学の理念として「行学一如」を掲げていますが、それがどのような意味なのか、どうしたらその理想像に近づけるのか、を考えることにも重点を置きました。
給付型の奨学生として選ばれたことも入学動機に。駒澤大学では入試方式によって奨学金制度が設けられており、経済的な就学支援にも力を入れている印象がありますね。
駒澤大学では多様な教養科目や専門科目から自分の学びたい科目を選択することができ、特に印象深かったのがドイツ語の授業です。高校まで学んだ英語とは違う言語を学んでみたいと思ったことが履修のきっかけでした。
英語と似た部分も多いのですが、名詞における性・数・格の存在や、発音の違いなど異なる点が興味深く、差異に着目しながら学んでいくと毎回の授業で新たな発見を見出すことができました。特に文法体系とその国の国民性との関連には感動しました。「ドイツ人は生真面目だ」とよく言われますが、それはドイツ文法にも色濃く表れており、言語と文化は密接に関わり合っていることがわかります。大学の授業では、語学を単なる言語の習得のみに留めず、そこに生きる人々の日常生活や文化に与える影響までを考察するのかと、学ぶ意義を思い知らされた授業でした。
卒業後は中学校の社会科教員を目指し、現在は教職課程を履修しています。学校教育の在り方が改めて問われている今日において、どのような人間が教師として求められているか、またはどのような子どもを育成していく必要があるのか。そこには教師となる人の教育観が大きく関わります。私はその基礎に道徳教育を据えたいと思います。「こころの時代」とささやかれているように、物質中心主義の現代社会から精神的側面へ目を向ける時が来ています。いつの世でも人間の根本にあるものを突き詰めていくと、最終的に「こころ」に行きつくと、私は考えています。道徳はそんな「人のこころ」に焦点を当てて、それについて自らがよく考え、結果としてその変容を目的とする教科。それは奇しくも2500年前に自らの問題の解決を自身の徹底的な観察に求めたゴータマ・シッダッタ(釈迦)の姿に重なります。大学で仏教を学ぶ人間として、自身の専門知識をいかにして教育に活かすかを考えることが今後の課題です。
志望理由
数ある大学の中から駒澤大学を選んだ最大の理由は、「仏教の教えと禅の精神」をその柱に据えているところです。これは他大学にはない、駒澤の唯一無二の特徴と言っていいと思います。人生に悩んでいた私にとって、世の理を分析して道を示す釈尊の教え、さらには日常の作務を尊ぶ禅の教えは、とても魅力的なものでした。それらを専門的に学べる仏教学部の存在は、私がここを志望するのには十二分な理由です。特に、専任教員の数の多さに惹かれました。この学部には20名を超える教員が在籍しており、その研究分野も大乗仏教ではインドやチベット、中国、日本を網羅しており、さらに上座部仏教を研究する教員もいて、幅広く学べそうな印象を受けました。また、教職課程を設けていることも決め手のひとつでした。将来は教員か僧侶を目指しているため、その両方の道が開かれていそうな気がしたからです。仏教学部では、中学校社会科・宗教科、高校地歴科・公民科・宗教科の免許が取得可能*ですが、特に社会科と地歴・公民科は中学・高校の社会科系科目の教員となるには必須のものです。将来、教員になる場合に、仏教学を学んだ人間の視点は、史学科や地理学科を卒業した人々のそれとは異なるところもあるはずです。そのような、ある種の「強み」が得られると考えたのも駒澤を選んだ理由です。
*教職課程の履修・修得が必要
志望理由の GOOD POINT!
通常、偏差値や知名度といったブランドに目が行きがちな志望校選びですが、齋藤さんの場合は、もう一歩踏み込んだ動機となっています。また、高校時代の人生の悩み、いわば「問い」に真剣に向き合う姿勢も進路を決める上で大切な事だと思います。
一般的に「仏教」というと歴史の教科書や寺社仏閣などに訪れた際でしかあまり意識することがなく、自分とは関係ないと感じる方が多いと思いますが、一方では、人が日々をよりよく生きるための知恵を示す「哲学」という側面もあり、古来より人々の悩みや迷いに寄り添ってきた歴史があります。そのような側面から仏教の魅力を見出している事も大きなポイントだと感じました。
今後、学びを深めるにつれ、日本文化の中には様々な「仏教」や「禅」の影響があることに気付くと思いますが、その気付きが齋藤さん自身の人間性を磨き、教員への道を開いていくことでしょう。
- 学校No.200