立命館大学 私立大学
法学部
現代社会に生きる法と政治を学ぶ

法学部には法曹を目指す学部というイメージがあると思います。確かに、裁判官、検察官、弁護士といった司法の領域では、法学部で学んだ人たちが活躍しています。しかし、それらは法学部生の進路の一つに過ぎません。社会の基盤を支える公務員をはじめ、企業、民間団体の職場など社会のさまざまな場面で法の知識を持った人が、その能力を発揮しています。グローバリゼーションの中、公正な自由競争社会の実現のためにも法の遵守が必要で、日常的なビジネス取引の場面でもコンプライアンスの徹底が求められています。緻密な思考、論証・証拠に基づいた議論ができる法の専門家は、従来から社会の根幹を成すさまざまな分野で必要とされてきましたが、近年では、ビジネスの現場でも、法の知識を持った人材がより強く求められるようになっています。
法学部は、設立以来、歴史と伝統を積み重ねる中で常に社会・市民との接点を意識し、法の知識を学ぶとともに、バランス感覚を磨き、弱者の立場で社会正義を追求する姿勢も大切に守ってきました。このような伝統を継承しながら、常に社会と向き合い、時代にふさわしい法と政治を追求して、生きた知識を学んでください。
こんな学問が学べます。
- 法学
- 政治学
産業社会学部
複雑多様化する現代社会の諸問題を解明し、その解決を目指す

産業社会学部の創設は1965年、社会学系では国内有数の歴史と規模を誇る学部です。現代社会は、環境問題、貧困や格差、少子高齢化、雇用問題、都市・農村格差、メディア環境と文化変容、エスニシティー、ジェンダー、福祉・教育、国際紛争などさまざまな課題を抱えています。産業社会学部は、社会学を中心にして経済学、政治学などさまざまな社会科学と関連させながら、こうした社会問題を主体的に乗り越え、解決していくことができる人間の育成を目標にしています。
産業社会学部は、社会の担い手の育成に向け、学生が主体的に学ぶことを重視しています。そのため入学当初からアクティブ・ラーニングを推進し推奨しています。主体的で能動的な学びを授業の中で、そして授業外のさまざまな場面でも学生が実践できるよう支援します。
産業社会学部では、「現代社会専攻」「メディア社会専攻」「スポーツ社会専攻」「子ども社会専攻」「人間福祉専攻」という5つの専攻をおき、それぞれに独自のカリキュラムを展開しています。学生の多様な問題関心に応じて、専攻の壁を越えて学ぶことも可能です(クロスオーバー・ラーニング)。
産業社会学部の学生は、フィールドワークを通じて地域社会の人々や組織とつながり、日々経験を重ねます。さらに地域はもとより日本、世界へと視野を広げる中で、現代社会が抱える諸問題を捉え、自らの研究テーマを見出し、卒業研究で掘り下げていきます。見えないものを見つめ、自ら考え、自ら行動する力を身につけることができる、それが産業社会学部の魅力です。
こんな学問が学べます。
- 社会学
- 地域社会
- コミュニケーション学
- 観光学
- マスコミ学
- メディア学
- 人間科学
- 心理学
- 福祉学
- 社会福祉
- スポーツ学
- 教員養成
- 児童学
国際関係学部
多文化が融合する環境で成長し、グローバルな視野で国際社会の諸問題に挑む

