大学入試センター試験

進学の、その先へ。
なりたい「わたし」を一緒に見つける
進路情報ポータルサイト

高校生のための進学ガイド

大学入試センター試験

入試におけるセンター試験利用入試と一般入試は何が違う?
メリット・デメリットを詳しく紹介!

「センター利用」などと呼ばれることの多い「センター試験利用入試」。センター試験の受験科目を利用して複数の大学・短期大学・学部学科を受けられるため、「効率よく受験したい」「合格チャンスを増やしたい」という受験生に人気です。ただし、一般入試より難易度が上がる場合もあるので要注意。センター試験利用入試の特徴やメリット・デメリットを正しく理解し、上手に活用しましょう!

[出典]
大学入試センター「平成27年度大学入学者選抜から大学入試センター試験に新たに参加する大学等について」

私立大学 センター試験利用入試

私立大学のセンター試験利用入試とは

受験生はセンター試験を受験し、各大学のセンター試験利用入試を出願します。それぞれの大学は出願者の試験結果を大学入試センターに問い合わせ、合否が決まる入試方式です。一番のメリットは、センター試験を受けるだけで複数の大学・短期大学・学部学科に出願できること(個別試験がある場合を除きます)。国公立大学の志願者が併願しやすいこともあり、2015年度入試では525大学で行われました(※)。ほとんどの場合は一般入試と併願できるため、負担を押さえながら合格のチャンスを増やすことができます。
※大学入試センター「平成27年度大学入学者選抜から大学入試センター試験に新たに参加する大学について」

一般入試との違いは?
一般入試では大学が独自に試験を行うため、センター試験の受験は必要ありません。しかし、センター試験利用入試はセンター試験の成績で合否が決まり、個別試験は行わないケースがほとんどです(個別試験を課す場合もあります)。また、一般入試の平均受験料は35,000円程度ですが、センター試験利用入試は例えば約15,000円と費用負担が少なくなるのもうれしいところ。ただし受験生が出願しやすく募集定員が少ないことから、同じ学部学科でも一般入試より難易度や倍率が高くなりがちなので注意しましょう。
タイプは「単独型」と「併用型」の2種類!

センター試験利用入試には、センター試験の成績のみで決まる「単独型」と、センター試験と個別試験の両方が課される「併用型」の2種類があります。さらに、科目や配点比率は大学・学部学科によりさまざまです。募集要項をよく読んで、自分にはどちらのタイプが合っているのかを考えてみましょう。

単独型
センター試験を受けて出願するだけで、
自動的に合否が決まる

センター試験の結果のみで合否が決まるタイプで、併用型に比べて導入校の割合は多くなっています。受験科目は1~2科目から5~6科目までさまざま。複数の科目から選べる場合や、解答範囲が限定されている場合(例:「英語」はリスニングを除く、「国語」は漢文を除くなど)などがあるので注意しましょう。さらに配点についても、一部の科目の配点が高い場合、複数の科目のうち高得点の科目を採用する場合などいろいろなパターンがあります。

(例)

2科目 (選択)外国語、国語、地理・歴史、公民から2科目
4科目 (必須)外国語、国語、地理・歴史
(選択)公民、数学、理科から1科目
併用型
センター試験+大学独自の試験も実施
「センタープラス」もこのタイプ

センター試験の成績と大学独自の個別試験の両方で評価するタイプ。合計点で判断することもあれば、点数の高い方が採用されるケースもあります。個別試験は、一般入試3教科型との同時出願となる場合や、小論文、適性検査などが行われる場合があり、学部学科によって異なります。また、大学によってはこの併用型を「センタープラス」と呼んでいます。

(例) センター試験 個別試験
A大学 (選択)公民、数学、理科から2科目 全科目から高得点の2科目を採用
B大学 3科目(英語、国語、地理歴史) 小論文
出願時期はセンター試験の「前」の場合と「後」の場合がある!

