高校時代から公務員に関心がありました。私には様々なことに挑戦したいという思いがあり、一つの職場や仕事に縛られたくないと考えていました。公務員なら部署異動が多く、幅広い分野にチャレンジできると思い、憧れるようになりました。
公務員試験に合格するには、独学では難しいと考え、公務員試験対策講座を受講し、3年生の1年間をかけてしっかりと学びました。
ちなみに公務員を目指すと決めた後は、どの大学が公務員試験に有利かを調べました。大阪商業大学には、公務員の仕事につながる学びができる「公共学部」があり、資格講座も充実していたため、入学を決めました。

私が受験したのは、公務員試験の中でも大阪府の採用試験です。4年生の4月に一次試験、5月に二次試験、6月に最終試験があり、7月上旬には合格通知が届きました。受講期間中は大変でしたが、面接対策などはオンラインでも受講できたこともあり、アルバイトとの両立もできました。試験が終わった後の夏以降は、充実した学生生活を過ごせたので、頑張って良かったと思います。

公務員試験は科目数が多いため、どこから手をつけるべきか迷うことがあると思います。ですが、この講座では、試験範囲をしっかり網羅しつつ、重要なポイントを教えてもらえたので、効率的に学習できました。
講師の先生方は、大学の教授ではなく、公務員試験対策の専門講師でした。そのため、試験に直結する知識を教えてもらえたのが心強かったですね。法律や経済、教養科目など、それぞれの分野の専門の先生が担当してくださったので、とても分かりやすかったです。
特に民法や行政法は、実際に公務員として働く際に必要になる知識です。入職後も、講座で使ったテキストを見返すことがあると思います。

3年生になった時、友人から「宅地建物取引士の資格取得に挑戦する」と聞いて、私も関心を持ちました。その友人をはじめ、同じ目標を持つ仲間となら頑張れると思い、本学の「宅地建物取引士講座」を受講したんですが、受験者の合格率が非常に高いことも惹かれた理由です。2023年度は、合格率が69.2％。全国平均が17.2％なので、大きな違いです。私も友人も初回受験で合格しました。私自身は50点満点の宅建試験で、なんと49点を記録。この講座のコンセプト「最後まで続ければ必ず合格できる力が身に付く」をしっかり証明しました。

私が思う大きな特長は、前回授業の振り返りとして小テストが実施されることです。毎回なのでプレッシャーもありましたが、得点が高いと気分が良く、ますます頑張ろうと思えました。
10点満点のうち8点を獲得した学生は名前を書いたプリントを教室に掲示される制度も、常に向上心を持って取り組む事が出来たので良かったです。学んだことがしっかり身についている感覚も嬉しくて、受講中は毎回楽しく過ごせました。

専門用語ばかりの難しい文章を身近なエピソードに例えてくださるなど、とてもわかりやすかったです。例えば民法における代理権については、母親と子どもに置き換えて解説してくれるとか。頭にイメージが浮かびやすく、すんなり理解できました。
余談ですが、印象に残っている先生の言葉があります。それは「資格を取ることはゴールではなく、手段に過ぎない。それをどう活かすかが重要だ」という言葉です。資格取得の支援だけではなく、自分の将来についてしっかり考えるヒントになり、新たな資格取得への原動力となりました。