国際関係学部は、1988年に設立されて以来、国際協力、外交、グローバルビジネス、地域コミュニティなど国内外で活躍する8,000名以上の卒業生を輩出してきた西日本でもっとも伝統ある国際系学部です。この間、冷戦の終結、世界的な経済危機、IT 革命や環境などに関する諸問題、テロリズムに代表される新しい脅威の台頭、COVI D-19をはじめとした新たな感染症への対応など、国際社会はめまぐるしい変化に直面し、国際関係学部もそれらの変化に対応すべく、さまざまな進化を遂げてきました。国際関係学部では、国際社会で起こる戦争や貧困問題、民族間対立などを、政治や経済の分野に留まらず、社会学、文化人類学、歴史学などの観点から多角的に捉えようとする学びを推進しています。この複眼的な視点は国際関係学部特有の学術的アプローチです。国際社会で起こる出来事はさまざまな要因が複雑に絡み合って構成されており、このような社会に貢献するためには、物事の表面だけではなく背後に潜む社会のひずみや、一見無関係に思われる別の物事との関連性を浮き彫りにするなど、物事をより客観的かつ本質的に深く理解する力が必要となります。
学問分野を越えて物事を考察し、文化・宗教、既存の価値観(常識)を越えて、自分の価値観を再構築する。国際関係学部での学びは、さまざまな局面を自分の力で打開し国内外で活躍したいと望む人が更に成長するための、重要な一歩につながります。
こんな学問が学べます。
- 文化人類学
- 比較文化学
- 語学(外国語)
- 国際関係学
- 国際文化学
- 国際貿易学
文学部
幅広い領域の学問を融合して、現代社会にふさわしい人文学を創り上げる

文学部(College of Letters)は、文字(letters)によって表現される人間の精神や人間が生み出した文化を「文(もん)ずる」(研究する)学部です。哲学・文学・歴史学・地理学・言語学・芸術学など幅広い専門領域から構成される「人文学」(Humanities)の重要性は日に日に増しています。なぜなら、人文学は人間の生き方を考えるための基盤となる学問だからです。複雑で変化の激しい現代社会を生きるためには、一人ひとりが「善悪」や「人間にとって価値あるもの」についてしっかりと考えなければなりません。数千年にわたる人智の積み重ねによって構築されてきた指針を、現代社会の問題解決に向けていかに活用するか。研究に関連した分野を広範囲に学び、融合しながら、新しい学問を創り上げることが課題となります。
立命館大学文学部では、関連しあう複数の専攻を束ねた「学域」を設定し、学問の境界を越えて学べる仕組みをいち早く整えることで、時代が求める人文学に対応してきました。
さらに、幅広い人文学の専門的素養を活かして堅固なグローバル感覚を養い、国境を越えて世界に学んでいく「地球市民」の育成に力を入れています。地球市民とは、単に外国語の運用能力が高いだけでなく、さまざまな歴史や文化など、それぞれ異なったバックグラウンドをもつ人や地域、国を理解し、尊重できる人のことです。その実現に向け、マレーシア・シンガポールなどでの短期研修プログラムも開設しています。
立命館大学には、全国・世界から個性豊かな学生が集まっています。また、教員と学生が近い距離で学べる少人数教育システムも特長です。グローバルな視点と専門的素養や教養を修得しながら、「人間と文化」について学ぶのにふさわしい京都で、人文学を探究してください。
こんな学問が学べます。
- 外国文学
- 日本文学
- 文芸学
- 哲学
- 文化人類学
- 比較文化学
- 図書館情報学
- 歴史学
- 考古学
- 地理学
- コミュニケーション学
- 観光学
- 語学(外国語)
- 語学(日本語)
- 言語学
デザイン・アート学部
歴史・文化都市「京都」において美的感性という基盤のうえで、デザインの知とアートの知を高度に統合

立命館大学は、2026年4月にデザイン・アート学部(仮称)を設置構想中です。
デザイン・アート学部(仮称)では、未来志向の新たなデザイン学の追求とアートの技術・感性を基盤に⾃然科学と⼈⽂・社会科学領域を横断した教育・研究の展開を行います。
美的感性という基盤のうえで、デザイン教育と造形教育を⾼度に統合することによって、「問題解決⼒」「問い直し⼒」「共創⼒」「問題発⾒⼒」「創造的思考⼒」を総合的に⾝につけた、クリエイティブで柔軟な思考を持つ人材の育成を目指します。
本学部は、カリキュラムレベルでアクティブラーニングを実現します。⾃⾝の関⼼や志向性に基づき、「意味デザイン」「社会デザイン」「環境デザイン」「情報デザイン」の4領野に関する「知識」や「技能」を学びつつ、プロジェクト型あるいは課題探究型の協働学習を通じて相互補完や役割分担を経験することにより、⽂理融合、分野横断となる学修を実体化させます。さらに多様な社会での学びの場を⾼次元に構築するために、大学キャンパスを超え、京都、日本国内外の社会と連携し、共同、共創の場となるプロジェクトを展開します。
こんな学問が学べます。
- デザイン工学
- 建築学・意匠
- 情報学
- デザイン
- 美術
経営学部
ビジネスを発見し、ビジネスを創造する経営学