センター試験の出願期間は9月下旬から10月上旬です。出願の際に受験科目を登録しなければならないので、志望校が課す科目を事前に確認しておきましょう。センター試験利用入試の出願はセンター試験後が多いですが、試験前に期限が設けられている場合もあります。センター前出願の場合は、結果が思わしくなかった場合に備えて、一般入試の受験計画も立てておいたほうがいいでしょう。また一部では、一般入試後に出願できる大学や複数回受けられる大学もあるため、再チャレンジに利用するのも一つの手です。

センター試験利用入試のメリットとデメリット

メリット
  • センター試験の成績だけで複数の大学・学部学科を受験できる(※個別試験を課す併用型の大学もある)
  • 一般入試と併願できる
  • 一般入試と比べて受験料金が安く、またセンター試験は地元で受験できるため、お金と時間を効率的に使える
デメリット
  • 募集人員が少ないため高倍率になり、合格ラインが上がる場合が多い
  • センター試験前出願の場合もあるため、早めに志望校を決める必要がある
  • 大学によっては、5~6科目が指定される場合もある

私立大学センター試験利用入試の受験計画と注意点

センター試験の試験問題は、ほとんどが高校1・2年次で学ぶ範囲から出題され、試験時間内に正しく解答する力が求められます。対策の基本は過去問題を解くこと。大学入試センターのホームページで試験内容に関する最新情報が公開されているため、確認しておきましょう。

センター試験利用入試はここに注意!

①2016年度で新課程に移行するセンター試験

2015年度は一部移行でしたが、2016年度からセンター試験は全面的に新課程に移行します。科目や選択方法が変わるため、必ずチェックしておきましょう。また、2015年度は旧課程履修者(既卒生、浪人生)への経過措置がとられましたが、2016年度は実施されないので気をつけてください。

②受験科目と配点比率を早めにチェックしておこう

志望校の受験科目や出題範囲、配点比率、単独型か併願型かなどを早めに確認し、受験するメリットがあるかどうかを判断しましょう。一つの学部学科で、科目数や選択方法の異なる複数のタイプを設けているところもあります。

③募集人員と合格基準点に注意しよう

受験生にとっては受けやすい入試ですが、受かりやすい入試とは一概にいえません。一般入試よりも募集人員が少なく、特に難関私立大学では競争率が高くなっています。ただし、募集人員に対して実際の入学者数が多いなど難易度が低い場合もあり、大学・学部学科によって異なります。昨年のデータなどを参考に検討しましょう。

私立大学センター試験利用入試のスケジュール

9~10月にまずはセンター試験を出願
センター試験利用入試の出願時期はセンター試験「前」か「後」

センター試験の出願期間は9月下旬~10月上旬です。センター試験利用入試の出願は、センター試験の前の場合と後の場合があるので出願し忘れないように。単独型は出願のみで結果が決まりますが、併用型は個別試験があるため、合否が決まる時期は単独型よりも遅くなります。

ここで紹介するスケジュールは一般的な例ですので、実際は各大学のホームページで確認してください。

私立大学センター試験利用入試に関する4つのポイント

  1. Step 1
    志望校のホームページや大学案内を確認する

    センター試験利用入試は、一般入試と同じく教科・科目の出題範囲や配点などが複雑なので、十分な理解が必要です。6月ころから入試情報が公開されるため、最新の入試要項・募集要項を確認しておきましょう。

  2. Step 2
    入試説明会に参加する

    オープンキャンパスや学校見学会で実施されている説明会に積極的に参加して、資料入手や担当者に相談しましょう。

私立大学センター試験利用入試に関する4つのポイント

Point
1

センター試験の成績を利用して複数校を受験でき、進学先の幅が広がる!

Point
2

センター試験のみで合否が決まる「単独型」と、個別試験も行われる「併願型」がある。

Point
3

出願時期がセンター試験前の場合と、後の場合がある。

Point
4

一般入試に比べて難易度が上がる傾向がある。