なりたい職業の見つけ方

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なりたい職業の見つけ方

なりたい職業が見つからない?
将来の夢と職業の探し方

あなたには将来の夢はありますか? 幼い頃には誰しも叶えたい夢を考えるものですが、進路を決断しなければいけない時が近づくと深く迷ってしまう人も多いはずです。人生の岐路ともいえる重要な場面で後悔をしないよう、自分に合った職業を見つける方法を紹介します。

熱中していることや趣味に関連する業界・職種を調べてみよう

好きなことをたくさん書いて、どこが好きなのかリスト化してみよう

将来の職業を探るヒントは、あなたの「好きなこと」に隠されていることがあります。まずは、自分の好きなことをできるだけたくさん挙げてみましょう。小さな可能性も見逃さないようにするため、細かいルールを決める必要はありません。純粋な興味・関心があるもの、お金や時間をかけている趣味、周りを忘れるほど熱中している活動など、自由に考えてみてください。音楽、野球、ロボットが好き、体を動かすこと、ショッピングに出かけることが好き……というように、対象は何でも構いません。
今の自分が好きなことをある程度書き出したら、次に「今までの自分が好きだったこと」にスポットを当ててみましょう。将来の進路を考える時には、過去を振り返るのも大切。幼い頃に取り組んでいた習い事や遊び、練習に打ち込んだ部活動など幅広く考えてみてください。熱中して達成できたことや、あるいはチャレンジが失敗に終わったことも思い返していきます。
自分だけで思いつかない時には、親や兄弟姉妹、友人、学校の先生など周囲の人に聞いてみるのも一つの手。「いつも特定の話題がのぼる」「あることに取り組む時は真剣な表情になる」など、自分で気づいていなかった一面が会話の中から発見できるかもしれません。
好きなことを羅列すると同時に、それのどこが好きなのか、なぜ好きなのかも考えてみるといいでしょう。明確な理由を挙げられるものは、将来の進路に大きな影響を与える可能性がありますよ。

好きなことリスト(例)
今の自分が好きなこと
  • 映画
  • 旅行
  • ファッション雑誌を眺めること
  • 父の日曜大工の手伝い
これまでの自分が好きだったこと
  • ピアノ教室に通っていた
  • 友達と新しい遊びを考えるのが好きだった
  • テニス部に所属していた→県大会に出場
  • 歴史の勉強が好きだった
周囲の人から言われたこと
  • 「野球に詳しい」
  • 「絵を描くのが上手」
  • 「いつも遊びの計画を立ててくれる」

好きなことや趣味に関連する業界・職業例

好きなことリストを作成したら、それぞれに関連する業界・職業を探してみましょう。「映画が好きだから映画監督」「スポーツが好きだからプロの選手」というような直接的な連想だけではなく、その分野と間接的に関わることができる仕事も広く調べていきます。自分が思う以上に多様な職種が存在しており、その過程で新たに関心を抱くものに出合えるかもしれません。本や雑誌、インターネットを活用するといいですよ。

旅行が好きな場合

旅行が好きと言っても、どんなところが好きかを細かく分析することで、候補に挙がる職業の方向性も変わってきます。旅行代理店でプランを提案するトラベルコーディネーターや、日本国内の観光地や文化をPRする観光庁職員など、一つのキーワードでも関連する職業は多岐にわたります。

例えばこんな仕事
  • ツアーコンダクター
  • トラベルコーディネーター
  • 海外現地ガイド
  • 客室乗務員(フライトアテンダント)
  • トラベルライター
  • 外交官
  • 観光庁職員
スポーツが好きな場合

自分が選手になる以外にも、スポーツに関わる職業はたくさんあります。選手のコンディションをサポートするスポーツトレーナーや、スポーツイベントの企画・運営を担うスポーツプロモーター、スポーツ用品を作るメーカーで働くなど、さまざまな業界が関係しているのです。

例えばこんな仕事
  • スポーツトレーナー
  • メディカルスタッフ
  • 体育教師
  • スポーツプロモーター
  • スポーツ用品メーカーで働く
  • スポーツのチームや組織で働く

学問・仕事ガイドで自分の興味に関連する職業を見つけよう!