立命館大学経営学部は、1962年に創設、1996年には、「ビジネスを発見し、ビジネスを創造する経営学」という学部理念を確立し、ビジネスの視点から社会的課題を発見し、創造的な問題解決を目指す経営学の研究と教育を進めてきました。その特徴は、社会生活で実際に役立つ「実学」を提供していることです。特に今日は、貧困や労働にかかわる問題、SDGs(持続可能な開発目標)の観点からの社会的課題の解決や、ソーシャルビジネスも重視しています。
2006年に国際経営学科を開設してからは、将来的なグローバル人材(グローバルキャリア)としての活躍を目指し、異文化・多文化の理解や国内外の学生が日本と海外で学びあう教育の国際化、学部独自の留学プログラムや英語開講専門科目の提供によって「英語で国際的な経営を学ぶ」機会を提供しています。2015年には、外国語やインテンシブプログラムを充実させるとともに、小集団教育を中心に据えて大阪いばらきキャンパス(OIC)に移転しました。
2022年には、キャンパス移転後の学内外の変化をふまえてカリキュラムを刷新しました。徹底した小集団教育を通じて、主体的にグローバルな企業社会の問題発見・解決能力を磨くカリキュラムへと精緻化し、卒業論文やビジネスレポートを集大成とする学びの体系を明確にしました。さらに国際経営学科では、1回生から段階的に英語で国際経営を理解する仕組みを構築しました。
経営学部では、大学の教学理念「平和と民主主義」と経営学部の教学理念のもとで、高い教養と経営学の専門知識をもち、社会・経済の変化に対応して自ら考え、実践することにより未来を切り拓くチャレンジ精神に満ち、高い倫理観とグローバルな視野で異文化を相互に理解し尊重する人材の育成を目指しています。
こんな学問が学べます。
- 経営学
政策科学部
2 1世紀を生きる新しい学問それが政策科学

政策科学部は1994年に設立されました。現在国内の政策系学部・学科・専攻は80以上ありますが、「政策科学部」と称するのは立命館大学のみです。なぜ政策科学という名にこだわるのか?それは、政策科学という新しい学問を探究していくからです。人文・社会・自然科学を問わず、学問の世界では細分化が進んでいますが、これでは21世紀の日本や国際社会が直面する複雑な問題には対処できません。既存の学問の壁を乗り越えた視点から、問題を発見し、現状を分析し、政策を提言する力が必要になります。そのためには、複眼的で多角的な視野が求められます。
政策科学部では、こうした視野で学術的な調査、分析、提言のできる人材の育成を目指しています。このような視野の獲得には、国内外のさまざまな課題に直面し、課題の解決に取り
組んでいる人々と知識や知恵を共有し、問題の原因・背景を深く掘り下げることで、有効な解決策を導き出す実践的な学びが不可欠です。
21世紀に入り、さまざまな分野と次元でグローバル化が進んでいます。政策科学部にはカリキュラムが全て英語で行なわれるCommunity and Regional Policy Studies(CRPS)
専攻が用意されており、さまざまな国や地域の学生が集まったCRPS 専攻開講科目を履修することができます。また、英語以外のヨーロッパ言語とアジア言語の計10語種から選
択して学ぶことができます(LGA / Languages for GlobalActions 科目)。社会的に解決しなければならない課題は、国内外の至るところにあります。政策科学という学問的営み、政策科学の視野は、国境を越えて広がります。
こんな学問が学べます。
- 法学
- 政治学
- 経済学
- 経営学
- 環境学
- 総合政策学
総合心理学部
「人間」そのものを深く知り、社会のさまざまな課題を解決する力を身につける

