帰国子女入試・IB入試

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帰国子女入試・IB入試

一般受験との違いは?
帰国子女入試、IB入試の特徴を紹介!

海外で暮らす人が日本に帰国して大学を受験する場合、一般枠とは別に、帰国子女生が受験できる特別枠の入試があります。この入試制度を設けている大学は多く、平成27年度入試では国公立90大学、私立290大学が導入しています(※)。帰国子女入試を受験できる条件は大学によって異なり、入試の方法も多岐にわたるため、早めの情報収集が大切です。また、近年は国際バカロレア(IB)という世界共通の大学入学資格を取得した人を対象とするIB入試の導入も進んでいます。まずは、これらの入試の基本的な仕組みや特徴を理解していきましょう!

※文部科学省「平成27年度国公私立大学入学者選抜実施状況」

帰国子女入試とは? 国家統一試験の成績

海外経験をそのまま入試に活かせる!
帰国子女入試の基本を知ろう

帰国子女入試とは、指定の条件をクリアした帰国子女生が受験できる入試制度で、大学によって「帰国生入試」「外国学校出身者入試」などとも呼ばれます。受験のための条件は大学によってさまざまで、海外への滞在年数や在籍していた学校の種別、帰国から受験までの期間などが細かく指定されています。帰国子女入試の受験を考えている人は、志望校が設定している条件を満たしているかどうか、募集要項でしっかり確認することが大切です。
また、帰国子女枠を設けている大学の多くが、各国の教育制度に基づく国家統一試験の成績を判断材料としています。スコアが低いと受験資格がなくなったり、書類選考で不利になったりする場合もあるので注意しましょう。

一般受験と帰国子女入試の違い

受験資格・条件の違い

帰国子女入試では、「海外での学校種別」「海外の学校の在籍年数」「日本の高校の在籍の有無」「卒業・帰国から受験までの期間」などについて細かく指定があります。また、「繰り上げ卒業・飛び級」、「保護者の帰国などによる単身残留・単身留学」、「帰国生入試の再受験」の場合の受験の可否なども設定されています。これらの条件は大学によって異なるため、必ずあらかじめ確認しておきましょう。もし志望大学の条件に合わない場合は、AO入試や自己推薦入試、私立の場合は英語中心の一般入試の受験を検討しても良いでしょう。

受験時期の違い

帰国子女入試は、通年どこかの大学が出願を受け付けており、一般受験ほど時期が集中することはありません。大半は、9月ごろから3月ごろにかけて翌年の4月入学のための入試が行われます。私立大学のほうが比較的早めに始まり11月ごろには入試を終えるところが多く、国公立大学では11月ごろから3月ごろまで入試が行われます。特に私立・国公立を併願する人は、入試が長期にわたることを想定しておきましょう。また、秋入学に合わせて入試を行っている大学もあります。

選抜方法の違い

帰国子女入試には、大きく分けると「①国家統一試験など海外での成績を重視する場合」、「②入試の成績を重視する場合」、「③その両方で判断する場合」の3タイプがあります。書類選考のみで合否が決まるケースなどが①のタイプ。②の場合は筆記試験や面接などの入試結果に重きが置かれ、統一試験の成績は参考程度にされるか、提出自体が不要です。そして、統一試験の成績をもとに書類選考を行い、合格者だけが筆記試験や面接に進む場合などが③のタイプです。筆記試験の科目は大学・学部学科によって異なりますが、1~3科目程度のところが多く、小論文を課す大学もあります。

「国家統一試験」とは?

帰国子女入試では、国家統一試験の成績証明書の提出が求められる場合があります。この国家統一試験とは、何を指すのでしょうか? 海外の教育制度では、多くの場合、高校を卒業したからといって大学入学資格を取得できるわけではなく、各国が定める基準を満たさなければなりません。その基準をはかるための試験が国家統一試験です。アメリカではSAT、 TOEFL®、イギリスではGCE、GCSE、ドイツではアビトゥア、フランスではバカロレアなど、国によって試験の名称や基準は異なります。アメリカのSAT、TOEFL®は複数回の受験が可能ですが、他の国は一度しか受験できません。受験できる大学の選択肢を増やし、試験を有利に進めるためにも、海外にいるときにしっかり勉強しておく必要があります。

IB入試(国際バカロレアを活用した大学入試)とは?

世界共通の「国際バカロレア資格」取得者向けの入試
国内でも徐々に導入が進む

国際バカロレア(IB:International Baccalaureate)とは、本部をジュネーブに置く「国際バカロレア機構」という団体が提供している国際的な教育プログラムのことです。グローバルに活躍する人材の育成を目的とし、プログラム修了時の卒業試験に合格した者に「国際バカロレア資格」という国際的に通用する大学入学資格を与えています。この教育プログラムは世界140以上の国・地域の学校で提供されており、日本国内の高校でも35校が認定を受けています(平成27年10月1日現在)(※)。
IB入試は、この国際バカロレア資格を持つ人を対象とした入試制度です。日本では、帰国子女入試やAO入試の出願資格の一つになっている場合や、国際バカロレア資格保持者を対象とした入試を新たに設けて募集を行う場合などがあります。

※文部科学省ホームページ「国際バカロレアの認定校」

国際バカロレア資格のメリットとは?

国際バカロレア資格を有する者は、世界共通の教育プログラムを修了し、国際社会の一員としてグローバルな視野を持った人材であると認定されたことになり、すでに日本を含む多くの国々の大学が入学資格として認めています。グローバル化が進む中、こうした国際バカロレア資格取得者を対象とした入試は今後さらに拡大していくと考えられています。

帰国子女入試、IB入試に関する3つのポイント

Point
1

帰国子女入試の受験資格や時期、選抜方法はさまざま!

Point
2

国家統一試験の成績がどの程度重視されるかは大学によって異なる。

Point
3

「国際バカロレア資格」保持者を対象としたIB入試が、今後増える可能性あり!