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サイバー空間における異文化コミュニケーションに欠かせない視点とは?

■学問⼤分類︓国際・国際関係
■学問⼩分類︓国際文化学
■提供︓北星学園大学 文学部 英文学科

サイバー空間の影響が現実に及ぶことでの弊害

インターネットが普及したこの30年の間に、オンラインでコミュニケーションする機会が増えました。しかしテキストだけのメールは冷たい印象を与えがちであるなど、以前よりオンラインならではのコミュニケーションの課題が指摘されています。現実に匿名性の高いサイバー空間ではバッシングが起こりやすく、それにより個人が傷ついて現実世界で支障をきたすケースも珍しくありません。サイバー空間は相手の顔が見えないため、表情や声音など非言語的なヒントがつかめず、コミュニケーションを妨げることも多いです。これからはメタバースと呼ばれる仮想空間と、現実世界の双方で暮らすことが当たり前になると予測されます。メタバース社会の課題である見えない相手に対して働くネガティブな心理行動により、現実世界に弊害が生じるリスクが高まるのは現代の課題です。

グローバル社会のオンラインコミュニケーションに必要な視点

私がサイバー心理学に興味を持つきっかけになったのは、かつて人気あったmixiと呼ばれるソーシャルメディアです。海外の利用者はプロフィールに自分の画像を掲載しているのに、日本人の多くがアイコンやイラストを使用していました。この違いは何かを研究する過程で、サイバー心理学に比較文化学の視点が大切だとわかったのです。SNSでの行動やインターネット上のプライバシーへの関心、人間関係の築き方が日本人と欧米人では全く違います。例えば欧米人は新たな友人を作りやすく、より良い関係を求めようとする傾向が強く、これは知らない相手でも信頼するとの気質によるものです。そのためSNSでも積極的に、氏名や写真などのプライバシーを公開します。しかし日本人は自分の知らない人には、プライベートを知られたくないと考える人が多いです。そうした顕在的行動に潜んでいる心理的傾向の裏側について、社会生態学的にアプローチしています。

オンラインでも現実でも変わらないコミュニケーションを目指して

オンラインミーティングが当たり前に行われるなど個人と社会、ビジネスの形は大きく変化しました。個人と世界が近くなり、異文化コミュニケーションを図る機会は今後も増えるでしょう。しかしSNSを筆頭とするオンラインコミュニケーションにおいて、文化の違いに由来する心理行動の違いを理解しておかなければ、信頼関係を築くのに時間がかかります。人間は相手が誰なのかを知るだけで行動が変わるので、オンラインミーティングであっても顔が見えた方がコミュニケーションしやすいです。コンピュータやインターネットを介したコミュニケーションであっても、カメラの先には人間がいます。そうした意識を持つことでサイバー空間でも現実空間とほぼ変わらない心理状態になったり、良い影響を与える可能性を秘めています。サイバー心理学を用いて、オンラインでも現実でも変わらない良好な人間関係を築くコミュニケーションの実現に寄与していきたいです。

北海道内の社会的問題を解決し、地方創生につながるビジネスプランを提案する

■学問⼤分類︓経済・経営・商学
■学問⼩分類︓経営学
■提供︓北星学園大学×北海道

北海道で見られる少子高齢化に起因する様々な社会的問題

私の研究テーマは「北海道の価値創造」です。北海道には地方の人口減少や廃校の増加、農業の後継者不足など少子高齢に起因する様々な社会的問題があります。今までの私のゼミの学生が全員北海道民であり、地元の社会的問題を解決することは地域貢献につながります。学生たちは北海道の地域活性化や地方創生につながるビジネスプランを考えるのですが、提案するからには地元に還元できる内容であることが大切です。そのため北海道食材の活用や少子高齢化対策、情報技術を活用したITを身近なものとする製品・サービスの開発など、道内の社会的問題の解決を対象とする、ビジネスプランを提案することを目標にゼミ活動として取り組んでいます。

経営学における最新の研究と共に他の業種や業界の事例を読む理由

道内の社会的問題を解決するとの課題に取り組む過程で、経営学における最新の研究の知見を勉強するのは、ビジネスを提案するロジックの合理性を裏付けるためです。それと同時に他の業種や業界の事例も読むのは、幅広い企業の成功や失敗の事例をビジネス提案に活用するためです。様々な事例を読んでディスカッションする中で、新しい発想がたくさん生まれます。過去には農業の後継者不足を解決するために、企業合同説明会のように農家と新規就農者のマッチングフェアを開催するビジネスプランを提案した学生がいました。またスマホを活用して自分の買い物の履歴をアプリに残し、余分なものを買わずに食品ロスを軽減するプランを提案した者もいます。0から1にするのではなく、人が集って組織になるなど本質的に変わらない経営学と技術革新やIT化などを組み合わせることで、イノベーションを起こせるようなビジネスプラン作りを進めています。

自分のビジネスプランを全国に発信することを目指す

本学では毎年、経営情報学科主催のビジネスモデルコンテストを開催しており、ゼミ生は北海道内の社会的問題解決との課題をテーマにしたビジネスプランを立案し応募しています。ビジネスモデルコンテストに参加すると、道内企業の社員やベンチャー企業の経営者など学外の審査員の審査を受けることが可能です。その際にいただいたコメントをもとにブラッシュアップしてキャンパスベンチャーグランプリに応募し、全国に発信することにも挑戦しています。こうした経験を通して、率先して何事も我が事として捉える意識と多角的な視点を持つことは、社会に出た時にきっと役立つはずです。1人の力が周囲を変え、それが組織、社会へと広がれば地域も国もより良くなることでしょう。同じものを見てもどう感じるかは人それぞれ違います。まず自分のストーリーとして考え、社会や地域に役立つビジネスプランを提案し、北海道の新たな価値創生につながることを期待しています。

  • 学校No.1649
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