一般に「心理学」というと、個人の悩みを対象としたカウンセリングや性格分析などが主にイメージされます。しかし、それはごく一面にすぎません。心理学は、個人はもとより家庭、学校、一般企業、地域、国際社会など、さまざまな場で発生する「人間」そのものに起因した課題について、総合的かつ現実的にアプローチする学問です。
近年、グローバル化の進展やソーシャルネットワークサービス(SNS)等の普及とともに、社会と個人とのつながり方が大きく変化してきました。それに伴い、現代の複雑な課題を発見・解決するために、人間についての科学的・実践的知見を有した人材がますます必要となってきています。
総合心理学部では、基礎心理や応用心理などの心理学の諸分野を総合的に学べるようにするため、ユニット制による自由度の高い履修体系としています。学生は履修モデルに沿って自分の進路を考えながら、人間の心と行動、成長による心の発達の様相、そして心と社会・文化との関係についての専門的知見の形成と、臨床や産業の現場で発揮できる実際的応用力の修得を目指します。
卒業後の進路は、心理専門職をはじめ、行政や企業、そしてグローバル化する現代社会に貢献できるさまざまな職種を想定しています。
こんな学問が学べます。
- 人間科学
- 心理学
グローバル教養学部
英語を話すその先へ、リベラル・アーツを身につけてグローバルに活躍する。

皆さんは、GLA(グローバル教養学部:College of Global Liberal Arts)と聞いて、どんな学部を想像するでしょうか。本学部の最大の特長は、名門オーストラリア国立大学とのデュアル・ディグリー・プログラムにあります。
オーストラリアでの1年間の留学では、世界中から集う優秀な学生と共に、アジア太平洋の国際関係学を専門的に学びます。今日の国際政治と世界経済を分析するための一流の知識、留学で得られるリアルな異文化体験、そしてそこで育む世界につながる豊かな人脈は、そのまま卒業後のキャリア形成に大きなアドバンテージを与えるでしょう。
それだけではありません。GLA の魅力と強みは、日本で学ぶ3年間にこそあります。皆さんはここで、文理にまたがる幅広い知識を実際の社会の発展に役立てていく具体的な方法論 =リベラル・アーツを、ディスカッション・ベースの実践的な少人数教育で徹底的に鍛えていきます。リベラル・アーツとはもとより、既存の社会構造や古い考えから人々を「解放 Liberate」し、より良い社会と未来を創造する知の「技法 Arts」のことなのです。
世界は今、そうしたリベラル・アーツを身につけ、グローバルに活躍する社会のリーダーを求めています。
英語を話すその先へ、GLA は、皆さんのグローバル・キャリアを全力で応援します。
こんな学問が学べます。
- 国際関係学
- 国際文化学
- 教養学
映像学部
あらゆる分野をつなぎ、社会に貢献する「映像」

「映像」という言葉に、みなさんは何を思い浮かべますか。
ワクワクするような冒険が繰り広げられる映画やCG アニメーション、手に汗握るアクションゲームが身近な映像であると考える人もいるかもしれません。映像学部では、それだけではなく、映像を用いた社会課題の解決とその基盤となる多様な文化的価値の創造を目指しています。
映像関連のテクノロジーはめまぐるしく発展し、生活文化も著しく変化させています。いつもポケットやカバンに入っているスマートフォン、勉強や仕事で使うパソコン、街中や電車の中に設置されたモニター広告。もはや、わたしたちの生活は映像で溢れかえっています。
こうした背景をふまえ、映像学部では、「映画芸術」「ゲーム・エンターテインメント」「クリエイティブ・テクノロジー」「映像マネジメント」「社会映像」といった5つの学びのゾーンを軸に、多様な映像分野を開拓し、映像を通じて広く人類と社会に貢献していく人間を育成していきます。
なお、映像学部・映像研究科は、2024年4月、大阪いばらきキャンパスに移転しました。これにより、大阪・京都を軸とした関西圏の映像文化の発展に貢献するとともに、映像制
作・研究を通じて、社会の変化を先取りする、創造性豊かなクリエイター、イノベイターを育成します。
こんな学問が学べます。
- メディア学
- 映像
情報理工学部
目指すのは、新たな未来の創造。「情報」の力で社会をより便利に、より楽しく、より安全に

