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盆栽職人
動物・植物系の仕事

どんな
職種?繊細な技術で自然の風景の美しさを鉢植えで表現する盆栽の生産者
技術と時間をじっくりかけて、自然の風景を木・土・コケ・鉢を使って再現し、その美しさを鑑賞するのが盆栽である。盆栽職人は、針金を用いて枝の伸び方を調節したり、枝や葉を切って葉の付き具合を加減したりするなどの細やかな技術を駆使して盆栽を育てるのが仕事である。通常の植木のように、その植物自体の美しさを引き出すのとは異なる。例えば、斜幹(しゃかん)という形の盆栽は、強い風で斜め方向に幹を伸ばした木の姿を表現している。盆栽職人になるには、盆栽職人を長くやっている人のもとで働き、技術を磨くことが多い。
こんな人に
おすすめ!時間をかけて芸術的に成長させる技術を生み出す発想力と、作品を作り上げる根気強さが重要
枝の伸び方を調整して斜めに成長させるようにするなど、時間をかけて作り上げていく細やかな技術が必要とされるため、成長をコントロールするアイデアと発想力が望まれる。芸術作品としての盆栽を作り上げるための手間や時間を惜しまず、じっくりと向き合う根気強さが求められる。海外での盆栽に人気も高まり、デモンストレーションなどを行うこともあるため、外国語が話せるのが好ましい。
盆栽職人を目指すなら
- 高校
- 大学・短大・専門学校 必要な学び:農学、デザイン、美術など
- 採用試験 就職先:盆栽小売企業、盆栽店、造園、農園など
- 盆栽職人
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Point1
園芸・植物に関する知識が必要となる。たくさんの盆栽を鑑賞することも勉強につながる。
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Point2
活躍している盆栽職人のアシスタントとなり、技術を学んでいくのが一般的である。一般的に5~10年の修業期間を経てから、一人前の盆栽職人として独立する。