京都精華大学 私立大学
人文学部 人文学科
京都で歴史・文学・社会を学ぶ

人文学科には「歴史」「文学」「社会」の3コースを設置し、自らの好きなことや直面している問題を掘り下げ、それらが日本社会の成り立ちや固有の価値観といかに結びついていたのかを発見します。文化の発信地であり日本の歴史や文化を学ぶ上で最適な町である「京都」。その利点を生かした授業を豊富に用意し、世界文化遺産に登録された神社仏閣での調査や、食や住まい、祭事などの習俗を紐解く授業など、伝統と新しさが同居する京都を軸に学びを深めることができます。
「歴史コース」
京都という土地柄を生かし、文献研究に加え、実際に史跡に足を運ぶ現地調査を積極的に行います。古代から近現代まで、すべての時代の日本史のなかから興味のある事柄を選び研究します。時代に名を残す英雄だけでなく、民衆にもスポットライトを当て、当時を生きた人間の姿、生き方を見出し、単に過去を知るのではなく、自分自身の生き方や、今後の社会を考えるうえでの大きなヒントを得られます。
「文学コース」
研究対象は、上代から近代までのあらゆる日本文学。小説や詩歌、戯曲、評論など多様な分野の作品講読や作家研究を行います。作品に登場することも多い京都を舞台に、現地調査を通じて学ぶことが特徴です。各時代に生きる人々の文化や精神を理解しながら作品を読み解き、「人間とは何か」という本質的な問いに迫ります。
「社会コース」
身のまわりにあるすべてが研究対象となり、教育、環境、メディア、ジェンダー、移民、宗教、貧困、戦争など、身近な問題から世界規模の問題まで学びます。社会を多様な側面からとらえる力を身につけるため、社会学の理論や方法を歴史的背景とともに学びます。また、現地におもむき五感を働かせて調査するフィールドワークの手法などを習得することで、数値やデータの分析だけでは気づきにくい問題の本質に迫る力を養います。
●京都に、社会に、世界に飛び出す「長期フィールドワーク」
2年次の後半から約半年間、キャンパスを離れて現地調査を行うプログラムです。1年次から京都の各地を巡り、現地を体験しながらみずからのテーマを設定。自分の興味関心にあわせて、とことん追究できます。
〔研究テーマ例〕
・歴史上の人物の足跡をたどる
関心のある歴史上の人物について、縁のある土地を巡り、軌跡をたどる。現地調査に加え、史料館の文献も深く読み解き、その人物の生き方や考え方を考察する。
・和歌に詠まれた場所を巡る
限られた文字数のことばに、感情を乗せる和歌。作者が込めた思いを、詠まれた場所に足を運ぶことで深く理解し、表現のなかに秘められた真の意味を読み解く。
・自分に影響を与えた出来事を分析
自分自身に深く影響を与えたことについて、その内容を調査。なぜ自分はそう考えるのかを繰り返し掘り下げ、社会の意見と比較しながら、多角的に分析する。
●取得可能な資格
・高等学校教員(国語/地理歴史/公民)、中学校教員(国語/社会)、図書館司書、博物館学芸員
こんな学問が学べます。
- 外国文学
- 日本文学
- 文芸学
- 哲学
- 比較文化学
- 歴史学
- 社会学
- 地域社会
- 住居学
- 教養学
こんな職種が目指せます。
- 中学校教師
- 高校教師
- 学校職員
- 司書
- 総務・業務
- 広報・宣伝
- 企画業務
- 販売促進
- 調査研究員
- アントレプレナー(起業家)
- 学芸員
- ライター
- 新聞記者
- 雑誌記者
- 編集者
- 校正者
人文学科 国際教養学科
長期の現地調査で課題を発見し、語学力と異文化コミュニケーション力をみがく

国際教養学科には、国際文化・国際日本学の2つのコースを設置。さまざまな場所で生きる人や文化に触れて、異なる考え方や自身の文化的背景を認識し、語学力と柔軟な視点を身につけます。
「国際文化コース」