情報理工学部は、情報通信技術(ICT)にかかわる広範な領域を網羅する情報系学部として、2004年4月にびわこ・くさつキャンパス(BKC)に設置され、最先端のICTを学べる学部として国内外から注目を集めています。また、2017年4月より1学科7コース体制に改組し、入学後の1回生秋学期に希望コースを選択する制度も導入しました※1。
すべての授業を英語で学ぶISSE(Information Systems Science and Engineering )コースも開設しており、世界で活躍できる国際性を備えた次代を担う技術者・研究者を育てています。
そして、2024年4月より大阪いばらきキャンパス(OIC)へ移転し、各コースにおける高い専門性を軸として幅広い情報技術分野における知識の修得を目指した「ユニット」を導入しました※ 2。有益な知見をデータから引き出すデータサイエンス、コンピュータが自ら判断を行うAI、ビジネスや組織の活動・内容・仕組みをデジタル技術により再構築するDX、様々な機器をインターネットに接続するためのIoT 等、新たな未来社会に必要不可欠な知識を習得し、様々な専門分野に挑戦することで、世界にインパクトを与える研究に取り組みます。
※1 ISSEコースのみ入学時にコースを決定します。 ※2 ISSEコースでは2028年度よりユニットを導入予定です。
こんな学問が学べます。
- 情報学
- 通信工学
- 情報工学
- システム・制御工学
経済学部
「多様性理解力」と「経済的センス」を磨き、国際社会で活躍できる力を培う

世の中には経済学や現実経済に関する多くの書物が出回っています。標準的なテキストから、行動経済学など現在進行中の研究を紹介した啓蒙書、米中貿易戦争など現実の経済活動についての解説書までさまざまあります。つまり、単に経済学や現実経済についての知識を得るだけなら、これらの書物を読めば済み、わざわざ大学に行く必要はありません。では、経済学を大学で学ぶ意義はどこにあるのでしょうか? 一つ目は、先生や友達など他者との対話を通して、身近な問題に対しても議論を深めることで、さまざまな局面で妥当な判断を下す能力が身につきます。二つ目は、論文やレポート作成を通して、ある社会問題を分析する際、集めたデータをどのように処理し、どの理論を適用し、どのように考察したらよいか、という一連のノウハウが身につきます。三つ目は、異なる考え方に多く触れること
で、さまざまな活動で気づいた疑問から「問いを立てる能力」を培うことができます。
上記の能力を養うために、経済学部では次のメニューを用意しています。(1)4年間の小集団教育(基礎演習、実践経済演習、演習、卒業研究)を通して、他者との学びあいを促進します。その集大成として独自のテーマによるゼミナール大会発表や卒業論文作成を行います。(2)自らの興味関心に合わせて受講できるユニット制を通して、皆さんが自発的に学修に打ち込める環境を提供しています。(3)異文化に触れ、複眼的な視野を培う留学プログラムを提供しています。これに外国語で開講される科目を加えた履修プログラム(G-ALPs)も用意しています。(4)キャリアを意識した公務・行政プログラム、財務・会計プログラムを提供しています。(5)学業で培った力を就職活動に活かすためのキャリア支援(メントレ)を多くの卒業生の協力を得て行っています。
経済学部での学びを通して、皆さんも一生涯の友や恩師と出会い、共に学び、充実した学生生活を送られることを願っています。
こんな学問が学べます。
- 経済学
スポーツ健康科学科
「ヒト・ひと・人」を科学し、健康と幸福、世界平和に貢献する