自己分析で自分の長所・自分が感動する瞬間など、自分を掘り下げて考えてみよう

就職活動の準備でも重要と言われている自己分析。これまでの人生を振り返り、「自分は何に興味があるのか」「どんな価値観を持っているのか」などを明らかにしていく作業です。就活準備としてはもちろん、大学への進学を考える際など、将来の方向性を探るためには必要なステップだといえるでしょう。

自分が感動した瞬間が大切?

あなたが最近感動したことは何ですか? これは就職活動の面接でもよく使われている質問の一つで、面接官が就活生の物事の捉え方や感受性、学習能力を知るために聞いているもの。職業探しにおいて、自分の価値観を知ることは重要なポイントです。「何に対して感動したか」「それをどう感じたか」「どのような学びを得たか」を思い返してみましょう。

短所は長所。自分の良さを知る方法

「自分の長所を生かす」という視点から職業探しをするのも大切ですが、そもそも自分の長所と短所を見つけるのが難しい、という人は多いのではないでしょうか。中には短所ばかりに目が向いてしまう人も少なくないはず。しかし、短所があるということは長所も併せ持っているということ。ちょっとした言い換えで、短所も長所になり得るのです。
例えば、「優柔不断でなかなか行動に移せない」は「慎重に状況を判断できる」。「頑固で人の意見を聞けない」は「信念が強く、自分の意見を持っている」。自分の特性を把握した上で、違う視点から分析してみてください。発見した長所は、さらに伸ばしていく努力をしましょう。

心理学理論に基づいた性格診断で自己分析

自己分析につまずいたら、心理学者などが考案した性格診断テストを活用するのも一つの手。客観的な視点で自分を見つめ直すきっかけになり、気づいていなかった意外な側面を発見できるかもしれません。
性格を5つの心の領域に分けて分析する「エゴグラム」や、9つのタイプに分類する「エニアグラム」、4つの指針の組み合わせによって16種類の結果を与える「16類型性格診断」などが代表的です。得られた診断結果を職業探しの参考にしてみましょう。

自分で気づいていない選択肢や可能性を広げる、
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仕事・職業=夢じゃなくてもいい。将来のライフスタイルから考えてみよう

やりたいことはあくまで趣味にする選択肢も

好きなことを仕事にできたら、きっと楽しいはず。そんな考えで趣味から将来の職業を導き出すことは決して間違いではありませんが、その一方で、趣味と仕事は明確に分けるべき、という意見を持つ人もいます。好きなことを仕事にすると、一体どのようなメリット・デメリットが生じるのでしょうか。
趣味と仕事の違いは多々ありますが、一般的に仕事は自分以外の誰かのために行うもので、業務を成し遂げた時にはその対価が支払われます。締め切りを守ったり、責任を負ったりしなければならない場面も数多くあるでしょう。趣味とは自分のための行為であり、目的を達成できなくても責任が問われることはありません。
趣味を仕事にするメリットとしては、夢中になって取り組める、より大きなやりがいを得られる、といった点があるでしょう。デメリットは、客観的かつ冷静な判断ができなくなり業務に支障が出たり、時間の制約や責任、報酬が絡むとやる気がなくなったりする可能性があること。どちらの選択が合っているかは人それぞれです。好きなことを追求し続けたいのか、それとも明確に線引きしたいのかをしっかりと考えてみましょう。

「やりたくないこと」や「理想のプライベート」を書き出してみよう

人付き合いや早起きが苦手、というように、どうしても克服できないことや、譲れないライフスタイルがある人は少なくないはず。後悔のない職業選びを実現するためには、環境や待遇、プライベートの過ごし方まで考える必要があります。
とはいえ、できないことを単に避けた職業探しをしていては、選択肢を減らすだけ。なぜ苦手なのか、どの程度頑張れるのかを考えて、やりたいことやできることを絞り込んでいきます。自分の時間を大切にしたい人は「ワーク・ライフ・バランス」にも注目し、仕事とプライベートを両立できるような職業選びを。10年後や20年後に、自分がどんな生活をしていたいか想像してみてください。実際に働き始めた際にイメージとのギャップが生じないよう、しっかりと調べておきましょう。

自分の性格・思考=幼い頃の過ごし方?

