先輩・先生・授業
毎日が挑戦。ハードだけど、やりがいのある毎日。
卒業生 仕事 パン職人
田中 樹里 さん
パン本科
(國學院大學栃木高等学校出身)
2011年卒業
プロフィール
実家がとんかつ店で、「つくる」仕事は身近なものでした。父から修行時代の話なども聞き、「つくる」仕事ってすばらしいなと子どもの頃から自然に思っていました。家でもよくケーキやプリンなどのお菓子をつくっていましたが、中でもパンに興味がありました。東京製菓学校の体験入学に行ってみて、パン職人への道に進むことを決意。難しいパンへの挑戦が楽しいです。
現在の勤務先
東京ベイ舞浜ホテル
ホテルのパンは、時間との戦い。学生時代の実習経験が生きています。
1日4〜5種類を毎日。パンは種類が多彩で、毎日実習しても足りないくらいでした。なかでもフランスパンは、材料はシンプルなのに成型がとっても難しい。同じ材料で同じようにつくっているのに、つくる人によって出来上がりや味が全然違うのが、パンづくりの難しさであり楽しさでもあります。東京製菓学校には、体験入学であんパンをつくってみて楽しかったから入学したのですが、本当に実習ざんまいの日々でした。ホテルは大変だとは聞いていたのですが、総合的な職業経験を積みたくてホテルに就職しました。私が勤めているホテルは朝食がビュフェスタイルなので早朝から膨大な量のパンをつくります。しかもパン部門はオーブンの係が1人と成型が2人という少人数。戦力となれているのは、学生時代の実習経験のおかげです。同じフロアー内ではケーキをつくっているので、パティシエさんから繊細なデコレーションのこつを教わるなど学べるチャンスがあります。
自分の仕事に集中し、責任を持って仕事に取り組む。
早朝から仕事がはじまります。朝食ビュッフェの6時開店までに全6種のパンをどんどん成型して焼いていきます。その日によってどのパンがどれだけ出るかわからないので、開店後は連絡に応じてどんどんつくります。ビュッフェが閉まる朝10時までは、まさに時間との戦いですね。当ホテルにはベーカリーショップもあるので、それ以降はショップ用のパンをつくります。また、ホテル内レストランでお出しするパンもオーダーに応じてつくります。発注や在庫管理などの雑務も担当していますが、業者さんとのやりとりなども将来に向けた勉強になっています。私は1つのことに取り組むと同時に他のことが考えられないタイプなので、できないことにまで手を出さず、そのときの自分の仕事に集中し、最後まで責任を持って完成させることを心がけています。
いつでも最高に美味しいパンをつくれるパン職人に。
東京製菓学校の良かったところは、実習が多いことはもちろんですが、先生方が一生懸命教えてくださったのが有り難かったです。実技テストなどは大変でしたし、きっちりと教えてくださるのはプレッシャーに感じたこともありましたが、社会に出てみて、大切なことを教えてくださっていたのだと改めて実感しています。将来は、ドイツパンのお店を持ちたいと考えています。ドイツパンのお店はそうたくさんありませんが、ライ麦を発酵させてつくる、手間ひまのかかるもの。そこがとってもおもしろいと感じるのです。学生時代はドイツパンのお店でアルバイトもしていました。パンづくりは、仕込みの状態や気温、湿度など、同じつくり方をしても日によって出来上がりが全く違います。どんな条件のときでも最高に美味しいパンがつくれるよう、これからもがんばるつもりです。