スポーツ健康科学部では「ひと」が健康的で豊かに暮らすことを実現するため、生物学的な「ヒト」の最小単位である細胞や遺伝子から、臓器、人体、さらに「人」の集合体である集団まで、社会の幅広い課題について、多様な学問分野を連携させ、科学的に解決策を導き出していきます。例えば、世界規模の課題である肥満、生活習慣病といった健康の諸問題に対し、運動・身体活動効果のメカニズムを学んだ上で、地域の方々を対象にした運動教室を開催して健康を保つためのプランを提案するなど、実践的な研究を通して社会貢献を行っています。また、地域単位での運動やスポーツ習慣の定着・継続といった喫緊の課題に対する取り組みとして、教育学やマネジメント分野の知見を活かし、さまざまな組織・チームを専門的な観点から教育、マネジメントするといった実務的な視点からの学びを実践しています。さらに、スポーツ競技力の向上のために不可欠な、最先端の科学的手法の確立やサポートについての学びなど、「スポーツ」や「健康」を総合的に学修することが可能です。
これらの学びにより、人々の健康、幸福な社会、平和な世界を創造することを目指し、その実現のために“CREA”というビジョンを掲げ、これを実現できる学生を育成したいと考えています。“CREA”とは、「産む、創造する、引き起こす」などの意味をもったラテン語“creare(クレアーレ)”を語源にもつ現代イタリア語で「創造」を意味し、それぞれの頭⽂字には、「Collaboration(異分野を紡ぐ)」「Resiliency(主体的に挑む)」「Edge(智を極む)」「Attraction(ひとと組織が輝く)」という想いが込められています。
こんな学問が学べます。
- 保健衛生学
- 体育学
- スポーツ学
- 教員養成
食マネジメント学部
食を多面的に捉え、広く深く理解する。

人間社会に広く深く結びついている食。食マネジメント学部では、食を「フードマネジメント」、「フードカルチャー」、「フードテクノロジー」の3つの観点から多面的に捉えます。3つの観点全てを総合的に学ぶことで、食への広く深い理解を促します。
フードマネジメント:グローバル化する食の供給・消費のしくみや地域の役割、経営技法を
学びます。社会に最適な政策や食に関わる組織のあり方を考えます。
フードカルチャー:文化的・地理的・歴史的な視点から食を学びます。食の多様性と奥深さを知り、食と人の織り成す文化を理解します。
フードテクノロジー:人の認知の側面と、栄養学や調理科学の側面から食にアプローチ。人が安全においしく食べるとはどういうことかを科学的に理解します。
例えば、コーヒーを提供するカフェを経営するには…
● うまみ成分、香り、音や色彩がおいしさに繋がるメカニズムを理解し、幸福感・充実感に結び付くコーヒー作りや店の内装を考える。
● 日本や世界各地のコーヒーの飲み方、歴史など、多様なコーヒー文化を理解し、このカフェでどのような文化や価値を創造するのか考える。
● 以上を踏まえて、出店場所、仕入れ、調度品、豆や機器、焙煎方法、容器、提供価格などを決定する。
このようにコーヒーやカフェへの多面的な知識と理解により、顧客に愛されるカフェを「マネジメント」することが可能になります。
こんな学問が学べます。
- 経済学
- 経営学
- 栄養学
- 食物学
理工学部
確かな基礎と幅広い応用力を身につけて、技術開発の第一線で活躍

めまぐるしいスピードで科学技術が変化・進展を続ける今、最先端の知識・技術を身につけても、短期間で時代遅れとなります。大切なのは、未知の理論や新技術を探求し応用する力であり、それらを自分のものとして修得するために必要な理工系共通の基礎的な学力と、論理的思考力・分析力を身につけていることです。確かな基礎を築いておけば、新しいことも専門分野以外のことも吸収して、研究開発の第一線で長期にわたって活躍できます。理工学
部でこうした基礎および対応力を身につけることは、将来、自らのキャリアを多方面に展開することにつながり、強みとなります。イノベーションは、従来の理論や技術の延長だけではもはや難しく、自身の専門と異なる分野を横断的に眺める機会を持つことこそが、新価値創造に向けての目を養う訓練になります。それができるのも理学から工学まで、ハードウェアからソフトウェアまで幅広く学問分野を持っている理工学部だからこそ。
今後、科学技術の研究・開発を担う人材は、高いレベルの外国語運用能力が必要です。高い次元での外国語によるコミュニケーション能力を身につけるため、専門分野をより意識した学科独自の外国語教育を充実させています。
さらに、学部から大学院までの6年間を見据えた一貫性のあるカリキュラムを展開し、専門領域の学びを基礎から応用へと深める教育を行っています。4回生から所属する研究室では、学部生と大学院生がチームで研究を行い、知識と技術の修得を確かなものにするとともに、技術者・研究者に必要なコミュニケーション能力を磨きます。
こんな学問が学べます。
- 数学
- 物理学
- 化学
- 地学
- 機械工学
- 電気工学
- 電子工学
- 材料工学
- 金属工学
- デザイン工学
- 画像・音響工学
- 応用理学
- 応用化学
- 応用物理学
- 建築学・意匠
- 土木工学
- 環境学
- 環境工学
- 環境情報学
- エネルギー・資源工学
生命科学部
ライフサイエンスの可能性を拡げ、2 1世紀の人類共通の課題に挑む