自分の性格や考え方の基礎は、歳を重ねても大きく変化しません。自由気ままに過ごした幼少期を思い返し、自分の根幹となる特性に沿った職業選びをするのも一つの手です。「リーダー格でいつも友人を引き連れていた」「屋内で遊ぶのが好きだった」など、幼少期の些細な情報に理想の職業や働き方のヒントが隠されているかもしれません。

業界・職業の候補が見つかったら、進路を考えてみよう

仕事に必要なスキルを調べよう

自分に合った業界もしくは職業をいくつか絞り込めたら、まずは仕事をするために必要なスキルや、重宝される資格などを調べます。専門的な知識が求められたり、人とのコミュニケーションや協調性が求められたりと、職業によってさまざま。求人の募集要項などに記載されているので、インターネットを活用して探してみましょう。今の自分の能力と照らし合わせたり、具体的な仕事内容をイメージしたりしながら調べるといいですよ。

全22分野・1,000以上の職業から調べてみよう!

必要なスキルに関連した学問分野を探そう

自分に合う職業に必要なスキルが判明したら、それらを習得できる学問分野を調べます。研究や教育内容の多様化・細分化が進んでおり、中には名前だけ見てもどんな教育が行われているのか分かりにくい場合も。しっかりと情報を集めて、自分に合った学部・学科を見つけましょう。

必要なスキル例
ツアーコンダクター
  • 英語やその他の外国語
  • 一般旅行業務取扱主任者等の資格
メディカルスタッフ
  • スポーツと健康管理の専門知識
  • 理学療法士等の資格

学べる学問や目指せる職種などから大学や専門学校を検索してみよう!

必要なスキルを習得できる学問分野例

旅行が好きな場合
ツアーコンダクター
  • 社会学
  • 語学(外国語)
  • 観光学
  • 国際文化学
スポーツが好きな場合
メディカルスタッフ
  • 健康科学
  • 保健衛生学
  • 体育学
  • スポーツ学
  • 栄養学

中には特別な資格が必要な職業も

公務員や医療系をはじめ、特別な資格を取得しなければならない職業も多々あります。大学で専門教育を受けると受験資格が与えられる場合や、特定の課程を卒業しなければ資格が取得できない場合もあるので、徹底したリサーチが必要です。

みんなはどうやって決めた?先輩の職業の決め方・見つけ方

社会で活躍する先輩たちは、どのように今の職業を選んだのでしょうか。いくつかのインタビューをもとに紹介します。

幼稚園教諭

「子供が好きで、この職業しか思いつきませんでした。」(26歳、女性)

動物看護師

「幼い頃にペットの具合が悪くなった時、動物病院で動物看護師の方が丁寧に対応してくれました。私にも優しく声をかけてくださったことなどから、憧れを抱くようになりました。」(28歳、女性)

フェイシャルエステティシャン

「私自身、肌のトラブルで悩んでいた時期があり、同じ悩みを抱えている人の役に立ちたいという想いでこの仕事に就きました。」(29歳、女性)

弁理士

「大学生の時に、インターンシップに行った企業でこの職業を知りました。専門家らしい働き方を見て、素敵な職業だなと思ったことがきっかけです。」(31歳、男性)

航空整備士

「自分の親の影響もあり、小学生の頃から技術者に憧れていました。」(29歳、男性)

なりたい職業の見つけ方に関する3つのポイント

Point
1

自分の趣味や好きなことから業界・職業を探す方法がある

Point
2

自分の性格や価値観に合った業界・職業を探す方法がある

Point
3

理想の性格や思考、人生設計から業界・職業を絞り込む方法がある