世界中のさまざまな文化や社会課題について、海外や国内での体験を通じて学びます。研究対象は歴史や宗教、経済やビジネス、食文化、芸術文化、ファッションや音楽、映画などのポップカルチャーまで広大です。興味があることを切り口に地域研究や文化比較を行うことで、国際社会の現状や問題について実感を持ちながら深めることができます。また、実践的な語学力へ獲得するためのプログラムも充実しています。グローバルな視野と、異なる文化を理解するための柔軟な思考力を伸ばし、世界の課題に向き合う力、どんな国や地域でも自分らしく生き抜ける力を獲得します。
「国際日本学コース」
伝統と革新が同居し、多様な国や地域から人が集まる京都の特性を生かし、日本の文化について理解を深めます。海外に向けて広く発信する力をつけるために、英語力に加えて日本語力の向上も重視。世界とつながる長期フィールドワークでは、日本と海外、どちらを拠点に選ぶことも可能。また、世界的なマンガ研究施設である「京都国際マンガミュージアム」を所有することも強みです。好きなことを社会に貢献する力に転化し、文化で日本と世界をつなぎます。国家資格である登録日本語教員の免許を取得することもできます。
●長期フィールドワークで京都や世界各地の現場をめぐる
長期フィールドワークは、世界中をフィールドにした2年次の長期調査研究。日本だけでなく、欧米・アジア・アフリカ・オセアニアまで幅広いエリアが対象です。研究テーマは自分で自由に設定し、とことん追求することができます。インターネットや書籍だけではわからない、現地のリアルな課題を調査したり、日本との比較を通して自国の文化や異文化をより深く理解します。
〔研究テーマ例〕
・異文化を体験し理解を深める
関心のある国を訪れ、食事や住居、暮らし方、コミュニケーションの違いなど、異文化を体験。現地でこそ得られる多角的な視点を通して、新たな価値観を手に入れる。
・人気アニメの舞台を調査
作品の聖地を巡り、アニメで描かれた場所と実際の舞台を比較調査する。作品が物語を通じて伝えたいメッセージを分析し、世界的にヒットした要因を考察する。
●語学力の強化
「使える英語力」を磨く授業を豊富に用意しています。英語に加えて、アフリカ人口の増加にともない需要が増えているフランス語力を身につけることも可能。フランス語で海外の事情を学ぶなど、語学と知識を同時に学びます。人とコミュニケーションを取るための語学力を身につけ、異文化理解を深めます。
1年次から英語ともう一つの言語を学びます。海外に留学するフィールドワークプログラムに向けて、訪問予定の地域について学修する科目も設定。現地で使える語学力を着実に磨いていきます。英語は留学後も継続して学び、卒業時までにCEFR B2レベルをめざします。
●取得可能な資格
・高等学校教員(英語)
・中学校教員(英語)
・日本語教員
・図書館司書
・学芸員
こんな学問が学べます。
- 文化人類学
- 比較文化学
- 歴史学
- 地理学
- 社会学
- 地域社会
- コミュニケーション学
- 観光学
- 語学(外国語)
- 語学(日本語)
- 国際関係学
- 国際文化学
- 住居学
- 教養学
こんな職種が目指せます。
- 中学校教師
- 高校教師
- 児童英語教師
- 学校職員
- 司書
- 広報・宣伝
- 調査研究員
- アントレプレナー(起業家)
- 語学教師
- 日本語教師
- 通訳
- 通訳ガイド
- 翻訳家(ほんやくか)
- 国連職員
- 大使館スタッフ
- 留学カウンセラー
- 国際会議コーディネーター
- 外資系スタッフ
- 国際ボランティア
- 貿易事務
- ツアープランナー
- トラベルコーディネーター
- 海外現地ガイド
- トラベルライター
- 学芸員
- 新聞記者
- 雑誌記者
- 編集者
- 学校No.1881