21世紀は生命科学(ライフサイエンス)の時代といわれ、人の健康と社会に大きな変革をもたらす科学技術として注目されています。2001年に発表されたヒトゲノムの解明を皮切りに、生命科学は急速な発展を遂げ、科学の力で生命の謎や多くの病気の解明に迫ろうとしています。ナノテクノロジー・バイオテクノロジーを基盤にした現在の生命科学は、医療・健康分野にとどまらず、人口増に伴う食糧確保や食の安心・安全の問題や再生可能エネルギーの創成、地球温暖化への対応などのSDGs に関わる課題にも活用されています。環境、エネルギー、食糧、健康が人類共通課題となるなかで、生命科学の果たすべき役割は今後ますます大きくなっていきます。
生命科学は総合科学です。あらゆる科学の領域を含み、研究対象やテーマに応じて、多様な科学の知識を活用します。扱うべき領域は1つの分野には収まらず、物理学、化学、生物学、農学、工学、医科学、薬学、情報科学全体に広がります。立命館大学生命科学部では、総合大学の特色を活かした学問領域を超えた学びが可能で、幅広い視点から生命科学を探究することができます。
生命科学部では、生命科学の基礎となる生体物質の機能の解明と新規な化合物や材料の創製(ナノテクノロジー)を目指す「応用化学科」、バイオテクノロジーで食糧、資源・エネルギー、環境の諸課題に挑む「生物工学科」、生命の設計図であるゲノム情報の取得と解析を通じて生命の仕組みを解き明かし、農業や医療、創薬に貢献する「生命情報学科」、分野・領域を超えたさまざまな手法を用いて医科学・医療の革新を追究する「生命医科学科」の4学科を設置しています。
こんな学問が学べます。
- 生物学
- 生物工学
- 生物資源学
- 生命科学
薬学部
高度化・多様化するフィールドに対応し、目指す進路に合わせて学べる2学科体制を採用

薬の種となる有効な物質の発見から始まり、その物質を薬として育て、さらに必要とする患者さんに供給することで、人類の健康へ貢献する学問が薬学です。薬学は、物質を扱うための化学や、薬が生体に与える影響を考えるための生物学などの基礎学問をベースにした総合的な学問分野です。立命館大学薬学部では、「薬を創る」、「薬の作用を理解する」、「薬を正しく使う」という3つのカテゴリーを将来の進路に合わせて学び、薬学のエキスパートとして社会で活躍できる人材を養成するために、薬学科(6年制)と創薬科学科(4年制)を開設しています。
「薬の作用を理解する」というカテゴリーは、薬学科・創薬科学科ともに共通して学び、薬がなぜ効果を示すか、生物的・化学的視点から理解を深めるとともに、個々の薬の特徴をしっかり修得できる多くの科目が準備されています。薬学科では医療人として「薬を正しく使う」分野・領域を学び、薬の知識だけでなく、医療人としての高い知識と豊かな人間性をそ
なえ、医療現場で必要となる研究マインドを持った薬剤師を育成します。一方、創薬科学科では、人類に貢献できる発見を生み出すために「薬を創る」分野・領域を深く学びます。いずれの学科も高度な専門知識と研究力を有し、企業や研究機関で国際的に活躍できる人材を育成します。
こんな学問が学べます。
- 薬学
- 学校No.1593