文系/理系の選択

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文系/理系の選択

将来を見据えた文系・理系の選び方!

高校入学後に自分の学ぶ方向性を決める文理選択。文系コースと理系コースでは学ぶ分野に大きな違いがあり、文理選択はその後の人生を左右する大きな機会の一つであると言えます。しかし、ほとんどの生徒にとって自分が学ぶことを自分で決めるというのは初めてのこと。選択の基準や注意すべきポイントを確認し、後悔のないよう十分検討しましょう。

[出典]
国立教育政策研究所「中学校・高等学校における理系進路選択に関する調査研究」(2011~2013年)
※文理のコース分けがない高校、無回答の高校は省く。

文理選択とは

大学での学び、将来の仕事とも関わってくる大事な選択!

半数以上の普通科高校で、今後自分が文系と理系の学問のどちらを学んでいくのかを選ぶ機会が設定されています。今後学んでいく分野を決めることは、大学進学のみならずその後の人生にも影響するという意味で、大変重要です。目先の受験だけにとらわれるのではなく、しっかりと情報収集をした上で周囲の人にも相談しつつ、じっくり検討するようにしましょう。

文理選択と大学進学

高校で文系理系のどちらを選ぶかは、大学で学ぶ分野や受験する学部と関わってきます。学部は文系・理系・文理融合系に分けられ、文系学部への進学を希望する場合は文系、理系学部への進学を希望する場合は理系を選択するのが基本。文理融合系の学部は、どちらを選んでいても受験できることがほとんどです。

※あくまで一般的な例であり、高校や大学によって異なります。

文理選択の時期 将来就きたい仕事

高1の秋~冬に選択し、高2の4月からコース分け、クラス分けされる場合が多い

文理選択を考える最初の機会として、1年生の夏休み前後から希望調査が行われます。その後、教員との個人面談や親も交えた三者面談を行い、秋~冬の間に最終希望を提出する、という流れが一般的です。提出した最終希望は教員のチェックを経て、問題がなければ2年生の春から文理に分かれた授業が開始されます。1年生で文理選択を行うことで、早い時期から高校3年間の進路目標を意識して、効率的に学習を進めることができます。ただし、これらはあくまで一般的な流れですので、通っている高校での決定時期はきちんと確認してください。

一般的な文理選択のスケジュール

※あくまで一般的なスケジュールです。文理選択の時期は高校によって異なります。
※文系・理系にコース分けをしない高校もあります。

コースに進んだ後に、文転・理転はできる?

理系コースから文系コースに転向することを文転、逆に文系から理系に転向することを理転といいます。一見決断を保留して検討期間を延長できる有効な策のように感じられますが、あまりお勧めできません。文系コースと理系コースでは科目ごとの必要単位数に差があり、コースを変更した後には周囲の学生に追いつくための努力が必要となります。特に理転は理系科目の勉強の遅れを自力で取り戻す必要があり、文転よりも困難であると言われています。よく考えたうえで、将来のために文転・理転するのなら良いですが、安易な考えでのコース変更は避ける方が賢明でしょう。

文理選択のポイント

将来就きたい仕事や、学びたい学問、趣味や興味から考えよう

将来に関わる重要な文理選択は、一体何を基準にすればいいのか分からないという場合も多いでしょう。そこで文理選択の際に注意すべき3つのポイントをご紹介します。

  1. 1将来就きたい仕事から考える

    学生時代に文系の学問を学んでいたか理系の学問を学んでいたかで、就職できる仕事の種類が制限される可能性があります。そこでまず「自分が将来どんな仕事をしたいのか」を考えることから始めてみましょう。医者を志すなら理系コースを選択し医学部に進学する必要がありますし、弁護士を志望するなら法学部に進学するために文系コースで学ぶのが一般的です。明確な志望職業がない場合でも、どういった分野で働きたいかという希望があれば、文理選択の判断材料にすることは可能です。少しでも描いている将来像がある場合は、先生や家族に相談してみましょう。

  2. 2学びたい学問から考える

    将来の職業まではまだ考えられていないという場合は、今後どういったことを学びたいのか考えてみましょう。学びたいことがあれば、志望する学部を絞り込むことができますし、学部が固まれば入試に必要な科目などからコースを選ぶことができます。

  3. 3趣味や興味のあることから考える

    将来の職業や学びたいことという基準だけでは決められない人は、自分が好きなものが何か考えてみましょう。例えばパソコンを触ったり天体観測をしたりすることが好きなら、情報科学や天文学を学べる理系、小説を読んだり歴史を学んだりするのが好きなら、文学や歴史学を学べる文系など、好きなものから自分が何に関心を抱いているのか見極めることができます。ちょっとしたことでも、学びたいと思える分野を見つけるきっかけとなります。

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ここに注意! 文理選択の落とし穴

文理選択に際して、失敗しがちなポイントをまとめました。後悔しないよう、ここまで紹介した内容と併せて確認してみてください。

①単純なイメージだけで選ばず、しっかり調べよう

経済学や経営学・心理学など、文系の学問でも数学や統計など理系の知識が必要な学問もあります。入試で必要ない場合でも、進学後に多かれ少なかれ数学を学ぶ機会があるのがほとんどです。また、一見理系のように思える「総合情報学部」などの学部は、文理融合型という性格から文系の科目だけで入試を受けられる大学もあります。一方、理系の研究者が英語で論文を書くことも多いです。学びたい分野や就きたい職業がある人は、イメージにとらわれず希望を叶えるために必要な科目をきっちりと調べるようにしましょう。

②科目の得意・不得意だけで選ぶと後悔する場合も

「国語が得意だから文系」「数学が得意だから理系」と、科目の得意・不得意だけで安易に文理を決めてしまうのは危険です。得意でも興味の持てない方を選択してしまうと、勉強の意欲が湧かず受験直前に後悔する場合があります。今の時点で不得意な科目でも、今後の勉強の取り組み方によって成績は変わってきます。長い目で見て自分が本当に興味を持てることは何なのか、よく考えるようにしてください。

③最近は理系が人気? 漠然とした流行に流されないように!

理系の研究成果が目立ったり、製造業や技術職で理系出身学生が優遇されるケースがあったりすることを背景に、近年では理系が人気と言われています。しかし、これはあくまで現時点での話であり、実際に皆さんが受験する時期まで続いているかは分かりません。また、流行の学問を学んだところで、興味を持てなければ学ぶ意欲を維持することは困難です。将来のことも加味して、何を学びたいのか主体的に考えるよう心がけましょう。

文系・理系の選択に関する3つのポイント

Point
1

文理選択は大学進学、ひいては将来に関わる重要なイベント!

Point
2

就きたい仕事や学びたい分野を参考に、文理を考える必要がある

Point
3

イメージや得意・不得意だけで考えず、主体的に学びたい学問を選ぼう