Eさん(芸術学部)の志望理由書事例

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Eさん(芸術学部)の志望理由書事例

推薦入試・AO入試の第一関門、
志望理由書の書き方のコツとマナーを知ろう!

(監修者 三井綾子)

【CASE5】芸術系学部・コース Eくんの場合

プロフィール

県立高校 普通科3年
芸術学部 デザイン学科を志望

Eくん

お父さん、お母さん、お姉さんの4人家族。高1の時美術部に入ったが、つまらなかったのと上級生とのけんかが原因で、半年で辞めてしまった。人気アニメのキャラクターを描くのが好きだが、最近、オリジナルのキャラクターを考えてイラストを描き上げた。さっそくSNSのイラスト好きのメンバーに作品を見せたが、批判されて悔しかった。自信を失くしたけれど、イラストを描くことは続けている。お母さんやお姉さんからいつも「根気がない、すぐに怒る」と言われてうんざりしている。

志望理由書 文例

私は子どもの頃から絵を描くことが好きで、中学校の校内美術コンクールにおいてポスター作品で入賞した経験があります。また高校の美術の先生にもイラストをほめて1もらい、もっと描く力を高めたいと思いました。

昨年、若手のアニメーション作家による短編作品コンテストの2受賞作品を見て、とても感動しました。特に子供たちの遊びの風景を描いた○○○○氏の作品が素晴らしく、私も人々に感動をあたえられる作品をつくれるアニメーション作家になりたいと思いました。

貴学のデザイン学科アニメーション専攻を志望する理由は、3充実した実習を通じてアニメーションやコンピューターグラフィックスの制作技術や演出の基礎を固めたいと思います。また、人の意識や感覚にダイレクトに伝える多様なメディアの特徴を学び、4新時代のデジタル表現作品を創作できると思ったからです。5アニメーション作家に必要な知識と技術を身に付けて、今までにない作品を作りたいと思います。

  1. 1ここが良くない!

    いただき(正しい敬語を意識する)

  2. 2ここが良くない!

    見て感じたこと、感じたことに対する「自分らしい意見」が感じられない。また人々に感動を与える作品をつくるためにはどうする必要があるのか示したい。

  3. 3ここが良くない!

    充実した演習とは、具体的に何を示しているのか?

  4. 4ここが良くない!

    「感動を与えられるアニメーション作家になりたい」と「新時代のデジタル表現作品を創作できると思った」がつながらない。手描きのポスターやイラストを描いている人がなぜCG(デジタル系)を学びたいのか。そのきっかけや理由を具体的に示したい。

  5. 5ここが良くない!

    アニメーション作家に必要な知識とは、具体的に何を示しているのか?

Eくんの志望理由書の文章構成

01.自分のこと
  • 子供の頃から絵を描くのが好き。
  • 中学校や高校で自分の作品がほめられた。
  • 素晴らしい短編アニメーション作品にふれて感動した。
02.志望校のこと
★学びの特徴
  • アニメーションや
    コンピューターグラフィックスの制作技術と演出

    多様なメディアの特徴を学べる。
  • 新時代のデジタル表現作品を創作できる。
  • アニメーション作家に必要な知識と技術を習得できる。
03.将来の夢・目標
  • 人々に感動を与える作品を作れるアニメーション作家になりたい。
Eくんの志望理由書のPOINT

もうひと息!

  • アニメーション作家になりたい理由の説明と説得力が弱く、「今努力していること」「調べて考えたこと」が不足しています。
  • 「Eくんらしい」気持ちや考え、やる気があまり伝わってきません。例えば「受賞作品を見て、とても感動した」とありますが、どんな点になぜ感動したのか、ストーリーなのか、表現なのか…を突き詰めてみると、自分らしい表現になるはずです。
  • 志望校の学びの特徴も、パンフレットに書いてあったことを写しただけの印象があります。何を学びたいのかを明確にした上で、自分なりの視点で特徴をつかみましょう。
  • 自分の作品が認めてもらえず悔しい思いをした経験から、悔しくても自信を失ってもイラストを描き続ける…という強い思いを志望理由にした方が説得力がありそうです。